549 / 724
紡がれる星々
第五百四十八話 円卓の間再び
しおりを挟む
クルシェイド劇団の公演から二日後、ヨハン達キズナは王宮へと呼び出されていた。
「今度は何だろうね? エレナ、何か聞いてる?」
「……いえ。今回は見当もつきませんわ」
「どうせ碌なことじゃねぇって」
チラとヨハンが見る後ろを歩くナナシーとサイバル。
(二人も呼ばれているってことは……)
エルフに関する何らかの事態が起きている可能性。しかし思い当たることはない。
(遺跡に関することで何か進展でもあったのかな?)
それぐらいしか最近の出来事で大きなことはない。そうだとすれば覚悟を決める。
「早く来い、もう全員揃って待っているぞ」
そうして王宮の入り口へと着いたところで待っていたのは近衛隊長のジャン。
「全員って? 僕たちだけじゃないのですか?」
以前と同じように騎士団が待っているのかと。
「行けばわかる。ついてこい」
そのままジャンの後をついて歩くのだが、謁見の間を通り過ぎた。
「あれ?」
大きな扉を横目に通り過ぎながら、どこへ向かうのかと考えていると、隣を歩くエレナが口を開く。
「こちらは、もしかして円卓の間?」
ぽつりと呟いたエレナの言葉を、ジャンは前を歩きながら肩越しに視線だけを向け無言で受け取っていた。そのまま何も発さずに再び前を向く。
「ヨハンさん、これは相当の覚悟が必要になりますわ」
「円卓の間って、確か前にも一度入ったよね?」
その予想の通り、向かった先は円卓の間。以前巨大飛竜を討伐した際に今後の方針を決めた部屋。
(やっぱり、何かあったんだ)
この部屋を使う時は王国の重大な案件を話す時。つまり、相応の事態が起きているのだと。
どれだけの事態が起きているのかと、気を引き締めたところでジャンが扉を開いた。
「えっ!?」
「なっ!?」
「ど、ういうことですの?」
円卓の間の中にいる人物達に驚き、それぞれ思わず声を上げる。
「父さん!? それに母さんも」
「長っ!?」
「あれ? お父さんもいるね」
居並ぶ面々に大いに驚かされる。
(このためにわざわざ顔を合わさないなんて)
兄ラウルとは先日顔を合わせているカレン。驚かせたいので帰還したことはヨハン達に伝えないように言われていた。カレンが呆れる中、そうしてヨハンが円卓を見まわす。
円卓の最奥に座るのはシグラム王国の国王ローファスがいることはもちろんなのだが、既に腰掛けているアトム達のその中に見知らぬ人物が一人いた。
(誰だろう、あの人)
その中で気になる女性、シルビアの隣に座るのは白髪交じりで見た目いくらか歳を重ねた様子。
疑問に思いながら、入り口で棒立ちになる。
(父さんたちが帰って来たってことは……)
魔王に関する何らかのこと。見回すのは、この場所が円卓の間であった。
つまり、それだけの、重要な何らかの話し合いがこれから行われるのだと。
「でも、ドルドさんまで。どうして?」
さらにもう一人この場にいることに対して疑問を抱くのは、円卓に座るもう一人の人物。鍛冶師ドルド。
どうしてドルドがそこに座っているのか理解出来ない。
しかし疑問を問い掛けることもできず、ニーナが先程の疑問を口にする。
「ねぇ、あの人は誰?」
「……たぶん、それが僕たちが呼ばれた理由だと思う」
ただ一人、大賢者パバールの存在。どうにも妙な感覚を抱く不思議な人という印象。
推測通り、直感とも置き換えることができるそれがヨハン達が円卓の間へと呼ばれた理由。
「よぉ、そんなところに突っ立ってたら始まんねぇだろ。とりあえず座れよ」
ニヤッと笑みを浮かべながら口にするアトム。
「それは俺のセリフだがな」
「お前が何も言わねぇからだろ」
「これがどれだけ大事なことだと思っているのだ?」
「あほっ。重苦しくなるのは後でいいんだよ。今は気楽に行こうぜ気楽によぉ」
アトムの意地の悪い笑みに思わず呆気に取られるローファスなのだが、すぐさま薄く笑う。
これまでアトムのその前向きな思考にどれだけ助けられてきたか。全てが明かされるかもしれないこの場に於いて尚も変わらない親友に心の底から感謝した。
ヨハン達がわけもわからず席に腰掛ける中、ローファス王は大きく息を吸い込むと立ち上がり、ヨハン達へと真剣な眼差しを向ける。
「さて、まずはお前たちに来てもらった理由を話す事からしようか」
緊張感と和やかさを共存させた雰囲気を纏い、ローファスは口を開いた。
◆
二十四席ある円卓には最奥にローファス・スカーレット。その右隣にジェニファー・スカーレット王妃。その横に続いて座るのはエリザ、クーナ、シルビア、パバール。反対側、ローファスの左隣にはアトム、ガルドフ、ラウル、リシュエル、ドルドと座っている。
ローファスの真正面にヨハンが座り、右へモニカ、カレン、ニーナ、レイン。左へはエレナ、サイバル、ナナシー。
近衛隊長を務めるジャンは円卓の間の入り口に立っていた。
「ヨハンやエルフの二人はいくらか知っていることだが、俺はとある依頼をスフィンクスに出していた。国家的な依頼ではなくどちらかというと個人的な依頼……――」
どうしてヨハンとナナシーとサイバルが知るのかということに若干の疑問を抱く中、ローファスはチラと確認する様にジェニファーへと視線を向ける。ジェニファーは同意する様にコクリと小さく頷いた。
「――……エレナ、それはお前たちも知ることだ。魔王の呪いを解明することに他ならない」
いくらかが目を見開く中、ローファスはお構いなしに話を続ける。
「これに関しては正直なところ、王家に受け継がれてきた正式な話、伝承とはいえ詳細、真偽が定かではなかったのはお前達も知るところだが、ようやく呪いの解明、その糸口を掴んだ」
アトムとラウルが揃って円卓上にコトッと音を鳴らして置くのは赤と青の宝玉。シグラム王国とカサンド帝国の秘宝。
「これに加えて大賢者パバール殿が所持されている時見の水晶、これの力を借りる」
パバールが中空に腕を伸ばして異空間から取り出す水晶。同じようにして卓上に置いた。
「大賢者パバール!?」
その名を聞いたカレンが思わず驚愕に声を上げる。
「カレンさん?」
「あっ、ごめんなさい。ちょっとびっくりしちゃって」
「びっくりしたっていうのは?」
「え、えぇ。大賢者パバールという名のことよ。前に文献で見たことあるのだけど、パバールって確か少なくとも三百年前後は昔の人物だったはず……」
そうなれば同名の別人の可能性なのだが、それはすぐさまパバール自身が否定した。
「ほぅ。他にも私のことを知る者がおったか。なるほど、勤勉なものよ。如何にも私がそのパバール自身じゃ」
「一体、どういうことですか?」
ヨハンの問いかけの意味は誰もが気になるところ。エルフのような長寿の種族には見えない。見た目は人間。となると他の長命種族なのかと。
「私は、というか私達といった方が正確じゃが、【時の魔法】を使える」
「……時の……魔法……?」
「ああ。私の師がそれについて研究しておって、それを私が引き継いで完成に近付けた。要はその研究の成果で肉体の進行を遅らせることに成功したのじゃ」
「そんなことが……」
「先に言うておくが、相応の代価は払うことになるので使用を勧めるものではないがな」
敢えて説明する必要もないのだが、禁忌とも呼べる代物に代価が存在しないはずがない。
「にわかには信じられない話ですが……」
「この魔法は特殊なものでな。使える者がそもそも限られるし、自分自身にしか使えんからの。もし知りたいのであれば教えてやらんことでもないが?」
「いえ、必要ありません」
カレンがはっきりと断言する。
「そんなことの為に呼び付けたわけではないでしょう?」
「私の生涯の研究の一端をそんなこと呼ばわりするか。ふふふ、面白い」
パバールが少し表情を綻ばせる中、ローファスはほっと胸を撫でおろしていた。
もし仮に時の魔法に興味を示すのであれば時見の水晶の使用を考え直すと言われていた。
「では、話の本題だ」
仕切り直すように口を開くローファス。
「その【時の魔法】を用いた魔道具がこの時見の水晶になる」
それをどう用いて魔王の呪いについて確認することになるのかヨハン達がそれぞれ疑問を抱く中、視線を僅かに左隣へと向ける。
(……エレナ)
これだけの面々が居並ぶ中、ヨハンは隣に座るエレナの不安そうな横顔を視界に捉えた。
「今度は何だろうね? エレナ、何か聞いてる?」
「……いえ。今回は見当もつきませんわ」
「どうせ碌なことじゃねぇって」
チラとヨハンが見る後ろを歩くナナシーとサイバル。
(二人も呼ばれているってことは……)
エルフに関する何らかの事態が起きている可能性。しかし思い当たることはない。
(遺跡に関することで何か進展でもあったのかな?)
それぐらいしか最近の出来事で大きなことはない。そうだとすれば覚悟を決める。
「早く来い、もう全員揃って待っているぞ」
そうして王宮の入り口へと着いたところで待っていたのは近衛隊長のジャン。
「全員って? 僕たちだけじゃないのですか?」
以前と同じように騎士団が待っているのかと。
「行けばわかる。ついてこい」
そのままジャンの後をついて歩くのだが、謁見の間を通り過ぎた。
「あれ?」
大きな扉を横目に通り過ぎながら、どこへ向かうのかと考えていると、隣を歩くエレナが口を開く。
「こちらは、もしかして円卓の間?」
ぽつりと呟いたエレナの言葉を、ジャンは前を歩きながら肩越しに視線だけを向け無言で受け取っていた。そのまま何も発さずに再び前を向く。
「ヨハンさん、これは相当の覚悟が必要になりますわ」
「円卓の間って、確か前にも一度入ったよね?」
その予想の通り、向かった先は円卓の間。以前巨大飛竜を討伐した際に今後の方針を決めた部屋。
(やっぱり、何かあったんだ)
この部屋を使う時は王国の重大な案件を話す時。つまり、相応の事態が起きているのだと。
どれだけの事態が起きているのかと、気を引き締めたところでジャンが扉を開いた。
「えっ!?」
「なっ!?」
「ど、ういうことですの?」
円卓の間の中にいる人物達に驚き、それぞれ思わず声を上げる。
「父さん!? それに母さんも」
「長っ!?」
「あれ? お父さんもいるね」
居並ぶ面々に大いに驚かされる。
(このためにわざわざ顔を合わさないなんて)
兄ラウルとは先日顔を合わせているカレン。驚かせたいので帰還したことはヨハン達に伝えないように言われていた。カレンが呆れる中、そうしてヨハンが円卓を見まわす。
円卓の最奥に座るのはシグラム王国の国王ローファスがいることはもちろんなのだが、既に腰掛けているアトム達のその中に見知らぬ人物が一人いた。
(誰だろう、あの人)
その中で気になる女性、シルビアの隣に座るのは白髪交じりで見た目いくらか歳を重ねた様子。
疑問に思いながら、入り口で棒立ちになる。
(父さんたちが帰って来たってことは……)
魔王に関する何らかのこと。見回すのは、この場所が円卓の間であった。
つまり、それだけの、重要な何らかの話し合いがこれから行われるのだと。
「でも、ドルドさんまで。どうして?」
さらにもう一人この場にいることに対して疑問を抱くのは、円卓に座るもう一人の人物。鍛冶師ドルド。
どうしてドルドがそこに座っているのか理解出来ない。
しかし疑問を問い掛けることもできず、ニーナが先程の疑問を口にする。
「ねぇ、あの人は誰?」
「……たぶん、それが僕たちが呼ばれた理由だと思う」
ただ一人、大賢者パバールの存在。どうにも妙な感覚を抱く不思議な人という印象。
推測通り、直感とも置き換えることができるそれがヨハン達が円卓の間へと呼ばれた理由。
「よぉ、そんなところに突っ立ってたら始まんねぇだろ。とりあえず座れよ」
ニヤッと笑みを浮かべながら口にするアトム。
「それは俺のセリフだがな」
「お前が何も言わねぇからだろ」
「これがどれだけ大事なことだと思っているのだ?」
「あほっ。重苦しくなるのは後でいいんだよ。今は気楽に行こうぜ気楽によぉ」
アトムの意地の悪い笑みに思わず呆気に取られるローファスなのだが、すぐさま薄く笑う。
これまでアトムのその前向きな思考にどれだけ助けられてきたか。全てが明かされるかもしれないこの場に於いて尚も変わらない親友に心の底から感謝した。
ヨハン達がわけもわからず席に腰掛ける中、ローファス王は大きく息を吸い込むと立ち上がり、ヨハン達へと真剣な眼差しを向ける。
「さて、まずはお前たちに来てもらった理由を話す事からしようか」
緊張感と和やかさを共存させた雰囲気を纏い、ローファスは口を開いた。
◆
二十四席ある円卓には最奥にローファス・スカーレット。その右隣にジェニファー・スカーレット王妃。その横に続いて座るのはエリザ、クーナ、シルビア、パバール。反対側、ローファスの左隣にはアトム、ガルドフ、ラウル、リシュエル、ドルドと座っている。
ローファスの真正面にヨハンが座り、右へモニカ、カレン、ニーナ、レイン。左へはエレナ、サイバル、ナナシー。
近衛隊長を務めるジャンは円卓の間の入り口に立っていた。
「ヨハンやエルフの二人はいくらか知っていることだが、俺はとある依頼をスフィンクスに出していた。国家的な依頼ではなくどちらかというと個人的な依頼……――」
どうしてヨハンとナナシーとサイバルが知るのかということに若干の疑問を抱く中、ローファスはチラと確認する様にジェニファーへと視線を向ける。ジェニファーは同意する様にコクリと小さく頷いた。
「――……エレナ、それはお前たちも知ることだ。魔王の呪いを解明することに他ならない」
いくらかが目を見開く中、ローファスはお構いなしに話を続ける。
「これに関しては正直なところ、王家に受け継がれてきた正式な話、伝承とはいえ詳細、真偽が定かではなかったのはお前達も知るところだが、ようやく呪いの解明、その糸口を掴んだ」
アトムとラウルが揃って円卓上にコトッと音を鳴らして置くのは赤と青の宝玉。シグラム王国とカサンド帝国の秘宝。
「これに加えて大賢者パバール殿が所持されている時見の水晶、これの力を借りる」
パバールが中空に腕を伸ばして異空間から取り出す水晶。同じようにして卓上に置いた。
「大賢者パバール!?」
その名を聞いたカレンが思わず驚愕に声を上げる。
「カレンさん?」
「あっ、ごめんなさい。ちょっとびっくりしちゃって」
「びっくりしたっていうのは?」
「え、えぇ。大賢者パバールという名のことよ。前に文献で見たことあるのだけど、パバールって確か少なくとも三百年前後は昔の人物だったはず……」
そうなれば同名の別人の可能性なのだが、それはすぐさまパバール自身が否定した。
「ほぅ。他にも私のことを知る者がおったか。なるほど、勤勉なものよ。如何にも私がそのパバール自身じゃ」
「一体、どういうことですか?」
ヨハンの問いかけの意味は誰もが気になるところ。エルフのような長寿の種族には見えない。見た目は人間。となると他の長命種族なのかと。
「私は、というか私達といった方が正確じゃが、【時の魔法】を使える」
「……時の……魔法……?」
「ああ。私の師がそれについて研究しておって、それを私が引き継いで完成に近付けた。要はその研究の成果で肉体の進行を遅らせることに成功したのじゃ」
「そんなことが……」
「先に言うておくが、相応の代価は払うことになるので使用を勧めるものではないがな」
敢えて説明する必要もないのだが、禁忌とも呼べる代物に代価が存在しないはずがない。
「にわかには信じられない話ですが……」
「この魔法は特殊なものでな。使える者がそもそも限られるし、自分自身にしか使えんからの。もし知りたいのであれば教えてやらんことでもないが?」
「いえ、必要ありません」
カレンがはっきりと断言する。
「そんなことの為に呼び付けたわけではないでしょう?」
「私の生涯の研究の一端をそんなこと呼ばわりするか。ふふふ、面白い」
パバールが少し表情を綻ばせる中、ローファスはほっと胸を撫でおろしていた。
もし仮に時の魔法に興味を示すのであれば時見の水晶の使用を考え直すと言われていた。
「では、話の本題だ」
仕切り直すように口を開くローファス。
「その【時の魔法】を用いた魔道具がこの時見の水晶になる」
それをどう用いて魔王の呪いについて確認することになるのかヨハン達がそれぞれ疑問を抱く中、視線を僅かに左隣へと向ける。
(……エレナ)
これだけの面々が居並ぶ中、ヨハンは隣に座るエレナの不安そうな横顔を視界に捉えた。
14
あなたにおすすめの小説
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる