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11章 夏の海ではしゃいじゃお
459.夏の思い出
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ナディアと協力して料理を作り上げた頃には、空が藍色に染まり始めていた。
そして、タマモたちが何を企んでいたかも明らかになる。
「お、おー……?」
いつの間にか、砂浜に巨大なウォータースライダーが現れていた。らせん状の滑り台をおりたら、そのまま海の中にダイブするタイプ。面白そう!
それだけじゃなく、砂浜にはカラフルなビーチパラソルや水上アクティビティ用の道具を貸し出す店などが作られて、海水浴場らしい雰囲気が増してる。
「まさか、タマモはウォータースライダーも作れるの……?」
僕はおそるおそる尋ねた。
タマモは巨大展望台(うさ耳の形)を作れるくらいだし、ウォータースライダーを作れても不思議じゃないかも。
「いやいや、残念ながら、それはまだ無理です」
「まだ、かぁ……」
首を振るタマモを見ながら、『つまり、いつかは作れるようになるつもりなんだね』と悟った。タマモの方向性がたまにわからなくなるよ。
「これは海イベントの報酬の一つなんですよ!」
「え、そうなんだ?」
予想外なことを教えられてちょっとビックリした。
そういえば、まだ海イベントの報酬を確認してなかったな。ウォータースライダーみたいな大きな遊具も交換できるのか。
イースターイベントで遊園地の遊具が景品として並んでたし、こういう遊び道具が手に入ってもおかしくないもんね。
普通のプレイヤーじゃ置く場所がないから、需要がすごく限られそうだけど。
「あとで一緒に滑りましょう!」
ワクワクと期待に満ちた目で言われて、僕が「そうだねー」と頷く前に、タマモがもふもふ教のみんなに連れ去られていった。
僕がきょとんとしていると、タマモを囲む人々から「抜け駆け禁止!」「もふらーさんだけ美味しい思いはさせないよ!」「呪っちゃうぞ♡」という声が聞こえてくる。
「なるほどぉ……僕は一人で滑った方がよさそうだね!」
「「「えっ」」」
争うくらいなら、と思って提案したら、時が止まったように、みんなが驚愕の表情で固まる。
僕、間違ったこと言ってなくない?
ルトをツンツンとつついて聞いてみても、「俺を巻き込むな」と一言で拒否された。しょぼん。
「リリ……」
「私と一緒に遊ぼうね♪」
リリに声をかけたら、ニコッと微笑まれて誘われた。
もふもふ教のみんながリリを凝視して、『言いたいことはいろいろあるけど、この人にはなんも言えねえっ』って感じの表情をしてる。
リリの微笑みは崩れない。強い。
「──もちろん、ルトも一緒にね♪」
「リリ、俺を巻き込むなよ……あーっ、もう、わかった! そんなニコニコしながら俺を見るな!」
リリに抱きつかれて誘われたルトは、一旦は拒否したものの、あっさり負けた。やっぱりリリは強い。
ということで、食後の予定が決まったし、宿借蛸の試食会をするよー。
美味しかったら、お店での素材買取強化か、自分で狩りに行くか、予定を立てなきゃ。さすがにソロで戦うのはまだ厳しそうだから、みんなが売ってくれたら万々歳なんだけどなぁ。
「みんな一個ずつは食べられるはずだから順番に取ってねー」
「らぴゅ(ラッたん、タコ焼き食べるぅ)」
「うんうん、わかってたよ」
一番に取りにきたラッタンに、舟形の容器に入れたタコ焼きを渡した。ソースとマヨネーズ、青のりをかけたタコ焼きの上で、かつお節が踊ってる。
丸い食べ物が大好きなラッタンには、多めにタコ焼きをあげようね~。
見た目も匂いも美味しそうな、自慢の一品をご賞味あれ。
「らぴゅ(あちち、うままぁ♪)」
パクッとタコ焼きを食べたラッタンが、目をキラキラと輝かせて、容器を両手で掲げるように持ちながらくるくると回った。
踊ってるみたいにステップを踏んで、美味しいものを食べた喜びを全身で表現してる。可愛い!
「さすがモモさんのテイムモンス……! すでにかわゆいダンスパフォーマンスができるんですね……!」
タマモが『尊(*ˊཫˋ*)死』と書かれたうちわを持って、砂浜に倒れていた。
……成仏してクレメンス。
タマモの反応をスルーして、みんなに料理を配る。
僕も実食するよー!
まずはラッタンが喜んでたタコ焼きを食べよう。
「はふはふ……うまうまー!」
出汁がきいた生地とコクのあるソースの味わいが口の中いっぱいに溢れて、噛み締めるとタコの濃厚な旨味が押し寄せてくる。
リアルで食べたタコ焼きを含めても、今まで食べた中で一番美味しい!
浄化しないと食べられない、っていう説明に、味はどんなものかなーっとちょっぴり不安だったけど、全然問題なかったね。
「刺身も美味しいよー」
リリがニコニコと微笑みながら食べてる。
自分で持ち込んだ酢飯にのせて、即席の握り寿司にして食べるのが気に入ったみたいだ。さすがお寿司好きだね。
ルトは「タコの唐揚げも、しっかりとした味付けにタコの旨味が負けてなくて、相乗効果で美味い。白米何杯もいけそう」と満足げだ。
僕も食べようっと。
真っ白なタコの刺身をしょう油につけてパクッと。
「おー、うまうま。歯ごたえがしっかりしてるね」
新鮮って感じ。美味しくて自然と頬がゆるゆると緩んじゃう。
美味しいものを食べると幸せな気分になるよね。
カルパッチョはソースの酸味でタコの甘みが増したように感じつつも、さっぱり食べられる。
お酒を飲んでる人たちは「ワイン飲みすぎちゃう!」とか「なるほど……日本酒おかわり!」とか、つまみとして大好評だ。
ちょっと羨ましい。僕もお酒飲んでみたいなぁ。
タコの唐揚げは予想通りの美味しさ。
ルトが言う通り、味が濃いから白米のおかずにピッタリだね。
これまでにたくさん海鮮料理を食べてたのに、ペロッと完食しちゃった。
今日はちょっと食べすぎたよー。でも、楽しかったからいっか。
「ごちそーさまでした!」
僕がもふっと手を合わせて挨拶すると、みんなも「「「ご馳走様でした!」」」と一斉に言った。こんな場面でも息が揃うって、なんか面白い。
さすが『モモさんは神!』っていう合言葉で日頃から鍛えてる(?)だけあるね。
「モモ、滑りに行こう!」
「うん! 楽しみだねー」
食後はリリとルトと一緒にウォータースライダーへ。
悔しそうに涙を流して見送ってくれたタマモに笑いながら、一番上まで来たよ。下から見て想像していたのより高い。
筒状のウォータースライダーは、半分が透明になっていて外が見える。景色を楽しみながら滑れるってことだ。
砂浜はライトアップされて綺麗だし、これを見ながら滑るのがいいね。星空も見えるかな?
「モモもこれに乗ってね」
二人用の大きさの浮き輪に入ったリリとルトに挟まれて、僕も準備オッケー。わくわくする~♪
「んじゃ、行くぞ──三・二・一」
ルトのカウントダウンを合図に滑り始める。
びゅーんっと滑るのが気持ちいいよー。水がかかるのも涼しいし楽しい!
リリと二人できゃあきゃあとはしゃいでいたら、不意にドンッと音がした。そして、空がカラフルな光で染まるのが見える。
「お、花火」
「え、すごーい! これ、タマモちゃんたちが用意してくれたのかな」
ルトが感心した様子で呟くと、リリが弾んだ声で応じた。
タマモ、やるねぇ。
何度も上がる花火に照らされながら、バシャーンと海に飛び込む。
その時に一際大きな花火が上がって、まるで光のシャワーが降り注いでくるように感じられた。
ウォータースライダーは楽しかったし、花火も綺麗で最高!
砂浜で出迎えてくれたタマモを見て、高揚した気分のまま、お礼の気持ちを込めてぎゅっと抱きついた。
「ありがとう、タマモ! すっごく楽しかった!」
「ふふ、モモさんに喜んでもらえたなら、それだけでご褒美です」
僕を抱き上げたかと思うと、満面の笑みを浮かべたタマモがくるくると回る。
打ち上げられ続ける花火が万華鏡のように見えて、綺麗で楽しくて「あはは!」と笑っちゃった。
最高の夏の思い出ができたよ。
みんなありがとー!
そして、タマモたちが何を企んでいたかも明らかになる。
「お、おー……?」
いつの間にか、砂浜に巨大なウォータースライダーが現れていた。らせん状の滑り台をおりたら、そのまま海の中にダイブするタイプ。面白そう!
それだけじゃなく、砂浜にはカラフルなビーチパラソルや水上アクティビティ用の道具を貸し出す店などが作られて、海水浴場らしい雰囲気が増してる。
「まさか、タマモはウォータースライダーも作れるの……?」
僕はおそるおそる尋ねた。
タマモは巨大展望台(うさ耳の形)を作れるくらいだし、ウォータースライダーを作れても不思議じゃないかも。
「いやいや、残念ながら、それはまだ無理です」
「まだ、かぁ……」
首を振るタマモを見ながら、『つまり、いつかは作れるようになるつもりなんだね』と悟った。タマモの方向性がたまにわからなくなるよ。
「これは海イベントの報酬の一つなんですよ!」
「え、そうなんだ?」
予想外なことを教えられてちょっとビックリした。
そういえば、まだ海イベントの報酬を確認してなかったな。ウォータースライダーみたいな大きな遊具も交換できるのか。
イースターイベントで遊園地の遊具が景品として並んでたし、こういう遊び道具が手に入ってもおかしくないもんね。
普通のプレイヤーじゃ置く場所がないから、需要がすごく限られそうだけど。
「あとで一緒に滑りましょう!」
ワクワクと期待に満ちた目で言われて、僕が「そうだねー」と頷く前に、タマモがもふもふ教のみんなに連れ去られていった。
僕がきょとんとしていると、タマモを囲む人々から「抜け駆け禁止!」「もふらーさんだけ美味しい思いはさせないよ!」「呪っちゃうぞ♡」という声が聞こえてくる。
「なるほどぉ……僕は一人で滑った方がよさそうだね!」
「「「えっ」」」
争うくらいなら、と思って提案したら、時が止まったように、みんなが驚愕の表情で固まる。
僕、間違ったこと言ってなくない?
ルトをツンツンとつついて聞いてみても、「俺を巻き込むな」と一言で拒否された。しょぼん。
「リリ……」
「私と一緒に遊ぼうね♪」
リリに声をかけたら、ニコッと微笑まれて誘われた。
もふもふ教のみんながリリを凝視して、『言いたいことはいろいろあるけど、この人にはなんも言えねえっ』って感じの表情をしてる。
リリの微笑みは崩れない。強い。
「──もちろん、ルトも一緒にね♪」
「リリ、俺を巻き込むなよ……あーっ、もう、わかった! そんなニコニコしながら俺を見るな!」
リリに抱きつかれて誘われたルトは、一旦は拒否したものの、あっさり負けた。やっぱりリリは強い。
ということで、食後の予定が決まったし、宿借蛸の試食会をするよー。
美味しかったら、お店での素材買取強化か、自分で狩りに行くか、予定を立てなきゃ。さすがにソロで戦うのはまだ厳しそうだから、みんなが売ってくれたら万々歳なんだけどなぁ。
「みんな一個ずつは食べられるはずだから順番に取ってねー」
「らぴゅ(ラッたん、タコ焼き食べるぅ)」
「うんうん、わかってたよ」
一番に取りにきたラッタンに、舟形の容器に入れたタコ焼きを渡した。ソースとマヨネーズ、青のりをかけたタコ焼きの上で、かつお節が踊ってる。
丸い食べ物が大好きなラッタンには、多めにタコ焼きをあげようね~。
見た目も匂いも美味しそうな、自慢の一品をご賞味あれ。
「らぴゅ(あちち、うままぁ♪)」
パクッとタコ焼きを食べたラッタンが、目をキラキラと輝かせて、容器を両手で掲げるように持ちながらくるくると回った。
踊ってるみたいにステップを踏んで、美味しいものを食べた喜びを全身で表現してる。可愛い!
「さすがモモさんのテイムモンス……! すでにかわゆいダンスパフォーマンスができるんですね……!」
タマモが『尊(*ˊཫˋ*)死』と書かれたうちわを持って、砂浜に倒れていた。
……成仏してクレメンス。
タマモの反応をスルーして、みんなに料理を配る。
僕も実食するよー!
まずはラッタンが喜んでたタコ焼きを食べよう。
「はふはふ……うまうまー!」
出汁がきいた生地とコクのあるソースの味わいが口の中いっぱいに溢れて、噛み締めるとタコの濃厚な旨味が押し寄せてくる。
リアルで食べたタコ焼きを含めても、今まで食べた中で一番美味しい!
浄化しないと食べられない、っていう説明に、味はどんなものかなーっとちょっぴり不安だったけど、全然問題なかったね。
「刺身も美味しいよー」
リリがニコニコと微笑みながら食べてる。
自分で持ち込んだ酢飯にのせて、即席の握り寿司にして食べるのが気に入ったみたいだ。さすがお寿司好きだね。
ルトは「タコの唐揚げも、しっかりとした味付けにタコの旨味が負けてなくて、相乗効果で美味い。白米何杯もいけそう」と満足げだ。
僕も食べようっと。
真っ白なタコの刺身をしょう油につけてパクッと。
「おー、うまうま。歯ごたえがしっかりしてるね」
新鮮って感じ。美味しくて自然と頬がゆるゆると緩んじゃう。
美味しいものを食べると幸せな気分になるよね。
カルパッチョはソースの酸味でタコの甘みが増したように感じつつも、さっぱり食べられる。
お酒を飲んでる人たちは「ワイン飲みすぎちゃう!」とか「なるほど……日本酒おかわり!」とか、つまみとして大好評だ。
ちょっと羨ましい。僕もお酒飲んでみたいなぁ。
タコの唐揚げは予想通りの美味しさ。
ルトが言う通り、味が濃いから白米のおかずにピッタリだね。
これまでにたくさん海鮮料理を食べてたのに、ペロッと完食しちゃった。
今日はちょっと食べすぎたよー。でも、楽しかったからいっか。
「ごちそーさまでした!」
僕がもふっと手を合わせて挨拶すると、みんなも「「「ご馳走様でした!」」」と一斉に言った。こんな場面でも息が揃うって、なんか面白い。
さすが『モモさんは神!』っていう合言葉で日頃から鍛えてる(?)だけあるね。
「モモ、滑りに行こう!」
「うん! 楽しみだねー」
食後はリリとルトと一緒にウォータースライダーへ。
悔しそうに涙を流して見送ってくれたタマモに笑いながら、一番上まで来たよ。下から見て想像していたのより高い。
筒状のウォータースライダーは、半分が透明になっていて外が見える。景色を楽しみながら滑れるってことだ。
砂浜はライトアップされて綺麗だし、これを見ながら滑るのがいいね。星空も見えるかな?
「モモもこれに乗ってね」
二人用の大きさの浮き輪に入ったリリとルトに挟まれて、僕も準備オッケー。わくわくする~♪
「んじゃ、行くぞ──三・二・一」
ルトのカウントダウンを合図に滑り始める。
びゅーんっと滑るのが気持ちいいよー。水がかかるのも涼しいし楽しい!
リリと二人できゃあきゃあとはしゃいでいたら、不意にドンッと音がした。そして、空がカラフルな光で染まるのが見える。
「お、花火」
「え、すごーい! これ、タマモちゃんたちが用意してくれたのかな」
ルトが感心した様子で呟くと、リリが弾んだ声で応じた。
タマモ、やるねぇ。
何度も上がる花火に照らされながら、バシャーンと海に飛び込む。
その時に一際大きな花火が上がって、まるで光のシャワーが降り注いでくるように感じられた。
ウォータースライダーは楽しかったし、花火も綺麗で最高!
砂浜で出迎えてくれたタマモを見て、高揚した気分のまま、お礼の気持ちを込めてぎゅっと抱きついた。
「ありがとう、タマモ! すっごく楽しかった!」
「ふふ、モモさんに喜んでもらえたなら、それだけでご褒美です」
僕を抱き上げたかと思うと、満面の笑みを浮かべたタマモがくるくると回る。
打ち上げられ続ける花火が万華鏡のように見えて、綺麗で楽しくて「あはは!」と笑っちゃった。
最高の夏の思い出ができたよ。
みんなありがとー!
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