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碧の癒し
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中学時代、他のサッカー部員からはそう呼ばれていた。コンビネーションにおいて、自分達二人に勝る奴等などいなかった。
予期せず蘇った懐かしさに、ククッと肩を震わせる。
「で。どうするの? 中に入る? それともやめとく?」
「入るよ! 勿論。なんだよ、さっきから何度も言ってんだろ。コツを教わるんだって、俺はよ」
「でも。入りたくないでしょ」
見透かすように言った隆哉に、怪訝な目を向ける。
「なんで、そう思うよ?」
「だって。あんたは気づいている筈だもん。この神社の結界に。――あんたさ、軽い気持ちで来たでしょ、ここまで」
「ああ」
彼女の言葉を聴けたから。だからさっきまでの、あの張りつめた気持ちが消え失せていたのは、確かだった。
「ここはね、そんなちゃらけた意識の人間は入れなくなってるんだ。普通の人なら、そんな事にすら気付かずに回れ右する。本人は『用事を思い出す』とか『なんとなく』とか、そんなレベルで無意識にね。でもあんたならきっと、気付くと思ってたよ。それぐらい強い能力を、持ってる筈だから。少なくとも、俺と同等程のはね」
「同等、ねぇ」
予期せず蘇った懐かしさに、ククッと肩を震わせる。
「で。どうするの? 中に入る? それともやめとく?」
「入るよ! 勿論。なんだよ、さっきから何度も言ってんだろ。コツを教わるんだって、俺はよ」
「でも。入りたくないでしょ」
見透かすように言った隆哉に、怪訝な目を向ける。
「なんで、そう思うよ?」
「だって。あんたは気づいている筈だもん。この神社の結界に。――あんたさ、軽い気持ちで来たでしょ、ここまで」
「ああ」
彼女の言葉を聴けたから。だからさっきまでの、あの張りつめた気持ちが消え失せていたのは、確かだった。
「ここはね、そんなちゃらけた意識の人間は入れなくなってるんだ。普通の人なら、そんな事にすら気付かずに回れ右する。本人は『用事を思い出す』とか『なんとなく』とか、そんなレベルで無意識にね。でもあんたならきっと、気付くと思ってたよ。それぐらい強い能力を、持ってる筈だから。少なくとも、俺と同等程のはね」
「同等、ねぇ」
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