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皇女シャーロット編
希望
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お父様が毒で倒れた?
誰かがお父様に毒を盛ったということ?
侍女たちの会話はまだ続く。
「今皇太子殿下方が必死で看病しているらしいわ。」
「回復するといいけれど・・・。」
「かなり悪化しているらしいわよ。」
お父様の状況は芳しくないらしい。
実の父親が毒で倒れたと聞いた時、私の頭の中に浮かんだのは「希望」だった。
このままお父様が亡くなったら・・・あの親子を断罪できるのでは?
お父様は知らないようだがキャサリンは国庫に手を付けていた。
・・・そうなれば証拠が必要になるわ。
キャサリンが国庫に手を付けていた証拠。
どうすれば集められるかしら。
私が考え込んでいたその時。
「シャーロット皇女殿下。」
背後から聞き覚えのある声がした。
振り返ると、アーク公爵令息が立っていた。
「アーク公爵令息様・・・!」
私は自然と嬉しい気持ちになった。
「お久しぶりです、殿下。」
「アーク公爵令息様は何故ここにいらっしゃるのですか?」
「実は、皇帝陛下に毒を盛った犯人を私が団長を務める第一騎士団が調査することになったのです。」
「なるほど。そうだったのですね。」
フレデリック・アーク公爵令息率いる第一騎士団は優秀だ。
きっとすぐに犯人が捕まるだろう。
「シャーロット皇女殿下。」
ふとアーク公爵令息が私に一歩歩み寄った。
「はい・・・?」
不思議に思いながらアーク公爵令息を見つめる。
「もう少し・・・もう少しだけ待っていてください・・・。きっとあなたを救い出してみせますから・・・。」
「え・・・?」
私を・・・救い出す・・・?
「団長!至急報告したいことが!!!」
その時私たちの間に割り込んだのは第一騎士団に所属する騎士だった。
「分かった。今行く。」
アーク公爵令息は騎士にそう答えて私と再び向き合う。
「皇女殿下。急用ができてしまったので失礼いたします。」
「あ、は、はい・・・。」
アーク公爵令息は私の前からそそくさと去って行った。
私は自室へ戻るため廊下を歩いていた。
(もう少し・・・もう少しだけ待っていてください・・・。きっとあなたを救い出してみせますから・・・。)
アーク公爵令息の言葉がずっと脳内から離れなかった。
私はハッとしてブンブンと頭を振った。
今はそんなことを考えている場合ではない。
キャサリンの断罪に使う証拠を集めなければ・・・!
だけど私一人では不可能だ・・・。
どうすれば・・・・・・そうだわ!
お祖父様たちに頼めないかしら。
お母様のご両親であるお祖父様とお祖母様。
お母様が存命だった時はよく皇宮に来て遊んでくれた。
お母様の葬式以来会っていなかったが彼らなら協力してくれるかもしれない。
そう思い、私は早速お母様の生家であるウィンドウ公爵家に手紙を書いた。
誰かがお父様に毒を盛ったということ?
侍女たちの会話はまだ続く。
「今皇太子殿下方が必死で看病しているらしいわ。」
「回復するといいけれど・・・。」
「かなり悪化しているらしいわよ。」
お父様の状況は芳しくないらしい。
実の父親が毒で倒れたと聞いた時、私の頭の中に浮かんだのは「希望」だった。
このままお父様が亡くなったら・・・あの親子を断罪できるのでは?
お父様は知らないようだがキャサリンは国庫に手を付けていた。
・・・そうなれば証拠が必要になるわ。
キャサリンが国庫に手を付けていた証拠。
どうすれば集められるかしら。
私が考え込んでいたその時。
「シャーロット皇女殿下。」
背後から聞き覚えのある声がした。
振り返ると、アーク公爵令息が立っていた。
「アーク公爵令息様・・・!」
私は自然と嬉しい気持ちになった。
「お久しぶりです、殿下。」
「アーク公爵令息様は何故ここにいらっしゃるのですか?」
「実は、皇帝陛下に毒を盛った犯人を私が団長を務める第一騎士団が調査することになったのです。」
「なるほど。そうだったのですね。」
フレデリック・アーク公爵令息率いる第一騎士団は優秀だ。
きっとすぐに犯人が捕まるだろう。
「シャーロット皇女殿下。」
ふとアーク公爵令息が私に一歩歩み寄った。
「はい・・・?」
不思議に思いながらアーク公爵令息を見つめる。
「もう少し・・・もう少しだけ待っていてください・・・。きっとあなたを救い出してみせますから・・・。」
「え・・・?」
私を・・・救い出す・・・?
「団長!至急報告したいことが!!!」
その時私たちの間に割り込んだのは第一騎士団に所属する騎士だった。
「分かった。今行く。」
アーク公爵令息は騎士にそう答えて私と再び向き合う。
「皇女殿下。急用ができてしまったので失礼いたします。」
「あ、は、はい・・・。」
アーク公爵令息は私の前からそそくさと去って行った。
私は自室へ戻るため廊下を歩いていた。
(もう少し・・・もう少しだけ待っていてください・・・。きっとあなたを救い出してみせますから・・・。)
アーク公爵令息の言葉がずっと脳内から離れなかった。
私はハッとしてブンブンと頭を振った。
今はそんなことを考えている場合ではない。
キャサリンの断罪に使う証拠を集めなければ・・・!
だけど私一人では不可能だ・・・。
どうすれば・・・・・・そうだわ!
お祖父様たちに頼めないかしら。
お母様のご両親であるお祖父様とお祖母様。
お母様が存命だった時はよく皇宮に来て遊んでくれた。
お母様の葬式以来会っていなかったが彼らなら協力してくれるかもしれない。
そう思い、私は早速お母様の生家であるウィンドウ公爵家に手紙を書いた。
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