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【作戦実行 再開】本編

隠れ鬼②

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キーンコーンカーンコーン…


『それでは…今から隠れ鬼を開始致します。鬼の人はスタートしてください。』


さて…無事に隠れ鬼がスタートしたのだが…


俺は今、1人である。


なぜこんなことになっているのかというと、今から5分前…



波瑠と流星の2人と行動してたんだけど、校舎の中へと入っていく人の群れにもみくちゃにされた。

気づいたら2人とはぐれ1人になってしまっていたのだ☆


…ってこんな呑気に言ってる場合じゃねえわ!

(早く2人を探さねば…!!)

特に波瑠が危険だ!

俺が守ってあげないと…誰が波瑠を守るというのだ…。

初っ端から俺としたことが…本当、ダメダメだな…(泣)


すると…遠くから人の声が聞こえてくる。

俺は急いでものかげに隠れた。


「なぁなぁ!お前って誰狙いなのー?」

楽しそうな会話が聞こえてくる。

(この声は…鬼か??)


〝波瑠〟とか言ってみろ?このクソ野郎ども。
海の底にまで沈めてやるからな。


「そんなの…もちろん、あの噂の天使に決まってんだろ~」

「はあ~?!お前もかよ、こりゃあ…大変そうだな」

「ま!天使に俺達みたいなのがお願いできるなんて夢のまた夢だろうな」

そんな会話をしながら鬼たちは去って行った。


…は?
噂?天使?

一体誰のことだよっ!

もしや…波瑠?
いや、あいつは天使というより…悪m…ゴホッ!!

なんでもない…。

俺は悩みに悩んだ結果…結局誰のことなのか分からなかった。




❋❋┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❋❋
〈波瑠&流星 視点〉

「どこ行ったんだ…りょうのやつ」

「あ~くそっ!僕がりょうくんと手を繋いどけば、こんな事には…。こんなやつと2人なんて、、りょうくんと2人が良かった」

「ふん、こっちのセリフだ…」

「なんだと!?」

バチバチと睨み合う2人。





「あ!あれ、園田くんと大月くんじゃん、ラッキー☆捕まえようぜ!!」

「おう!ナニしてもらおっかな~♡」

2人を見つけた(てか隠れてもなかった2人…(笑))鬼が捕まえようとやってくる。


「「取り込んでるからいま邪魔しないで・すんな!失せろ。」」


低い声と鋭い目つきで鬼を睨む。

この目つきの悪さだけで人1人は殺せそう。マジで。

『ひぃ!は、はい!』


『し、失礼しました~』っと言って鬼2人は走って逃げていった。

「はぁ…てかこんな事してる場合じゃねぇ。」

「確かに…早くりょうくんを見つけなきゃ!りょうくんが襲われる前に…!!」

「そうだな。」

2人ともマジな顔に戻る。

りょうを探す旅(?)に出た。




さっきまでケンカしてたはずなんだけど…

りょうのことになると息があったり、あわなかったりする2人なのでした。






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