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第十五節「戦士達の道標 巡る想い 集いし絆」
~突入、息合う兄妹~
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人の背丈の2倍ほどの高さを有する穴内部。
坂面を抉る様に掘られた通路は緩やかな傾斜で、乾燥した外部同様に突けば崩れる様な赤土状の壁面が続く。
だがふと触れれば、僅かな欠片が落ちるものの崩れるとは到底思えない程に固められた堅い感触を感じさせた。
内部は無味無臭……想定を超えた危険性は無いと判断し、提案通り発つのは心輝とあずーだ。
互いの死角である背中を守る様に背を合わせながら進んでいく。
思う以上に余裕のある空間が二人に思わぬ関心の顔を浮かべていた。
少し進むと太陽の光の届かぬ闇が訪れるが……そこは手馴れた二人、互いにジャケットから一本の小さい棒状の何かを取り出す。
それは標準装備のペンライト……光量も抜群の最新装備の一つだ。
指向性の高いペンライトの光が洞窟の一点を示し輪郭を写す。
心輝が前方を、あずーが後方を……鋭く左右に振る様に動かし警戒を強める。
相手にとっては手馴れている筈の洞窟内部……如何なる奇襲も想定し、進む足はあくまでも慎重さを忘れさせない。
時折現れる別れ道へ辿り着けば、二人は器用に背中合わせに回り込んで周囲を確認する様子を見せていた。
それはさながらスパイ映画のエージェントの様に鋭く素早く確実に。
二人の事なのだから、多少なりにそのピンポイントな意識も混じっているかもしれないが。
だがそこは曲りなりに仲のいい兄妹……お互いの考えている事が解るかの様にお互いの行動を支える合う。
動きに迷いが無いのは、経験や訓練の賜物でもあるのだろう。
幾度かの分かれ道を越え、道を進み続けると……日の光は完全に遮断され、代わりに魔者達の焚いた松明の様な明かりが洞窟内を照らす。
焼けた匂いを感じさせない事から炎では無く赤く光る何か……恐らく命力珠を使用した電灯の様な物の光であろう。
人工の光は壁面を照らし、入り口側よりも断然整った滑らかな通路内部が露わと成っていた。
既にここは彼等が居住する為に手を加えられた完全人工エリア、危険は更に増すだろう。
だが、同様に光に照らされ赤く映る彼等の表情は真剣ではあったが……どこか笑みを浮かべている様にも見えた。
「ねぇねぇお兄、もしボス居たらどうすんの?」
不意にあずーが心輝に問い掛けると、心輝は足を止める事無く「んー」と鼻声を上げる。
「そりゃあれよ……全ッ力でボコってやんよ」
勇の信頼を裏切るが如く、やる気満々の意思を示してはいじらしい万遍の笑みを晒す。
そんな心輝の横顔を後ろから見るあずーは「あ、やっぱり?」と言いたげな、ニタリとしたにやけ顔っを浮かび上がらせていた。
そんな二人の前に幾度か魔者が鉢合わせするも、雑魚相手であれば二人にとってはなんら問題は無く……魔剣の一撃の名の下にその膝を地につけさせていく。
しかしその攻撃は先程まで同様、いずれも決して相手の命を奪う程の攻撃では無い。
その優しさこそ彼等が戦う事を許された免罪符ともいうべき心の在り方なのだ。
どれ程進んだだろうか、30分ほど似た様な雰囲気の道をゆっくり進む二人。
目印を残しながら進んでいるため迷う事は無いが、長い道のりが距離感を薄れさせる。
迷路は入り組んだ道を進むごとに焦燥感を引き出し、感覚を鈍らせるものだ。
実際は言う程には進んでいないが、「引き返そうか」という考えすら二人に思考させる。
未だ襲い来る相手の数は指で数えられる程度……相手に応戦する気があるのかどうかすら疑わしいと思える程に少ない。
次の曲がり角……その先で進展が無ければ戻ろう……そう思いながら歩を進める。
すると、進むにつれて今までに無い程に明るい灯りが曲がり角の先から漏れ始めている事に気が付いた。
物音を立てぬ様に慎重に壁際を進み、角からそっと顔を覗かせる。
その先に在ったのは……大きな部屋だった。
面積で言えば二十平方メートル程の広さ、僅かに通路より高い丸みを持った天井、壁際には棚の様なくぼみや小さな机などが幾つか並び、そこがボノゴ族達の居住スペースである事を示唆させる。
その奥には……一人分の大きな魔者と多数の小さな魔者達が一塊となって集まっていた。
「何だこれ……保育園か……」
そう思うのも無理はない……小さい魔者達はどう見ても子供……ほんの小さな子供達である。
ずんぐりむんぐりな様は変わらないが、細く柔らかそうな体毛から覗く肌がシワ一つ無いピンク色を有しており、その質感は触らずとも判りそうな程。
そしてそれを守るかの様に彼等に顔を向ける大人の魔者はさしずめ保育士と言った所か。
「わぁ、かわいぃ~……」
例えどんなに醜い動物でも、小さな子供は愛嬌があるものだ。
心輝の裏から覗くあずーが堪らず黄色い声を漏らしていた。
そんな中、何を思ったのか心輝がおもむろに堂々と足を踏み出し部屋へと押し入る。
見慣れぬ人間の姿に気付き目の当たりにした魔者の子供達が途端に脅えの様相を表し悲鳴を上げ始めた。
「キャー!!」
そしてそれに気付いた保育士と思われる大人の魔者が振り返る。
その全体的な体付きこそ他の魔者達と何ら変わらないが……肌が見える部分はしわが目立ち、生える髪も茶色ではなく白を伴ったヨレヨレの髪質が近づくにつれてハッキリと視界に映り始めた。
「……なんじゃあいネ……人間ここまで来チまったんかぃネ……!!」
歯切れの悪い口調、低い声質……体付きこそしっかりしているが、そこから察するにその者は年寄り。
そう感じ取った心輝は戦おうとする事も無く、腰に両手を充てて魔者へ視線を向けた。
「あーなんだ……なぁじいさん、王様どこに居るか教えてくれねぇか?」
迷う事無く心輝が唐突にそう問い掛ける。
相手は老人と子供……無駄に戦う意思を見せる必要も無いだろう、そう踏んでの行動だった。
だがその問いをどう受け取ったのか……年寄りの魔者は眉間にしわを寄せ、威嚇するかの様に鼻息を荒げていた。
「魔剣使いがぁ喋るこたぁなんもネェ……!!」
当然の如き返し。
魔者が人間、特に魔剣使いと話をするなど本来あり得る事なのではないのだから。
「……オイオイ、少しは話を聞いてくれたっていいじゃんかよぉ」
「知らんがナ……王なんてェモンも知らんがナ……!!」
その年寄り、よほど腕に自信があるのだろうか、それとも子供達を前に引けぬ事情があるのだろうか……心輝よりも僅かに小柄であるが、その顔、体、いずれをとっても震えすら見せぬ自信満々の闘志を見せていた。
「じぃじ、がんばれー!」
「じぃじ、にんげんなんかにまけるなー!」
その背後からは子供達の声援が聞こえてくる。
関係の無い者が見れば悪人に見えるのは明らかに心輝達の方だろう。
「はよかかってこんかィ……どしたんか、はよ来んかいネェ!!」
心輝が襲い掛かるのを今か今かと待つかの様に、その蹄にも似た足指先を地面に擦りつけて煽ってくる。
そんなやる気満々の魔者を前に……心輝は眉間を寄せた顔で腕を組む。
「お兄、どうすんのこれ……やっちゃう?」
「……あずはちょっと黙ってろ」
心輝の口から漏れ出たのはトーンの低い声。
互いに出方を待つ現状で、心輝は何やら思考を巡らせていた。
その気に成ればグワイヴの力で部屋一杯を焼き尽くす事など造作も無い。
そして目の前に居るのはどう見ても普通の雑兵となんら変わらない魔者一人。
今の心輝にとってすれば何も苦戦する筈も無い者達だ。
彼がそんな事が出来るなら……だが。
すると何を考えついたのか……組んでいた腕をだらりと解き降ろす。
そのまま左手がグワイヴを備えた右腕へとそっと伸びた。
心輝はおもむろにグワイヴを掴み取ると……するりと右手から取り外したのだった。
「ちょ、お兄!?」
慌てふためくあずーを他所に……心輝がグワイヴと腰に下げた左拳用魔剣【殴る者】を手に取ると、「ヒョイ」っと無造作にあずーへ向けて放り投げた。
突然の行動が予想出来なかったあずーは慌てて投げられたグワイヴを受け取るが……【殴る者】だけは無情にも地面へ転がっていく。
地面を叩き、響く様な鳴音を部屋中に書き鳴らしながら転がる魔剣を前に、魔者が思わず驚きの声を上げた。
「んナッ!? どゆうこっちゃネ……!!」
心輝の突然の行動は魔者にとっても理解出来ない事であった。
魔剣は魔剣使いにとって命と同等に大切な物……それを手放すなどあり得ない、そういう認識が彼等の世界では常識だからだ。
だがそんな当人の表情は……まるでこれから起きる事が楽しみであるかの様に白い歯を見せた笑みを浮かべていた。
「へへっ……んなの決まってらぁ、『貴様程度に魔剣は必要無いのだ』……なんつってな!!……あず、手出しするんじゃねぇぞ」
何かのアニメのセリフを引用したのだろうか、妙に声のトーンで唸る様にそう言い放つと……静かに両腕を自分の正面に添える様に構えた。
構えた途端に笑みが消え、真剣な眼差しを魔者に送り始める。
その見据える視線……自分へ向けたものだと悟った魔者もまた無言で拳を構えた。
あずーが、子供達が……静寂を作り、その行く末を見守る中……二人の奇妙な戦い火蓋が切って落とされるのだった。
坂面を抉る様に掘られた通路は緩やかな傾斜で、乾燥した外部同様に突けば崩れる様な赤土状の壁面が続く。
だがふと触れれば、僅かな欠片が落ちるものの崩れるとは到底思えない程に固められた堅い感触を感じさせた。
内部は無味無臭……想定を超えた危険性は無いと判断し、提案通り発つのは心輝とあずーだ。
互いの死角である背中を守る様に背を合わせながら進んでいく。
思う以上に余裕のある空間が二人に思わぬ関心の顔を浮かべていた。
少し進むと太陽の光の届かぬ闇が訪れるが……そこは手馴れた二人、互いにジャケットから一本の小さい棒状の何かを取り出す。
それは標準装備のペンライト……光量も抜群の最新装備の一つだ。
指向性の高いペンライトの光が洞窟の一点を示し輪郭を写す。
心輝が前方を、あずーが後方を……鋭く左右に振る様に動かし警戒を強める。
相手にとっては手馴れている筈の洞窟内部……如何なる奇襲も想定し、進む足はあくまでも慎重さを忘れさせない。
時折現れる別れ道へ辿り着けば、二人は器用に背中合わせに回り込んで周囲を確認する様子を見せていた。
それはさながらスパイ映画のエージェントの様に鋭く素早く確実に。
二人の事なのだから、多少なりにそのピンポイントな意識も混じっているかもしれないが。
だがそこは曲りなりに仲のいい兄妹……お互いの考えている事が解るかの様にお互いの行動を支える合う。
動きに迷いが無いのは、経験や訓練の賜物でもあるのだろう。
幾度かの分かれ道を越え、道を進み続けると……日の光は完全に遮断され、代わりに魔者達の焚いた松明の様な明かりが洞窟内を照らす。
焼けた匂いを感じさせない事から炎では無く赤く光る何か……恐らく命力珠を使用した電灯の様な物の光であろう。
人工の光は壁面を照らし、入り口側よりも断然整った滑らかな通路内部が露わと成っていた。
既にここは彼等が居住する為に手を加えられた完全人工エリア、危険は更に増すだろう。
だが、同様に光に照らされ赤く映る彼等の表情は真剣ではあったが……どこか笑みを浮かべている様にも見えた。
「ねぇねぇお兄、もしボス居たらどうすんの?」
不意にあずーが心輝に問い掛けると、心輝は足を止める事無く「んー」と鼻声を上げる。
「そりゃあれよ……全ッ力でボコってやんよ」
勇の信頼を裏切るが如く、やる気満々の意思を示してはいじらしい万遍の笑みを晒す。
そんな心輝の横顔を後ろから見るあずーは「あ、やっぱり?」と言いたげな、ニタリとしたにやけ顔っを浮かび上がらせていた。
そんな二人の前に幾度か魔者が鉢合わせするも、雑魚相手であれば二人にとってはなんら問題は無く……魔剣の一撃の名の下にその膝を地につけさせていく。
しかしその攻撃は先程まで同様、いずれも決して相手の命を奪う程の攻撃では無い。
その優しさこそ彼等が戦う事を許された免罪符ともいうべき心の在り方なのだ。
どれ程進んだだろうか、30分ほど似た様な雰囲気の道をゆっくり進む二人。
目印を残しながら進んでいるため迷う事は無いが、長い道のりが距離感を薄れさせる。
迷路は入り組んだ道を進むごとに焦燥感を引き出し、感覚を鈍らせるものだ。
実際は言う程には進んでいないが、「引き返そうか」という考えすら二人に思考させる。
未だ襲い来る相手の数は指で数えられる程度……相手に応戦する気があるのかどうかすら疑わしいと思える程に少ない。
次の曲がり角……その先で進展が無ければ戻ろう……そう思いながら歩を進める。
すると、進むにつれて今までに無い程に明るい灯りが曲がり角の先から漏れ始めている事に気が付いた。
物音を立てぬ様に慎重に壁際を進み、角からそっと顔を覗かせる。
その先に在ったのは……大きな部屋だった。
面積で言えば二十平方メートル程の広さ、僅かに通路より高い丸みを持った天井、壁際には棚の様なくぼみや小さな机などが幾つか並び、そこがボノゴ族達の居住スペースである事を示唆させる。
その奥には……一人分の大きな魔者と多数の小さな魔者達が一塊となって集まっていた。
「何だこれ……保育園か……」
そう思うのも無理はない……小さい魔者達はどう見ても子供……ほんの小さな子供達である。
ずんぐりむんぐりな様は変わらないが、細く柔らかそうな体毛から覗く肌がシワ一つ無いピンク色を有しており、その質感は触らずとも判りそうな程。
そしてそれを守るかの様に彼等に顔を向ける大人の魔者はさしずめ保育士と言った所か。
「わぁ、かわいぃ~……」
例えどんなに醜い動物でも、小さな子供は愛嬌があるものだ。
心輝の裏から覗くあずーが堪らず黄色い声を漏らしていた。
そんな中、何を思ったのか心輝がおもむろに堂々と足を踏み出し部屋へと押し入る。
見慣れぬ人間の姿に気付き目の当たりにした魔者の子供達が途端に脅えの様相を表し悲鳴を上げ始めた。
「キャー!!」
そしてそれに気付いた保育士と思われる大人の魔者が振り返る。
その全体的な体付きこそ他の魔者達と何ら変わらないが……肌が見える部分はしわが目立ち、生える髪も茶色ではなく白を伴ったヨレヨレの髪質が近づくにつれてハッキリと視界に映り始めた。
「……なんじゃあいネ……人間ここまで来チまったんかぃネ……!!」
歯切れの悪い口調、低い声質……体付きこそしっかりしているが、そこから察するにその者は年寄り。
そう感じ取った心輝は戦おうとする事も無く、腰に両手を充てて魔者へ視線を向けた。
「あーなんだ……なぁじいさん、王様どこに居るか教えてくれねぇか?」
迷う事無く心輝が唐突にそう問い掛ける。
相手は老人と子供……無駄に戦う意思を見せる必要も無いだろう、そう踏んでの行動だった。
だがその問いをどう受け取ったのか……年寄りの魔者は眉間にしわを寄せ、威嚇するかの様に鼻息を荒げていた。
「魔剣使いがぁ喋るこたぁなんもネェ……!!」
当然の如き返し。
魔者が人間、特に魔剣使いと話をするなど本来あり得る事なのではないのだから。
「……オイオイ、少しは話を聞いてくれたっていいじゃんかよぉ」
「知らんがナ……王なんてェモンも知らんがナ……!!」
その年寄り、よほど腕に自信があるのだろうか、それとも子供達を前に引けぬ事情があるのだろうか……心輝よりも僅かに小柄であるが、その顔、体、いずれをとっても震えすら見せぬ自信満々の闘志を見せていた。
「じぃじ、がんばれー!」
「じぃじ、にんげんなんかにまけるなー!」
その背後からは子供達の声援が聞こえてくる。
関係の無い者が見れば悪人に見えるのは明らかに心輝達の方だろう。
「はよかかってこんかィ……どしたんか、はよ来んかいネェ!!」
心輝が襲い掛かるのを今か今かと待つかの様に、その蹄にも似た足指先を地面に擦りつけて煽ってくる。
そんなやる気満々の魔者を前に……心輝は眉間を寄せた顔で腕を組む。
「お兄、どうすんのこれ……やっちゃう?」
「……あずはちょっと黙ってろ」
心輝の口から漏れ出たのはトーンの低い声。
互いに出方を待つ現状で、心輝は何やら思考を巡らせていた。
その気に成ればグワイヴの力で部屋一杯を焼き尽くす事など造作も無い。
そして目の前に居るのはどう見ても普通の雑兵となんら変わらない魔者一人。
今の心輝にとってすれば何も苦戦する筈も無い者達だ。
彼がそんな事が出来るなら……だが。
すると何を考えついたのか……組んでいた腕をだらりと解き降ろす。
そのまま左手がグワイヴを備えた右腕へとそっと伸びた。
心輝はおもむろにグワイヴを掴み取ると……するりと右手から取り外したのだった。
「ちょ、お兄!?」
慌てふためくあずーを他所に……心輝がグワイヴと腰に下げた左拳用魔剣【殴る者】を手に取ると、「ヒョイ」っと無造作にあずーへ向けて放り投げた。
突然の行動が予想出来なかったあずーは慌てて投げられたグワイヴを受け取るが……【殴る者】だけは無情にも地面へ転がっていく。
地面を叩き、響く様な鳴音を部屋中に書き鳴らしながら転がる魔剣を前に、魔者が思わず驚きの声を上げた。
「んナッ!? どゆうこっちゃネ……!!」
心輝の突然の行動は魔者にとっても理解出来ない事であった。
魔剣は魔剣使いにとって命と同等に大切な物……それを手放すなどあり得ない、そういう認識が彼等の世界では常識だからだ。
だがそんな当人の表情は……まるでこれから起きる事が楽しみであるかの様に白い歯を見せた笑みを浮かべていた。
「へへっ……んなの決まってらぁ、『貴様程度に魔剣は必要無いのだ』……なんつってな!!……あず、手出しするんじゃねぇぞ」
何かのアニメのセリフを引用したのだろうか、妙に声のトーンで唸る様にそう言い放つと……静かに両腕を自分の正面に添える様に構えた。
構えた途端に笑みが消え、真剣な眼差しを魔者に送り始める。
その見据える視線……自分へ向けたものだと悟った魔者もまた無言で拳を構えた。
あずーが、子供達が……静寂を作り、その行く末を見守る中……二人の奇妙な戦い火蓋が切って落とされるのだった。
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楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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