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3章 商人への道?
80.商品製作だー
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乳製品直売所で十分に食材を手に入れたから、次は養鶏所へ。
なんとカミラがついてきてくれた。
「カミラ、僕についてきて暇じゃない?」
「別に。たまにはのんびりするのもいい」
「そう?」
僕はカミラと話すの楽しいからるんるんだけど、カミラは表情が変わらなくてわかりにくい。
でも、ついてきたってことは、僕と過ごす時間を気に入ってくれてるのかな。
「ん。……養鶏場はここ。購入は、そこの無人販売所」
「鶏はモンスター?」
「当たり前」
卵と精肉が並んだ無人販売所を横目に、養鶏場を眺める。明らかに鶏っぽくない色味の鳥がたくさんいるけど、青乳牛で慣れたから驚かないよ。
――――――
【緑玉鶏】
風属性モンスター。穏やかな性格で、人に飼育されていることが多い。卵や肉は高級品として取引される。
主な攻撃手段はクチバシドリル、ウィンドカッター。
――――――
鑑定結果にうん、と頷く。
緑玉鶏は玉のように丸っこい緑色の鶏だった。ちょっと可愛いかも。僕より小さいし。
というか、カミラが「モンスターなのは当たり前」って言うってことは、動物がいない可能性高まった? アリスちゃんのペットは子猫っぽいモンスターなのかな?
「この子たちには餌付けできるの?」
「……なんで」
「青乳牛にはたくさん果物あげてなつかれたんだよー」
「なんで」
二回言われた。すごく不思議そうな目をしてる。そんなに変なことをしたつもりはないんだけど。システムにもあるんでしょ?
「――……緑玉鶏は葉物野菜が好き。ちょっとならあげてもいい」
「わかったー。レタスいっぱいあるから、あげるよー」
養鶏場の入口近くにいる子にレタスをあげたら、なんか集まってきた。もっふもふの山になってる。たくさんあるから、喧嘩せずに食べてね?
「モモは変」
「なんで」
「……真似?」
「乗り移った」
「バカモモ」
スパルくんにするみたいに怒られたー。仲良くなれたからこそかな!
全然めげずに笑ってたら、カミラは肩をすくめて目を逸らした。
〈緑玉鶏の餌付けに成功しました。親密度が十%になりました。【モンスターの贈り物】として【緑玉鶏のお守り】を入手しました〉
おお! 緑玉鶏からももらえた!
これ、毎日通ったら、毎回もらえるのかな?
もらったアイテム【緑玉鶏のお守り】は、十分間素早さが10上がる効果があるみたい。やったね! 飛翔スキルで飛ぶ速度が上がるの、すっごく嬉しい。
「卵とお肉買って帰ろーっと」
大量買いです。どっちも使う機会が多いからね。
でも、そろそろ所持金が心もとなくなってきたなー。屋台で稼げるといいんだけど。そのためには、たくさん商品を作っておかないと!
「……帰ってなにする?」
「屋台で売る商品作りだよ~」
「……興味ある」
「見に来る?」
無言で頷いたカミラを連れて、ホームに帰還です。転移スキルを使わずにのんびりと。市場で買い食いしたり、食材を買いだめしたりするのは日常です。
◇◆◇
ホームの玄関に、四角い箱が置いてあった。カミラ曰く「置き配箱。開けられるのは、届け先の人だけ。中身を取り出したら消える」とのこと。
わくわく、と開けたら両手で抱えるサイズの模型が入ってた。小さくて可愛い!
アイテムボックスに収納した後、取り出したら設置できるらしい。移動するのも、アイテムボックスで可能。便利だね~。
テンションが上がったまま、ホームに入ってから気づいたけど、異世界の住人をここに呼ぶの初めてかも。というか、リリとルト以外は来たことない。
ちょっと緊張してきたぞ?
「……カミラ。遠慮なく寛いでね!」
「うん」
工房内を眺めてるカミラに椅子を勧めてから、作業に取り掛かる。
まずは商品になるものを錬金術で作ろうと思って。あと、料理の下ごしらえもするよ。
「売るアイテムはなににしようかなー」
錬金玉でレシピ検索。
回復薬系は、いろんなお店で買えるから、あんまり売れないかも? 相場を崩してまで売るのは、なんか違うよね。
あ、でも、僕のオリジナルレシピで作る【体力・魔力回復薬】はいいかも。他では売ってないから、いくらで売るか考えないといけないけど。
「――よし、完成!」
パパッと大量に作る。錬金術での作業も慣れたもの――と思ったら、いつの間にか錬金術士としてのレベルが3になってた。
まだ魔術士レベルより低いけど、上がって嬉しい。
「便利なアイテム」
「欲しい?」
「ん」
カミラも欲しがるアイテムってことは、冒険者に売れそう!
「いくらで売ったらいいかなー?」
「……二千リョウでも、買う人は買う」
「ほんとに!?」
驚いちゃった。
冒険者が使うようなアイテムは、食材より随分と高いとは知ってたけど……二千リョウはボッタクリ価格って言われない?
「気になるなら、錬金術ギルドで参考価格を聞いてみるといい。生産系ギルドはどこも、そういう相談を受け付けてる」
「そうなんだ? 品質保証認定をもらうついでに聞いてみるよ」
良い情報をもらえた。
お礼に体力・魔力回復薬を一個、カミラにプレゼント。
「錬金術アイテムなら、夜に行動するための商品も人気」
「どういうの?」
「暗視ゴーグルとか、ランタンとか」
「なるほどー」
確かに、前に採掘しに行くとき、洞窟が暗くて困ったもんね。そういう時のアイテムがあれば便利かも。
「一応冒険者ギルドでも売ってるけど、短時間しか使えなくて高い」
「へぇ……僕が作れる暗視効果のあるアイテムは、【蛇柄メガネ】かな」
南の密林で大食蛇からドロップした【大食蛇の皮】を使って作るアイテム。一時間暗視効果が続くんだって。
「十分便利」
「じゃあ、これ作っとく! 他にも売れそうなアイテムがあったら教えてー」
「ん。じゃあ――」
カミラが色々とアイディアを出してくれる。ついて来てもらって助かったかも。
どんどんとアイテムを錬金しながら、にこにこと微笑む。
売る商品は、錬金アイテムと料理を半々にしようかな。
「料理を売るなら、乳製品を使ったものがいい」
「カミラ、乳製品が好きなんだね。さすが牧場を営んでる家の娘!」
「当然」
誇らしげな顔をしてる気がする。牧場での仕事が嫌で冒険者になったわけじゃないんだろうね。それなら、どうして家業を継がずに、冒険者になったんだろう?
「カミラが冒険者になったきっかけって、なに?」
「……子供の頃、助けてくれた魔術士がカッコよかった」
「モンスターに襲われたことがあったの?」
「ん。父の行商に付き合ってたとき」
あれ? そういえば、カミラのお父さんの話題、キャリーさんたちから聞かなかったな。牧場主がスパルくんってことは、もういない、とか……?
「……まさか、その時にお父さんが……?」
「商品を台無しにされてブチギレて、モンスター相手に暴れまわってた。そのせいで私にも被害が出そうになったとき、助けてくれたのが憧れの魔術士」
「って、助けてくれたって、お父さんの攻撃からかいっ!?」
勢いよくツッコミを入れちゃった。ちょっとしんみりした気分が台無しだよ。
「ふっ……カッコよかった。父は斧使いだけど、私には魔術士が合うと思った」
小さく笑ったカミラが可愛かった。これ、わざと誤解させるような言い方したね?
「お父さんって、今も行商してるの?」
「そう。牧場経営より、そっちが合ってるらしい。スパルに牧場を継がせて、普段は街の間を行ったり来たり」
「へぇ~、それだけ商品の評判がいいってことだね」
「高く売れてるらしい」
青乳牛の説明に、牛乳が高級品ってあったし、さもありなん。お父さんが元気そうでなによりです。
「それじゃ、そんなに評判の良い牛乳を使って、美味しい料理を作ろうかな!」
たくさん売れる商品作るぞ~!
******
◯NEWモンスター
【緑玉鶏】
風属性モンスター。穏やかな性格で、人に飼育されていることが多い。卵や肉は高級品として取引される。
主な攻撃手段はクチバシドリル、ウィンドカッター。
◯NEWアイテム
【緑玉鶏のお守り】レア度☆☆
使用すると、十分間、素早さが10上がる。
【蛇柄メガネ】レア度☆☆
使用すると、一時間、暗視効果が続く。
******
なんとカミラがついてきてくれた。
「カミラ、僕についてきて暇じゃない?」
「別に。たまにはのんびりするのもいい」
「そう?」
僕はカミラと話すの楽しいからるんるんだけど、カミラは表情が変わらなくてわかりにくい。
でも、ついてきたってことは、僕と過ごす時間を気に入ってくれてるのかな。
「ん。……養鶏場はここ。購入は、そこの無人販売所」
「鶏はモンスター?」
「当たり前」
卵と精肉が並んだ無人販売所を横目に、養鶏場を眺める。明らかに鶏っぽくない色味の鳥がたくさんいるけど、青乳牛で慣れたから驚かないよ。
――――――
【緑玉鶏】
風属性モンスター。穏やかな性格で、人に飼育されていることが多い。卵や肉は高級品として取引される。
主な攻撃手段はクチバシドリル、ウィンドカッター。
――――――
鑑定結果にうん、と頷く。
緑玉鶏は玉のように丸っこい緑色の鶏だった。ちょっと可愛いかも。僕より小さいし。
というか、カミラが「モンスターなのは当たり前」って言うってことは、動物がいない可能性高まった? アリスちゃんのペットは子猫っぽいモンスターなのかな?
「この子たちには餌付けできるの?」
「……なんで」
「青乳牛にはたくさん果物あげてなつかれたんだよー」
「なんで」
二回言われた。すごく不思議そうな目をしてる。そんなに変なことをしたつもりはないんだけど。システムにもあるんでしょ?
「――……緑玉鶏は葉物野菜が好き。ちょっとならあげてもいい」
「わかったー。レタスいっぱいあるから、あげるよー」
養鶏場の入口近くにいる子にレタスをあげたら、なんか集まってきた。もっふもふの山になってる。たくさんあるから、喧嘩せずに食べてね?
「モモは変」
「なんで」
「……真似?」
「乗り移った」
「バカモモ」
スパルくんにするみたいに怒られたー。仲良くなれたからこそかな!
全然めげずに笑ってたら、カミラは肩をすくめて目を逸らした。
〈緑玉鶏の餌付けに成功しました。親密度が十%になりました。【モンスターの贈り物】として【緑玉鶏のお守り】を入手しました〉
おお! 緑玉鶏からももらえた!
これ、毎日通ったら、毎回もらえるのかな?
もらったアイテム【緑玉鶏のお守り】は、十分間素早さが10上がる効果があるみたい。やったね! 飛翔スキルで飛ぶ速度が上がるの、すっごく嬉しい。
「卵とお肉買って帰ろーっと」
大量買いです。どっちも使う機会が多いからね。
でも、そろそろ所持金が心もとなくなってきたなー。屋台で稼げるといいんだけど。そのためには、たくさん商品を作っておかないと!
「……帰ってなにする?」
「屋台で売る商品作りだよ~」
「……興味ある」
「見に来る?」
無言で頷いたカミラを連れて、ホームに帰還です。転移スキルを使わずにのんびりと。市場で買い食いしたり、食材を買いだめしたりするのは日常です。
◇◆◇
ホームの玄関に、四角い箱が置いてあった。カミラ曰く「置き配箱。開けられるのは、届け先の人だけ。中身を取り出したら消える」とのこと。
わくわく、と開けたら両手で抱えるサイズの模型が入ってた。小さくて可愛い!
アイテムボックスに収納した後、取り出したら設置できるらしい。移動するのも、アイテムボックスで可能。便利だね~。
テンションが上がったまま、ホームに入ってから気づいたけど、異世界の住人をここに呼ぶの初めてかも。というか、リリとルト以外は来たことない。
ちょっと緊張してきたぞ?
「……カミラ。遠慮なく寛いでね!」
「うん」
工房内を眺めてるカミラに椅子を勧めてから、作業に取り掛かる。
まずは商品になるものを錬金術で作ろうと思って。あと、料理の下ごしらえもするよ。
「売るアイテムはなににしようかなー」
錬金玉でレシピ検索。
回復薬系は、いろんなお店で買えるから、あんまり売れないかも? 相場を崩してまで売るのは、なんか違うよね。
あ、でも、僕のオリジナルレシピで作る【体力・魔力回復薬】はいいかも。他では売ってないから、いくらで売るか考えないといけないけど。
「――よし、完成!」
パパッと大量に作る。錬金術での作業も慣れたもの――と思ったら、いつの間にか錬金術士としてのレベルが3になってた。
まだ魔術士レベルより低いけど、上がって嬉しい。
「便利なアイテム」
「欲しい?」
「ん」
カミラも欲しがるアイテムってことは、冒険者に売れそう!
「いくらで売ったらいいかなー?」
「……二千リョウでも、買う人は買う」
「ほんとに!?」
驚いちゃった。
冒険者が使うようなアイテムは、食材より随分と高いとは知ってたけど……二千リョウはボッタクリ価格って言われない?
「気になるなら、錬金術ギルドで参考価格を聞いてみるといい。生産系ギルドはどこも、そういう相談を受け付けてる」
「そうなんだ? 品質保証認定をもらうついでに聞いてみるよ」
良い情報をもらえた。
お礼に体力・魔力回復薬を一個、カミラにプレゼント。
「錬金術アイテムなら、夜に行動するための商品も人気」
「どういうの?」
「暗視ゴーグルとか、ランタンとか」
「なるほどー」
確かに、前に採掘しに行くとき、洞窟が暗くて困ったもんね。そういう時のアイテムがあれば便利かも。
「一応冒険者ギルドでも売ってるけど、短時間しか使えなくて高い」
「へぇ……僕が作れる暗視効果のあるアイテムは、【蛇柄メガネ】かな」
南の密林で大食蛇からドロップした【大食蛇の皮】を使って作るアイテム。一時間暗視効果が続くんだって。
「十分便利」
「じゃあ、これ作っとく! 他にも売れそうなアイテムがあったら教えてー」
「ん。じゃあ――」
カミラが色々とアイディアを出してくれる。ついて来てもらって助かったかも。
どんどんとアイテムを錬金しながら、にこにこと微笑む。
売る商品は、錬金アイテムと料理を半々にしようかな。
「料理を売るなら、乳製品を使ったものがいい」
「カミラ、乳製品が好きなんだね。さすが牧場を営んでる家の娘!」
「当然」
誇らしげな顔をしてる気がする。牧場での仕事が嫌で冒険者になったわけじゃないんだろうね。それなら、どうして家業を継がずに、冒険者になったんだろう?
「カミラが冒険者になったきっかけって、なに?」
「……子供の頃、助けてくれた魔術士がカッコよかった」
「モンスターに襲われたことがあったの?」
「ん。父の行商に付き合ってたとき」
あれ? そういえば、カミラのお父さんの話題、キャリーさんたちから聞かなかったな。牧場主がスパルくんってことは、もういない、とか……?
「……まさか、その時にお父さんが……?」
「商品を台無しにされてブチギレて、モンスター相手に暴れまわってた。そのせいで私にも被害が出そうになったとき、助けてくれたのが憧れの魔術士」
「って、助けてくれたって、お父さんの攻撃からかいっ!?」
勢いよくツッコミを入れちゃった。ちょっとしんみりした気分が台無しだよ。
「ふっ……カッコよかった。父は斧使いだけど、私には魔術士が合うと思った」
小さく笑ったカミラが可愛かった。これ、わざと誤解させるような言い方したね?
「お父さんって、今も行商してるの?」
「そう。牧場経営より、そっちが合ってるらしい。スパルに牧場を継がせて、普段は街の間を行ったり来たり」
「へぇ~、それだけ商品の評判がいいってことだね」
「高く売れてるらしい」
青乳牛の説明に、牛乳が高級品ってあったし、さもありなん。お父さんが元気そうでなによりです。
「それじゃ、そんなに評判の良い牛乳を使って、美味しい料理を作ろうかな!」
たくさん売れる商品作るぞ~!
******
◯NEWモンスター
【緑玉鶏】
風属性モンスター。穏やかな性格で、人に飼育されていることが多い。卵や肉は高級品として取引される。
主な攻撃手段はクチバシドリル、ウィンドカッター。
◯NEWアイテム
【緑玉鶏のお守り】レア度☆☆
使用すると、十分間、素早さが10上がる。
【蛇柄メガネ】レア度☆☆
使用すると、一時間、暗視効果が続く。
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