131 / 202
第八章〈殺人者シャルル〉編
8.14 黒衣の使者(1)
しおりを挟む
幼なじみでいとこのジャンは、幼少期に母と死別した。
亡き母が遺した紙切れを手がかりに、実父の王弟オルレアン公に会いに行くと、その父も死んでいた。政敵のブルゴーニュ無怖公に殺されていた。
ジャンは、亡き父の正妻オルレアン公夫人に対面した。
黒衣の貴婦人は、夫の不義の子であるジャンを保護して修道院に預けると、翌年、失意のうちに亡くなったらしい。
「オルレアン公の居城、ブロワ城にございます」
馬車越しに、護衛隊長のシャステルが次の訪問先を告げた。
王太子の馬車列はラ・ロシェル視察を終えると、再びロワール渓谷をさかのぼり、流域の中ほどにあるオルレアン領を訪れた。
「ここが、ジャンとシャルル・ドルレアンの本拠地か……」
現在のオルレアン公は、ジャンの異母兄シャルル・ドルレアンだ。
狂人王シャルル六世の甥で、私のいとこでもある。
アジャンクールの戦いで敗北してイングランドに捕らわれ、長らくロンドン塔に幽閉中の身だ。
オルレアンは領主不在のまま、すでに三年が経とうとしている。
「ようこそおいでくださいました」
「出迎え、大儀である」
幼少期のジャンと同じように、いや、おそらくジャンよりもはるかに丁重に、私は黒衣のオルレアン公夫人から出迎えを受けた。
彼女はシャルル・ドルレアンの妻、すなわち、現在のオルレアン公夫人だ。
近年、夫の代わりに、領主代理としてオルレアン領を統治している。
名をボンヌ・ダルマニャックという。
うら若き25歳の貴婦人だが、父親によく似た理知的な灰色の瞳をしていた。
(この人がアルマニャック伯の娘……)
定型文の挨拶を交わしながら、私は不思議な感覚を覚えた。
ボンヌとは初対面なのに、とても懐かしくて、それでいて泣きたくなるような。
「心からのお悔やみを申し上げる。短い間だったが、貴女の父君アルマニャック伯にはずいぶんと世話になった」
「恐れ入ります。亡き父も、神の御元で喜んでいることでしょう」
ボンヌは、亡き父の服喪のために黒衣をまとっていた。
一方の私は、決して派手ではないが、アンジュー公ゆかりの衣服を着ていた。
(私は、パリから逃げたんだ……)
犠牲者遺族の悲しみに共感しながら、後ろめたさも感じていた。
私はボンヌの顔を正視することができず、ずっと伏し目がちだったが、冷淡だと思われたくなくて、ぼそぼそと言葉を続けた。
「アルマニャック伯だけじゃない。オルレアン公も、ジャンも……」
「あぁ、王太子殿下と義弟は幼なじみでしたね」
オルレアン公の一族は、みんな王家の犠牲者となった。
始まりは、王弟オルレアン公の暗殺だった。
後継者のシャルル・ドルレアンは、亡き王太子ルイの代理としてアジャンクールに参戦して捕らわれた。
デュノワ伯ジャンは私の身代わりとなってパリに残り、ずっと行方不明だ。
「誰もいなくなってしまった」
落ち込むと、思い出す言葉がある。
アルマニャック伯は、初めて会ったときに、「顔をあげてください。そうでなければ、私どもはさらに頭を垂れなければなりません」と言って腰を曲げ、私の顔を覗き込んでいた。
私は心を奮い立たせると、重い頭を持ち上げて、ボンヌを見据えた。
「貴女に恨まれても仕方がないと思っている」
「まぁ殿下、何をおっしゃいますの。父と義父を殺したのはブルゴーニュ公です。夫を連れ去ったのはイングランド王ヘンリー五世。無怖公とヘンリーを憎みこそすれ、王太子殿下をお恨みする理由はひとつもございません」
私は王太子だ。
次期国王だが、狂気の父に代わってすでに最高権力者という立場だ。
強くあらねばならないのに、いつも臣下に守られ、今もまた犠牲者の遺族に慰められている。
「……ああ、そうだね」
うなずくのが精いっぱいだった。
私は責められたいのだろうか。それとも、慰めが欲しいのだろうか。
***
重い空気を破ったのは、はしゃぐような子供の声だった。
「お母様、コルネイユが来たわ!」
乱入者は、マリー・ダンジューの弟ルネと同じ年頃の少女だった。
ルネはそろそろ9歳になる。私とマリーが初めて出会ったときの年齢だ。
「ジャンヌ、王太子殿下の御前ですよ」
「えっ、うそ……!」
ジャンヌと呼ばれた少女は、私とボンヌと、王太子を取り巻く臣下たちを認めると、驚いたように立ち尽くした。
「コルネイユ?」
飛び入りの客人か、または使者の名前だろうか。
ダブルブッキングは非礼とされるが、このようなご時世だ。
急使の来訪はよくあることだった。
誰かが「王太子に失礼を働いた」という理由で叱られるのは好きではない。
この少女が叱責される前に、私みずから取りなしをしようと思ったが、少女は誰よりも早く声をあげた。
「……パパなの?」
少女はそう言って、怪訝そうに私を見つめた。
私は絶句した。まだ15歳で未婚の王太子なのにパパになれる訳がない。
いくらなんでも無理がありすぎる。
だが、この場にいる者たち——シャステルやマリーまでもが「パパ」と呼ばれた私に視線を注いだ。
違う、私はパパじゃない!
亡き母が遺した紙切れを手がかりに、実父の王弟オルレアン公に会いに行くと、その父も死んでいた。政敵のブルゴーニュ無怖公に殺されていた。
ジャンは、亡き父の正妻オルレアン公夫人に対面した。
黒衣の貴婦人は、夫の不義の子であるジャンを保護して修道院に預けると、翌年、失意のうちに亡くなったらしい。
「オルレアン公の居城、ブロワ城にございます」
馬車越しに、護衛隊長のシャステルが次の訪問先を告げた。
王太子の馬車列はラ・ロシェル視察を終えると、再びロワール渓谷をさかのぼり、流域の中ほどにあるオルレアン領を訪れた。
「ここが、ジャンとシャルル・ドルレアンの本拠地か……」
現在のオルレアン公は、ジャンの異母兄シャルル・ドルレアンだ。
狂人王シャルル六世の甥で、私のいとこでもある。
アジャンクールの戦いで敗北してイングランドに捕らわれ、長らくロンドン塔に幽閉中の身だ。
オルレアンは領主不在のまま、すでに三年が経とうとしている。
「ようこそおいでくださいました」
「出迎え、大儀である」
幼少期のジャンと同じように、いや、おそらくジャンよりもはるかに丁重に、私は黒衣のオルレアン公夫人から出迎えを受けた。
彼女はシャルル・ドルレアンの妻、すなわち、現在のオルレアン公夫人だ。
近年、夫の代わりに、領主代理としてオルレアン領を統治している。
名をボンヌ・ダルマニャックという。
うら若き25歳の貴婦人だが、父親によく似た理知的な灰色の瞳をしていた。
(この人がアルマニャック伯の娘……)
定型文の挨拶を交わしながら、私は不思議な感覚を覚えた。
ボンヌとは初対面なのに、とても懐かしくて、それでいて泣きたくなるような。
「心からのお悔やみを申し上げる。短い間だったが、貴女の父君アルマニャック伯にはずいぶんと世話になった」
「恐れ入ります。亡き父も、神の御元で喜んでいることでしょう」
ボンヌは、亡き父の服喪のために黒衣をまとっていた。
一方の私は、決して派手ではないが、アンジュー公ゆかりの衣服を着ていた。
(私は、パリから逃げたんだ……)
犠牲者遺族の悲しみに共感しながら、後ろめたさも感じていた。
私はボンヌの顔を正視することができず、ずっと伏し目がちだったが、冷淡だと思われたくなくて、ぼそぼそと言葉を続けた。
「アルマニャック伯だけじゃない。オルレアン公も、ジャンも……」
「あぁ、王太子殿下と義弟は幼なじみでしたね」
オルレアン公の一族は、みんな王家の犠牲者となった。
始まりは、王弟オルレアン公の暗殺だった。
後継者のシャルル・ドルレアンは、亡き王太子ルイの代理としてアジャンクールに参戦して捕らわれた。
デュノワ伯ジャンは私の身代わりとなってパリに残り、ずっと行方不明だ。
「誰もいなくなってしまった」
落ち込むと、思い出す言葉がある。
アルマニャック伯は、初めて会ったときに、「顔をあげてください。そうでなければ、私どもはさらに頭を垂れなければなりません」と言って腰を曲げ、私の顔を覗き込んでいた。
私は心を奮い立たせると、重い頭を持ち上げて、ボンヌを見据えた。
「貴女に恨まれても仕方がないと思っている」
「まぁ殿下、何をおっしゃいますの。父と義父を殺したのはブルゴーニュ公です。夫を連れ去ったのはイングランド王ヘンリー五世。無怖公とヘンリーを憎みこそすれ、王太子殿下をお恨みする理由はひとつもございません」
私は王太子だ。
次期国王だが、狂気の父に代わってすでに最高権力者という立場だ。
強くあらねばならないのに、いつも臣下に守られ、今もまた犠牲者の遺族に慰められている。
「……ああ、そうだね」
うなずくのが精いっぱいだった。
私は責められたいのだろうか。それとも、慰めが欲しいのだろうか。
***
重い空気を破ったのは、はしゃぐような子供の声だった。
「お母様、コルネイユが来たわ!」
乱入者は、マリー・ダンジューの弟ルネと同じ年頃の少女だった。
ルネはそろそろ9歳になる。私とマリーが初めて出会ったときの年齢だ。
「ジャンヌ、王太子殿下の御前ですよ」
「えっ、うそ……!」
ジャンヌと呼ばれた少女は、私とボンヌと、王太子を取り巻く臣下たちを認めると、驚いたように立ち尽くした。
「コルネイユ?」
飛び入りの客人か、または使者の名前だろうか。
ダブルブッキングは非礼とされるが、このようなご時世だ。
急使の来訪はよくあることだった。
誰かが「王太子に失礼を働いた」という理由で叱られるのは好きではない。
この少女が叱責される前に、私みずから取りなしをしようと思ったが、少女は誰よりも早く声をあげた。
「……パパなの?」
少女はそう言って、怪訝そうに私を見つめた。
私は絶句した。まだ15歳で未婚の王太子なのにパパになれる訳がない。
いくらなんでも無理がありすぎる。
だが、この場にいる者たち——シャステルやマリーまでもが「パパ」と呼ばれた私に視線を注いだ。
違う、私はパパじゃない!
10
あなたにおすすめの小説
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
征空決戦艦隊 ~多載空母打撃群 出撃!~
蒼 飛雲
歴史・時代
ワシントン軍縮条約、さらにそれに続くロンドン軍縮条約によって帝国海軍は米英に対して砲戦力ならびに水雷戦力において、決定的とも言える劣勢に立たされてしまう。
その差を補うため、帝国海軍は航空戦力にその活路を見出す。
そして、昭和一六年一二月八日。
日本は米英蘭に対して宣戦を布告。
未曾有の国難を救うべく、帝国海軍の艨艟たちは抜錨。
多数の艦上機を搭載した新鋭空母群もまた、強大な敵に立ち向かっていく。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる