思い付き短編集

神谷 絵馬

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読み切り短編{完結してるもの}

あ、どうも?猫又です。

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あーらら...それはダメでしょー。
麗しい奥様へのお土産なのに、なんでそんな血生臭いものを選ぶかなぁ?
ほらほら、それはダメだってば...。
こら!やめなさいって!

「ん?どうした?」

この、脳筋め!

「どうして引っ掻くんだ?」

はぁん?!
引っ掻くだけじゃなく、そのお綺麗な顔に噛み付いたろか?!

「隊長、それ、誰に差し上げるんですか?」

「ん?妻にだが?」

「それを贈ったら、確実に離縁されますよ?」

「我々の可愛い可愛いキャメリアンナは、それを教えようとしてたのだと思います。
あちらに、女性への贈り物に適した品物が幾つかありましたから、あちらから選ぶべきです。」

でしょでしょ?
騎士って、女心が分からないヤツが多すぎだと思ってたけど...この2人はまだマシみたいね。
さ、さっさと手放しなさい。

「んー、そうなのか?
魔除けにもなるだろうし良さそうだと思ったのだが...うむ、見てみよう。」

ふぅー、やっと手放した......。
確かに、魔除けにはなりそうだけどね?
そもそも、苦悶の表情を浮かべるキングオーガの全身の剥製なんて、どこに飾るのよ?
普通のオーガが2メートルくらいだっけ?それでも部屋にあったら、怖いしなんだか狭苦しいなと感じるでしょ?
それなのに、キングオーガは4メートルを優に越えるじゃない。
邪魔だし、気持ち悪さと恐怖以外の気持ちは湧かない。
見た途端に、身重のメアリーが卒倒するわ!

「んー、妻にはどれが似合うかなぁ?」

これ、これが良いわ!

「ん?これかい?」

ちゃうわ!!
それメリケンサックじゃないの...その隣のヤツよ!

「隊長、キャメリアンナはこちらを指していると思われます。」

マルン君、気付いてくれてありがとう。
モフモフのお手々が憎らしいわぁー。
かといって、爪を出したら傷付けそうだもん。

「あぁ、こっちか...うん、可愛らしいな。
これにしよう。」

よし、まともなお土産を買わせられたわ!
メアリー、待っててね!!



騎士団に付いて回ってる猫又と、女心の分からない隊長のお話し。





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