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第9章 ネシアのダンジョン編
5階層の異変
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3階層と変わり映えのしない4階層を攻略し、5階層へと続く階段を慎重に降りていく。
フィールドフロアなら下ですぐに魔物が待ち構えているなんてことは俺の浅い経験でもまず無いんだけど、万が一があっても困るからそこは慎重にいかないとね。
そして階段の途中では霧のようなもので全く5階層が見えなかったのが、一歩足を踏み入れると一瞬で霧が消え、眼前にはどこまでも続きそうな草原が広がっていた。まるでサバンナのようだ。
「なんか……すげぇ見通しの良い場所だな?こりゃ魔物がいたらすぐわかるけど、逆にこっちも魔物から丸見えで隠れる場所がねぇじゃないか。」
ヒューザは戸惑った表情をしている。
まぁ……そう思うよね、確かに。
でも俺達には「索敵魔法」という強い味方があるから、向こうに見つかる前に倒しに行ける。
……そう思っている時も確かにありました。
今現在、俺達は鳥系の魔物に襲われています。
奴らは空を飛べない俺たちにいつものように集団で「ヒット&アウェイ」を繰り返して、地味にイライラさせてきている。
「なぁ、スコット。本来の姿に戻ってあれを一掃してもええか?」
グリーさんがとてもいい笑顔で、スコットさんに言う。
スコットさんが顔が引きつらせながら「程々にな?」と答えると、喜んでグリーさんとレッカさんが一瞬でドラゴンへと戻って飛んでいく。
それを見た魔物たちは、一瞬動きを止めた後にどこかへと飛んでいった。
2人は『待ちなさい!』と言って追いかけて行ってしまった……。
「行ってしまったねぇ……?」
「ああ。追い払えたならそれで良かったんだがな。」
2人が飛び去ってしまった方向を見ながら、アクアさんとアースさんはため息をつく。
「なんか……まるでこちらの数を減らすかのような攻撃だったな?」
リッキーがそんな事をポツリと呟く。
そうだね、敵の攻撃っていってもこちらには全くもって脅威ではなかった。
……脅威ではなかったが、うっとおしい感じではあった。
だからこそ、すぐに怒り出す2人が釣られてしまったのだろう。
「まぁ……そのうち戻って来るとして、とりあえずこのフロアにある休憩所へと向かおう。まだ昼間だとはいえ、もう日が傾いてはいるからな。」
「ああ、そうだな。」
スコットさんとパニアさんが揃って空を見てそんな事を言う。
俺達はとりあえず2人が帰ってくるのを諦め、このフロアにある休憩所を目指すことに。
うろ覚えなパニアさんの記憶とリッキーと俺の索敵魔法で、暗くなる前にサクサクと向かう。
……まぁ、日が暮れても見つからなかったら自力で『休憩所』を作っちゃうけどね?
でもまぁ少し迷っただけで、暗くなる前には休憩所らしき所に到着した。
『らしき所』というのは、あまり人が来ていなかったからなのか、休憩所の中が雑草だらけだったのだ。
「……なんか、テント張る前に草を刈ったりしないと駄目な感じだな?」
初めて休憩所を見たヒューザが、何ともいえない表情で『休憩所らしき物』を見ている。
……いや、その気持ち、俺たちも同じだよ。
「俺……こんな休憩所、初めて見たんだけど?ダンジョンの中の休憩所って人が管理しているものだったっけ?」
「う~ん……どうだかな。少なくてもクレイン国の『ロック』は休憩所の柵は軍が用意したらしいが、それを利用してダンジョンマスターが人が来やすいように結界を張ったり、地面を平らにしたり、草が伸びないようにしたりといろいろ整備してくれるらしいんだ。だが……ここの休憩所は一見して分かるように、何も手入れされてないな……。」
戸惑った表情のリッキーの言葉にスコットさんは答えた。
「まぁ……このままじゃ埒あかないから、まずは草刈りしようぜ?」
苦笑いをしたヒューザがそんな事を言うが、何で草を刈るつもりなんだろう?……俺か?
俺は苦笑いをすると、皆に柵のギリギリまで出てもらう。
皆が出たのを確認すると柵ギリギリまで結界を張り、結界の中に向かって風魔法ウインドカッターを強めにあらゆる角度から地面スレスレまで切り刻んでいく。
やっぱりこれが一番早いよね!
「お……お前、もしかして面倒くさかったんだろう?」
リッキーが顔を引き攣らせながら俺を見る。
……ばれた?
「まぁ……これで草はみんな刈ったんだし、後は草をここから拾って外へ出せば完了じゃねぇか。さっさとやるか!」
ヒューザはニヤリと笑うと、刈り終わって結界を解いた休憩所へと入っていく。
皆もそれに続き、次々と地面に落ちている草を拾っていく。
俺も次々と草を腕輪に収納していく。
「お前……楽だな、それ。」
クーガーは俺の草の『拾い方』を見て、羨ましそうにそう言った。まぁ……楽っちゃ楽だよね?
それを聞きつけ、ヒューザもこちらへやって来て俺の拾い方を見て、「それ、今度の機会の時には用意しておくか」と呟いた。
とりあえず全部の草を拾い集めて休憩所の外へと重ねて置いておくと、不思議な事にその草が辺りに溶けるように消えた。……魔物の時と同じ扱いなのかな?
もうこの頃には日がかなり傾いていて、もうすぐ日が暮れそうになっていた。
俺はこの休憩所が機能してないと考えて、しっかりと結界を張ったり、ライトニングに光の球をいくつも作ってもらって結界の中に浮かべて明るくしてもらった。
「さて、夕食でも作るかな!」
俺はみんなにそう言うといつもの調理台を取り出し、その上に調理器具や食材、調味料を取り出していく。
俺が料理をしている間に、他の皆にはテントとかを頼んでおいた。役割分担ってやつだね!
今夜はネシア組がいるので、『異国』の味を堪能してもらいたかったので全て日本食でまとめることにした。
時間がかかるので、一番最初は米を研いで炊飯器にセットするとすぐにスイッチを入れる。
少し水を吸わせてもいいんだけど、炊き忘れるとまずいので今日はそのまま炊くよ。
まずは肉じゃがを作ろう!
じゃがいも、にんじんを大きめの乱切りにし、玉ねぎはくし切り、白滝は適度な長さに切ってそれぞれボウルに入れておく。白滝は先に洗うのを忘れないで!
それから熱した深めのフライパンに薄く油を引いて牛肉の切り落としを入れて炒め、火が通ったらじゃがいも、にんじん、玉ねぎを先に入れる。
そこに煮汁として水400ccあたり、醤油、酒、砂糖、みりんを大さじ4杯ずついれ、そこに顆粒だしを適量入れる。
煮汁に灰汁が出てきたら丁寧に取り、最後の具材の白滝を加えて少しかき混ぜたら落とし蓋をして煮込んでいく。
煮汁が少なくなってきたら出来上がりだ!
出来上がったものはすぐに腕輪に収納しておくのも忘れないよ!
次に作るのは具だくさん味噌汁。
具材としては先ほど切ったにんじんと、いちょう切りにした大根、洗って小さく拍子切りにしたこんにゃく、そして小口切りにした長ねぎを用意する。
鍋に水を張って沸騰させると、そこに人参、大根、こんにゃくを入れて煮る。
適度に灰汁を取り、灰汁が出なくなってきたら昆布の顆粒だしを加え、少し煮たら火を止める。
火を止めたら、味見をしながら味噌を入れ、最後に小口切りにした長ネギを入れれば完成だ。
これもすぐさま収納しておく。
お次はやはりもう少しタンパク質が必要だろうと思うから……豚肉の生姜焼きも作るかな!
みんなはどうか分からないけど、俺は厚切りの肉じゃなくて薄切りの肩ロースを使う。
他の具材は薄く輪切りにした玉ねぎと、付け合わせのキャベツの千切りだ。
熱したフライパンに薄く油を引くと、そこに豚肉を投入する。
豚肉に火が通ったら玉ねぎを入れ、玉ねぎに火が通ったら醤油、酒、チューブに入ったおろし生姜を適量入れる。醤油と酒は同量だよ。
人によってはそこに甘みを持たせるためにみりんも入れるんだろうけど、俺は玉ねぎをかなり多めに入れるからそこの甘みだけでOKにしてるよ。
味を絡ませて馴染ませたら、先に炊けていたご飯を丼に盛り、その上に千切りキャベツを乗せて、さらにその上に生姜焼きを乗せれば、生姜焼き丼の完成だ!
キャベツが煮えないうちにこれも全部すぐさま腕輪にしまう。
流石にここまで作れば、みんなお腹いっぱいになるだろう。
俺はうんうんと満足気に頷いて振り向くと、すぐ背後に涎を拭いているヒューザとクーガー、パニアさんがいてびっくりした。そんなにお腹空いていたの?
「お前なぁ……そんな美味しそうな匂いをさせながらすぐに片付けるから、つまみ食いもできやしないじゃないか!腹減ってしょうがないぜ!」
拗ねた顔のヒューザが俺にそう言う。
ごめん、すぐ出すよ!
俺は調理台を綺麗にして、そこに人数分の椅子を並べ、それぞれ料理を並べていく。
みんな並べ終わったら一緒に『いただきます』だ。
あまりにお腹の空いていたネシア組はすぐさま丼から食べ始める。まぁ他にも丼から食べる人、多いけど。
「美味いなぁ、これっ!すげぇ美味いっ!」
ヒューザはそう言ってどんどん食べていく。
おかわりあるから、そんな慌てて食べると喉詰まらせるよ?
俺は慌てて冷たい飲み物を皆に出してやり、俺も食べ始める。うん、安定の美味しさだ。
そうやってご飯を食べると、やっぱりゆったりと風呂に浸かりたくなるのが日本人だ。
『ロック』の事もあるから少し考えたけど、やはり以前作ったお風呂を取り出し、皆で風呂も堪能する。
これもネシア組には好評だった。
そうやってダンジョン攻略1日目は過ぎていく。
明日はこのダンジョンの初めてのボス戦だ。
どんなボスが出てくるのか楽しみだね!
フィールドフロアなら下ですぐに魔物が待ち構えているなんてことは俺の浅い経験でもまず無いんだけど、万が一があっても困るからそこは慎重にいかないとね。
そして階段の途中では霧のようなもので全く5階層が見えなかったのが、一歩足を踏み入れると一瞬で霧が消え、眼前にはどこまでも続きそうな草原が広がっていた。まるでサバンナのようだ。
「なんか……すげぇ見通しの良い場所だな?こりゃ魔物がいたらすぐわかるけど、逆にこっちも魔物から丸見えで隠れる場所がねぇじゃないか。」
ヒューザは戸惑った表情をしている。
まぁ……そう思うよね、確かに。
でも俺達には「索敵魔法」という強い味方があるから、向こうに見つかる前に倒しに行ける。
……そう思っている時も確かにありました。
今現在、俺達は鳥系の魔物に襲われています。
奴らは空を飛べない俺たちにいつものように集団で「ヒット&アウェイ」を繰り返して、地味にイライラさせてきている。
「なぁ、スコット。本来の姿に戻ってあれを一掃してもええか?」
グリーさんがとてもいい笑顔で、スコットさんに言う。
スコットさんが顔が引きつらせながら「程々にな?」と答えると、喜んでグリーさんとレッカさんが一瞬でドラゴンへと戻って飛んでいく。
それを見た魔物たちは、一瞬動きを止めた後にどこかへと飛んでいった。
2人は『待ちなさい!』と言って追いかけて行ってしまった……。
「行ってしまったねぇ……?」
「ああ。追い払えたならそれで良かったんだがな。」
2人が飛び去ってしまった方向を見ながら、アクアさんとアースさんはため息をつく。
「なんか……まるでこちらの数を減らすかのような攻撃だったな?」
リッキーがそんな事をポツリと呟く。
そうだね、敵の攻撃っていってもこちらには全くもって脅威ではなかった。
……脅威ではなかったが、うっとおしい感じではあった。
だからこそ、すぐに怒り出す2人が釣られてしまったのだろう。
「まぁ……そのうち戻って来るとして、とりあえずこのフロアにある休憩所へと向かおう。まだ昼間だとはいえ、もう日が傾いてはいるからな。」
「ああ、そうだな。」
スコットさんとパニアさんが揃って空を見てそんな事を言う。
俺達はとりあえず2人が帰ってくるのを諦め、このフロアにある休憩所を目指すことに。
うろ覚えなパニアさんの記憶とリッキーと俺の索敵魔法で、暗くなる前にサクサクと向かう。
……まぁ、日が暮れても見つからなかったら自力で『休憩所』を作っちゃうけどね?
でもまぁ少し迷っただけで、暗くなる前には休憩所らしき所に到着した。
『らしき所』というのは、あまり人が来ていなかったからなのか、休憩所の中が雑草だらけだったのだ。
「……なんか、テント張る前に草を刈ったりしないと駄目な感じだな?」
初めて休憩所を見たヒューザが、何ともいえない表情で『休憩所らしき物』を見ている。
……いや、その気持ち、俺たちも同じだよ。
「俺……こんな休憩所、初めて見たんだけど?ダンジョンの中の休憩所って人が管理しているものだったっけ?」
「う~ん……どうだかな。少なくてもクレイン国の『ロック』は休憩所の柵は軍が用意したらしいが、それを利用してダンジョンマスターが人が来やすいように結界を張ったり、地面を平らにしたり、草が伸びないようにしたりといろいろ整備してくれるらしいんだ。だが……ここの休憩所は一見して分かるように、何も手入れされてないな……。」
戸惑った表情のリッキーの言葉にスコットさんは答えた。
「まぁ……このままじゃ埒あかないから、まずは草刈りしようぜ?」
苦笑いをしたヒューザがそんな事を言うが、何で草を刈るつもりなんだろう?……俺か?
俺は苦笑いをすると、皆に柵のギリギリまで出てもらう。
皆が出たのを確認すると柵ギリギリまで結界を張り、結界の中に向かって風魔法ウインドカッターを強めにあらゆる角度から地面スレスレまで切り刻んでいく。
やっぱりこれが一番早いよね!
「お……お前、もしかして面倒くさかったんだろう?」
リッキーが顔を引き攣らせながら俺を見る。
……ばれた?
「まぁ……これで草はみんな刈ったんだし、後は草をここから拾って外へ出せば完了じゃねぇか。さっさとやるか!」
ヒューザはニヤリと笑うと、刈り終わって結界を解いた休憩所へと入っていく。
皆もそれに続き、次々と地面に落ちている草を拾っていく。
俺も次々と草を腕輪に収納していく。
「お前……楽だな、それ。」
クーガーは俺の草の『拾い方』を見て、羨ましそうにそう言った。まぁ……楽っちゃ楽だよね?
それを聞きつけ、ヒューザもこちらへやって来て俺の拾い方を見て、「それ、今度の機会の時には用意しておくか」と呟いた。
とりあえず全部の草を拾い集めて休憩所の外へと重ねて置いておくと、不思議な事にその草が辺りに溶けるように消えた。……魔物の時と同じ扱いなのかな?
もうこの頃には日がかなり傾いていて、もうすぐ日が暮れそうになっていた。
俺はこの休憩所が機能してないと考えて、しっかりと結界を張ったり、ライトニングに光の球をいくつも作ってもらって結界の中に浮かべて明るくしてもらった。
「さて、夕食でも作るかな!」
俺はみんなにそう言うといつもの調理台を取り出し、その上に調理器具や食材、調味料を取り出していく。
俺が料理をしている間に、他の皆にはテントとかを頼んでおいた。役割分担ってやつだね!
今夜はネシア組がいるので、『異国』の味を堪能してもらいたかったので全て日本食でまとめることにした。
時間がかかるので、一番最初は米を研いで炊飯器にセットするとすぐにスイッチを入れる。
少し水を吸わせてもいいんだけど、炊き忘れるとまずいので今日はそのまま炊くよ。
まずは肉じゃがを作ろう!
じゃがいも、にんじんを大きめの乱切りにし、玉ねぎはくし切り、白滝は適度な長さに切ってそれぞれボウルに入れておく。白滝は先に洗うのを忘れないで!
それから熱した深めのフライパンに薄く油を引いて牛肉の切り落としを入れて炒め、火が通ったらじゃがいも、にんじん、玉ねぎを先に入れる。
そこに煮汁として水400ccあたり、醤油、酒、砂糖、みりんを大さじ4杯ずついれ、そこに顆粒だしを適量入れる。
煮汁に灰汁が出てきたら丁寧に取り、最後の具材の白滝を加えて少しかき混ぜたら落とし蓋をして煮込んでいく。
煮汁が少なくなってきたら出来上がりだ!
出来上がったものはすぐに腕輪に収納しておくのも忘れないよ!
次に作るのは具だくさん味噌汁。
具材としては先ほど切ったにんじんと、いちょう切りにした大根、洗って小さく拍子切りにしたこんにゃく、そして小口切りにした長ねぎを用意する。
鍋に水を張って沸騰させると、そこに人参、大根、こんにゃくを入れて煮る。
適度に灰汁を取り、灰汁が出なくなってきたら昆布の顆粒だしを加え、少し煮たら火を止める。
火を止めたら、味見をしながら味噌を入れ、最後に小口切りにした長ネギを入れれば完成だ。
これもすぐさま収納しておく。
お次はやはりもう少しタンパク質が必要だろうと思うから……豚肉の生姜焼きも作るかな!
みんなはどうか分からないけど、俺は厚切りの肉じゃなくて薄切りの肩ロースを使う。
他の具材は薄く輪切りにした玉ねぎと、付け合わせのキャベツの千切りだ。
熱したフライパンに薄く油を引くと、そこに豚肉を投入する。
豚肉に火が通ったら玉ねぎを入れ、玉ねぎに火が通ったら醤油、酒、チューブに入ったおろし生姜を適量入れる。醤油と酒は同量だよ。
人によってはそこに甘みを持たせるためにみりんも入れるんだろうけど、俺は玉ねぎをかなり多めに入れるからそこの甘みだけでOKにしてるよ。
味を絡ませて馴染ませたら、先に炊けていたご飯を丼に盛り、その上に千切りキャベツを乗せて、さらにその上に生姜焼きを乗せれば、生姜焼き丼の完成だ!
キャベツが煮えないうちにこれも全部すぐさま腕輪にしまう。
流石にここまで作れば、みんなお腹いっぱいになるだろう。
俺はうんうんと満足気に頷いて振り向くと、すぐ背後に涎を拭いているヒューザとクーガー、パニアさんがいてびっくりした。そんなにお腹空いていたの?
「お前なぁ……そんな美味しそうな匂いをさせながらすぐに片付けるから、つまみ食いもできやしないじゃないか!腹減ってしょうがないぜ!」
拗ねた顔のヒューザが俺にそう言う。
ごめん、すぐ出すよ!
俺は調理台を綺麗にして、そこに人数分の椅子を並べ、それぞれ料理を並べていく。
みんな並べ終わったら一緒に『いただきます』だ。
あまりにお腹の空いていたネシア組はすぐさま丼から食べ始める。まぁ他にも丼から食べる人、多いけど。
「美味いなぁ、これっ!すげぇ美味いっ!」
ヒューザはそう言ってどんどん食べていく。
おかわりあるから、そんな慌てて食べると喉詰まらせるよ?
俺は慌てて冷たい飲み物を皆に出してやり、俺も食べ始める。うん、安定の美味しさだ。
そうやってご飯を食べると、やっぱりゆったりと風呂に浸かりたくなるのが日本人だ。
『ロック』の事もあるから少し考えたけど、やはり以前作ったお風呂を取り出し、皆で風呂も堪能する。
これもネシア組には好評だった。
そうやってダンジョン攻略1日目は過ぎていく。
明日はこのダンジョンの初めてのボス戦だ。
どんなボスが出てくるのか楽しみだね!
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