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12章 美味しいもの大好き!
479.待ちに待ったアレ!
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ナーグの研究室からようやく出られて、アリスちゃんを家に送り届けてから、第二の街のホームにやって来た。
トアさんやナーグと美味しい物談義をしたから、作ってみたくなったんだ。
リアルでもトアさんは食に関わる仕事をしているらしく、知識が豊富だった。
いろんな国の料理やお菓子を教えてもらえて、創作意欲が高まっちゃったよ。
もちろん、料理研究家のナーグも、この世界ならではのレシピに詳しくて、真似して作るのが楽しみ!
「どんなのを作ろうかなー」
アイテムボックスやストレージの中身を見ながら考える。
いろいろ試してみるには、ちょっと食材が足りないかも? あとで農地に行って、収穫できるものがないか探してこなきゃ。
モンスター素材はお店の買取機能で、結構たくさんあるんだけどね。
むむぅ、と考えていたら、不意にポンッと通知音が聞こえた。
ルトたちに送ったチャットへの返信かな、と思いながら開いてみると、予想外の送り主『運営』という字が見える。
『FROM:運営
件名:第三陣プレイヤーの第二の街到達率90%超え、おめでとうございます!』
お、もう第三陣のプレイヤーがそんなに第二の街に来てるのか。
確かに、街中で初々しい感じの人たちを見る気がする。みんなおめでとー。
心の中でお祝いしながらメッセージを開く。
こういう時、お祝いのイベントが行われたりするから、ちゃんとチェックしなくちゃ。
——————
第三陣プレイヤーの第二の街到達率90%超えを祝して、イベントの開催が決定しました!
その名も『第二回グルメ大会』です。
第一陣プレイヤーの皆様は経験されている方が多いかと思われますが、今回も前回同様、第二の街で開催される、美食を競う祭典となっております。
今回から、プレイヤーも出店が可能になりますので、追記のイベント詳細をぜひご確認くださいませ。
皆様の参加を心よりお待ちいたしております!
——————
「え、グルメ大会!? やっとやるんだ?」
懐かしいイベントの名前に、ニコニコと微笑んじゃう。
前回のグルメ大会の時に、第二回はプレイヤー参加も可能になるって聞いてたから楽しみにしてたんだよね。
「あの時は幻桃探しをがんばって、優勝賞品をもらえたんだよなぁ」
応援したパティエンヌちゃんが優勝して喜んでたから、僕も幸せな気分になったんだよ。
あのイベント、すっごく楽しかった。店側として参加するって考えたら、ウキウキしちゃう。
「詳細は──」
他にも来ていたメッセージを確認する。
それによると、プレイヤーはイベント用の屋台を用意して、当日にお店を出すことになるらしい。
当日に投票してもらって一位になると、『最優秀旅人料理人賞』が授与されて、豪華報酬ももらえるんだって。
大会では異世界の住人の料理人の店も別枠で『最優秀現地料理人賞』が用意されてるらしいから、前回のグルメ大会の仕組みに、プレイヤー部門を足した感じみたいだ。
「なるほどー。まずは参加登録が必要なんだね」
説明をすべて確認して、今後の予定を立てる。
グルメ大会に向けて必要な事前準備は三つ。
①グルメ大会委員会の参加受付所で参加登録
(食事部門かスイーツ部門を選択、またはその両方でのエントリーが可能)
②グルメ大会用屋台を作る
③売る料理を決めて、委員会に申請する
これくらいだね。
屋台を作るのも、売る料理を考えるのも楽しみ!
みんなに喜んでもらえるものを作りたいなー。
ちょうどナーグから幻の食材の情報をもらったし、入手できたら僕も使ってみようかな。
美味しいものがいっぱいって噂の長靴猫の里についても知れたし、訪ねて美味しい料理のレシピをゲットできたらいいなぁ。
「とりあえず参加登録しに行くぞー!」
気合いを入れて中心街に出発。
グルメ大会委員会の参加受付所は、役場にあるらしい。
役場って領主様の居城の一画にあるんだよね。久々に行く気がする。
同じ敷地内には仮想施設があるし、料理スキルのレベルアップを狙って行ってみようかな。
最近全然このスキルのレベルが上がらないんだよねぇ。レベルマックスに達してるわけじゃないはずなんだけど。
ルンルンと街を進み、出会うもふもふ教のプレイヤーや異世界の住人に手を振って愛嬌を振りまきながら、役場に到着した。
お城だぞー。
前回はこの中には入らなかったんだよなぁ。
役場の中はリアルの市役所と似てるシンプルで機能的な内装で、ちょっとホッとした。豪華すぎると、ちょっと緊張しちゃうもんね。
キョロキョロと見回すと、住民用の手続きカウンターの端に、大きく『第二回グルメ大会参加受付所』と書かれた看板があるのが見えた。親切な案内ありがとー。
テクテクと歩いて近づき、受付所カウンターから僕を凝視してるお姉さんに手を振る。
「こんちゃー。ここでグルメ大会に参加申し込みできるの?」
「は、はい! できます!」
なんかキラキラとした目を向けられた。よく見る感じのこれは──きっともふもふ教!
僕同様に参加申し込みに来たらしき人が「モモさんは神」と呟く。すると、受付のお姉さんが即座に「モモさんは神!」と返した。
これはもふもふ教の合言葉のようなものだから、お姉さんたちがもふもふ教の信徒であることが確定した。
それだけじゃなく──
「モモさんは神!」
「はわわっ、モモさんは神!」
──と、役場内のいたるところから輪唱のように次々と聞こえてきて、目が丸くなっちゃった。
ここのもふもふ教率、高すぎじゃない!?
「モモさんは神! ──さすがモモさん、一瞬で場を掌握しましたね」
いつの間にか、後ろにナディアが立っていた。
サムズアップして褒めてくれたけど、僕は正直ちょっと引いてるよ……。
「ナディア、こんちゃー。まさか、こんなにたくさんのもふもふ教信徒がここにいたとは思わなかったよ……あはは……」
「こんちゃー。もふもふ教の勢力、凄いですよね」
「教祖兼神の僕が知らなかった真実だ……」
「ふふふ、モモさんは普段スルーしてるだけでしょう?」
「そうかな~? ……そうかも~?」
ナディアと話しながら、グルメ大会参加申し込みを完了。
もふもふ教の一員でもあるお姉さんが、ニコニコと微笑みながら手際よく済ませてくれたよ。
僕は、食事部門とスイーツ部門、両方に参加するぞー。
「料理人だからナディアも参加するだろうなーって思ってたけど、これでライバルってことだね」
僕と同じく参加申し込みを終えたナディアを見上げて呟く。
ナディアは職業を料理人にするくらい、本格的に料理を作ってるプレイヤーだ。これは手強そうだぞ……。
「んー、でも、モモさんがいるってだけで、私は負けちゃいそうなので、上位の賞を狙うつもりです」
フフッと笑って答えたナディアに、僕はパチパチと目を瞬かせた。
そっか……これって、投票で決まるから、プレイヤー人気で票が集まったら、美味しさとか関係なく優勝できちゃうのか。
……それはちょっと悔しい気がする。
せっかく美味しいものを作ろうとがんばるんだから、味で判断してほしいよ。
「タマモに言っておく! 僕だから、じゃなくて、ちゃんと食べて一番美味しいと思ったところに投票してって、もふもふ教内に通達してもらわなきゃ」
僕がそう宣言すると、ナディアがキョトンとした顔になった後、すごく幸せそうな顔で微笑んだ。
「それは素敵な考えですね。モモさんらしいです。それなら、私も、モモさんに負けないよう、美味しい料理を作れるようにがんばります!」
「うん、ライバルとしてお互いがんばろう!」
ナディアと固い握手を交わす。
こういう競い合う関係ってあまり経験したことがないから、ルンルンしちゃう。
楽しみながら、負けないようにがんばろっと。
トアさんやナーグと美味しい物談義をしたから、作ってみたくなったんだ。
リアルでもトアさんは食に関わる仕事をしているらしく、知識が豊富だった。
いろんな国の料理やお菓子を教えてもらえて、創作意欲が高まっちゃったよ。
もちろん、料理研究家のナーグも、この世界ならではのレシピに詳しくて、真似して作るのが楽しみ!
「どんなのを作ろうかなー」
アイテムボックスやストレージの中身を見ながら考える。
いろいろ試してみるには、ちょっと食材が足りないかも? あとで農地に行って、収穫できるものがないか探してこなきゃ。
モンスター素材はお店の買取機能で、結構たくさんあるんだけどね。
むむぅ、と考えていたら、不意にポンッと通知音が聞こえた。
ルトたちに送ったチャットへの返信かな、と思いながら開いてみると、予想外の送り主『運営』という字が見える。
『FROM:運営
件名:第三陣プレイヤーの第二の街到達率90%超え、おめでとうございます!』
お、もう第三陣のプレイヤーがそんなに第二の街に来てるのか。
確かに、街中で初々しい感じの人たちを見る気がする。みんなおめでとー。
心の中でお祝いしながらメッセージを開く。
こういう時、お祝いのイベントが行われたりするから、ちゃんとチェックしなくちゃ。
——————
第三陣プレイヤーの第二の街到達率90%超えを祝して、イベントの開催が決定しました!
その名も『第二回グルメ大会』です。
第一陣プレイヤーの皆様は経験されている方が多いかと思われますが、今回も前回同様、第二の街で開催される、美食を競う祭典となっております。
今回から、プレイヤーも出店が可能になりますので、追記のイベント詳細をぜひご確認くださいませ。
皆様の参加を心よりお待ちいたしております!
——————
「え、グルメ大会!? やっとやるんだ?」
懐かしいイベントの名前に、ニコニコと微笑んじゃう。
前回のグルメ大会の時に、第二回はプレイヤー参加も可能になるって聞いてたから楽しみにしてたんだよね。
「あの時は幻桃探しをがんばって、優勝賞品をもらえたんだよなぁ」
応援したパティエンヌちゃんが優勝して喜んでたから、僕も幸せな気分になったんだよ。
あのイベント、すっごく楽しかった。店側として参加するって考えたら、ウキウキしちゃう。
「詳細は──」
他にも来ていたメッセージを確認する。
それによると、プレイヤーはイベント用の屋台を用意して、当日にお店を出すことになるらしい。
当日に投票してもらって一位になると、『最優秀旅人料理人賞』が授与されて、豪華報酬ももらえるんだって。
大会では異世界の住人の料理人の店も別枠で『最優秀現地料理人賞』が用意されてるらしいから、前回のグルメ大会の仕組みに、プレイヤー部門を足した感じみたいだ。
「なるほどー。まずは参加登録が必要なんだね」
説明をすべて確認して、今後の予定を立てる。
グルメ大会に向けて必要な事前準備は三つ。
①グルメ大会委員会の参加受付所で参加登録
(食事部門かスイーツ部門を選択、またはその両方でのエントリーが可能)
②グルメ大会用屋台を作る
③売る料理を決めて、委員会に申請する
これくらいだね。
屋台を作るのも、売る料理を考えるのも楽しみ!
みんなに喜んでもらえるものを作りたいなー。
ちょうどナーグから幻の食材の情報をもらったし、入手できたら僕も使ってみようかな。
美味しいものがいっぱいって噂の長靴猫の里についても知れたし、訪ねて美味しい料理のレシピをゲットできたらいいなぁ。
「とりあえず参加登録しに行くぞー!」
気合いを入れて中心街に出発。
グルメ大会委員会の参加受付所は、役場にあるらしい。
役場って領主様の居城の一画にあるんだよね。久々に行く気がする。
同じ敷地内には仮想施設があるし、料理スキルのレベルアップを狙って行ってみようかな。
最近全然このスキルのレベルが上がらないんだよねぇ。レベルマックスに達してるわけじゃないはずなんだけど。
ルンルンと街を進み、出会うもふもふ教のプレイヤーや異世界の住人に手を振って愛嬌を振りまきながら、役場に到着した。
お城だぞー。
前回はこの中には入らなかったんだよなぁ。
役場の中はリアルの市役所と似てるシンプルで機能的な内装で、ちょっとホッとした。豪華すぎると、ちょっと緊張しちゃうもんね。
キョロキョロと見回すと、住民用の手続きカウンターの端に、大きく『第二回グルメ大会参加受付所』と書かれた看板があるのが見えた。親切な案内ありがとー。
テクテクと歩いて近づき、受付所カウンターから僕を凝視してるお姉さんに手を振る。
「こんちゃー。ここでグルメ大会に参加申し込みできるの?」
「は、はい! できます!」
なんかキラキラとした目を向けられた。よく見る感じのこれは──きっともふもふ教!
僕同様に参加申し込みに来たらしき人が「モモさんは神」と呟く。すると、受付のお姉さんが即座に「モモさんは神!」と返した。
これはもふもふ教の合言葉のようなものだから、お姉さんたちがもふもふ教の信徒であることが確定した。
それだけじゃなく──
「モモさんは神!」
「はわわっ、モモさんは神!」
──と、役場内のいたるところから輪唱のように次々と聞こえてきて、目が丸くなっちゃった。
ここのもふもふ教率、高すぎじゃない!?
「モモさんは神! ──さすがモモさん、一瞬で場を掌握しましたね」
いつの間にか、後ろにナディアが立っていた。
サムズアップして褒めてくれたけど、僕は正直ちょっと引いてるよ……。
「ナディア、こんちゃー。まさか、こんなにたくさんのもふもふ教信徒がここにいたとは思わなかったよ……あはは……」
「こんちゃー。もふもふ教の勢力、凄いですよね」
「教祖兼神の僕が知らなかった真実だ……」
「ふふふ、モモさんは普段スルーしてるだけでしょう?」
「そうかな~? ……そうかも~?」
ナディアと話しながら、グルメ大会参加申し込みを完了。
もふもふ教の一員でもあるお姉さんが、ニコニコと微笑みながら手際よく済ませてくれたよ。
僕は、食事部門とスイーツ部門、両方に参加するぞー。
「料理人だからナディアも参加するだろうなーって思ってたけど、これでライバルってことだね」
僕と同じく参加申し込みを終えたナディアを見上げて呟く。
ナディアは職業を料理人にするくらい、本格的に料理を作ってるプレイヤーだ。これは手強そうだぞ……。
「んー、でも、モモさんがいるってだけで、私は負けちゃいそうなので、上位の賞を狙うつもりです」
フフッと笑って答えたナディアに、僕はパチパチと目を瞬かせた。
そっか……これって、投票で決まるから、プレイヤー人気で票が集まったら、美味しさとか関係なく優勝できちゃうのか。
……それはちょっと悔しい気がする。
せっかく美味しいものを作ろうとがんばるんだから、味で判断してほしいよ。
「タマモに言っておく! 僕だから、じゃなくて、ちゃんと食べて一番美味しいと思ったところに投票してって、もふもふ教内に通達してもらわなきゃ」
僕がそう宣言すると、ナディアがキョトンとした顔になった後、すごく幸せそうな顔で微笑んだ。
「それは素敵な考えですね。モモさんらしいです。それなら、私も、モモさんに負けないよう、美味しい料理を作れるようにがんばります!」
「うん、ライバルとしてお互いがんばろう!」
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