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3章 商人への道?
94.カッコいいって言ってよ~
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るんるん。
今日は久しぶりのバトルを楽しんでます。
「――火の矢」
「お、それすげぇいいじゃん。けど、効果低いな。お前、レベリングさぼってるだろ」
「ギクッ」
「自分で言ってんなよ」
ルトに呆れた声で言われた。
火の矢で倒しきれなかった夢羊を、ルトが火を纏った剣で斬るのを眺める。これが魔術剣ってやつかぁ。強いしカッコいいね!
夢羊が消えると、経験値とドロップアイテムを入手できた。お肉と羊毛だよ。この毛でもぬいぐるみとか作れるのかな?
「最近治癒士の役割が少なくてつまんない」
リリがむくれた顔をしながら呟く。
「今、二人のレベルはどれくらい?」
「25だよー」
「おー……すごく離された!」
ガーン、と頬を押さえてムンクの叫びを真似ながら嘆くと、ルトに軽く頭を叩かれた。
「そりゃ、お前は全然バトルしてないんだから当然だろ」
「だって街中って、楽しいことがいっぱいなんだもん」
頬を膨らませると、ルトの手で潰される。ぷす、と抜ける空気が間抜けな感じ。恥ずかしい。
「それでワールドミッション二つも解放して? シークレットエリア発見しまくって? いつの間にか貴族のお嬢様にもなつかれたって?」
「屋台も始めたよー」
「知ってる。掲示板ですげぇ話題になってたから」
道すがら語ったことをまとめて言われたから補足したのに、呆れた顔をされたのはなんで? 僕的に、屋台を始めたのはすごく大きなことなんだけど。
「――まったく……お前はラノベの主人公かよ」
「え、下剋上とかしちゃう? 追放からの最強だぜ?」
「どれもお前には合わねぇな」
「うん。スローライフ系だよね! あ、僕、CMの打診があったんだー」
あっさりと話題を変えて、運営さんから来た依頼について話す。その間も襲ってくるモンスターを倒すのは続けてる。
今日は二人にレベリング&アイテム集めに協力してもらってるんだもん。この機会を無駄にしたくないよ。
「お前がCMか。……ほのぼの系だな」
「モモの動画、ほのぼの系以外ないよね」
「待って? 今の僕、カッコいいでしょ?」
ちゃんとバトルしてるんだよ? 魔術放ってる僕、ほのぼのしてないよ? ルトたちのおかげで危なげなく戦ってるから、バトル特有のドキドキ感はないかもしれないけど。
「いや……お前が戦ってるだけで、普通にほのぼの」
「モモ可愛いよー」
「褒められてるのに、嬉しくなーい!」
僕だって、カッコいいって言われたいときもあるんだぞ。
地団駄を踏みながら抗議しても、ルトには肩をすくめられ、リリには微笑まれるだけだった。悔しい。
……なんかすごい技使ってみたい。ルトたちの度肝を抜くような。
そのためには魔術スキルのレベル上げが必要かな。それとも、スキル屋さんで探してみる? スキル屋さん、元気かなー。
「あー、この辺のモンス、やっぱりもう刺激ねぇな」
「ルトってば、いつの間にバトルジャンキーになっちゃったの……!?」
「わりと最初からこうだったと思うよ」
ふざけて嘆いてみたら、リリに冷静にツッコミを入れられた。確かにルトはバトル好きなのを隠さず表してたね。
「ジャンキー、つうほどでもねぇけど。攻略組とは違ぇし」
「リリにあわせてるからでしょー」
ナチュラルにイチャついてるリア充め!
目を逸らすルトの膝裏に頭突き。……ルト、防御力高い装備を身に着けてるな。全然効果ない。
「――というか。物足りないなら、違うフィールド行けば? 北とかさぁ」
第三の街に進むには北の森林を抜ける必要がある。攻略を進めるなら、避けられない場所だ。僕は行ったことないけど。
「そーだな。そろそろ挑戦してみるか」
「二人パーティーだと、推奨レベルより上になってないと、危険なんだよねぇ。でも、一度行ってみるのはいいかも」
「最悪、死に戻りしても、失うもの少ないしな」
なぜかルトとリリが真顔になった。
死に戻りしても失うもの少ない。それはつまり――。
「金欠なんだ?」
「まぁ、そう。装備に金かけてるから」
「最近モモの衣装も作れないくらい、装備にお金が溶けていくんだよ……」
遠い目をしてる二人を交互に眺める。
バトルに集中してると、そういうものなんだね。僕、二人とはだいぶズレた楽しみ方でゲームしてるから、忘れてたよ。
……そうなると、やっぱり僕のファンの人たちって、金欠になってるのでは? それで他のことに支障が出てたら申し訳ないなぁ。
「――そう考えると、モモを推してる人たちって、要領よくプレイしてるよね。貢いで金欠になったって聞いたことない」
「そうなの?」
掲示板をまめにチェックしてるリリによると、僕の屋台での購入報告を載せている人たちは、お金が足りないと嘆くことがないらしい。むしろ、お金を稼ぐ意欲が高まると評判になってるみたいだ。
「あー、そういや、最近攻略組に並ぶくらい実力があるって噂のプレイヤーのほとんどが、モモのファンだって聞いたことあるな」
「タマモちゃんとかも強いもんねぇ」
顔を見合わせて肩をすくめてる二人。あんまり僕が悩む必要はなさそう?
「そっかぁ。それなら攻略に有益そうなアイテムも売ってみるかなぁ。みんなのバトルに役立ったら嬉しい!」
「……ま、いいんじゃね? そん時は俺にも教えろよ」
密かに期待の目をしてるルトに、笑いを噛み殺しながら「うん!」と答えておいた。
うさ耳の屋台に並ぶルトを想像すると、違和感がありすぎて面白い。いや、良いのができたらプレゼントするけどさ。
「あ、そういえば、麻痺薬を売ってるんでしょ? 余ってる? 結構効果高いらしいよね」
「そうなんだ?」
「なんで製作者が知らねぇんだよ」
「まだ使用した感想をもらってないもん」
シシリーを通してお客さんから使用感が伝わるよりも、掲示板情報の方が早いらしい。僕もチェックするべきかなー。でも、スレがたくさんありすぎて、どれを見ればいいのかわからなくなっちゃうんだよ。
「さすがに北の森林で最強のモブには効かないらしいけど」
「最強のモブ」
それは本当にモブなの? 最強なんだよね?
「あ、ごめん。エリアボスじゃないっていう意味ね」
「なるほど。というか、エリアボス発見されたの?」
「つい最近、遭遇したって人いたよ」
リリとルトが説明してくれたけど、めちゃくちゃ強いってことしかわからなかった。強いと言えば、岩犀と小象もそうだと思うけど、それ以上らしい。
「即死攻撃してくるらしいよ」
「このゲーム、それ好きだね。躱しようなくない?」
ピアもその攻撃持ってるけど、即死無効のスキルとかないと、倒すの無理じゃないかな。
「一応、即死攻撃の前には特有の仕草があるみたいだぜ。だから、即死無効アイテムを使って攻略するんじゃねぇかって言われてる。そんなアイテム見つかってねぇけど」
即死無効アイテムねぇ。僕も知らないなぁ。錬金術のレシピでも見たことないし。
「ん? そういえば……」
アイテムボックスを探る。
万が一のために備えて持ってきたはずなんだけど。
「――あった! 青乳牛のお守り!」
じゃじゃーんと掲げてみる。青色の牛っぽいぬいぐるみ。もふもふしてて触り心地がいい。
「なんだその原色」
「見たことないぬいぐるみだね。屋台で売ってるっていうもふもふアイテムではないよね?」
不思議そうな顔をしてる二人に、街中で飼われてるモンスターからもらったアイテムだと説明する。
「これの効果は『敵からの攻撃を一回無効化する』だよ! 即死攻撃も対応できるんじゃないかな」
「マジか! すげぇアイテムじゃん」
ルトが前のめりになってる。見た目に引いてたくせに、効果がすごいなら別にいいらしい。
「え、ほしい! 売ってくれる?」
「まだ一つしか持ってないからなぁ」
「餌付けしに行け」
「……行くのはいいけど」
二人もすればいいのでは?
というかモンスターの贈り物って、もしかしてエリアボス討伐に役立つアイテムが結構あるんじゃないかな? このタイミングでシステムが実装されてるってことは、その可能性高いよね。攻略に有益って説明があったし。
僕が知る限りの餌付けできるモンスターの話をしてみたら、ルトたちは真剣な顔で相談を始めた。シークレットエリアに興味が高まったようで嬉しい。
掲示板に情報を載せるらしいから、街もにぎわいが増すかな? それはそれで楽しいね!
あ、でも、スパルくんに人が増えるかもって教えとこう。勝手に青乳牛に餌付けされたら困っちゃうかもしれないもん。
今日は久しぶりのバトルを楽しんでます。
「――火の矢」
「お、それすげぇいいじゃん。けど、効果低いな。お前、レベリングさぼってるだろ」
「ギクッ」
「自分で言ってんなよ」
ルトに呆れた声で言われた。
火の矢で倒しきれなかった夢羊を、ルトが火を纏った剣で斬るのを眺める。これが魔術剣ってやつかぁ。強いしカッコいいね!
夢羊が消えると、経験値とドロップアイテムを入手できた。お肉と羊毛だよ。この毛でもぬいぐるみとか作れるのかな?
「最近治癒士の役割が少なくてつまんない」
リリがむくれた顔をしながら呟く。
「今、二人のレベルはどれくらい?」
「25だよー」
「おー……すごく離された!」
ガーン、と頬を押さえてムンクの叫びを真似ながら嘆くと、ルトに軽く頭を叩かれた。
「そりゃ、お前は全然バトルしてないんだから当然だろ」
「だって街中って、楽しいことがいっぱいなんだもん」
頬を膨らませると、ルトの手で潰される。ぷす、と抜ける空気が間抜けな感じ。恥ずかしい。
「それでワールドミッション二つも解放して? シークレットエリア発見しまくって? いつの間にか貴族のお嬢様にもなつかれたって?」
「屋台も始めたよー」
「知ってる。掲示板ですげぇ話題になってたから」
道すがら語ったことをまとめて言われたから補足したのに、呆れた顔をされたのはなんで? 僕的に、屋台を始めたのはすごく大きなことなんだけど。
「――まったく……お前はラノベの主人公かよ」
「え、下剋上とかしちゃう? 追放からの最強だぜ?」
「どれもお前には合わねぇな」
「うん。スローライフ系だよね! あ、僕、CMの打診があったんだー」
あっさりと話題を変えて、運営さんから来た依頼について話す。その間も襲ってくるモンスターを倒すのは続けてる。
今日は二人にレベリング&アイテム集めに協力してもらってるんだもん。この機会を無駄にしたくないよ。
「お前がCMか。……ほのぼの系だな」
「モモの動画、ほのぼの系以外ないよね」
「待って? 今の僕、カッコいいでしょ?」
ちゃんとバトルしてるんだよ? 魔術放ってる僕、ほのぼのしてないよ? ルトたちのおかげで危なげなく戦ってるから、バトル特有のドキドキ感はないかもしれないけど。
「いや……お前が戦ってるだけで、普通にほのぼの」
「モモ可愛いよー」
「褒められてるのに、嬉しくなーい!」
僕だって、カッコいいって言われたいときもあるんだぞ。
地団駄を踏みながら抗議しても、ルトには肩をすくめられ、リリには微笑まれるだけだった。悔しい。
……なんかすごい技使ってみたい。ルトたちの度肝を抜くような。
そのためには魔術スキルのレベル上げが必要かな。それとも、スキル屋さんで探してみる? スキル屋さん、元気かなー。
「あー、この辺のモンス、やっぱりもう刺激ねぇな」
「ルトってば、いつの間にバトルジャンキーになっちゃったの……!?」
「わりと最初からこうだったと思うよ」
ふざけて嘆いてみたら、リリに冷静にツッコミを入れられた。確かにルトはバトル好きなのを隠さず表してたね。
「ジャンキー、つうほどでもねぇけど。攻略組とは違ぇし」
「リリにあわせてるからでしょー」
ナチュラルにイチャついてるリア充め!
目を逸らすルトの膝裏に頭突き。……ルト、防御力高い装備を身に着けてるな。全然効果ない。
「――というか。物足りないなら、違うフィールド行けば? 北とかさぁ」
第三の街に進むには北の森林を抜ける必要がある。攻略を進めるなら、避けられない場所だ。僕は行ったことないけど。
「そーだな。そろそろ挑戦してみるか」
「二人パーティーだと、推奨レベルより上になってないと、危険なんだよねぇ。でも、一度行ってみるのはいいかも」
「最悪、死に戻りしても、失うもの少ないしな」
なぜかルトとリリが真顔になった。
死に戻りしても失うもの少ない。それはつまり――。
「金欠なんだ?」
「まぁ、そう。装備に金かけてるから」
「最近モモの衣装も作れないくらい、装備にお金が溶けていくんだよ……」
遠い目をしてる二人を交互に眺める。
バトルに集中してると、そういうものなんだね。僕、二人とはだいぶズレた楽しみ方でゲームしてるから、忘れてたよ。
……そうなると、やっぱり僕のファンの人たちって、金欠になってるのでは? それで他のことに支障が出てたら申し訳ないなぁ。
「――そう考えると、モモを推してる人たちって、要領よくプレイしてるよね。貢いで金欠になったって聞いたことない」
「そうなの?」
掲示板をまめにチェックしてるリリによると、僕の屋台での購入報告を載せている人たちは、お金が足りないと嘆くことがないらしい。むしろ、お金を稼ぐ意欲が高まると評判になってるみたいだ。
「あー、そういや、最近攻略組に並ぶくらい実力があるって噂のプレイヤーのほとんどが、モモのファンだって聞いたことあるな」
「タマモちゃんとかも強いもんねぇ」
顔を見合わせて肩をすくめてる二人。あんまり僕が悩む必要はなさそう?
「そっかぁ。それなら攻略に有益そうなアイテムも売ってみるかなぁ。みんなのバトルに役立ったら嬉しい!」
「……ま、いいんじゃね? そん時は俺にも教えろよ」
密かに期待の目をしてるルトに、笑いを噛み殺しながら「うん!」と答えておいた。
うさ耳の屋台に並ぶルトを想像すると、違和感がありすぎて面白い。いや、良いのができたらプレゼントするけどさ。
「あ、そういえば、麻痺薬を売ってるんでしょ? 余ってる? 結構効果高いらしいよね」
「そうなんだ?」
「なんで製作者が知らねぇんだよ」
「まだ使用した感想をもらってないもん」
シシリーを通してお客さんから使用感が伝わるよりも、掲示板情報の方が早いらしい。僕もチェックするべきかなー。でも、スレがたくさんありすぎて、どれを見ればいいのかわからなくなっちゃうんだよ。
「さすがに北の森林で最強のモブには効かないらしいけど」
「最強のモブ」
それは本当にモブなの? 最強なんだよね?
「あ、ごめん。エリアボスじゃないっていう意味ね」
「なるほど。というか、エリアボス発見されたの?」
「つい最近、遭遇したって人いたよ」
リリとルトが説明してくれたけど、めちゃくちゃ強いってことしかわからなかった。強いと言えば、岩犀と小象もそうだと思うけど、それ以上らしい。
「即死攻撃してくるらしいよ」
「このゲーム、それ好きだね。躱しようなくない?」
ピアもその攻撃持ってるけど、即死無効のスキルとかないと、倒すの無理じゃないかな。
「一応、即死攻撃の前には特有の仕草があるみたいだぜ。だから、即死無効アイテムを使って攻略するんじゃねぇかって言われてる。そんなアイテム見つかってねぇけど」
即死無効アイテムねぇ。僕も知らないなぁ。錬金術のレシピでも見たことないし。
「ん? そういえば……」
アイテムボックスを探る。
万が一のために備えて持ってきたはずなんだけど。
「――あった! 青乳牛のお守り!」
じゃじゃーんと掲げてみる。青色の牛っぽいぬいぐるみ。もふもふしてて触り心地がいい。
「なんだその原色」
「見たことないぬいぐるみだね。屋台で売ってるっていうもふもふアイテムではないよね?」
不思議そうな顔をしてる二人に、街中で飼われてるモンスターからもらったアイテムだと説明する。
「これの効果は『敵からの攻撃を一回無効化する』だよ! 即死攻撃も対応できるんじゃないかな」
「マジか! すげぇアイテムじゃん」
ルトが前のめりになってる。見た目に引いてたくせに、効果がすごいなら別にいいらしい。
「え、ほしい! 売ってくれる?」
「まだ一つしか持ってないからなぁ」
「餌付けしに行け」
「……行くのはいいけど」
二人もすればいいのでは?
というかモンスターの贈り物って、もしかしてエリアボス討伐に役立つアイテムが結構あるんじゃないかな? このタイミングでシステムが実装されてるってことは、その可能性高いよね。攻略に有益って説明があったし。
僕が知る限りの餌付けできるモンスターの話をしてみたら、ルトたちは真剣な顔で相談を始めた。シークレットエリアに興味が高まったようで嬉しい。
掲示板に情報を載せるらしいから、街もにぎわいが増すかな? それはそれで楽しいね!
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