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皇女シャーロット編
断罪③
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私のその言葉に会場中が静まり返った。
キャサリンは真っ赤になって震えていて、プリシラに関しては呆然としている。
「な、なにを言っているのお姉様・・・?私がお父様の子供じゃないなんてそんなわけないじゃない!」
「そ、そうよ!言いがかりはよしなさい!」
この様子だとキャサリンもプリシラが前皇帝の子供じゃないことは知らなかったのだろう。
だけどこれは知らなかったでは済まされない問題だ。
「・・・キャサリン様。あなたが王宮に上がったのは今から15年前。そしてプリシラは今年15歳。プリシラはあなたが王宮に上がる前にできた子供ですよね?」
「そ、そんなのたまたまよ!ウィルとは王宮に上がる前から関係をもっていたのよ!」
王宮に上がる前から関係を持っていたという時点で褒められたことではないが、まぁそれはいいとしよう。
周りの貴族たちがヒソヒソと話し始める。
「そういえばプリシラ殿下はキャサリン様には似ているが前皇帝陛下には似ていないな。」
「シャーロット殿下の言っていることはもしかして本当のことなのでは?」
「さっきの男性遍歴だって認めてたしな・・・。ありえるぞ。」
貴族たちは完全に私の味方のようだ。
キャサリンは俯き、プリシラは未だに呆然としている。
「・・・そんなはずないわ。プリシラは間違いなくウィルの子供よ!大体証拠もないじゃない!ねぇ、アル?」
キャサリンがアルフレッドお兄様に同意を求める。
お兄様は表情を変えずに言った。
「・・・確かにそうだな。」
キャサリンはニヤリと笑った。
アルフレッドお兄様を味方につけたと思っているようだ。
それならば私はもっとすごい人を味方につけるわ。
「神殿長!!!」
私は声を張り上げて神殿長を呼んだ。
「はい、シャーロット殿下。」
「結果を報告してちょうだい。」
「はい。結論から申し上げますと我々神殿はプリシラ殿下に皇室の血は一切混ざっていないと判断しました。」
その言葉に貴族たちがザワザワした。
キャサリンに関しては発狂している。
「理由はなんだ?」
お兄様が淡々と神殿長に尋ねる。
「一つ目は加護の有無です。プリシラ殿下には加護がありませんでした。皇帝陛下とシャーロット殿下は非常に強い加護をお持ちです。」
ライドーン帝国の皇族貴族は大体が加護を持って生まれる。
皇族の加護は貴族のものよりも強い。
たまに加護なしの者が現れるがそれは大体下級貴族の出だ。
皇族で加護なしは聞いたことがない。
「二つ目。神殿に仕える聖女がプリシラ殿下の魔力は皇室のものではないと断言したからです。」
聖女。
ライドーン帝国にとって特別な存在で皇帝に次ぐ権力を持っている。
「そして三つ目。ここで少しプリシラ殿下に贈り物をしましょうか。」
そう言うと神殿長は神官にあるものを取ってくるよう言った。
しばらくして戻ってきた神官が持っていたのは美しく光り輝くティアラだった。
それを見たプリシラは目を輝かせる。
「え!素敵なティアラ!もらえるの!?」
プリシラはキャッキャッとはしゃいでいる。
このティアラがどういうものかプリシラは知らないようだ。
「もちろんです。さぁプリシラ殿下、こちらへいらしてください。」
プリシラが神殿長に駆け寄り、ティアラを頭につけてもらう。
・・・やっぱり。
ティアラを付けたプリシラを見た周りはざわざわしはじめた。
「・・・え?なに・・・?」
プリシラは気づいていない。
周りの貴族は口々に言った。
「あれ・・・?なんか輝きを失ったような・・・?」
「さっきは素敵なティアラだと思いましたのに・・・こう見るとイマイチだわ。」
そう。それがこのティアラの秘密なのだ。
「既にお気づきだと思いますがこのティアラはライドーン皇室の血を引く皇女が付けた時のみ美しく光り輝くのです。試しにシャーロット殿下にもつけてみましょうか。」
神殿長はプリシラの頭からティアラを取り、今度は私の頭へつける。
すると、ティアラは眩いくらいに光り輝いた。
「これがこのティアラの本当の力なのです!!!」
神殿長の言葉に周りはおぉ・・・となる。
「以上の三つの理由から我々神殿はプリシラ殿下に皇室の血は流れていないと判断しました。」
神殿長はハッキリと告げた。
キャサリンは俯き、プリシラはそんな母親を呆然として見ている。
「お母様・・・。私は・・・お父様の子供ではなかったの・・・?」
プリシラが震える声で尋ねた。
キャサリンはずっと黙っている。
キャサリンは真っ赤になって震えていて、プリシラに関しては呆然としている。
「な、なにを言っているのお姉様・・・?私がお父様の子供じゃないなんてそんなわけないじゃない!」
「そ、そうよ!言いがかりはよしなさい!」
この様子だとキャサリンもプリシラが前皇帝の子供じゃないことは知らなかったのだろう。
だけどこれは知らなかったでは済まされない問題だ。
「・・・キャサリン様。あなたが王宮に上がったのは今から15年前。そしてプリシラは今年15歳。プリシラはあなたが王宮に上がる前にできた子供ですよね?」
「そ、そんなのたまたまよ!ウィルとは王宮に上がる前から関係をもっていたのよ!」
王宮に上がる前から関係を持っていたという時点で褒められたことではないが、まぁそれはいいとしよう。
周りの貴族たちがヒソヒソと話し始める。
「そういえばプリシラ殿下はキャサリン様には似ているが前皇帝陛下には似ていないな。」
「シャーロット殿下の言っていることはもしかして本当のことなのでは?」
「さっきの男性遍歴だって認めてたしな・・・。ありえるぞ。」
貴族たちは完全に私の味方のようだ。
キャサリンは俯き、プリシラは未だに呆然としている。
「・・・そんなはずないわ。プリシラは間違いなくウィルの子供よ!大体証拠もないじゃない!ねぇ、アル?」
キャサリンがアルフレッドお兄様に同意を求める。
お兄様は表情を変えずに言った。
「・・・確かにそうだな。」
キャサリンはニヤリと笑った。
アルフレッドお兄様を味方につけたと思っているようだ。
それならば私はもっとすごい人を味方につけるわ。
「神殿長!!!」
私は声を張り上げて神殿長を呼んだ。
「はい、シャーロット殿下。」
「結果を報告してちょうだい。」
「はい。結論から申し上げますと我々神殿はプリシラ殿下に皇室の血は一切混ざっていないと判断しました。」
その言葉に貴族たちがザワザワした。
キャサリンに関しては発狂している。
「理由はなんだ?」
お兄様が淡々と神殿長に尋ねる。
「一つ目は加護の有無です。プリシラ殿下には加護がありませんでした。皇帝陛下とシャーロット殿下は非常に強い加護をお持ちです。」
ライドーン帝国の皇族貴族は大体が加護を持って生まれる。
皇族の加護は貴族のものよりも強い。
たまに加護なしの者が現れるがそれは大体下級貴族の出だ。
皇族で加護なしは聞いたことがない。
「二つ目。神殿に仕える聖女がプリシラ殿下の魔力は皇室のものではないと断言したからです。」
聖女。
ライドーン帝国にとって特別な存在で皇帝に次ぐ権力を持っている。
「そして三つ目。ここで少しプリシラ殿下に贈り物をしましょうか。」
そう言うと神殿長は神官にあるものを取ってくるよう言った。
しばらくして戻ってきた神官が持っていたのは美しく光り輝くティアラだった。
それを見たプリシラは目を輝かせる。
「え!素敵なティアラ!もらえるの!?」
プリシラはキャッキャッとはしゃいでいる。
このティアラがどういうものかプリシラは知らないようだ。
「もちろんです。さぁプリシラ殿下、こちらへいらしてください。」
プリシラが神殿長に駆け寄り、ティアラを頭につけてもらう。
・・・やっぱり。
ティアラを付けたプリシラを見た周りはざわざわしはじめた。
「・・・え?なに・・・?」
プリシラは気づいていない。
周りの貴族は口々に言った。
「あれ・・・?なんか輝きを失ったような・・・?」
「さっきは素敵なティアラだと思いましたのに・・・こう見るとイマイチだわ。」
そう。それがこのティアラの秘密なのだ。
「既にお気づきだと思いますがこのティアラはライドーン皇室の血を引く皇女が付けた時のみ美しく光り輝くのです。試しにシャーロット殿下にもつけてみましょうか。」
神殿長はプリシラの頭からティアラを取り、今度は私の頭へつける。
すると、ティアラは眩いくらいに光り輝いた。
「これがこのティアラの本当の力なのです!!!」
神殿長の言葉に周りはおぉ・・・となる。
「以上の三つの理由から我々神殿はプリシラ殿下に皇室の血は流れていないと判断しました。」
神殿長はハッキリと告げた。
キャサリンは俯き、プリシラはそんな母親を呆然として見ている。
「お母様・・・。私は・・・お父様の子供ではなかったの・・・?」
プリシラが震える声で尋ねた。
キャサリンはずっと黙っている。
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