S級冒険者の子どもが進む道

干支猫

文字の大きさ
302 / 724
禊の対価

第 三百一 話 逆転詰問

しおりを挟む

「にいさ――兄様!」

カレンが大きな声を張り上げ、ゆっくりとカレンとドグラスの間に向かって歩いて来るラウル。
カサンド帝国、辺境の地であるメイデント領。旧ドミトール王国。その地に現在帝位継承権第三位のルーシュ・エルネライと第一位であるラウル・エルネライも姿を見せた。継承権を持たないがカレン・エルネライ皇女もこの場にいるなど、普通では考えられない事態。

突然ラウルが姿を見せたことに周囲は動揺を隠せない。ジェイドとバルトラも同様に驚いているのだが、シンとローズだけはニヤッと笑い合った。
ドグラスも同じようにして口元を緩めていたのだが、周囲の視線はラウルに集中してしまっていたので誰もドグラスの笑みには気付かない。

「これはこれはラウル様。まさかラウル様までこんな辺境まで足を運ばれているとは、一体どういうおつもりなのでしょうか?」

すぐに笑みを消したドグラスはチラリとルーシュを見るだけに留め、この場が自身の状況に好転すると見込み口を開く。

「いやなに。今回の一件。俺としても見過ごせなかったのでな」
「その発言から見るに、ラウル様自らが独自に調査に来られた。そういうことでよろしいのですかな?」

未知の魔道具の調査。ルーシュとカレンが何をしているのかなどということをラウルが知らない筈がない。自由人であるラウルが勝手に来たのだという問い。

「まぁそうだな。少々気になることがあったからな」
「ほぅ。気になることですか」

ドグラスはニタっと笑みを浮かべた。

「それほどまでに妹君が大事ですかな?」

その言葉を聞いたルーシュは途端に表情を硬くさせる。

「そうだな。カレンは俺にとっては大事な妹だ。こんなところで無駄な血は流させない」

敬愛する兄から堂々と宣言することをカレンは妙に恥ずかしく思うのだが、どこかこれまでとはまた別の感情、メイデント領に来る前とは違った感情に襲われた。無意識にヨハンを視界に捉える。

「ふむ。なるほど」
「それはもちろんルーシュにしても同じだ」

ルーシュを見るラウルなのだが、目を合わせるルーシュの瞳には困惑の色が宿っている。

「しかし、アイゼン様は違うようですが?」

帝都の城内でのアイゼンの態度。カレンにきつく当たり、ルーシュに対しても素っ気ない態度を見せていた。誰もが目にしているその態度の理由は、ルーシュの評判が日に日に高まっていくことが気に食わないのだろうともっぱらの噂。

「その辺りは俺にはよくわからないからな」
「フラフラとしているから城内の騒動に気付くことが出来ないのですよ。だからカレン様がルーシュ様を毒殺しようと計画したのでは?」
「だからわたしはそんなことしてないわよっ!」

キッときつくドグラスを睨むカレン。ルーシュはカレンの目を見ようとはしない。

「まぁカレン。お前も聞いていてくれ」
「……兄様」

どうして兄がこれほどまでに余裕を持っていられるのか不思議でならない。どこで何をしてきたのか。カレンが知る限りではサリーの農園、その茶葉の販売の交渉を行っているはずなのに。厳密にはロブレンを代表とした隠れ蓑にして何かを調べるとは言っていたのだが。

「それに関してレグルス。一つ聞きたいことがある」

不意にラウルから声を掛けられたレグルスは目を丸くする。

「は、はい! お久しぶりですラウル様っ! 以前二度ほどお会いしたことを覚えていらっしゃいますか?」
「ああ覚えている」

ホッと小さく息を漏らすレグルス。

「俺が調べた限りでは、毒を盛ったのはカレンではなくレグルス侯爵。お前だということなのだがな」
「えっ? あっ、いや……」

レグルスは困惑しながらドグラスの顔を見るのだが、ドグラスは小さく頷いた。その意図を正確に汲む。

「……そ、そんなことはありません! どうして私がその様な事を。それに、私の息子の食事にも毒が入っておったのですぞ!?」
「お前達旧ドミトール王国の人間は王国の再建を望んでいるのだろ?」
「何故それを!?」

突然現れたラウルがどこまでの情報を持っているのかドグラスも測りかねた。

「ならば話は簡単さ」

薄く口角を上げるラウルは全てを見透かすようにレグルスとドグラスを見る。

「普通に考えればドミトール王国の独立をたかが五十年程度の経過で帝国が認めるわけがない。それはそうだろう。あれだけ侵攻して来た国を、マーガス帝がようやく平定したこの地を再び戦火に見舞わせるようなことをするはずがないからな」

だからこそこの街にドミトールの名を与え、旧ドミトール王国時代の有力貴族でもあったレグルス家を帝国でも貴族として召し抱えて侯爵の地位まで与えた。この地を落ち着かせるために統治させたのだから。

「もしそんなドミトールを許すのだとすれば、相当な理由が必要になる」
「うっ、それは…………」

責めるようなラウルの視線にレグルスは言葉を紡げない。ドグラスは現在置かれている状況を見定めるように聞いていた。

「そのために用意されたのがルーシュ暗殺計画。いや、正確には暗殺未遂計画だな」

ラウルが言い直したこと。訂正したことにその場にいるほとんどが疑問符を浮かべるのだが、レグルスとドグラスだけはそのような反応の一切を見せない。レグルスは僅かに地面に視線を向ける。

「暗殺未遂、ですか? 兄様」

その場の誰もが抱いた疑問に対してカレンは口を開いた。

「ああ。その通りだ。少し思慮深く考えればわかる。そもそも、アイゼンと対立させるためにルーシュが必要なのに、ここでルーシュに死なれては担ぎ上げる神輿がなくなってしまうと計画が元も子もない。破綻する。つまり、こいつらは毒を盛られたという事実だけが欲しい」

ラウルが言葉を続ける間。レグルスはわなわなと肩を震わせ、ドグラスは奥歯を強く噛み締める。

「ねぇお兄ちゃん。おっちゃんなに言ってるの?」
「ちょっと待ってね。結構複雑な話みたい」

話の内容を全く理解しないニーナの横でヨハンも思考を巡らせた。

「(カレンさんがそんなことするはずないっていうのは僕も断言できる)」

確かにラウルの言う通りであればルーシュに死なれては困る。

「あっ!」
「だから予めルーシュの毒の量が少なかったのだ」

ヨハンが声を漏らすのと同時に口を開いたラウルのその見解。
確信を持って告げられる言葉のその意味。仮にそのつもりであったのならルーシュの毒物の量が最初から少なかったことにも納得ができる。対立しているアイゼンを匂わせるように仕向けられないこともない。

「そうなのですか?」
「ああ」
「ですが兄様。ルーシュは相当に悩んで決断しました。もしルーシュが断ればどうするつもりだったのでしょうか?」

カレンの問いにレグルスは顔を歪めるだけで返答をしない。カレンも自身の誤解を解きたいので変に口出ししない方がいいのではとも思うのだが、それでも疑問がある以上それらを全て払拭しておかなければ後に禍根を残しかねない。

「だからこいつらはそのために予備を用意していた。二重、いや三重の策だ」

ドグラスはキッと鋭い眼差しを持ってラウルを見る。

「(予備ってなんのことだろう?)」

ヨハンもラウルの言葉を聞いていて当時の出来事を思い返した。

「(あの時って確か……――)」

ニーナが気付かなければカレン達が最初に毒を口にしてしまう事態。それをニーナが未然に防いだ。次にすぐさまルーシュに駆け付けたことで事なきを得ていた。

「一つ目はルーシュが慕うカレンが毒を口にする可能性」

指を一本立てるラウル。

「もう一つは……」

そのまま指をもう一本立てようとする中、ヨハンもそれに気付く。

「(――……あれ?)」

一連のやりとりを間近で見ていたからこその疑問。ドグラスやレグルスが後ろで糸を引いていたのだとすれば明らかにおかしなやりとりがあった。

毒物混入事件の後、背後にいる人物を問い質そうと集まっていた中、何故かルーシュの毒物の量とレグルス侯爵の子息、アダム・レグルスの毒物の量が入れ替わっていたという報告。
当初はルーシュに致死量入っており、レグルスの子息であるアダムの方が量は少なかったという話になってしまったのか。ニーナの鼻が嗅ぎ分けたことで発覚した報告とは異なる事実がすぐさま逆転していた。シンもその場でいくらか疑ったのだがその際ははぐらかされてしまっている。

「(もしかして)」

ラウルの言葉をそのまま受け取るとある仮説が浮かんできた。

「……ラウルさん」

ようやく理解するその事実。隣に立つニーナは腕組みをして、うーんと頭を捻りながら小さく唸っている。

「その予備って、アダムさんの食事に毒が入っていたことですか?」
「気付いたかヨハン」
「はい。あの場の矛盾の理解がようやくできました」
「どういうことヨハン?」

カレンも未だにラウルの言葉の意味が理解できない。

「カレンさん。これはあくまでも僕の推測でしかありませんけど。今回の件、目的はルーシュ様がアイゼン様というそのお兄さんと対立する構図を作りたいんですよね?」
「ええ」
「それをメイデント領がルーシュ様の後ろ盾になるように」
「その通りね」

それに関してはもう疑いようのない事実。ドグラスも認めていた。

「じゃあカレンさんも言っていたように、いくら持ち掛けようともルーシュ様がそれを断ったら間違いなく困りますよね」

そこまではカレンも理解している。

「ここまで大きな事件を引き起こそうとしているんです。帝国は下手をすれば戦争になりかねません。ドミトール王国を再建するためにはここまで計画する以上失敗はできない。そうなると可能な限りその確率を引き上げたいのが当然」
「そうだな」

ラウルがそこまで口にするヨハンの言葉を一言で肯定した。その推論に間違いはないのだと。

「……だったら、レグルス侯爵は、アダムさんに死んで欲しかったのですか?」
「えっ!?」

カレンが驚く中、ヨハンの言葉を聞いたレグルスは脂汗を流し始める。その横でドグラスは小さく舌打ちした。

「ヨハン、それって……」
「信じられない話ですけど、レグルス侯爵はルーシュ様がアイゼン様と対立することをもし断ったとしても、カレンさんに毒物が混入されていたことやアダムさんが死んだことを仇討ちの建前にしてルーシュ様を焚きつけようとしていたんです」

憎悪。カレンが死ねばルーシュは間違いなく悲しむ。途方もない絶望に襲われる。自身に毒を盛られただけでなく実の姉を亡くすこと。それだけで終わらないのは、仮にカレンの毒殺が失敗したとしても結果的に次にアダムが死ぬことになる。そうなるとレグルスが息子を殺されたことを引き合いに出してルーシュに敵討ちを懇願する手はず。

「その通りだヨハン。それについて言いたいことはあるかレグルス侯爵」
「ば、バカなッ!? どうしてそこまで言い切れる!?」

核心を突かれたからこその反応。レグルスは言い訳すら口にすることができない。

「ど、ドグラス?」

突然の公開告発。まるで正反対の内容を聞かされたルーシュが困惑する中、声を掛けるドグラスはルーシュを見ようともしない。

「……どうやらここまでか」
「ドグラス?」

縋るような視線をルーシュに向けられるドグラスは尚もルーシュを見ない。視線の先はラウル達。

「反論は何もなし、か。もう認めたようなものだな」

小さく溜め息を吐くラウルはチラリとペガサスの面々を見る。ラウルから見られた意図を理解したペガサスたちはゆっくりと歩を進めた。レグルスを捕らえるために。

「くっ! もう少しだというところで!」
「息子の命を差し出してまでドミトールを取り戻したかったのか?」
「当り前だッ! ドミトールの再建は私の悲願ッ! そのためにはアダムの命の一つや二つ、いや、領民の命などいくつでもくれてやろうではないかッ!」

声を大きくさせてラウルのその言葉の全てを認めるレグルス。

「そうか。あまりそのようなことは軽々しく口にするものではないぞ。どこで誰が聞いているかわからないからな」
「なにがですかな?」

ふぅと息を吐きながら口にするラウルの言葉の意味をレグルスは理解できない。

「――……父上。今の話、本当なのでしょうか?」

不意にその場にいないはずの声が聞こえる。ペガサスもピタと足を止めた。

「最後に本音が聞けて助かったよ。約束だったからな」

背後の天幕から姿を見せたのはアダム・レグルス。その後ろから隠れるようにしてロブレンがコソコソと付いて来ている。

「あ、アダム……。どうしてここに? それに貴様はどこぞの商人?」
「ラウル様が私に聞かせたいことがあるというのでここまで来ました」

その顔には悲壮感が漂っていた。突然聞かされたいくつもの真実をアダムは信じられない。

「もしや、お前が!?」
「ああ。これまでの状況については全てアダムから聞いた。不明な部分は俺の勘だがな」

明らかに事情を知り過ぎているラウル。ヨハンとニーナ、カレンから得た情報はあったのだが、更にアダムからももたらされている。それはロブレンが一緒にいることからもその証明であり、茶葉を帝都に流通させる詳細をレグルスはアダムに任せていた。

「ラウル様の言った通りなのですね」
「貴様はどこまで役立たずなのだッ! どこまでも私の足を引っ張りおってからに!」
「それが父上の本音。残念です」

涙を堪えるアダムなのだが、息子が姿を見せたことなどもうどうでも良い様子でレグルスはグイっと懐に腕を入れ、すぐさま取り出したのは筒状の魔道具。

「ここまで発覚した以上、ここにいる全員生きて帰すわけにはいかない。いっそ殺してやろう!」

ニヤリと笑みを浮かべ、レグルスはその筒状の魔道具。シトラスの笛に大きく息を吹き込んだ。

しおりを挟む
感想 35

あなたにおすすめの小説

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜

東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。 ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。 「おい雑魚、これを持っていけ」 ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。 ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。  怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。 いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。  だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。 ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。 勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。 自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。 今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。 だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。 その時だった。 目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。 その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。 ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。 そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。 これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。 ※小説家になろうにて掲載中

無限に進化を続けて最強に至る

お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。 ※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。 改稿したので、しばらくしたら消します

無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~

甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって? そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜

ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。 アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった 騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。 今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。 しかし、この賭けは罠であった。 アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。 賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。 アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。 小説家になろうにも投稿しています。 なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。

処理中です...