虐げられた皇女は父の愛人とその娘に復讐する

ましゅぺちーの

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皇女シャーロット編

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目が覚めたらすでに朝だった。


私は昨日の出来事を思い出す。


キャサリンとプリシラの誘いを断って、侍女に罵倒され、お父様にグラスを投げつけられた。


いつまでこの地獄が続くのだろう。


こんなのがこの先何十年も続くのであればもう死にたい。


何度も考えていたことだ。


だけど私が死んだら誰がお母様の仇を討つのか。


誰がキャサリンたちを地獄に堕とすのか。


それにお母様も私が若くして死ぬなんて望んでいないだろう。


そんな風に心が折れそうな時はお母様を思い出して何とか耐えた。





今日は久しぶりにのんびりと過ごしたい・・・。


そう思って私は自室にこもった。


どうせ書庫へは入れてもらえないし、部屋を出ても罵倒され、蔑まれるだけだ。






それからの数時間、私は自室でのんびりしていた。



お茶が飲みたいわ・・・。


侍女に言っても持ってきてはくれないだろう。


自分で行くしかない。




私はそっと自室を出る。


すると早速侍女軍団に出くわした。


最悪だ・・・。


しかも今日は侍女たちの目が鋭い。


中央には昨日罵倒してきた侍女がいた。


侍女たちは私を見るないなや口々に言った。


「キャサリン様とプリシラ様の誘いを断るなんて人としてありえないわ!」


「母親と同じで性悪なのね!」


「あんなのが皇族だなんて!」


わざと私に聞こえるように言ってくる。


なるほど。


昨日のことがすでに広まっているのね。


妙に納得した。


だから今日はみんなの目が鋭いのか。


侍女たちだけではなく、衛兵や文官たちにまで噂は広まっているようだ。


「あんなにも美しいキャサリン様とプリシラ様を傷つけたらしいぞ!」


「なんて悪女だ!!!」


「地獄に落ちろ!!!」


はぁ、この人達もあの二人を崇拝してるのね・・・。


キャサリンは皇宮の使用人を自身を崇拝している者で固めている。


だから私はこんなに虐げられるわけだ。






そんな使用人たちの陰口を無視しながら、私は厨房へと向かう。


そんな時、ある人物に出くわした。


・・・!


「・・・アルフレッドお兄様。」


まさかこんな時にお兄様と出くわすなんて・・・。


はぁ・・・。


私が呟いた言葉にお兄様は何も反応しない。


ただただ私をじっと見つめている。


本当はすぐに通り過ぎたいところだが相手は皇太子。


キャサリンやプリシラとは訳が違う。


私はお兄様に対してお辞儀をした。


「お久しぶりです、皇太子殿下。」


お兄様は私に兄なんて呼ばれたくないだろうから皇太子殿下と呼ぶ。


すると興味の無さそうな声で返事が返ってくる。


「あぁ。」


そう、お兄様は私を嫌っているというよりかは興味が無いのだ。


お兄様にとっての妹はプリシラただ一人。


いつからだろうか。お兄様がこんな風になったのは。


そう考えながらも私は顔を上げた。


一刻も早くここを去りたかった。


「それでは失礼します。」


そう言うとお兄様は何か言いたそうに口を開きかけるがその前に私はさっさと立ち去った。



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