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✨2025年ご褒美企画✨ 12月31日公開
柊の子宮鏡検査1
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柊side
最近下腹が痛む事がある。
今日も中庭でバスケをしている時に締めつけられるような痛みに襲われ、その場にうずくまって動けなくなってしまった。
一緒にバスケをしていた子が、先生を呼びに建物に走って行き南先生を連れて来た。
だけど南先生が来る頃には、少し違和感を感じる程度で、あの痛みは嘘のように引いていた。
「柊、お腹痛かったって聞いたけど…。」
「痛くねぇよ。続きするから南先生仕事戻りなよ。」
変に検査や治療を増やされるのも面倒くさく南先生を適当に足らい。
友達とバスケの続きをして盛り上がり、おやつの時間になって建物に戻って来た。
「……うおっ!北都先生か…何してんの?」
2階フロアに続く扉の所で、腕を組み壁に凭れかかっている北都先生とぶつかりそうになった。
「柊、お腹痛かったって聞いたけど?」
「…周りが大げさなんだって、別になんともねぇよ。」
「蹲るほど痛かったのに?…最近ちょくちょく下腹摩ってるの見るけど。お腹痛いの今日だけじゃないよね?」
「だから!痛くねぇって!」
追求してくる北都先生から逃げるように横を通り抜けようとすると腕を掴まれた。
「まだ話終わってないよ。…ここじゃ落ち着かないだろうし処置室で話そうか。」
「なんで…処置室まで行かねぇといけねぇんだよ。」
「ちょっと気になる事もあるから検査しときたいんだよね。他の先生に検査される方がいいなら来なくていいよ?」
抵抗しようにも他の先生に検査されると脅されれば、北都先生の方がマシだと思い渋々処置室に着いて行った。
--------------------------------
北都先生side
「下を脱いで内診台に上がって。」
俺の指示に素直に従い内診台に座った柊の足元に移動しゴム手袋を着けた。
「台倒れるよ。」
「…普通に内診するだけだよね?」
「そうだね。とりあえず内診するよ。膣に指入るよ。」
「…ッ…んんっ……。」
「嫌な感じがするね。ゆっくり呼吸して。」
内診の感覚が苦手で唸る柊の足を擦り違和感を紛らわせてやる。
「クスコで膣開いて詳しく診せてね。」
「……ハア…。……ッ…。」
「ぎゅって力入れないで。」
クスコのくちばし部分を膣に挿入し膣を開いていくと、小さな抵抗を見せ股を閉じようと内ももをプルプルさせながら力を入れている。
「経膣エコー入れるね。柊、ゆっくり呼吸続けて。」
「内診だけじゃ…ねぇのかよっ!」
「足突っ張って力入れると痛くなるから。深呼吸して力抜いててよ。」
経膣プローブにスキンを被せローションを垂らすと、くちゅりと分泌液で潤む膣にプローブを挿入し子宮を詳しく診ていく。
綺麗な形の子宮。
内膜の厚みも正常。
左の卵巣付近も異常なし。
右の卵巣付近を診ようとプローブの角度を変えていると、子宮の上部に病変らしき物が見えた。
「……なぁー、まだ終わんねぇの?」
詳しく見るために画像の度数を上げていると、痺れを切らした柊が愚図り始めた。
「…ん~、ちょっと気になる箇所を見つけてね。子宮鏡入れたいなぁ…。」
見つけた病変は嫌な形状をしており、子宮鏡で詳しく診て確かめたかった。
これが不妊に繋がると厄介だ。
出来れば細胞診もしておきたい。
5mm入るかな…。
柊の子宮口は、治療途上で硬く開いていない。
子宮鏡を入れるには、解して開く必要があった。
「柊、これから処置してもう1つ検査したいんだけど。」
「…したいんだけど…って、嫌に決まってんだろ。」
でしょうね…。
早々に説得は諦め、膣からプローブとクスコを抜き内診台を起こした。
すかさず台から降り、かってに着替え始めるが止めるつもりもなかった。
このまま俺一人だと柊の検査はとてもじゃないができない。
とりあえず東郷先生に相談して応援を頼まないと、子宮鏡検査はできないだろうな。
「じゃあな。」
「はーい。また後でね。」
さてと、スタッフステーションに戻りますか。
数枚撮影したエコー写真を柊の電子カルテに添付し処置室を出た。
「東郷先生!」
スタッフステーションに入ると、丁度出て行こうとする東郷先生とすれ違った。
「はい?」
「今少し宜しいですか?柊の検査の事でご相談が…。」
「どうしました?」
スタッフステーション内のデスクに座り、電子カルテに添付したエコー写真を見せながら、子宮鏡検査の事を相談した。
「……なるほどね。これは今日の内にでも検査した方が良さそうだな。この形状は確かに気になる。柊には話した?」
「…いえ。まだです。本人は、既に検査を拒否してて…。」
「ははは。逃げられたか…。これから子宮口を拡張して、夕飯後にはカメラ入れられるようにしようか。細胞診もしておいた方がいいから、5mmは広げよう。」
「分かりました。宜しくお願いします。」
「私が柊を捕まえて処置室に連れて行くから、器具出ししておいてくれ。」
東郷先生と別れさっきまで居た処置室に戻り、子宮口拡張用のブジーなどを医療用ワゴンに並べ柊が来るのを待った。
最近下腹が痛む事がある。
今日も中庭でバスケをしている時に締めつけられるような痛みに襲われ、その場にうずくまって動けなくなってしまった。
一緒にバスケをしていた子が、先生を呼びに建物に走って行き南先生を連れて来た。
だけど南先生が来る頃には、少し違和感を感じる程度で、あの痛みは嘘のように引いていた。
「柊、お腹痛かったって聞いたけど…。」
「痛くねぇよ。続きするから南先生仕事戻りなよ。」
変に検査や治療を増やされるのも面倒くさく南先生を適当に足らい。
友達とバスケの続きをして盛り上がり、おやつの時間になって建物に戻って来た。
「……うおっ!北都先生か…何してんの?」
2階フロアに続く扉の所で、腕を組み壁に凭れかかっている北都先生とぶつかりそうになった。
「柊、お腹痛かったって聞いたけど?」
「…周りが大げさなんだって、別になんともねぇよ。」
「蹲るほど痛かったのに?…最近ちょくちょく下腹摩ってるの見るけど。お腹痛いの今日だけじゃないよね?」
「だから!痛くねぇって!」
追求してくる北都先生から逃げるように横を通り抜けようとすると腕を掴まれた。
「まだ話終わってないよ。…ここじゃ落ち着かないだろうし処置室で話そうか。」
「なんで…処置室まで行かねぇといけねぇんだよ。」
「ちょっと気になる事もあるから検査しときたいんだよね。他の先生に検査される方がいいなら来なくていいよ?」
抵抗しようにも他の先生に検査されると脅されれば、北都先生の方がマシだと思い渋々処置室に着いて行った。
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北都先生side
「下を脱いで内診台に上がって。」
俺の指示に素直に従い内診台に座った柊の足元に移動しゴム手袋を着けた。
「台倒れるよ。」
「…普通に内診するだけだよね?」
「そうだね。とりあえず内診するよ。膣に指入るよ。」
「…ッ…んんっ……。」
「嫌な感じがするね。ゆっくり呼吸して。」
内診の感覚が苦手で唸る柊の足を擦り違和感を紛らわせてやる。
「クスコで膣開いて詳しく診せてね。」
「……ハア…。……ッ…。」
「ぎゅって力入れないで。」
クスコのくちばし部分を膣に挿入し膣を開いていくと、小さな抵抗を見せ股を閉じようと内ももをプルプルさせながら力を入れている。
「経膣エコー入れるね。柊、ゆっくり呼吸続けて。」
「内診だけじゃ…ねぇのかよっ!」
「足突っ張って力入れると痛くなるから。深呼吸して力抜いててよ。」
経膣プローブにスキンを被せローションを垂らすと、くちゅりと分泌液で潤む膣にプローブを挿入し子宮を詳しく診ていく。
綺麗な形の子宮。
内膜の厚みも正常。
左の卵巣付近も異常なし。
右の卵巣付近を診ようとプローブの角度を変えていると、子宮の上部に病変らしき物が見えた。
「……なぁー、まだ終わんねぇの?」
詳しく見るために画像の度数を上げていると、痺れを切らした柊が愚図り始めた。
「…ん~、ちょっと気になる箇所を見つけてね。子宮鏡入れたいなぁ…。」
見つけた病変は嫌な形状をしており、子宮鏡で詳しく診て確かめたかった。
これが不妊に繋がると厄介だ。
出来れば細胞診もしておきたい。
5mm入るかな…。
柊の子宮口は、治療途上で硬く開いていない。
子宮鏡を入れるには、解して開く必要があった。
「柊、これから処置してもう1つ検査したいんだけど。」
「…したいんだけど…って、嫌に決まってんだろ。」
でしょうね…。
早々に説得は諦め、膣からプローブとクスコを抜き内診台を起こした。
すかさず台から降り、かってに着替え始めるが止めるつもりもなかった。
このまま俺一人だと柊の検査はとてもじゃないができない。
とりあえず東郷先生に相談して応援を頼まないと、子宮鏡検査はできないだろうな。
「じゃあな。」
「はーい。また後でね。」
さてと、スタッフステーションに戻りますか。
数枚撮影したエコー写真を柊の電子カルテに添付し処置室を出た。
「東郷先生!」
スタッフステーションに入ると、丁度出て行こうとする東郷先生とすれ違った。
「はい?」
「今少し宜しいですか?柊の検査の事でご相談が…。」
「どうしました?」
スタッフステーション内のデスクに座り、電子カルテに添付したエコー写真を見せながら、子宮鏡検査の事を相談した。
「……なるほどね。これは今日の内にでも検査した方が良さそうだな。この形状は確かに気になる。柊には話した?」
「…いえ。まだです。本人は、既に検査を拒否してて…。」
「ははは。逃げられたか…。これから子宮口を拡張して、夕飯後にはカメラ入れられるようにしようか。細胞診もしておいた方がいいから、5mmは広げよう。」
「分かりました。宜しくお願いします。」
「私が柊を捕まえて処置室に連れて行くから、器具出ししておいてくれ。」
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