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6.守りたいもの
1話
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「ここのところ、ずっと魔王城内が落ち着かないですね」
紅茶の入ったカップに口をつけながら、カイレンが眉根を寄せた。
気温や天候の変化が激しい魔王城周辺ではここしばらく急な冷え込みが続いており、温かい飲み物が体に染みる。
分厚い雨雲が、まるで空の果てまで続いているかのように頭上を埋め尽くす。
そこから、抱えきれない水があふれるように、時折土砂降りの雨が降るのだ。
湿気で少し柔らかくなった書類たちを眺めながら、シオンは食堂でアニタからもらったクッキーに手を伸ばした。
パイロリザードによる被害に加えて、周辺の人間たちの不穏な動きに魔物達が神経を尖らせているのだ。
それに加えて、この長雨だ。
「魔王城に避難してきている魔物も、少しずつ増えてきたものね」
シオンは、新たに魔王城で抱えることになった魔物達のリストを眺めて短く唸った。
アカデミーの設立を急いでおいて、本当に良かった。
それは間違いないことなのだが、想定よりも急速な受け入れに戸惑いがあるのも否めない。
クッキーをぽいっと口に入れ、咀嚼する。
サクサクとした軽い歯触りが、どんよりと沈みがちな気持ちに小さなアクセントをもたらしてくれる気がした。
「こんな雨の中、カイレンはまた外回りなのね」
変異体の出現が相次いでいる中、おろそかにすることが出来ない仕事なのは理解しているつもりだ。
それでも、こうも頻発する視察の仕事はカイレンにとっても負担が大きいことは間違いない。
シオンが小さくため息をつくと、カイレンは少し困ったような顔をして笑った。
「天候のことは仕方ないですよ。事態は待ってくれませんから」
カイレンの言うことはもっともだ。
それでも、せめて執務室にいる時くらいはゆっくりさせてあげたくて、こうして日々お菓子をつまみながら少しだけおしゃべりをしている。
「それに、今回はバルドラッド様から個別に指示いただいた視察ですから。気合を入れて、頑張ってきます!」
フンフンと鼻息を荒くしながら、カイレンは外回り用のリュックに荷物を詰めている。
聞いた話では、夢喰鳥という魔王城南方に生息する大型のモンスターを視察する指示が下されたらしい。
カイレンの視察活動にバルドラッドが直接指示をする例は珍しく、それだけ変異体の出現に対する警戒が高まっているのだと感じさせた。
「本当に、気をつけてね。こういうところでは役に立てなくてごめんなさい」
どうしてもカイレンが妹のように思えてしまい、見送る時にはいつもなんだか申し訳ない気持ちがしてしまう。
しかしそれを毎回、カイレンは笑って跳ね返してくれるのだ。
「シオンさんが謝ることなんてひとつも無いじゃないですか。それに、今回の視察のついでに少しだけ里帰りしてくるので、ちょっぴりわくわくしてるんですよ」
「里帰り……って?」
思わず疑問を口にして、シオンはふっと口をつぐむ。
カイレンは幼い時に群れを追われ、天涯孤独の身だったはずだ。
どこまで踏み込んでよいものか迷っていると、カイレンの朗らかな声が響いた。
「育ての親に、久しぶりに少しゆっくり会えるんです」
カイレンは少し照れたような顔をして頬を掻く。
いつも少しばかり大人びて見える彼女だけれど、こういう時はふと少女の顔を見せてくれる。
彼女の弾んだ声につられて、自然とシオンの頬もほころんだ。
「そうなの、良かったじゃない。随分久しぶりに会うの?」
「あ、いえ……実はちょこちょこ顔を合わせてはいるんですが、親も中々忙しくて。でも、今回は家で少し会えそうなんです」
本人はなんとか隠そうとしているのだろうが、ほくほくとした顔が可愛い。
カイレンの首元で、彼女のチョーカーについた赤い石が軽やかに揺れた。
そんな話をしているうちに、カイレンの荷造りはすっかり終わっていた。
「それでは、私はしばらく留守にしますが……シオンさん、働きすぎは厳禁ですよ!」
「ありがとう、気を付けるね」
互いに手を振って、カイレンは執務室を後にした。
しん、と静まり返った執務室の窓を、雨粒が小刻みに叩く。
窓の外には、雨に打たれながら飛び立っていく飛竜たちの姿が見えた。
雨を受けながら羽ばたく翼が、金属質な輝きをてらりと放つ。
その様子を見つめていると、ふとある視線のことを思い出した。
(あの時のナナリーさんの視線……一体何だったんだろう)
巡視隊員たちの手当をしていたナナリーから向けられた、突然の視線。
こちらを凝視し、じっと観察するような……普段のナナリーを知っているからこそ、違和感を感じる視線だった。
まるで、こちらを警戒するような、何かを判断するかのような冷静な瞳。
(そのあと、何度も顔を合わせているけれど……いつもと全然変わらないのよね)
自分の気のせいだったのだろうか?と考えてしまうほど、ナナリーはその日以来、あの視線の欠片も感じさせることは無かった。
何となく、こちらから訊ねるきっかけもなく今に至っている。
「……本当に、ひどい天気」
何となく、気分を変えたくてぽつりとひとりで呟いた。
雲の向こうから顔を出す、柔らかな太陽が恋しい。
ひたすらに降り続くこの雨は、どのくらい続くのだろうか。
手元のカップは次第に温もりを失い、いつの間にか指先に重たい冷たさを感じさせる。
このまま降り続くようでは、生活を脅かされて助けを求める魔物達が増えかねない。
窓の向こうには、今日もぽつぽつと魔王城へ避難する魔物の姿が見える。
人間との大戦の後、魔物達はその住処を徐々に僻地へと追いやられ続けてきた。
今では、人間が足すら踏み入れられないような不安定な環境下で、何とか住処を守っている例も少なくない。
少しずつ積み重なった変化が今、大きく彼らに牙をむいているようにも感じられる。
思い立って、シオンは過去の降雨量やその時の影響について情報を集めることにした。
過去の天候に関するデータは、恐らく巡視隊が記録している。
ということは、レヴィアスの執務室になら過去の情報が残っているかもしれない。
顔を見る口実が出来たようで、シオンの胸が僅かに温かくなる。
エリオルの言葉がよぎらない訳ではない。
それでも、シオンは自分の意志でレヴィアスのもとへと向かうのだ。
気持ちの整理はついていなくても、――この思いは本物だ。
そう言い切れるようになった自分を、シオンは心の中で小さく誇った。
紅茶の入ったカップに口をつけながら、カイレンが眉根を寄せた。
気温や天候の変化が激しい魔王城周辺ではここしばらく急な冷え込みが続いており、温かい飲み物が体に染みる。
分厚い雨雲が、まるで空の果てまで続いているかのように頭上を埋め尽くす。
そこから、抱えきれない水があふれるように、時折土砂降りの雨が降るのだ。
湿気で少し柔らかくなった書類たちを眺めながら、シオンは食堂でアニタからもらったクッキーに手を伸ばした。
パイロリザードによる被害に加えて、周辺の人間たちの不穏な動きに魔物達が神経を尖らせているのだ。
それに加えて、この長雨だ。
「魔王城に避難してきている魔物も、少しずつ増えてきたものね」
シオンは、新たに魔王城で抱えることになった魔物達のリストを眺めて短く唸った。
アカデミーの設立を急いでおいて、本当に良かった。
それは間違いないことなのだが、想定よりも急速な受け入れに戸惑いがあるのも否めない。
クッキーをぽいっと口に入れ、咀嚼する。
サクサクとした軽い歯触りが、どんよりと沈みがちな気持ちに小さなアクセントをもたらしてくれる気がした。
「こんな雨の中、カイレンはまた外回りなのね」
変異体の出現が相次いでいる中、おろそかにすることが出来ない仕事なのは理解しているつもりだ。
それでも、こうも頻発する視察の仕事はカイレンにとっても負担が大きいことは間違いない。
シオンが小さくため息をつくと、カイレンは少し困ったような顔をして笑った。
「天候のことは仕方ないですよ。事態は待ってくれませんから」
カイレンの言うことはもっともだ。
それでも、せめて執務室にいる時くらいはゆっくりさせてあげたくて、こうして日々お菓子をつまみながら少しだけおしゃべりをしている。
「それに、今回はバルドラッド様から個別に指示いただいた視察ですから。気合を入れて、頑張ってきます!」
フンフンと鼻息を荒くしながら、カイレンは外回り用のリュックに荷物を詰めている。
聞いた話では、夢喰鳥という魔王城南方に生息する大型のモンスターを視察する指示が下されたらしい。
カイレンの視察活動にバルドラッドが直接指示をする例は珍しく、それだけ変異体の出現に対する警戒が高まっているのだと感じさせた。
「本当に、気をつけてね。こういうところでは役に立てなくてごめんなさい」
どうしてもカイレンが妹のように思えてしまい、見送る時にはいつもなんだか申し訳ない気持ちがしてしまう。
しかしそれを毎回、カイレンは笑って跳ね返してくれるのだ。
「シオンさんが謝ることなんてひとつも無いじゃないですか。それに、今回の視察のついでに少しだけ里帰りしてくるので、ちょっぴりわくわくしてるんですよ」
「里帰り……って?」
思わず疑問を口にして、シオンはふっと口をつぐむ。
カイレンは幼い時に群れを追われ、天涯孤独の身だったはずだ。
どこまで踏み込んでよいものか迷っていると、カイレンの朗らかな声が響いた。
「育ての親に、久しぶりに少しゆっくり会えるんです」
カイレンは少し照れたような顔をして頬を掻く。
いつも少しばかり大人びて見える彼女だけれど、こういう時はふと少女の顔を見せてくれる。
彼女の弾んだ声につられて、自然とシオンの頬もほころんだ。
「そうなの、良かったじゃない。随分久しぶりに会うの?」
「あ、いえ……実はちょこちょこ顔を合わせてはいるんですが、親も中々忙しくて。でも、今回は家で少し会えそうなんです」
本人はなんとか隠そうとしているのだろうが、ほくほくとした顔が可愛い。
カイレンの首元で、彼女のチョーカーについた赤い石が軽やかに揺れた。
そんな話をしているうちに、カイレンの荷造りはすっかり終わっていた。
「それでは、私はしばらく留守にしますが……シオンさん、働きすぎは厳禁ですよ!」
「ありがとう、気を付けるね」
互いに手を振って、カイレンは執務室を後にした。
しん、と静まり返った執務室の窓を、雨粒が小刻みに叩く。
窓の外には、雨に打たれながら飛び立っていく飛竜たちの姿が見えた。
雨を受けながら羽ばたく翼が、金属質な輝きをてらりと放つ。
その様子を見つめていると、ふとある視線のことを思い出した。
(あの時のナナリーさんの視線……一体何だったんだろう)
巡視隊員たちの手当をしていたナナリーから向けられた、突然の視線。
こちらを凝視し、じっと観察するような……普段のナナリーを知っているからこそ、違和感を感じる視線だった。
まるで、こちらを警戒するような、何かを判断するかのような冷静な瞳。
(そのあと、何度も顔を合わせているけれど……いつもと全然変わらないのよね)
自分の気のせいだったのだろうか?と考えてしまうほど、ナナリーはその日以来、あの視線の欠片も感じさせることは無かった。
何となく、こちらから訊ねるきっかけもなく今に至っている。
「……本当に、ひどい天気」
何となく、気分を変えたくてぽつりとひとりで呟いた。
雲の向こうから顔を出す、柔らかな太陽が恋しい。
ひたすらに降り続くこの雨は、どのくらい続くのだろうか。
手元のカップは次第に温もりを失い、いつの間にか指先に重たい冷たさを感じさせる。
このまま降り続くようでは、生活を脅かされて助けを求める魔物達が増えかねない。
窓の向こうには、今日もぽつぽつと魔王城へ避難する魔物の姿が見える。
人間との大戦の後、魔物達はその住処を徐々に僻地へと追いやられ続けてきた。
今では、人間が足すら踏み入れられないような不安定な環境下で、何とか住処を守っている例も少なくない。
少しずつ積み重なった変化が今、大きく彼らに牙をむいているようにも感じられる。
思い立って、シオンは過去の降雨量やその時の影響について情報を集めることにした。
過去の天候に関するデータは、恐らく巡視隊が記録している。
ということは、レヴィアスの執務室になら過去の情報が残っているかもしれない。
顔を見る口実が出来たようで、シオンの胸が僅かに温かくなる。
エリオルの言葉がよぎらない訳ではない。
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