異世界複利! 【単行本1巻発売中】 ~日利1%で始める追放生活~

蒼き流星ボトムズ

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【転移73日目】 所持金21兆3140億1140万ウェン 「俺は資本家の倒し方を知りたい。」

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政府当局の発表とは真逆に戦争は拡大の一途を辿っている。


《王国&帝国四諸侯 VS 首長国&自由都市&帝国皇帝》

↑ この戦争と、↓この騒動が複合されつつある。

《首長国農民総一揆》


別に情報通を気取るつもりは無い。
朝、軍医総監のハックマン中将が緊急来訪して教えてくれただけの話である。

中将は先日の歓迎会で挨拶を交わしたばかりであったので
最初はこの邸宅に忘れ物でもしたのかと思った。
だが、切羽詰まった表情を見るとそうでもないらしい。


「大至急、コリンズ社長に報告しなければならない件がありまして…」


『あ、はい。
何か?』


「昨日提出した傷病兵リストなのですが…
私が退庁する間際に、大幅に更新されておりまして。
大至急社長のお耳に入れなければと思いまして…」


そう言って中将は俺に分厚い冊子を渡した。


『え? これ全員負傷者ですか!?
多くないですか?』



「いえ、そちらは暫定戦死者名簿です。
正確な戦死者数・負傷者数までは把握出来ておりません。
現時点で841名の戦死が確認されております。」



ん?
この数日で841名?
あれ?
平和維持軍として首長国に入国したばっかりだよな?


「首長国の内情ですが…
帝国四諸侯の侵攻とはまた別に連邦に近い地域での農民一揆が激増しております。
これは未確定情報ですが、何人かの地方官が緊急的に勤務地を脱出したそうです。
我が軍もこの騒動で連絡を途絶され、孤立した状態で四諸侯側の攻撃を受けた模様です。」


『え?
首長国ってそんなにヤバい事になっていたのですか?』



「帝国、首長国共に多くの州が無政府状態に陥ってます。
この状態が続くと、我が国の防衛ラインにも戦火が届く恐れがあります。」



『あれ?
私が入国した時点では、両国とも比較的安定していた気がするのですが…』



「コリンズ社長には申し上げにくい事ですが
ミュラー卿の大勝によって連邦の税制が三公七民で統一された事が原因なのです。

五公五民の税制下で暮らしていた首長国農民の不満が爆発しています。
既に聞いているかも知れませんが、連邦に近い州に住んでいる首長国民が…」



『確か減税デモを開始したとか。』



「それがどうやら…
デモなどという生ぬるいものではなく。
連邦への編入を叫んで暴動…  
いや叛逆を行っているようなんです。
首長国は必死に隠してはいますが…
仮に叛乱が今起こってなくても、時間の問題でしょう。」


『あ、あれ?
この数日で情勢が相当変わってませんか?』


「情勢が変わったというより、首長国が混乱し過ぎて情報統制能力を喪失してしまっているのでしょう。
恐らく、これから続報が山の様に届きますよ。」



そんな会話があった後に、ハックマン中将が申し訳なさそうに戦時国債・愛国債の話題に触れる。


『愛国債?』


「あ、いえ。
極力刷らない様に心掛けてはいるのですが…
その実質的な…」


『要するに実質的な寄付ですか?』


「あ、いえ!
滅多に発行される事もありませんし。
愛国債関連の法案が提出されても、否決されることが大半ではあるのですが。」


『ちなみに起債されるとしたら、幾ら位になりますか?』


「…寄付関連は
上限が2兆ウェンとなります。」


『もしも引き受け手が居られなければ…
私に声を掛けて下さっても構いませんので。』


「極力!
そうならない様に致します!」



==========================



「叔父貴が爆笑してましたよ。」


ソファーにふんぞり返って茶菓子を貪っているのは、ミュラーの甥のギュンター卿だ。
叔父から蛮性を十分に受け継いだが、茶目っ気までは継承しなかった。
可愛げなく常にふてぶてしい。


『爆笑?』


「だってそうでしょう。
《年貢を下げまくって隣国をぶっ壊す作戦》
が大ハマりしたんですから。」


『酷い作戦です…』


「でもまあいいんじゃないっスか?
年貢の下がった農民たちは皆喜んでるんだから。
リン君だって三公七民に賛成してたじゃないッスか。」


『いや…
そりゃあ、税負担が下がるのは賛成ですよ?
でもそれで内戦や戦争が起ったら
結局、困るのは農民自身じゃないですか?』


「うーーーん。
でも一度決まった年貢率って結構固定で運用されるんで。
農民が命を懸けてでも引き下げに動くのは理に叶ってると思うッスよ。」



『そりゃあ、そうかも知れませんが。
このままじゃ混乱が抑えられなくなってしまう。
聞く限り解決が見えない泥沼状態じゃないですか?』



「?
そうッスか?

首長国も三公七民に引き下げれば済む話っスよ。」



『いや!
いきなりそんなに税率って下げられないでしょう?
首長国って高負担高福祉型の社会構造って聞きますよ?
財政破綻しちゃいますよ!』



「?
リン君がバラ撒いたらいいじゃないんスか?
どうせ首長国の農民共は叔父貴とリン君を指名してるんだから。」



『え!?
お、俺ですか!?』



「いつも言ってるじゃないっスか。
首長国の農民は叔父貴&リン君コンビを待望論してるって。」



『初めて聞きましたよ!!』



「あれ?
そうでしたっけ?」



『初めてです!』



「あー、スンマセンスンマセン。
自由都市って遊ぶところ多いから
ついつい用事が蔑ろになっちゃうんスよね。

あ、リン君。
巨乳の女が揃ってる店って知ってます?」



『知りません。』



「カネがあるんだから遊べばいいのにw」



『俺は妻を愛しておりますので(チラッ)』



「うわははは!
カネあるのに女遊び出来ないって悲惨ッスねw」



頼む…
これ以上、あの母娘を刺激しないでくれ。
皇帝快進撃のニュースが続いてて機嫌が悪いんだ。
アイツそろそろ死んでくれねーかな。



==========================



『御二方、少し残って頂いて宜しいですか?』


「大丈夫ですよー。」


「私も。
今日のアポは全部消化しましたので。」



カイン・ドナルドとは名で呼び合う事に決めた。
2人は「この歳で呼び方を変えるって恥ずかしい」と照れている。
俺だってそうだよ。



『正直、カネは余ってます。』


「あははは。
私も一度でいいからその台詞言ってみたいです。」



「どれくらい余ってるんですか?」



『えーっと今の所持金がですねぇ。
17兆…』


《5兆8000億ウェンの配当が支払われました。》


「17兆!?
もはや大国ですね!」


『失礼!
今、《神の啓示》がありまして!
23兆強、手元にあります。
あ、いえ貸倉庫に降臨した筈です。』


「大雑把すぎい!」


『いやはや、全く。』




==========================


【所持金】

17兆5140億1150万ウェン
  ↓
23兆3140億1150ウェン
  ↓
21兆3140億1150ウェン


※5兆8000億ウェンの配当を受け取り。
※2兆ウェンを愛国債購入枠に移行。


==========================



カイン・ドナルド両名と連れ立ってカネ保管倉庫を訪れる。


「やっぱり施錠厳重だねえ。
こんな大金、やっぱり盗まれるの怖いでしょう。」


『ええ。
この額が無思慮に社会に流出してしまったら
経済崩壊が起るような気がして…
本当に怖くて…』



「ああ、真のカネ持ちはそっちを心配するんですね。」



『ドナルドはどう思いますか?
俺がいきなりここのミスリル貨を全放出したら…』



「うーーーん。
人類史上、そんな事例がないから。
想像もつかない。

ただ物質としてのミスリルは教団が本気で集めているからね。
意外に彼らは喜ぶんじゃないかな?」



『スキルを触媒に使ってるってことですよね?』



「うん。
最近は彼ら、かなり召喚に熱心じゃない?
だからミスリルが溜まったら、また召喚をするんじゃないかな?」



『自分で言うのもなんですけど。
召喚ってコスパ悪くないですか?』



「コスパいいじゃないの。
リンを呼べたんだから。
よっ、巨大資本!」



『まあ、正直俺はレアだと思います。
元の世界で《史上最高の天才》と称されている人が居たんですけど。
その人曰く、俺のスキルは最強らしいので。』



「そりゃあ、世の中カネですしね。
そのカネが沸く人は最強でしょう。

逆に疑問なんだけど、何で追放されたんですか?」



『うーーん。
地味だからじゃないですかね?
カインみたいに派手な雷光でも出せれば全然扱い違ったと思います。』



「雷なんて使い道限られますよー。
絶対おカネの方が有用だと思います。」



『まあ、そこは役割分担ってことで。
あ、ミスリルと雷光の合体技を考えましょうよ。』



「稲光が晴れたらおカネが出現するとかどうですか?」



『最高ですね!
今度、それで世の中の連中を驚かせてやりましょう!』



「もはや神か詐欺師の域ですね。」




俺達は倉庫の床に座り込んでエナドリを肴に干し肉を貪る。
エナドリの神秘は障害を治してくれないのだが、肌はツルツルになっている。
後、密かなコンプレックスだったヘソのゴマがいつの間にか無くなった。

いや、ありがたいんだよ?
感謝もしてるんだよ?
ヘソの臭いは本当に自己嫌悪の一因だったから。

たださあ。
折角なら、脚もなんとかしてくれないかなあ。



==========================



その後、馬車で港湾区に向かう。
リゾートハーバーなんかとは異なり、臭く汚い。


何気なく目にする穀物コンテナ。
遠目に見える巨大な工業サイロ。
港沿いに延々と並ぶドッグ群。
途切れない労働者の列。
停泊している貨物船は数えきれない。
巨大な港湾にも入りきらず沖で順番待ちをしている。


うん、間違いない。
ここは世界経済の心臓部なのだ。
でも何故、この街を歩く労働者たちはこんなに薄汚れているのだろう。
何故配給の列が途切れない。
賞味期限ギリギリの量産品レーションをあんなにありがたがる?


賭けてもいい。
リゾートハーバーのチャラチャラした女店員なんかより、彼らの方が遥かに実業に貢献している。
あんな浮ついた施設が無くとも世界は絶対に困らない。
だが、その豊かさを担っている筈の港湾労働者はこんなにも虐げられている。

父さんがそうだったように。
真面目さが、誠実さが、勤勉さが…、徹底的に仇で返されている。


悪いのは誰だ?
言うまでも無い。
…資本家に決まっている。

資本家こそが打倒するべき悪なのだ。



「リン。
また思いつめてるよ。

前も言っただろう?
心にモヤモヤが生まれたら、ちゃんと吐き出さなきゃ駄目だよ。
じゃないと、君が壊れてしまう。」



『悪いのは…  誰かってこと考えてました。』



「今日のリンの中では誰が悪だった?」



『やっぱり、資本家が悪いんじゃないかな、と。』



「今日もまたそう思ったの?」



『はい。
《不幸の犯人探しは良くない》
とはいつも言って頂いているのですが…』



「社会がこれだけ複雑化すれば、どこかに資本は蓄積されますよ。
資本家は自然発生するものなのです。

ドナルドもそう思うでしょ?」



「うん、その通りだと思う。
リンは納得出来ないかもだけど。
結局、誰かはカネ持ちになるんだよ。
その富は往々にして子孫に受け継がれるから…
資本家階級は絶対に生まれる。
カネさえあれば安全は買えるから、階級は固定される。
いいとか悪いとかじゃなくて。
そういうものなんだよ。」


『資本家の牙城を崩す方法って無いんですか?
俺、どうしても納得出来なくて。

金持ちの子は生まれつき金持ちで…
貧乏人の子は生まれつき貧乏。

俺が幼稚なんでしょうか?
この現実がどうしても許せないんです。

俺は資本家の倒し方を知りたい。』



「…戦争。」



『え?』



「国土全てが焦土と化すような悲惨な大戦争が長引けば
逆転の目は出て来るよ。

豪邸が焼け落ち、資本家一族が混乱の中で抹殺されれば
富は自然にシャッフルされる。」



『…意地悪な答えです。』



「そうだね。
もしもそんな事態に陥れば、一番最初に被害を受けるのは名も無き庶民達だ。

リンは、無辜の民を犠牲にしてまで理想を叶えたい?」



『俺の理想は…
無辜の民が犠牲にならない世界です。』



「そうか。
じゃあ私の理想も述べておくね。

私の理想はリンの様な若者が年齢不相応の悩みを抱え込まずに済む世界だ。
自分に子供が生まれてから、そんな事を漠然と考え続けて…
君に出逢ってようやく言語化出来た。

世界は誰か1人が背負わされるものじゃない。
背負わされるものであっていい筈がない。

責任なんて歳の順に負わせろよ。
ジジーなんてそこらに余ってるんだから。

ここにも1人いるしね。」



『…。』



「仲間でしょ?
力にならせてよ。」



『すみません。
最近、よく考え事をしてしまって。
それも悪い事ばかり。』



「謝るの禁止。
愚痴なら幾らでも聞くけど。」



『…切り替えます!』



「よく言った。
流石は炸裂少年だ!」



「それでリンはどう切り替えたい?」



『余計な悩みを持たない人の所へ。』





==========================


【所持金】

21兆3140億1150ウェン
  ↓
21兆3140億1140ウェン


※ポール・ポールソン個人に10万ウェンの小遣いを支給




【ポールソンハーレム】

レニーちゃん  (ポールズバー店員)      
メアリちゃん  (ポールズバー店員)  
エミリーちゃん (営業部長)  
ナナリーさん  (近所のシンママ)  ← in

ビッキーちゃん (戦災孤児)     ←勧誘中
ノーラちゃん  (フリーター) 


==========================




『ポールさん
何か変わった事ありました?』



「何故だかわからないが
メアリちゃんの機嫌が悪いんだ!」



『ちょっと聞いて来ますね。

 ふむふむ。
 うちのポールソンが御迷惑をお掛けします。

聞いて来ました。』



「おお!
で、メアリちゃんは何と?」



『そのまま伝えますね。
《私だけって言った癖に!》
と。』


「言ったかな?
まあ、俺の性格なら多分言ってるか?」



『もう少し一人一人を大事にして下さいよ。』



「ハーレムメンバーが全員仲良くしてくれればいいんだけどね。
俺は愛を平等に注いでいるのに。」



『女性側は平等な愛なんて望んでないんじゃないですかね?』



「だって教団の連中がこれみよがしにいつも叫んでいるんだよ。
《富も愛も平等に分配しましょう》
って。」



『恐らく呼び掛けなきゃならない位に難しいんですよ。』




…富も愛も平等に分配、か。
良いスローガンだ。
最高に聞き心地は良い。


父さん。
どうして貴方はそんな見え透いた嘘を真に受け続けていたのですか?
どうして貴方はあんなに貧しく苦しい生活の中で誰かを救おうとしていたのですか?
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