君との空へ【BL要素あり・短編おまけ完結】

Motoki

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蒼い約束

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「スッゲー、楽しいんだぜ。グラウンドの空なんか、『これでもかッ』ってくらい蒼くてさ、広くて。ワーワー歓声が聞こえて、まるで『お祭り』騒ぎなの! そん中を走ったらさ、風が遊ぶように体に絡まって、飛んでるみたいな感覚なんだぜッ」

 なぁなぁ、と隆哉の袖を引っ張る彬に「知ってるよ」と呆れた声が返る。その二人を眺めて、クスリと秀行が笑みを零した。

「いいじゃん、行けば。全国」

 言った秀行に、彬が「だろ?」とはしゃぎ出す。硝子の瞳で秀行を見遣った隆哉が、不満げに呟いた。

「俺に、サッカーやれって言うの?」

「だって。遺して逝ったんだろ? お前等二人の『命の恩人』が、夢をさ」

「まあ、そうだけど」

「じゃあ……」

 微笑んだ秀行の言葉を継いで、彬がグッと拳を突き出す。

「じゃ、やろう。全国行こうぜ!」

「一緒に?」

「ああ! 当然」

 そうさ。一緒に行こう、二人、いや三人で。行けない訳がねぇ。だって俺達は、黄金ゴールデンなんだから。


 ――なぁ? 俊介。

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