33 / 43
人体実験6
しおりを挟むハンスが去り、この場には変態を極めし者と変態を受け入れし者、そして静観する者の3人になった
静観する者としてルビィナは心を落ち着け部屋を見回す
ルビィナの前には恥じらう王弟
ルビィナの横には絶対零度の視線の伯爵令嬢
この二人の温度差が激しすぎた
そしてルビィナの立ち位置は伯爵令嬢の専属侍女
冷静に考えなくともどちらに味方するかは決まっている
「では後はお二人でごゆっくりと。私の仕事は終わりましたので次の仕事に参ります」
二人に一礼して素早く部屋を出て行く
勿論扉はきっちり閉めて
「アメリアにも体験して欲しいんだ」
ルビィナは権力と言う名の長い物に巻かれて部屋には変態と被害者の二人となった
「結構です」
即座に変態の誘いにアメリアは断りを入れた
「フフッ嬉しいよ。アメリアが了承してくれて」
「はっ?」
眉を寄せて困惑するアメリア
「アメリアってば照れちゃって。優しく結ぶから大丈夫。怖がらないで」
優しいとか激しいとかの問題ではない
変態にされるかの問題だ
満面の笑顔のビオルヘンの手には縄が握られている
「わたしは結構ですって言ったのよ!何よその縄は?向こうへやって…………」
悪寒が走り怯むアメリア
お気付きだろうか二人の結構ですの見解の差を
※結構ですの使い方にはご注意下さい
断りの意味と了承の意味でも使われ相手の良いように捉えられる為、詐欺師などに悪用されやすかったりもします
なので了承出来ない場合はハッキリ必要ないです又はお断りしますと言いましょう
元々目上の者が下の元々に活用していたものなので相手によっては上から目線や冷たい印象を与えるので使用する時はご注意下さい
二人はだいたいいつでも心は反比例しているので些細な問題だが
アメリアが結構ですと言う度にビオルヘンには早く結んでと変換されている
イヤよイヤよも好きの内みたいな、感じ?
壁際にいるアメリアはジリジリと横移動で扉を目指すが焦りを感じて喉が引く付く
ゆっくり歩を進め確実にアメリアとの距離が縮めるビオルヘンの瞳には愉悦の色が浮んでいた
走り出したい衝動に駆られるアメリアだったがそれは狩る者の本能を呼び起こす行為だと脳が警鐘を鳴らし行動に移せない
どんどん距離を縮められ追い詰められる
どれ程美形であろうとも亀甲縛りで胴体が縛られていいる相手に迫られてもトキメかない
恐怖しか生まれない
距離が縮まる度に身の危険度が増しアメリアは青褪め動きと思考が鈍くなる
助けを呼んでも誰も来ないのは今までのことで身を持って知っている
皆自分の身が可愛いのだとアメリアだけが思っている
使用人達は又イチャイチャしてるとしか思っていない
生温い目で二人を見ている
ここでも心の相違が生じている
まぁこれも些細なことだ
変態の前で自分の無力を知るアメリア
このままでは亀甲縛りのペアルックにされる
イヤ過ぎる
恥ずかしめを受ける前に殺るしかない
部屋に転がった裏切り者達が残した紫の花
可憐な花が入った瓶に眼力込めて黒歴史を刻むものかと心を叱咤する
アメリアは捕食者を前に立ち上がる
ただでは縛られるかと
いつでも拳を振り上げらるように闘気を乗せて
ビオルヘンを睨み付けた
変態が目を輝かせてモジモジして喜ぶ
ああ~悪循環
0
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
しつこい公爵が、わたしを逃がしてくれない
千堂みくま
恋愛
細々と仕事をして生きてきた薬師のノアは、経済的に追い詰められて仕方なく危険な仕事に手を出してしまう。それは因縁の幼なじみ、若き公爵ジオルドに惚れ薬を盛る仕事だった。
失敗して捕らえられたノアに、公爵は「俺の人生を狂わせた女」などと言い、変身魔術がかけられたチョーカーを付けて妙に可愛がる。
ジオルドの指示で王子の友人になったノアは、薬師として成長しようと決意。
公爵から逃げたいノアと、自覚のない思いに悩む公爵の話。
※毎午前中に数話更新します。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる