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読み切り短編{完結してるもの}
貴女、聖女ですよね?
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「そ...そのような穢らわしいモノを、私の目に触れさせるなんてェッ!!?」
「そこのお前!
その穢らわしいモノを早く片付けろ!!」
「..........かしこまりました。」
ハァー、呪われた方を見て穢らわしいと思ったのだとしても、それをその人の目の前で口に出すなんて...人としてありえない。
それも、大々的に聖女であると公表された筈の貴女が、聖女のくせに出来ないと言い出した解呪の練習をする為にと、一服どころかドラゴンを眠らせる程に強力な眠り薬を盛った上で無理矢理呪いをかけるという暴挙に出てまで用意された " 呪われた人 " らしいのに...。
後、貴女の横にいる神官によって呪いをかけられたこの方、呪いのオーラなどで見た目がかなりおどろおどろしいことにはなってますけど、ちゃんと意識はあるのでこの苦しみから解き放たれたら、そこの神官諸共きっと恨まれますよ?
まぁ、この方には特に罪はないのでこれ以上苦しませるのも可哀相ですし、さっさと解呪しますかね。
「.............ハァー、あれが聖女なんですか?」
はい、お気持ちお察しいたします。
それにしても、大変でしたね...まさか、聖女を護る為の存在である聖騎士様を実験台にされるとは思いませんでした。
そりゃあ、ガッツリと鍛えていて聖属性を持つ聖騎士様相手では、生半可な呪いだと相殺される可能性がとても高いですもんね。
抵抗力をガッツリ削ぐためにも、人に使うものではない強力過ぎるお薬を盛りますよねー。
呪いに対する抵抗力がおありなので、ドロッドロの穢らわしい見た目になる程に高度な呪いをかけないといけませんよね。
いやいやいや、そもそも、聖騎士様に呪いをかける必要とか全く無いんだけどね?
多分、あのヒョロイ神官の恨み辛み妬み嫉み的なやつだと思うよ?
あの聖女、この聖騎士様みたいなガッツリと体を鍛えられた方が好きみたいだもんね。
いつも、聖騎士様方の訓練風景を、頬を染めて見つめてるもん。
「えぇ、今回選ばれた聖女候補の中で、唯一のお貴族様出身の方ですから。」
「まさか、貴族だからというだけで選ばれたのか?」
「今までに選定された聖女は、皆様お貴族様出身だったそうですよ?
まぁ、その頃は平民出身の聖女候補は1人しか選ばれていないらしいですけど...たとえ平民出身でも、貴族家の養女になればお貴族様になるということはお忘れのようですね。」
儀式もせずに聖女を名乗らせるとか馬鹿ですよねー...本当に大馬鹿者共です。
聖女候補の選定は女神様が行ったのだと聞いてたのだけど、聖女候補から聖女の選定をするのは女神様じゃなくて人がするの?って、私も驚きましたよ?
なんでも、
『貴い御身こそ聖女としての器なのだー!』
とかなんとか、宣ってました。
一応私も聖女候補だったので、その辺はよく知ってますよー。
「......国王陛下に儀式を執り行うことを進言しておこう。」
「あ、本当ですか?
私達では文字通り門前払いを食らってしまうので、そのお申し出はとてもありがたいです。
ありがとうございます。」
「聖女候補を門前払いしたのか?」
「はい、清々しい程にあっさりと、それでいて頑なに門前払いされましたよ?
なんでも、
『聖女候補とは言え、王宮に立ち入ろうなど浅ましい。』
のだそうです。」
「ん?」
「それと、
『聖女は既に選定されたのだから、さっさと荷物を纏めて出ていくのがよかろう。』
とも言われました。
ただ、女神様による選定の儀式をしていないので、聖女候補である私達は王宮神殿を出ていきたくとも出られないんですよね。
家に帰りたいのに、ここに留まらざるを得ないのですよ。」
神官達によって聖女として選定されたあの女が本当の聖女ではないから、癒しや祈りなどを私達聖女候補に肩代わりさせようとか考えてるんじゃない?
お貴族様は、面倒なことは下々に任せて高みの見物とか普通にするし、実働は私達で功績はあの女ってことになるんだろうね。
女神様が怒らないと良いけど......ま、私達が起こしたことではないし、とうでもいっか。
──────────
なんとか誤魔化して...とか考えてたけども、聖女を頼って来た隣国の要人とかにあっさりとバレてざまぁされてほしいなぁと、書いてみました。
「そこのお前!
その穢らわしいモノを早く片付けろ!!」
「..........かしこまりました。」
ハァー、呪われた方を見て穢らわしいと思ったのだとしても、それをその人の目の前で口に出すなんて...人としてありえない。
それも、大々的に聖女であると公表された筈の貴女が、聖女のくせに出来ないと言い出した解呪の練習をする為にと、一服どころかドラゴンを眠らせる程に強力な眠り薬を盛った上で無理矢理呪いをかけるという暴挙に出てまで用意された " 呪われた人 " らしいのに...。
後、貴女の横にいる神官によって呪いをかけられたこの方、呪いのオーラなどで見た目がかなりおどろおどろしいことにはなってますけど、ちゃんと意識はあるのでこの苦しみから解き放たれたら、そこの神官諸共きっと恨まれますよ?
まぁ、この方には特に罪はないのでこれ以上苦しませるのも可哀相ですし、さっさと解呪しますかね。
「.............ハァー、あれが聖女なんですか?」
はい、お気持ちお察しいたします。
それにしても、大変でしたね...まさか、聖女を護る為の存在である聖騎士様を実験台にされるとは思いませんでした。
そりゃあ、ガッツリと鍛えていて聖属性を持つ聖騎士様相手では、生半可な呪いだと相殺される可能性がとても高いですもんね。
抵抗力をガッツリ削ぐためにも、人に使うものではない強力過ぎるお薬を盛りますよねー。
呪いに対する抵抗力がおありなので、ドロッドロの穢らわしい見た目になる程に高度な呪いをかけないといけませんよね。
いやいやいや、そもそも、聖騎士様に呪いをかける必要とか全く無いんだけどね?
多分、あのヒョロイ神官の恨み辛み妬み嫉み的なやつだと思うよ?
あの聖女、この聖騎士様みたいなガッツリと体を鍛えられた方が好きみたいだもんね。
いつも、聖騎士様方の訓練風景を、頬を染めて見つめてるもん。
「えぇ、今回選ばれた聖女候補の中で、唯一のお貴族様出身の方ですから。」
「まさか、貴族だからというだけで選ばれたのか?」
「今までに選定された聖女は、皆様お貴族様出身だったそうですよ?
まぁ、その頃は平民出身の聖女候補は1人しか選ばれていないらしいですけど...たとえ平民出身でも、貴族家の養女になればお貴族様になるということはお忘れのようですね。」
儀式もせずに聖女を名乗らせるとか馬鹿ですよねー...本当に大馬鹿者共です。
聖女候補の選定は女神様が行ったのだと聞いてたのだけど、聖女候補から聖女の選定をするのは女神様じゃなくて人がするの?って、私も驚きましたよ?
なんでも、
『貴い御身こそ聖女としての器なのだー!』
とかなんとか、宣ってました。
一応私も聖女候補だったので、その辺はよく知ってますよー。
「......国王陛下に儀式を執り行うことを進言しておこう。」
「あ、本当ですか?
私達では文字通り門前払いを食らってしまうので、そのお申し出はとてもありがたいです。
ありがとうございます。」
「聖女候補を門前払いしたのか?」
「はい、清々しい程にあっさりと、それでいて頑なに門前払いされましたよ?
なんでも、
『聖女候補とは言え、王宮に立ち入ろうなど浅ましい。』
のだそうです。」
「ん?」
「それと、
『聖女は既に選定されたのだから、さっさと荷物を纏めて出ていくのがよかろう。』
とも言われました。
ただ、女神様による選定の儀式をしていないので、聖女候補である私達は王宮神殿を出ていきたくとも出られないんですよね。
家に帰りたいのに、ここに留まらざるを得ないのですよ。」
神官達によって聖女として選定されたあの女が本当の聖女ではないから、癒しや祈りなどを私達聖女候補に肩代わりさせようとか考えてるんじゃない?
お貴族様は、面倒なことは下々に任せて高みの見物とか普通にするし、実働は私達で功績はあの女ってことになるんだろうね。
女神様が怒らないと良いけど......ま、私達が起こしたことではないし、とうでもいっか。
──────────
なんとか誤魔化して...とか考えてたけども、聖女を頼って来た隣国の要人とかにあっさりとバレてざまぁされてほしいなぁと、書いてみました。
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