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3章 商人への道?
93.職業迷子も役に立つんだよ
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結論。
僕とライアンさんでシーソーをするのは、ほぼ無理でした。
「うぅ……僕が軽いからぁ!」
「それはそう」
当然のように頷かれた。ひどい。
ライアンさんが反対側に乗った途端、反動で僕がぽーんっと飛んじゃったのはお互いにびっくりだったよね。僕は飛翔スキルがあるから落ち着いてたけど、ライアンさんは慌ててキャッチしようとしてくれたもん。優しい。
最終的に、ライアンさんが手でシーソーを動かしてくれたけど、これシーソーで遊んでるとは言わないよね。しょんぼりしちゃう。
いつかスラリンを街中で召喚できるようになったら一緒に遊ぶんだ! 重さは僕とそんなに変わらないはず。
「――ははっ! 久しぶりにこんな風に遊んだなぁ」
僕は真剣に考え込んでるのに、ライアンさんはなんだか楽しそう。
「これ、遊べたって言えるかな?」
「十分遊んでる。あ、そうだ。ブランコならできるんじゃないか?」
「そうだね。行ってみよう!」
るんるんしながらブランコに行った。……足がつかない。どうやって漕ぐんだっけ?
考えた末に羽ばたいてみる。ちょっと揺れた。
「ヘッタクソだな!」
「うるさいよぉ。そういうライアンさんは……上手いねっ!?」
すごく高く漕いでた。それ、子どもがやったら危ないって怒られるやつじゃない? 昔、高く漕いでジャンプしておりるの流行ったけど、危ないから禁止されたもんなぁ。
「後ろから押してやるよ」
「一人でできるもんっ」
がんばってみたけど、どうにもこうにも無理でした。
大人しくライアンさんに押されて、ブランコを楽しむ。ゆ~らゆら。鎖がギィと音がするのも懐かしい。
「――楽しいねぇ」
「そうだな。久しぶりに笑えた気がするよ」
「そんなにお店大変なのー?」
「商業ギルドと農業ギルドからお叱りがあったからなぁ。材料調達するだけでも一苦労だよ。本部からは早く関係改善を、って言われてるけど、そう簡単にいくはずないんだよなぁ」
「チュウカンカンリショクは大変だってことだね」
「難しい言葉、よく知ってるな。中間管理職の宿命だ」
「僕、何歳だと思われてる??」
日頃使うことのない言葉だから、おぼつかない口調で言っちゃったけど、そんなに褒められるほど幼くないと思うよ?
「う~ん……モンスターの年齢はわからん。二歳くらいか?」
「幼すぎぃ!」
むしろ、ライアンさん、二歳の子どもに仕事の悩みを打ち明けてるつもりだったの? それ、ダメな大人すぎない? 僕もモンスターの年齢がどういうものなのかわからないけどさ。
「じゃあいくつなんだ?」
「……内緒!」
見た目に合わせて、思考・言動が幼めになってる自覚はあるよ。だって、この方が可愛いでしょ?
まぁ、そんなことはおいといて。
ライアンさん、僕の遊びに付き合ってくれたし、なんかお返ししたいなぁ。でも、商業ギルドと農業ギルドとの関係改善かぁ。どうしたらいいのかわかんない。
「――ライアンさん、僕と一緒に商業ギルドにごめんなさいをしに行く?」
「すでに何度も行ってるぞ? 問題は商業ギルドじゃなくて、そこと取引してる生産者たちなんだ。安く食材を入手したり、流通ルートを確立するには、生産者側と打ち解けられないとダメだけど……地元の店を攻撃しちゃった形になるから、すごい反発されてるんだよなぁ」
パティエンヌちゃんの味方と言えば、僕もお馴染みの果物農家のフルーオさん。先代からの付き合いだって言ってた。そういう人がきっと他にもたくさんいるんだろうな。そして、今ライアンさんとの付き合いを拒んでる。
う~む。一筋縄ではいかなそうだぞ?
でもなぁ――。
考えながらメニューのミッション欄を眺める。
さっき気づいたんだけど、新たなシークレットミッションが始まってたみたい。『チェーン店を救え』っていうやつ。
クリアできたら、報酬で違う街から毎日五個ずつ交易品が手に入るんだって。これ、チェーン店の流通網を利用してるシステムなんだろうな。
どういう交易品が手に入るか興味があるし、すごくお得な感じがするよね。クリアしたいなぁ。
「……あ、そうだ。ライアンさんはどういう食材を入手したいの?」
「え? そりゃ、果物とか、小麦粉とか、乳製品とか――」
次々に挙げられていく食材。これ、いけるかな? 当面の間だけど、助けることはできる気がする。
関係改善は気長にがんばろう。フルーオさんとかスパルくんと話したら、そこはいける気がするし。
「よぉし! それじゃあ、農家な僕が、お助けしてあげよう!」
「は? あ、そういえばモモは農家してるんだったな?」
「農家で釣り人で商人です!」
「冒険者は?」
「……冒険者も!」
うっかり忘れてた。あ、あと、錬金術士も!
僕は魔術士で錬金術士の冒険者なのです!
追加で自己紹介したら、ライアンさんに「職業多いな……?」と言われた。自覚してる。ときどき職業を忘れちゃうのは反省します。
◇◆◇
ライアンさんを連れて、僕の農地にやってきた。
「おお、なんかすごいとこだな!」
等間隔に松明が灯った農地を見渡して、ライアンさんが驚きの声をあげる。
僕の農地、初期と比べたら結構進化してるんだ。
農地を囲むように松明を設置したから、夜でも作業ができる。
松明はもちろん錬金術で作ったよ。魔石を組み合わせて、夜の二時間、二十八日間使える優れもの。ただ一度設置したら移動不可のアイテムだから、こういう場合でしか使えないんだよねぇ。
小屋とかもアップグレードしてるし、育ててるものも多種多様。神級栽培スキルを入手したら、育てられる植物がすごく増えたんだ。今は必要そうなものを選んで栽培してる。果樹は多めかな。
そろそろ農地を増やそうかと考え中なんだ。
「えっと、果物はなにが必要?」
「今考えてるのは柑橘系のメニューだな。爽やかな感じのスイーツを作ろうと思って」
「ふむふむ……じゃあ、みかんとかレモンとか?」
果樹に案内。どれもたわわに実ってる。一つもいでみると、爽やかな香りが漂った。
……これでフレグランス系のアイテムを作るのも良さそうだね? ファンのみんなも安らいだ気分になれるんじゃないかな。
「お、すげぇ品質いいな!」
「当然でしょ。僕、神級栽培スキルを持ってるんだからね!」
ふふん、と胸を張って自慢する。
とはいえ、まだ品質をちゃんと確認できるほど鑑定スキルのレベルが高くないから、栽培スキルの効果はいまいちわからないんだけど。
レアと言われている植物でもまったく苦労せずに育てることができてるのは、農業ギルドに収穫物を見せに行った時に知った。でも、神級栽培スキルを持っていると得られるっていう変異種にはお目にかかったことがないんだよなぁ。どんなのだろう?
「あとは小麦もあるといいなー」
「育ててるよー。粉にするのは、錬金術を使わないといけないけど」
増設した倉庫に案内する。大量の小麦でいっぱいだ。
「……マジで商売に使えるほどあるな。商業ギルドに売らないのか?」
「んー、料理が趣味(?)だから、今後使うかなーって思って」
まだお金に困るような状態になってないからってこともある。むしろ屋台を始めてからすごい勢いで所持金は増えてる。……ファンのみんな、金欠になってないかな?
「なんで趣味に『?』が付いたんだかわからないけど、これ、趣味で使い切る量じゃないだろ」
「まぁね。だからライアンさんにあげよっかな、って言ってるんでしょ」
「そりゃありがたい話だな。遠慮せずもらおう。えっと、製粉前の状態の小麦で契約するか? 製粉の手間がかかる分、ちょっと契約料は低くしてもらいたいが」
商売人の顔になったライアンさんと、作物を卸す契約条件について決めていく。
なんだか楽しくなってきた。こういう交渉をしてる僕、一流の商人になったみたいじゃない?
……それぞれの相場がわかんないから、ぼったくられてる可能性もあるけど。ライアンさんの良心を信じよう。
こういうところは、商人らしくないんだろうなぁ。
まぁ、騙されてたとしても、それはそれでいい。今が楽しいからね!
僕とライアンさんでシーソーをするのは、ほぼ無理でした。
「うぅ……僕が軽いからぁ!」
「それはそう」
当然のように頷かれた。ひどい。
ライアンさんが反対側に乗った途端、反動で僕がぽーんっと飛んじゃったのはお互いにびっくりだったよね。僕は飛翔スキルがあるから落ち着いてたけど、ライアンさんは慌ててキャッチしようとしてくれたもん。優しい。
最終的に、ライアンさんが手でシーソーを動かしてくれたけど、これシーソーで遊んでるとは言わないよね。しょんぼりしちゃう。
いつかスラリンを街中で召喚できるようになったら一緒に遊ぶんだ! 重さは僕とそんなに変わらないはず。
「――ははっ! 久しぶりにこんな風に遊んだなぁ」
僕は真剣に考え込んでるのに、ライアンさんはなんだか楽しそう。
「これ、遊べたって言えるかな?」
「十分遊んでる。あ、そうだ。ブランコならできるんじゃないか?」
「そうだね。行ってみよう!」
るんるんしながらブランコに行った。……足がつかない。どうやって漕ぐんだっけ?
考えた末に羽ばたいてみる。ちょっと揺れた。
「ヘッタクソだな!」
「うるさいよぉ。そういうライアンさんは……上手いねっ!?」
すごく高く漕いでた。それ、子どもがやったら危ないって怒られるやつじゃない? 昔、高く漕いでジャンプしておりるの流行ったけど、危ないから禁止されたもんなぁ。
「後ろから押してやるよ」
「一人でできるもんっ」
がんばってみたけど、どうにもこうにも無理でした。
大人しくライアンさんに押されて、ブランコを楽しむ。ゆ~らゆら。鎖がギィと音がするのも懐かしい。
「――楽しいねぇ」
「そうだな。久しぶりに笑えた気がするよ」
「そんなにお店大変なのー?」
「商業ギルドと農業ギルドからお叱りがあったからなぁ。材料調達するだけでも一苦労だよ。本部からは早く関係改善を、って言われてるけど、そう簡単にいくはずないんだよなぁ」
「チュウカンカンリショクは大変だってことだね」
「難しい言葉、よく知ってるな。中間管理職の宿命だ」
「僕、何歳だと思われてる??」
日頃使うことのない言葉だから、おぼつかない口調で言っちゃったけど、そんなに褒められるほど幼くないと思うよ?
「う~ん……モンスターの年齢はわからん。二歳くらいか?」
「幼すぎぃ!」
むしろ、ライアンさん、二歳の子どもに仕事の悩みを打ち明けてるつもりだったの? それ、ダメな大人すぎない? 僕もモンスターの年齢がどういうものなのかわからないけどさ。
「じゃあいくつなんだ?」
「……内緒!」
見た目に合わせて、思考・言動が幼めになってる自覚はあるよ。だって、この方が可愛いでしょ?
まぁ、そんなことはおいといて。
ライアンさん、僕の遊びに付き合ってくれたし、なんかお返ししたいなぁ。でも、商業ギルドと農業ギルドとの関係改善かぁ。どうしたらいいのかわかんない。
「――ライアンさん、僕と一緒に商業ギルドにごめんなさいをしに行く?」
「すでに何度も行ってるぞ? 問題は商業ギルドじゃなくて、そこと取引してる生産者たちなんだ。安く食材を入手したり、流通ルートを確立するには、生産者側と打ち解けられないとダメだけど……地元の店を攻撃しちゃった形になるから、すごい反発されてるんだよなぁ」
パティエンヌちゃんの味方と言えば、僕もお馴染みの果物農家のフルーオさん。先代からの付き合いだって言ってた。そういう人がきっと他にもたくさんいるんだろうな。そして、今ライアンさんとの付き合いを拒んでる。
う~む。一筋縄ではいかなそうだぞ?
でもなぁ――。
考えながらメニューのミッション欄を眺める。
さっき気づいたんだけど、新たなシークレットミッションが始まってたみたい。『チェーン店を救え』っていうやつ。
クリアできたら、報酬で違う街から毎日五個ずつ交易品が手に入るんだって。これ、チェーン店の流通網を利用してるシステムなんだろうな。
どういう交易品が手に入るか興味があるし、すごくお得な感じがするよね。クリアしたいなぁ。
「……あ、そうだ。ライアンさんはどういう食材を入手したいの?」
「え? そりゃ、果物とか、小麦粉とか、乳製品とか――」
次々に挙げられていく食材。これ、いけるかな? 当面の間だけど、助けることはできる気がする。
関係改善は気長にがんばろう。フルーオさんとかスパルくんと話したら、そこはいける気がするし。
「よぉし! それじゃあ、農家な僕が、お助けしてあげよう!」
「は? あ、そういえばモモは農家してるんだったな?」
「農家で釣り人で商人です!」
「冒険者は?」
「……冒険者も!」
うっかり忘れてた。あ、あと、錬金術士も!
僕は魔術士で錬金術士の冒険者なのです!
追加で自己紹介したら、ライアンさんに「職業多いな……?」と言われた。自覚してる。ときどき職業を忘れちゃうのは反省します。
◇◆◇
ライアンさんを連れて、僕の農地にやってきた。
「おお、なんかすごいとこだな!」
等間隔に松明が灯った農地を見渡して、ライアンさんが驚きの声をあげる。
僕の農地、初期と比べたら結構進化してるんだ。
農地を囲むように松明を設置したから、夜でも作業ができる。
松明はもちろん錬金術で作ったよ。魔石を組み合わせて、夜の二時間、二十八日間使える優れもの。ただ一度設置したら移動不可のアイテムだから、こういう場合でしか使えないんだよねぇ。
小屋とかもアップグレードしてるし、育ててるものも多種多様。神級栽培スキルを入手したら、育てられる植物がすごく増えたんだ。今は必要そうなものを選んで栽培してる。果樹は多めかな。
そろそろ農地を増やそうかと考え中なんだ。
「えっと、果物はなにが必要?」
「今考えてるのは柑橘系のメニューだな。爽やかな感じのスイーツを作ろうと思って」
「ふむふむ……じゃあ、みかんとかレモンとか?」
果樹に案内。どれもたわわに実ってる。一つもいでみると、爽やかな香りが漂った。
……これでフレグランス系のアイテムを作るのも良さそうだね? ファンのみんなも安らいだ気分になれるんじゃないかな。
「お、すげぇ品質いいな!」
「当然でしょ。僕、神級栽培スキルを持ってるんだからね!」
ふふん、と胸を張って自慢する。
とはいえ、まだ品質をちゃんと確認できるほど鑑定スキルのレベルが高くないから、栽培スキルの効果はいまいちわからないんだけど。
レアと言われている植物でもまったく苦労せずに育てることができてるのは、農業ギルドに収穫物を見せに行った時に知った。でも、神級栽培スキルを持っていると得られるっていう変異種にはお目にかかったことがないんだよなぁ。どんなのだろう?
「あとは小麦もあるといいなー」
「育ててるよー。粉にするのは、錬金術を使わないといけないけど」
増設した倉庫に案内する。大量の小麦でいっぱいだ。
「……マジで商売に使えるほどあるな。商業ギルドに売らないのか?」
「んー、料理が趣味(?)だから、今後使うかなーって思って」
まだお金に困るような状態になってないからってこともある。むしろ屋台を始めてからすごい勢いで所持金は増えてる。……ファンのみんな、金欠になってないかな?
「なんで趣味に『?』が付いたんだかわからないけど、これ、趣味で使い切る量じゃないだろ」
「まぁね。だからライアンさんにあげよっかな、って言ってるんでしょ」
「そりゃありがたい話だな。遠慮せずもらおう。えっと、製粉前の状態の小麦で契約するか? 製粉の手間がかかる分、ちょっと契約料は低くしてもらいたいが」
商売人の顔になったライアンさんと、作物を卸す契約条件について決めていく。
なんだか楽しくなってきた。こういう交渉をしてる僕、一流の商人になったみたいじゃない?
……それぞれの相場がわかんないから、ぼったくられてる可能性もあるけど。ライアンさんの良心を信じよう。
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