実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華

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【作戦実行 再開】本編

隠れ鬼③

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「よし!捕まえた~」

「うわ…マジかよー」

校舎の外からそんな声が聞こえてくる。



内心ビクビクしながら
俺はどこかに隠れようと悩んでいると…

「お!りょうやっと見つけたぞ~」


___ビクッ!

心臓飛び出るかと思った。マジで。


「!?」

ふいに後ろから声をかけられ俺は勢いよく後ろを振り返った。

「やっほ~」

と、けいが手をひらひらさせながら降ってくる。

(やばい…見つかちゃった…)

絶対捕まりたくねぇ…。




「や、やっほぉ……」

俺は頬をひきつりながら笑顔で手を振り返…さない!


「さーーーーよーーーーなーーーーーーらーーー…」

俺はダッシュで逃げた。


安心しろ。俺!
見つかったがまだ捕まった訳じゃない…。
何としても逃げ切るんだ。

「待ってよ~」

って早っ!?

やばい…このままじゃ追いつかれる~(泣)


「みっなさーーん!慶島豊はここでーす!捕まりたい人は早く来ないとチャンスなくなるぞーーー!!!」

俺は大声で叫ぶ。


___ダッダッダ…


ものすごい数の足音が近づいてくる。

『キャー』(←男ですww)

豊が男(乙女?)の群れにもみくちゃにされる。

「え、ちょ、り、りょう??まっ…」

「けい…達者でな…グスン。」

俺は泣き真似をしながらその場を離れた。

「待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…」

というけいの叫びが聞こえた気がする…。






「ふぅ…危なかったぜ…。」

それにしても…
さすがは攻略対象者だな!男(乙女)からの人気がすごかった。

そのおかげで助かった!!

それにしても…

「波瑠と流星いないなぁ…」

俺はトボトボと歩きながらどこか隠れる場所を探しながら波瑠と流星を探した。


俺は不意に窓から外の様子を伺った。

これが間違いだった…。

俺はすぐに隠れた。

俺の目線の先には蓮がいた。しかも目が合って…恐る恐るもう一度覗いて見た。

が、そこにはもう蓮の姿はなかった。

(…あれ?気のせいかな…)

疲れのせいで幻が見えたのだと思った。

この声が聞こえるまでは…

「ふふ…追いつきまたよ、りょうくん。絶対に捕まえます」

あ…幻ではなかったようです。
現実逃避していいかなー?

それに…
顔は笑ってるのに瞳がガチなんですけどー?この人…

めっちゃ怖い…。


「失礼しまーーーーーーーーーーーーす」

本日2回目の猛ダッシュ。


(き、きつい…)


前世が帰宅部だった俺には超きつい。これまでも部活なんて入ってこなかったし…


あの作戦だ!

すぅ~…

俺は深く息を吸い込むと…

「みっっなさーーーーーん!ここに江上蓮がいまーーーーーーす!逃げる人は来ないと損するよーーー!」

と力強く叫んだ。

さっきと同様、ものすごい数の足音が近づき、あっという間に蓮は男(乙女)に囲まれた。

「グスン…。蓮…達者でな…」

よし!この隙に…

「皆さん。ちょっと離れろ…ゴホッ…てください。」

低い声が響き渡り、男の群れがサッと避けた。

今のは…蓮の声…なのか??

あ…蓮と目が合っ…

おっと…お怒りのようです。俺は逃げます。


「誰かたすけてぇ~~~っ」(泣)

俺は半分泣きべそをかきながら必死に走った。

捕まったら絶対殺られる…。

すると、誰かに腕を引っ張られ教室の中へと引きずり込まれた。






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