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皇女シャーロット編
地獄のような日々の終わり
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ゴーンゴーン
皇宮に鐘の音が響き渡る。
ライドーン帝国では皇族が亡くなると鐘が鳴る。
今の鐘は数日間床に臥していた皇帝陛下が崩御したという知らせだろう。
ようやくこの時が来たんだ。
長かった。
私は一人不敵な笑みを浮かべる。
ようやく、あいつらに復讐出来る時が来た―
私はシャーロット・ライドーン
ライドーン帝国の第一皇女だ。
私の母は今は亡き皇后陛下で父である皇帝陛下とは政略結婚だった。
父には元々相思相愛の恋人がいたという。
その恋人は身分が低く、皇后には出来なかったため仕方なく母を正妃に据えたそうだ。
父は母との間に子供を二人作ると用済みだと言わんばかりに母を放置し、元恋人を愛妾として皇宮に迎え入れた。
愛妾はすぐに懐妊し、第二皇女プリシラが生まれた。
父を心から愛していた母は次第に病んでいき、床に臥せてしまった。
父は母の最期にも立ち会わなかった。
娘の私から見てもろくでもない男だと思う。
後に聞いた話だが母の最期の時、父は愛妾と遊び呆けていたという。
私はその時復讐を誓った。
愛妾と、プリシラに。
お母様は優しい人だった。
死の間際まで私やお兄様を気遣ってくれた。
そんなお母様が何故こんな死に方をしたのか。
お母様はあんな風に死んでいい人ではなかった。
全てあの女のせいだ。
あのお父様の元恋人であり、寵愛を一身に受けていたキャサリンという愛妾。
あの女はハッキリ言って性格最悪だ。
使用人達にお母様を虐げるように指示し、自分は皇帝の寵愛を笠に着て贅沢三昧の日々を送っていた。
そんな両親のもとで甘やかされていたからかプリシラも我儘に育った。
思い通りにならないとすぐに癇癪を起こし周りに当たり散らし、礼儀やマナーも全くなっていない。
だけど皇帝があの二人を溺愛しているのは事実だから誰も逆らえない。
正妻の子供であり、皇女である私よりも皇宮内の地位が高いと言えるだろう。
皇帝の寵愛に勝るものなど無いのだ。
お父様はお母様亡き後愛妾のキャサリンを皇后にしようとしたが平民だったキャサリンを皇后にするのに貴族たちが猛反対し、結局それは叶わなかった。
この皇宮で私の居場所なんて無い。
キャサリンやプリシラは何故か昔から私を嫌っていた。
そうして私は皇宮内で冷遇されるようになった。
頼れる人なんて誰もいない。
お母様が亡くなってからはあいつらに対する復讐だけを糧に生きてきた。
キャサリンたちが権力を振りかざすことの出来る時がもう終わったのだ。
私はふと目を閉じて皇宮内での地獄の日々を思い出す。
皇宮に鐘の音が響き渡る。
ライドーン帝国では皇族が亡くなると鐘が鳴る。
今の鐘は数日間床に臥していた皇帝陛下が崩御したという知らせだろう。
ようやくこの時が来たんだ。
長かった。
私は一人不敵な笑みを浮かべる。
ようやく、あいつらに復讐出来る時が来た―
私はシャーロット・ライドーン
ライドーン帝国の第一皇女だ。
私の母は今は亡き皇后陛下で父である皇帝陛下とは政略結婚だった。
父には元々相思相愛の恋人がいたという。
その恋人は身分が低く、皇后には出来なかったため仕方なく母を正妃に据えたそうだ。
父は母との間に子供を二人作ると用済みだと言わんばかりに母を放置し、元恋人を愛妾として皇宮に迎え入れた。
愛妾はすぐに懐妊し、第二皇女プリシラが生まれた。
父を心から愛していた母は次第に病んでいき、床に臥せてしまった。
父は母の最期にも立ち会わなかった。
娘の私から見てもろくでもない男だと思う。
後に聞いた話だが母の最期の時、父は愛妾と遊び呆けていたという。
私はその時復讐を誓った。
愛妾と、プリシラに。
お母様は優しい人だった。
死の間際まで私やお兄様を気遣ってくれた。
そんなお母様が何故こんな死に方をしたのか。
お母様はあんな風に死んでいい人ではなかった。
全てあの女のせいだ。
あのお父様の元恋人であり、寵愛を一身に受けていたキャサリンという愛妾。
あの女はハッキリ言って性格最悪だ。
使用人達にお母様を虐げるように指示し、自分は皇帝の寵愛を笠に着て贅沢三昧の日々を送っていた。
そんな両親のもとで甘やかされていたからかプリシラも我儘に育った。
思い通りにならないとすぐに癇癪を起こし周りに当たり散らし、礼儀やマナーも全くなっていない。
だけど皇帝があの二人を溺愛しているのは事実だから誰も逆らえない。
正妻の子供であり、皇女である私よりも皇宮内の地位が高いと言えるだろう。
皇帝の寵愛に勝るものなど無いのだ。
お父様はお母様亡き後愛妾のキャサリンを皇后にしようとしたが平民だったキャサリンを皇后にするのに貴族たちが猛反対し、結局それは叶わなかった。
この皇宮で私の居場所なんて無い。
キャサリンやプリシラは何故か昔から私を嫌っていた。
そうして私は皇宮内で冷遇されるようになった。
頼れる人なんて誰もいない。
お母様が亡くなってからはあいつらに対する復讐だけを糧に生きてきた。
キャサリンたちが権力を振りかざすことの出来る時がもう終わったのだ。
私はふと目を閉じて皇宮内での地獄の日々を思い出す。
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