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22 二人の隔たり
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夜の食堂では、いつも通り食事が行われている。
黙々と食事をするヴィルヘルムと、その隣には笑顔のシリカがいた。
「――ということがありまして、今日も採掘場の食堂は盛況でしたよ」
「そうか」
食事の手を止めて話し続けるシリカ。
対してヴィルヘルムの反応は芳しくない。
というよりはいつもと同じだ。
あれから一か月が経過しているというのに、相変わらずの態度だった。
冷たいというよりは淡泊。
話を聞いていないわけではないが、反応は薄く、自分の話はしない。
シリカに視線を向けることは稀で、いつも料理に向けられている。
シリカに関心がない。そう言っているようだった。
それはシリカ自身も気づいている。
だからと言って、諦めて自分から距離を取ってしまったら一生距離は縮まらない。
正直、なんで自分ばかりこんなに頑張ってるのかと思わないでもないが、あまり深く考えないようにしていた。
空しく、寂しく、悲しくなりそうだったからだ。
きっといつか陛下も心を開いてくださる、そう信じるしかなかった。
例え、裏切られた経験があっても、シリカは人に絶望しない。
いや、あるいはそうすることでしか彼女は生きられないのかもしれない。
それは健気であり、憐憫を誘う姿だった。
壁際に立つアリーナがシリカに向ける視線にも、同じ感情が含まれている。
シリカが一方的に話し続ける中、ヴィルヘルムがフォークとナイフを皿に置いた。
食事は終わったらしい。
しかし立ち去る気配はなく、無言で視線を落としている。
珍しいことだ。
普段ならば端的に挨拶をして、さっさと執務室に向かうのに。
シリカは小さな不穏の種を感じ取る。
そんな中、ヴィルヘルムが小さく口を動かした。
「もうよい」
「……よ、よい、とは?」
「無理をする必要はない、ということだ」
「む、無理などしておりません。私は陛下と話したいだけで」
「それが無理をしていると言っている」
ナプキンで口もとを拭い、ヴィルヘルムは緩慢にシリカへと視線を動かした。
彼の目をまっすぐ見たのは久しぶりな気がした。
どこか虚ろとした、それでいて澄んだ瞳がシリカを見つめていた。
「余とそなたは婚姻を結んだ。だが、それは双方本意で行われたものではない。聖神教団からの圧力あってのことだ」
「それはそうですが……ですが、今は私も納得をして……」
「無理に納得しようとしているのだろう。そうしなければならないと、そう思い込んでいるのではないか? 結婚したのだから、良き妻となり、夫を愛さなければならない、と。王妃であれば、国のために尽くさなければならず、国民の模範とならねばらないと」
それは思っている。
だってそれが当然なのだ。
結婚したのだから。
誰が相手であっても、仲睦まじく過ごせるよう努力すべきだと。
王妃ならば正しく、国民を導き、国のために尽力すべきだと。
「だがそれは誠にそなたが望んでのことか? 教団に結婚を強いられたことが、追放されたことが、聖女の資格を剥奪されたことが、そなたにとって余りに大きく耐えきれなかった。だから王妃として妻として努力し、成果を上げることで過去を無理やりに振り切ろうとしているのではないか?」
起伏のない口調、冷静な分析にシリカは言葉を失う。
失ったものが大きすぎて、王妃として妻として幸せにならなければならないと、成功しなければならないとそう思っていたのだろうか。
確かにそうかもしれない。
事実、裏切られた時、気持ちを切り替えなければ心が砕けそうだった。
だから前向きに、次の人生を豊かにしようと、そう決意した。
けれどそれは逃げだったのだろうか。
それこそが自分の使命だと思うことは、ただの勘違いだったのだろうか。
ロンダリアへの思い入れはなかった。
ヴィルヘルムとも初対面で、好意を持ってもいなかった。
国や国民への愛もなかった。
ヴィルヘルムの言葉は正しかった。
最初はそうだった。
けれど、今は?
本当に彼の言うように、ただ逃げているだけなのだろうか。
王妃として妻として成功し、幸せになる。
それはただの幻想で、自分の望みではないのだろうか。
「………………確かに、最初はそうだったかもしれないです」
「そうであろう」
「けれど今は……今は違います」
ロンダリアという国のことを知り、沢山の人と関わってきた。
たった一か月でも、人を知り、心を通わせた。
それは嘘じゃない。
今、心の中にある、この暖かい気持ちは本物だ。
逃げでも、幻想でも、気の迷いでもなく。
心の底から、思っていることだ。
「みんなに笑顔でいて欲しいと、この国をもっと豊かにしたいと、そして……あなたのことをもっと知りたいと、そう思っています」
縋るような感情をヴィルヘルムに向けた。
淀みなく儚い感情だった。
ヴィルヘルムは、視線を逸らす。
それはあまりに純粋なその想いを受け止めきれない、そう言っているかのように。
向き合うことを拒否したのだと、シリカは感じた。
そして次の言葉でその思いはより強くなった。
「……余はそなたと離婚するつもりだ」
「…………え?」
思いもよらない言葉だった。
頭の中が真っ白になる。
思考が止まり、何も考えられない。
ただただ離婚という言葉がぐるぐると頭の中を巡り続けた。
「教団からの圧力で結婚したが、離婚をするなとは言われていない。ほとぼりが冷めた時に離婚すれば自由になる」
「そ、そんなこと……」
「もとより互いに望まぬ結婚。ならば婚姻を解消し、互いに新たな人生を歩む方が幸福というもの」
「ま、待って……」
「そなたも余の妻でいることは本意でないだろう」
声が出ない。
心がまともな形を保てない。
心から感情が溢れない。
言葉を紡ぐことを理性が許さない。
足元がぐらぐらと揺れて、現実感が乏しくなる。
一体、何が起きているのか、理解できない。
衝撃的な言葉だった。
ヴィルヘルムが自分に興味がないことは気づいていた。
見て見ぬふりをし、希望はあると自分に言い聞かせていた。
けれどそれは勘違いだったらしい。
彼は元々離婚するつもりでいたのだ。
だから対応が淡々としていたし、仲を深めるつもりもなかったのだ。
彼は、ヴィルヘルムは最初からシリカを見ていなかった。
当然だ。どうせ別れる赤の他人だったのだから。
項垂れるシリカを置いて、ヴィルヘルムは立ち去った。
その様子をアリーナはおろおろとしながら見守ることしかできなかった。
シリカは動かない。
俯いたまま、じっとしていた。
アリーナは恐る恐るシリカの背中に声をかける。
「シ、シリカ様……」
そっとシリカの肩に手を乗せると、アリーナは不意に何かに気づいた。
シリカの肩は震えていた。
嗚咽も漏らさず、涙を流していた。
歯を食いしばり、泣き続けるシリカに、アリーナは傍で立ち尽くすことしかできない。
ここでも必要とされなかった。
先程の言葉が何度も胸中で反芻された。
無価値だと、いらないとそう言われたようで。
シリカの胸はシクシクと痛み続ける。
涙は頬を滴り、テーブルに染みを作った。
強く手を握り、それでも激情が止まらず、耐えるように唇を引き絞った。
心は引き裂かれそうで、体が震えた。
怒りはなかった。
ただひたすらに悲しみだけが、シリカの心を締め付けた。
黙々と食事をするヴィルヘルムと、その隣には笑顔のシリカがいた。
「――ということがありまして、今日も採掘場の食堂は盛況でしたよ」
「そうか」
食事の手を止めて話し続けるシリカ。
対してヴィルヘルムの反応は芳しくない。
というよりはいつもと同じだ。
あれから一か月が経過しているというのに、相変わらずの態度だった。
冷たいというよりは淡泊。
話を聞いていないわけではないが、反応は薄く、自分の話はしない。
シリカに視線を向けることは稀で、いつも料理に向けられている。
シリカに関心がない。そう言っているようだった。
それはシリカ自身も気づいている。
だからと言って、諦めて自分から距離を取ってしまったら一生距離は縮まらない。
正直、なんで自分ばかりこんなに頑張ってるのかと思わないでもないが、あまり深く考えないようにしていた。
空しく、寂しく、悲しくなりそうだったからだ。
きっといつか陛下も心を開いてくださる、そう信じるしかなかった。
例え、裏切られた経験があっても、シリカは人に絶望しない。
いや、あるいはそうすることでしか彼女は生きられないのかもしれない。
それは健気であり、憐憫を誘う姿だった。
壁際に立つアリーナがシリカに向ける視線にも、同じ感情が含まれている。
シリカが一方的に話し続ける中、ヴィルヘルムがフォークとナイフを皿に置いた。
食事は終わったらしい。
しかし立ち去る気配はなく、無言で視線を落としている。
珍しいことだ。
普段ならば端的に挨拶をして、さっさと執務室に向かうのに。
シリカは小さな不穏の種を感じ取る。
そんな中、ヴィルヘルムが小さく口を動かした。
「もうよい」
「……よ、よい、とは?」
「無理をする必要はない、ということだ」
「む、無理などしておりません。私は陛下と話したいだけで」
「それが無理をしていると言っている」
ナプキンで口もとを拭い、ヴィルヘルムは緩慢にシリカへと視線を動かした。
彼の目をまっすぐ見たのは久しぶりな気がした。
どこか虚ろとした、それでいて澄んだ瞳がシリカを見つめていた。
「余とそなたは婚姻を結んだ。だが、それは双方本意で行われたものではない。聖神教団からの圧力あってのことだ」
「それはそうですが……ですが、今は私も納得をして……」
「無理に納得しようとしているのだろう。そうしなければならないと、そう思い込んでいるのではないか? 結婚したのだから、良き妻となり、夫を愛さなければならない、と。王妃であれば、国のために尽くさなければならず、国民の模範とならねばらないと」
それは思っている。
だってそれが当然なのだ。
結婚したのだから。
誰が相手であっても、仲睦まじく過ごせるよう努力すべきだと。
王妃ならば正しく、国民を導き、国のために尽力すべきだと。
「だがそれは誠にそなたが望んでのことか? 教団に結婚を強いられたことが、追放されたことが、聖女の資格を剥奪されたことが、そなたにとって余りに大きく耐えきれなかった。だから王妃として妻として努力し、成果を上げることで過去を無理やりに振り切ろうとしているのではないか?」
起伏のない口調、冷静な分析にシリカは言葉を失う。
失ったものが大きすぎて、王妃として妻として幸せにならなければならないと、成功しなければならないとそう思っていたのだろうか。
確かにそうかもしれない。
事実、裏切られた時、気持ちを切り替えなければ心が砕けそうだった。
だから前向きに、次の人生を豊かにしようと、そう決意した。
けれどそれは逃げだったのだろうか。
それこそが自分の使命だと思うことは、ただの勘違いだったのだろうか。
ロンダリアへの思い入れはなかった。
ヴィルヘルムとも初対面で、好意を持ってもいなかった。
国や国民への愛もなかった。
ヴィルヘルムの言葉は正しかった。
最初はそうだった。
けれど、今は?
本当に彼の言うように、ただ逃げているだけなのだろうか。
王妃として妻として成功し、幸せになる。
それはただの幻想で、自分の望みではないのだろうか。
「………………確かに、最初はそうだったかもしれないです」
「そうであろう」
「けれど今は……今は違います」
ロンダリアという国のことを知り、沢山の人と関わってきた。
たった一か月でも、人を知り、心を通わせた。
それは嘘じゃない。
今、心の中にある、この暖かい気持ちは本物だ。
逃げでも、幻想でも、気の迷いでもなく。
心の底から、思っていることだ。
「みんなに笑顔でいて欲しいと、この国をもっと豊かにしたいと、そして……あなたのことをもっと知りたいと、そう思っています」
縋るような感情をヴィルヘルムに向けた。
淀みなく儚い感情だった。
ヴィルヘルムは、視線を逸らす。
それはあまりに純粋なその想いを受け止めきれない、そう言っているかのように。
向き合うことを拒否したのだと、シリカは感じた。
そして次の言葉でその思いはより強くなった。
「……余はそなたと離婚するつもりだ」
「…………え?」
思いもよらない言葉だった。
頭の中が真っ白になる。
思考が止まり、何も考えられない。
ただただ離婚という言葉がぐるぐると頭の中を巡り続けた。
「教団からの圧力で結婚したが、離婚をするなとは言われていない。ほとぼりが冷めた時に離婚すれば自由になる」
「そ、そんなこと……」
「もとより互いに望まぬ結婚。ならば婚姻を解消し、互いに新たな人生を歩む方が幸福というもの」
「ま、待って……」
「そなたも余の妻でいることは本意でないだろう」
声が出ない。
心がまともな形を保てない。
心から感情が溢れない。
言葉を紡ぐことを理性が許さない。
足元がぐらぐらと揺れて、現実感が乏しくなる。
一体、何が起きているのか、理解できない。
衝撃的な言葉だった。
ヴィルヘルムが自分に興味がないことは気づいていた。
見て見ぬふりをし、希望はあると自分に言い聞かせていた。
けれどそれは勘違いだったらしい。
彼は元々離婚するつもりでいたのだ。
だから対応が淡々としていたし、仲を深めるつもりもなかったのだ。
彼は、ヴィルヘルムは最初からシリカを見ていなかった。
当然だ。どうせ別れる赤の他人だったのだから。
項垂れるシリカを置いて、ヴィルヘルムは立ち去った。
その様子をアリーナはおろおろとしながら見守ることしかできなかった。
シリカは動かない。
俯いたまま、じっとしていた。
アリーナは恐る恐るシリカの背中に声をかける。
「シ、シリカ様……」
そっとシリカの肩に手を乗せると、アリーナは不意に何かに気づいた。
シリカの肩は震えていた。
嗚咽も漏らさず、涙を流していた。
歯を食いしばり、泣き続けるシリカに、アリーナは傍で立ち尽くすことしかできない。
ここでも必要とされなかった。
先程の言葉が何度も胸中で反芻された。
無価値だと、いらないとそう言われたようで。
シリカの胸はシクシクと痛み続ける。
涙は頬を滴り、テーブルに染みを作った。
強く手を握り、それでも激情が止まらず、耐えるように唇を引き絞った。
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