君との空へ【BL要素あり・短編おまけ完結】

Motoki

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蒼い約束

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  キョロキョロと辺りを見回した彬は、暫し呆然としてからポリポリと頬を掻いた。

「いやぁ…」

 ――ここ、どこ?

 だいぶ前に聞いた、俊介の墓の場所はこの辺だった筈だ。先祖代々の墓だからどーのこーのと、確かおばさんが言っていた。

「人に訊くにしても『墓場どこ?』って訊いて判るモンなのかなぁ? ケータイも教室に忘れてきたし、どーすりゃいいんだ」

 大通りを歩いていた彬は、溜め息をついてガードレールに腰掛けた。大通りの名を看板で確認して「やっぱこの辺だよなぁ」と一人呟く。

「どーすっかなぁ。放課後までには、戻るつもりだったのに」

 このままでは間に合いそうにない。

 透き通るような蒼い空に、吸い込まれそうな感覚を覚える。目を閉じて小さく笑みを零すと、首を傾げた。

「いや。心配してるなんて、かわいいモンじゃねぇか。きっと怒り狂ってるんだろうなぁ、特にヒデは。あいつ、けっこう心配性だし。んで、相沢は」

 ――あいつは、どうしてるだろう。

 やはり依憑を叶える為に、気を揉んでいるのだろうか。

「だったらあいつのアセッてる表情カオ、ちょっと見てみてぇなぁ」
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