446 / 724
学年末試験 二学年編
第四百四十五話 生み出されたもの
しおりを挟む
「……はぁ、はぁ、はぁ」
浮島を渡りながら息を切らせているのはカニエス。
「まさかこれほどまでに違いがあるとは驚きですね」
二つの意味でそう感じていた。
一つ目はマリンによる【与えるべき寵愛】。初めて使用されたのだが、劇的に自身の身体能力を向上させている効果には素直に驚嘆している。
「これ程の力を得て尚も倒しきれないのですか……」
しかしそれ以上に驚異的なのは視界に映るゴンザ。少し先の浮島での攻防。
遠距離からのシリカとオルランドの魔法、近距離でのナナシーの凄まじい体術だけでなく風と弓魔法を織り交ぜた複雑な攻撃をいなしている。更にそれだけでなく、レインとマリンに向けて魔法、魔力弾を放ち続けていること。
「あれほどの力……」
その想像以上の実力の高さにしてもそうなのだが、そもそもおよそゴンザでは考えられないようなその魔力量。一体どうしてこれだけの強さを身に付けたのか気にもなった。
「……魔道具か、もしくは……――」
今の自分のようになんらかの効力が得られる魔法を行使している可能性。それであれば納得もできようものなのだが、他人の能力を向上させるような魔法を使える者など稀有。
「マリン様もだからこそ」
その類い稀なる能力を、王家の血筋の一人として得られているのだと以前話してくれていた。
但し、マリンのこの能力は対象が一人のみに限られている。もっと大勢に使うことが出来ればと嘆いていたこともある。そうであれば従姉妹であり特級の単体戦力のエレナと大きく差別化することもできるのだからと。
「くっ! 早く倒さなければ!」
効力が解けるどころかマリンの魔力が底を尽きてしまう。長時間使用できるものではない。
そうなれば例えここでゴンザを倒したところで次を戦う力が残されない。
「てめぇら、いい加減諦めやがれッ!」
大剣を振るって遠距離からの魔法を斬り、背後から急襲されるナナシーの打撃を躱しては反撃をしているゴンザ。
「あなた、本当にどうなってるの?」
ナナシーが抱く疑問。
これだけの連携を見せて傷も負わせているというのにまるで倒しきれていない。
「テメェらの弱さを棚に上げてるんじゃねぇっつの!」
「……私が弱いだなんて、随分な言われようね」
驕っているつもりはないが、自信がないわけでもなかった。打撃もいくらか正確に打ち込んでいるにも関わらずダメージは軽微。耐久力も一回戦や二回戦と大きく異なる。
「くそっ! どうするよ!?」
「…………」
撃ち込まれるゴンザの魔力弾をマリンに代わっていくらか被弾してしまっているレインもそういつまでも堪えられるものではなかった。
「おい、聞いてるかっ!?」
作戦を提示して欲しかったのだが、マリンはどこか上の空な様子を見せている。
「おいって!」
「えっ!?」
肩を揺するとハッとなるマリン。
「このままじゃやられちまうんじゃねぇのかって聞いてんだよ!」
「あっ、そのこと……?」
「そのことって、おい、それ以外に何があるんだっつの」
「レインは感じませんの?」
「感じるって、何がだよ?」
問い掛けられるのだが、まったく要領を得ない問い掛け。
「……この気配、明らかにおかしいですわ」
下方に目を向けているマリン。そこは何もない浮島。その下は魔導闘技場によって生み出された大量の水があるのみ。
「だからなんだっつんだよ!」
「跳びなさいッ!」
不意に遠くから聞こえたのはモニカの声。
「?」
意味のわからないその大声に反応するなりマリンを抱きかかえて後方に飛び退くレイン。
直後、突如として浮島が大きく傾いたかと思えば、立ち昇るのは激しい閃光。
「なっ!?」
水面を激しく揺らしながら元居た場所に大きな穴を穿つのだが、そのまま立ち昇る閃光は天井までも貫いた。上空高々と伸びるとその閃光は先端を細めていき霧散する。
「な、な、な、なんだよこれっ!?」
明らかにレインが今視界に映している選抜試験参加者のものではない閃光。魔力の塊が射出されたのだということは理解できるのだが、その凝縮度と高出力は信じられない程だった。
「……なに、これ?」
驚き困惑しているのはレインだけではない。全員がその場で立ち止まり、閃光が貫いた場所を見ており、そのあまりの光景にシリカは口を半開きにさせ呆然としている。
「立ち止まるなみんなッ!」
途端に響く大声。それは選抜試験参加者のもの。学内順位一位である者の声。
「う、動き回るのよっ!」
そのヨハンの声に同調するように次に動いたのはナナシー。
直後、闘技場の中央の水面がぼこッと盛り上がるなり姿を見せた存在に観戦席の学生達が一様に慄く。
「な、なんだアレ?」
「……ば、ばけものだ」
まるで見たこともない巨大な生物が姿を見せた。
「ギシャアアアアアアッ!」
大きな蛇のような緑の細長い体をしたソレは、紫の背びれをびっしりとしており、頭部はまるで竜とも思える程で獰猛な歯牙を覗かせている。
「ヨハンさんっ、アレは水棲怪獣ですわっ!」
「シーサーペント?」
距離のあった場所から突如として姿を見せた魔物と思しき存在目掛けて掛けるヨハンとエレナ。
「ええ。わたくしも文献でしか見たことはありませんが、恐らくそうだと」
水棲怪獣は古代の魔物とされている。
大昔、大河を渡る船がいくつもそれに襲われていたのだと。その姿が確認された場所は避けて通らなければならなかった。
「それが一体どうして?」
「……わかりませんわ」
ヨハンの問いにエレナは答えることができない。討伐ランクに至っては不明。しかし少なく見積もってもAランク以上であるということは間違いないと断言できる。
(先生?)
そんな中ふと考えが過るのは、もしかしすればこれもシェバンニの手引きによるものなのかという可能性。突飛なことをこれまで何度もされてきているのだからと。
そのまま探すようにしてシェバンニに顔を向けると、観戦席の最前列に位置するシェバンニはまるで想定外の事態が起きたのだと言わんばかりに顔面を蒼白させていた。そこにナインゴラン――魔道具研究所の所長が慌てて駆け寄っている姿が視界に入る。つまりそれが指し示すのは、明らかに意図していたものではないのだろうということ。
(……ということは)
しかしヨハンには一つだけ思い当たる節があった。
(暴走?)
思わず想起させてしまう。これが以前読んだ絵本と同じ技術が用いられているのであれば魔物を生み出すことも出来るのではないのかと。あの絵本の中でもアインツとクリスによって不意に魔物が、海竜が生み出されていた。
浮島を渡りながら息を切らせているのはカニエス。
「まさかこれほどまでに違いがあるとは驚きですね」
二つの意味でそう感じていた。
一つ目はマリンによる【与えるべき寵愛】。初めて使用されたのだが、劇的に自身の身体能力を向上させている効果には素直に驚嘆している。
「これ程の力を得て尚も倒しきれないのですか……」
しかしそれ以上に驚異的なのは視界に映るゴンザ。少し先の浮島での攻防。
遠距離からのシリカとオルランドの魔法、近距離でのナナシーの凄まじい体術だけでなく風と弓魔法を織り交ぜた複雑な攻撃をいなしている。更にそれだけでなく、レインとマリンに向けて魔法、魔力弾を放ち続けていること。
「あれほどの力……」
その想像以上の実力の高さにしてもそうなのだが、そもそもおよそゴンザでは考えられないようなその魔力量。一体どうしてこれだけの強さを身に付けたのか気にもなった。
「……魔道具か、もしくは……――」
今の自分のようになんらかの効力が得られる魔法を行使している可能性。それであれば納得もできようものなのだが、他人の能力を向上させるような魔法を使える者など稀有。
「マリン様もだからこそ」
その類い稀なる能力を、王家の血筋の一人として得られているのだと以前話してくれていた。
但し、マリンのこの能力は対象が一人のみに限られている。もっと大勢に使うことが出来ればと嘆いていたこともある。そうであれば従姉妹であり特級の単体戦力のエレナと大きく差別化することもできるのだからと。
「くっ! 早く倒さなければ!」
効力が解けるどころかマリンの魔力が底を尽きてしまう。長時間使用できるものではない。
そうなれば例えここでゴンザを倒したところで次を戦う力が残されない。
「てめぇら、いい加減諦めやがれッ!」
大剣を振るって遠距離からの魔法を斬り、背後から急襲されるナナシーの打撃を躱しては反撃をしているゴンザ。
「あなた、本当にどうなってるの?」
ナナシーが抱く疑問。
これだけの連携を見せて傷も負わせているというのにまるで倒しきれていない。
「テメェらの弱さを棚に上げてるんじゃねぇっつの!」
「……私が弱いだなんて、随分な言われようね」
驕っているつもりはないが、自信がないわけでもなかった。打撃もいくらか正確に打ち込んでいるにも関わらずダメージは軽微。耐久力も一回戦や二回戦と大きく異なる。
「くそっ! どうするよ!?」
「…………」
撃ち込まれるゴンザの魔力弾をマリンに代わっていくらか被弾してしまっているレインもそういつまでも堪えられるものではなかった。
「おい、聞いてるかっ!?」
作戦を提示して欲しかったのだが、マリンはどこか上の空な様子を見せている。
「おいって!」
「えっ!?」
肩を揺するとハッとなるマリン。
「このままじゃやられちまうんじゃねぇのかって聞いてんだよ!」
「あっ、そのこと……?」
「そのことって、おい、それ以外に何があるんだっつの」
「レインは感じませんの?」
「感じるって、何がだよ?」
問い掛けられるのだが、まったく要領を得ない問い掛け。
「……この気配、明らかにおかしいですわ」
下方に目を向けているマリン。そこは何もない浮島。その下は魔導闘技場によって生み出された大量の水があるのみ。
「だからなんだっつんだよ!」
「跳びなさいッ!」
不意に遠くから聞こえたのはモニカの声。
「?」
意味のわからないその大声に反応するなりマリンを抱きかかえて後方に飛び退くレイン。
直後、突如として浮島が大きく傾いたかと思えば、立ち昇るのは激しい閃光。
「なっ!?」
水面を激しく揺らしながら元居た場所に大きな穴を穿つのだが、そのまま立ち昇る閃光は天井までも貫いた。上空高々と伸びるとその閃光は先端を細めていき霧散する。
「な、な、な、なんだよこれっ!?」
明らかにレインが今視界に映している選抜試験参加者のものではない閃光。魔力の塊が射出されたのだということは理解できるのだが、その凝縮度と高出力は信じられない程だった。
「……なに、これ?」
驚き困惑しているのはレインだけではない。全員がその場で立ち止まり、閃光が貫いた場所を見ており、そのあまりの光景にシリカは口を半開きにさせ呆然としている。
「立ち止まるなみんなッ!」
途端に響く大声。それは選抜試験参加者のもの。学内順位一位である者の声。
「う、動き回るのよっ!」
そのヨハンの声に同調するように次に動いたのはナナシー。
直後、闘技場の中央の水面がぼこッと盛り上がるなり姿を見せた存在に観戦席の学生達が一様に慄く。
「な、なんだアレ?」
「……ば、ばけものだ」
まるで見たこともない巨大な生物が姿を見せた。
「ギシャアアアアアアッ!」
大きな蛇のような緑の細長い体をしたソレは、紫の背びれをびっしりとしており、頭部はまるで竜とも思える程で獰猛な歯牙を覗かせている。
「ヨハンさんっ、アレは水棲怪獣ですわっ!」
「シーサーペント?」
距離のあった場所から突如として姿を見せた魔物と思しき存在目掛けて掛けるヨハンとエレナ。
「ええ。わたくしも文献でしか見たことはありませんが、恐らくそうだと」
水棲怪獣は古代の魔物とされている。
大昔、大河を渡る船がいくつもそれに襲われていたのだと。その姿が確認された場所は避けて通らなければならなかった。
「それが一体どうして?」
「……わかりませんわ」
ヨハンの問いにエレナは答えることができない。討伐ランクに至っては不明。しかし少なく見積もってもAランク以上であるということは間違いないと断言できる。
(先生?)
そんな中ふと考えが過るのは、もしかしすればこれもシェバンニの手引きによるものなのかという可能性。突飛なことをこれまで何度もされてきているのだからと。
そのまま探すようにしてシェバンニに顔を向けると、観戦席の最前列に位置するシェバンニはまるで想定外の事態が起きたのだと言わんばかりに顔面を蒼白させていた。そこにナインゴラン――魔道具研究所の所長が慌てて駆け寄っている姿が視界に入る。つまりそれが指し示すのは、明らかに意図していたものではないのだろうということ。
(……ということは)
しかしヨハンには一つだけ思い当たる節があった。
(暴走?)
思わず想起させてしまう。これが以前読んだ絵本と同じ技術が用いられているのであれば魔物を生み出すことも出来るのではないのかと。あの絵本の中でもアインツとクリスによって不意に魔物が、海竜が生み出されていた。
11
あなたにおすすめの小説
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる