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第三節「未知の園 交わる願い 少年の道」
~古の力は青の少女と共に~
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勇が振り落とされた所で騒ぎも落ち着き。
尻餅を突いて痛がる勇を前に笑いを堪えて咳き込みながらも、フェノーダラ王は先程の続きと言わんばかりに言葉を連ねる。
「とどめを刺しただけでも十分称賛に値しよう。 それ程までにダッゾ王は恐るべき相手だったのだよ。 奴が王になってから数十年、その間のフェノーダラ王国は常に滅亡と隣り合わせだったのだからな」
その語り草は、積年の恨みや憎しみが蓄積したかの様な唸り声にも聞こえて。
それが事情を知らぬ勇にもわかる程に、彼等の持つダッゾ王への感情は深く重かった。
「一体何人の人間が奴等によって殺され、集落が滅ぼされたか。 抱えた魔剣使い達も防衛しか出来ず、討伐隊を出す事もままならなくてね」
ダッゾ王との戦いの折、ヴェイリも確かにこう言っていた。
〝ようやく長い怨恨に一つの終止符が打たれる〟と。
それ程に深い怨みや憎しみ、悲しみを乗り越えて今のフェノーダラがあるという事なのだ。
いや、きっと『あちら側』の国全てが、今までずっとそんな感情を抱いて存続してきたのだろう。
「しかしそこで最強と名高い剣聖殿が来てくれた。 我々には救世主以外の何者でもなかったよ」
「はんっ、そうは言っておきながらやたら使いばっか寄越しやがって。 先々代のツテなんかに頼るんじゃあねぇよぉったく」
伊達に三百年も生きてはいないという事か。
フェノーダラという国との所縁も浅くはないのだろう。
軽々と〝先々代〟という言葉が出てくる辺り、彼の年季を感じさせてならない。
「んま、あの二人だけじゃ荷が重かったしなぁ。 『レンネィ』の奴ァ何してやがんだ」
「彼女は今別働中だよ。 とはいえ、今はどうなったかわからんがね」
その名の人物も恐らくは魔剣使い。
このフェノーダラではどうやら三人の魔剣使いを抱えていた様だ。
それでも打倒出来ない程に、ダッゾ王という存在は厄介だったのである。
「では、ヴェイリとナヴェは―――」
「二人とも死んじまったってよぉ。 そして俺は怪我で動けなかったっつうオチだ。 ま、運が無かったんだな」
ヴェイリはこうも言っていた。
〝奴等は数が多い種族だから王まで突破する事が難しい〟のだと。
勇達が雑兵を引きつけ、ヴェイリが万全な状態で戦えたからダッゾ王をあそこまで追い詰める事が出来た。
そしてダッゾ王もまた〝また魔剣を得る事が出来た〟と言っていた。
もし仮に魔剣を持っていれば、ヴェイリ一人ではどうしようもなかったかもしれない。
全ては多くの幸運が運良く勇側に転がったからこそ成し得た結果だった。
どの一つでも欠けていれば、きっと勇は生きて帰って来れなかっただろう。
ふとそんな考えが勇の脳裏に過り、ぶるりとした寒気を呼ぶ。
自分は本当に〝運〟が良かったのだという実感と共に。
「その様な中でダッゾ王を討ち取ってくれた君達に是が非でも敬意を表したい所だな」
途端フェノーダラ王が顎に手を充て、「うぅむ」と何かを考えを巡らせる。
偶然と幸運が重なったとはいえ、因縁の相手を倒せた事には変わりない。
そこにはただただ感謝しか無く、フェノーダラ王もどこか乗り気の笑みを見せていた。
それも……片笑窪を吊り上げ、視線を明後日の方向へ背けた様で。
「べ、別にそこまでしなくても。 やらなきゃいけないと思ってやっただけなので……」
「いや、我々としても大いに助かる事だ。 君はそう謙遜しているが、本当に凄い事をやってのけたのだよ? あと十年は安心して暮らせる様になるくらいの事をね!」
ただし、ここが『あちら側』の世界であれば、であろうが。
それをわからぬフェノーダラ王でもないのだろう。
そう語る事こそ真実ではあろうが、口ぶりはどこかわざとらしく感じる程に大袈裟で。
「君に相応しい報酬を授けたいので遠慮なく受け取って頂きたい……エウリィ!!」
すると突然フェノーダラ王が振り返り、広間の端へ向けて大声で叫ぶ。
よく見ると広間奥の端には先に続く通路があり、広間との灯りの境目が薄っすらとした影を生んでいた。
そんな通路の影を広げるかの様に、何者かが通路の先から灯りを遮る。
「お父様、エウリィはここに」
そうして姿を現したのは―――透き通る様な淡い青の髪を持つ一人の少女だった。
頭頂部から左右に流れる様にして降ろされた髪は、セミロング程の後ろ髪よりも長く伸びていて。
端部を細い紐で結っているのだろう、纏まって下がっていた。
よくは見えないが、ティアラの様な飾りで頭頂部に僅かな膨らみを持たせた独特な髪型を演出している。
髪を洗う事すら難儀しそうな世界の人間にも拘らず、その髪はとても柔らかさに富んでいて。
そう思わせたのは、一歩踏み出すだけでふわりと浮き上がる様に舞い踊っていたから。
素肌も真珠の様に艶やかな色白で、薄青の髪ですらも引き立つ程に光を吸い込み照らすかのよう。
体付きはちゃなよりも僅かに背が高い程度の小柄で、しかし彼女よりも全体的に肉質を感じさせる平均的な細身。
白の装飾布で着飾っており、見た目からして上品な雰囲気をひしひしと感じさせる。
きびきびと歩く様はしっかりと教育されているのだろう、迷いの一つすら感じさせない程に綺麗な足取りで。
そして何より特徴的だったのは……髪の色にも負けない程の空色の瞳だ。
パチリと開かれた眼から覗くその瞳は、まるで全てを見通すかの様に透き通って見え。
それでいて優しさを伴った表情と相まって彼女そのものが幻想を魅せる。
広間を照らす淡い灯りが、そんな彼女の存在感を周囲から際立たせるかの様であった。
「うむ。 ではエウリィ、あれを持ってきてくれないか?」
「えっ、あれを? は、はい。 わかりました」
たったそれだけで彼女は王の言う物が何かを理解出来たのだろう。
驚く様を見せると、踵を返して通路の先へと速足で去っていく。
そして間も無く再び姿を現した時、その両手には大きな茶色の木箱が抱えられていた。
大きさで言えば最長部で一メートル程であろうか、長手方向に極端に長い長方形。
小さな彼女でも腕を回せる程の幅しか無いが、両手で抱える辺りはそれなりに重いのだろう。
エウリィが歩み寄ると、フェノーダラ王は抱えられた物を前に静かに頷いて見せていた。
「其方の勇気と力に敬意を表し、我等が力を貸し与えん。 フジサキユウ、こちらに」
「は、はい!!」
勇が誘われるままにフェノーダラ王の下へと歩み寄っていく。
向かいに立つと、フェノーダラ王は突然目の前で両手をゆるりと動かし始めた。
これはこの国に伝わる一種の儀式、【継承】と呼ばれるもの。
二つの円を両手で同時に描き、その動きのままに両手が勇の頬傍までへと迫る。
しかし充てられる事無く腕は引き、両手は流れる様に左右へと広げられた。
それは決して特殊な事では無く、ただの仕草でしかないのだろう。
しかしそれを受けた勇は、どこか言い得ぬ高揚感を感じずにはいられない。
それが終わるとフェノーダラ王はエウリィに向けて頷いて見せる。
するとエウリィは静かに勇の下へと歩み始め―――
抱えた箱を両腕に乗せてそっと差し出した。
「開けて見せよ、きっと驚くであろう?」
差し出された物が何なのか、それがこれ以上に無い程に気になって。
抑えきれない程の高揚感が彼の腕を無意識に動かさせる。
気付けば蓋を手で掴んでいて。
感触のままに、好奇心に誘われるままに箱を開いた時、それは姿を現す。
その中に納められていたのはなんと―――一本の茶こけた剣であった。
尻餅を突いて痛がる勇を前に笑いを堪えて咳き込みながらも、フェノーダラ王は先程の続きと言わんばかりに言葉を連ねる。
「とどめを刺しただけでも十分称賛に値しよう。 それ程までにダッゾ王は恐るべき相手だったのだよ。 奴が王になってから数十年、その間のフェノーダラ王国は常に滅亡と隣り合わせだったのだからな」
その語り草は、積年の恨みや憎しみが蓄積したかの様な唸り声にも聞こえて。
それが事情を知らぬ勇にもわかる程に、彼等の持つダッゾ王への感情は深く重かった。
「一体何人の人間が奴等によって殺され、集落が滅ぼされたか。 抱えた魔剣使い達も防衛しか出来ず、討伐隊を出す事もままならなくてね」
ダッゾ王との戦いの折、ヴェイリも確かにこう言っていた。
〝ようやく長い怨恨に一つの終止符が打たれる〟と。
それ程に深い怨みや憎しみ、悲しみを乗り越えて今のフェノーダラがあるという事なのだ。
いや、きっと『あちら側』の国全てが、今までずっとそんな感情を抱いて存続してきたのだろう。
「しかしそこで最強と名高い剣聖殿が来てくれた。 我々には救世主以外の何者でもなかったよ」
「はんっ、そうは言っておきながらやたら使いばっか寄越しやがって。 先々代のツテなんかに頼るんじゃあねぇよぉったく」
伊達に三百年も生きてはいないという事か。
フェノーダラという国との所縁も浅くはないのだろう。
軽々と〝先々代〟という言葉が出てくる辺り、彼の年季を感じさせてならない。
「んま、あの二人だけじゃ荷が重かったしなぁ。 『レンネィ』の奴ァ何してやがんだ」
「彼女は今別働中だよ。 とはいえ、今はどうなったかわからんがね」
その名の人物も恐らくは魔剣使い。
このフェノーダラではどうやら三人の魔剣使いを抱えていた様だ。
それでも打倒出来ない程に、ダッゾ王という存在は厄介だったのである。
「では、ヴェイリとナヴェは―――」
「二人とも死んじまったってよぉ。 そして俺は怪我で動けなかったっつうオチだ。 ま、運が無かったんだな」
ヴェイリはこうも言っていた。
〝奴等は数が多い種族だから王まで突破する事が難しい〟のだと。
勇達が雑兵を引きつけ、ヴェイリが万全な状態で戦えたからダッゾ王をあそこまで追い詰める事が出来た。
そしてダッゾ王もまた〝また魔剣を得る事が出来た〟と言っていた。
もし仮に魔剣を持っていれば、ヴェイリ一人ではどうしようもなかったかもしれない。
全ては多くの幸運が運良く勇側に転がったからこそ成し得た結果だった。
どの一つでも欠けていれば、きっと勇は生きて帰って来れなかっただろう。
ふとそんな考えが勇の脳裏に過り、ぶるりとした寒気を呼ぶ。
自分は本当に〝運〟が良かったのだという実感と共に。
「その様な中でダッゾ王を討ち取ってくれた君達に是が非でも敬意を表したい所だな」
途端フェノーダラ王が顎に手を充て、「うぅむ」と何かを考えを巡らせる。
偶然と幸運が重なったとはいえ、因縁の相手を倒せた事には変わりない。
そこにはただただ感謝しか無く、フェノーダラ王もどこか乗り気の笑みを見せていた。
それも……片笑窪を吊り上げ、視線を明後日の方向へ背けた様で。
「べ、別にそこまでしなくても。 やらなきゃいけないと思ってやっただけなので……」
「いや、我々としても大いに助かる事だ。 君はそう謙遜しているが、本当に凄い事をやってのけたのだよ? あと十年は安心して暮らせる様になるくらいの事をね!」
ただし、ここが『あちら側』の世界であれば、であろうが。
それをわからぬフェノーダラ王でもないのだろう。
そう語る事こそ真実ではあろうが、口ぶりはどこかわざとらしく感じる程に大袈裟で。
「君に相応しい報酬を授けたいので遠慮なく受け取って頂きたい……エウリィ!!」
すると突然フェノーダラ王が振り返り、広間の端へ向けて大声で叫ぶ。
よく見ると広間奥の端には先に続く通路があり、広間との灯りの境目が薄っすらとした影を生んでいた。
そんな通路の影を広げるかの様に、何者かが通路の先から灯りを遮る。
「お父様、エウリィはここに」
そうして姿を現したのは―――透き通る様な淡い青の髪を持つ一人の少女だった。
頭頂部から左右に流れる様にして降ろされた髪は、セミロング程の後ろ髪よりも長く伸びていて。
端部を細い紐で結っているのだろう、纏まって下がっていた。
よくは見えないが、ティアラの様な飾りで頭頂部に僅かな膨らみを持たせた独特な髪型を演出している。
髪を洗う事すら難儀しそうな世界の人間にも拘らず、その髪はとても柔らかさに富んでいて。
そう思わせたのは、一歩踏み出すだけでふわりと浮き上がる様に舞い踊っていたから。
素肌も真珠の様に艶やかな色白で、薄青の髪ですらも引き立つ程に光を吸い込み照らすかのよう。
体付きはちゃなよりも僅かに背が高い程度の小柄で、しかし彼女よりも全体的に肉質を感じさせる平均的な細身。
白の装飾布で着飾っており、見た目からして上品な雰囲気をひしひしと感じさせる。
きびきびと歩く様はしっかりと教育されているのだろう、迷いの一つすら感じさせない程に綺麗な足取りで。
そして何より特徴的だったのは……髪の色にも負けない程の空色の瞳だ。
パチリと開かれた眼から覗くその瞳は、まるで全てを見通すかの様に透き通って見え。
それでいて優しさを伴った表情と相まって彼女そのものが幻想を魅せる。
広間を照らす淡い灯りが、そんな彼女の存在感を周囲から際立たせるかの様であった。
「うむ。 ではエウリィ、あれを持ってきてくれないか?」
「えっ、あれを? は、はい。 わかりました」
たったそれだけで彼女は王の言う物が何かを理解出来たのだろう。
驚く様を見せると、踵を返して通路の先へと速足で去っていく。
そして間も無く再び姿を現した時、その両手には大きな茶色の木箱が抱えられていた。
大きさで言えば最長部で一メートル程であろうか、長手方向に極端に長い長方形。
小さな彼女でも腕を回せる程の幅しか無いが、両手で抱える辺りはそれなりに重いのだろう。
エウリィが歩み寄ると、フェノーダラ王は抱えられた物を前に静かに頷いて見せていた。
「其方の勇気と力に敬意を表し、我等が力を貸し与えん。 フジサキユウ、こちらに」
「は、はい!!」
勇が誘われるままにフェノーダラ王の下へと歩み寄っていく。
向かいに立つと、フェノーダラ王は突然目の前で両手をゆるりと動かし始めた。
これはこの国に伝わる一種の儀式、【継承】と呼ばれるもの。
二つの円を両手で同時に描き、その動きのままに両手が勇の頬傍までへと迫る。
しかし充てられる事無く腕は引き、両手は流れる様に左右へと広げられた。
それは決して特殊な事では無く、ただの仕草でしかないのだろう。
しかしそれを受けた勇は、どこか言い得ぬ高揚感を感じずにはいられない。
それが終わるとフェノーダラ王はエウリィに向けて頷いて見せる。
するとエウリィは静かに勇の下へと歩み始め―――
抱えた箱を両腕に乗せてそっと差し出した。
「開けて見せよ、きっと驚くであろう?」
差し出された物が何なのか、それがこれ以上に無い程に気になって。
抑えきれない程の高揚感が彼の腕を無意識に動かさせる。
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