【完結】恋人から試し行動され続けるけど僕の愛は揺らがない。

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そしてすべてが明かされる

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    杏色のカーペットが敷かれている階段を一目散にかけ下り、正面入り口の扉を勢いよく開く。門前で立ち止まり門番に何かを見せた後、扉の開く音に気付いた彼と、遠目でも目が合ったとはっきり分かる。
    待ちきれないとでも言いたげに、黒馬から飛び降りたシルバーブロンドへ、一直線、走り出す。

「ロナ…ッ!!!」
「…ウォーレン!!」

    身体中の細胞がわっと一斉にわき立つような昂ぶりを覚えた。愛する人の姿が、目の前にあること。愛する人の声を、聞けたこと。愛する人の名前を、呼べたこと。そして。

    ―――愛する人の腕に、抱かれること。

    それが、こんなにも幸せなことなのだと、離れていた時間が教えてくれた。

「ロナ、ロナ…会いたかった…!やっと、会えた…!」
「うぅ…ウォー、レン…うぅ~~…」

    冬の夜の寒さも気にならないくらい、全身が熱い感動で包まれている。僕は、ウォーレンの胸にすがって、赤ん坊のように泣いた。
    最近泣いてばかりいたけれど、悲しい涙と今の涙は大きく違う。泣くという同じ行為でも、付随する感情で、こんなにも違う。

「ぼ、僕…ぼく、ごめ、…うぉーれん、信じられなく…なって…ッ…疑って、待っててって、言われたのに…ごめ、んなさ…」
「謝るのは俺のほうだ…!俺がすべて悪い…本当にバカなことを…ごめん、ロナ、最悪な形で傷付けてしまった…ッ…本当に、ごめん…!」
「本当だよぉ…ばかぁ…!」

    あの日、結婚式の日。ウォーレンの言葉を信じて二人の部屋で待っていることが出来なかった。それを一番に謝りたくて、胸がいっぱいになって言葉をつまらせながらも、口にする。
    けれど見せないようにしてくれていたとはいえ、どんな理由があったとはいえ、僕以外の人間にキスしたことは許していない。いつ許せるかも分からない。一生許せないかもしれない。それでも。

「結婚は成立してないって思ってもいいんだよね…?」
「当たり前だ!神父は偽物だし公爵家など上流階級の家には最初から偽物の式だと俺の口から伝えてある!あとで全部説明するから…だからまずは…」

    聞きたいこと、知りたいことがたくさんあるその口を、言葉を、吸い上げるように、彼から甘いキスがふってきた。
    涙と共に何度も何度も唇を合わせ、舌を絡める。味覚はしょっぱいはずなのに、砂糖の中にさらに砂糖が入っていたかのように甘いと錯覚する。

「ふぅん…ぁ、んんッ」
「は、…ロナ」

    きりりと肌をさすように張りつめている冬の寒さの中、僕たちの隙間を通る白い息は、驚くほど熱かった。全身の血が沸騰し、脳を焼くような陶酔感に、頭がくらくらする。
    お互いの身体をかき抱き、二人で一つになろうとするようなキスをいつまででもしていたかったが、気まずそうな咳払いが近くで聞こえ、僕は思わずそちらに視線を向けた。
    よそ見をするなと言いたげに顎を掴まれて、また始まりそうな彼からのキスを断腸の思いで押し留めた。

「ま、待って、ウォーレン…」
「いやだ」
「でも、あの、」
「ウォーレン様、お気持ちは分かりますがどうかその辺で。寒空の下、恋人同士の熱い接吻を見せられ待たされるこちらの身にもなって頂きたい」

    堅物そうな表情で眼鏡を押し上げた人物に諭され、ウォーレンは渋々といった態度でキスをする素振りはやめたが僕を腕に抱き直す。声をかけてきた彼が深碧色の制服を着ていたことから、第二騎士団の人間だと分かった。

「ロナ様、そろそろ中に入りませんと風邪をひかれてしまいます。どうぞウォーレン様と第二騎士団の皆様もお入り下さい。カーティス様からお許しは出ております」

    いつの間にか僕の背後にいた執事の言葉に、ハッとしてウォーレンと顔を見合わす。新緑の瞳がどこか不服そうに、不機嫌そうに細められた。

    執事に促されるように、僕とウォーレンは足を踏み出し、その後ろから馬から下りた第二騎士団の面々が使用人に馬を任せて続く。
    少し昂った心に落ち着きを取り戻した僕は、ウォーレンに肩を抱かれながらそっと彼の横顔を斜め下から盗み見る。彫刻のような顔立ちは相変わらず美しいが、肌は少しかさつき、目の下には隈があり、シルバーブロンドの髪も色は美しいが艶は失われている。
    アーバント家に囚われていたという彼がどんな扱いを受けていたのか、その片鱗を垣間見て胸が苦しくなった。

    大きめの客間に通され、僕とウォーレンは同じソファに隣同士で、眼鏡の彼は僕たちの前に座る。残りの第二騎士団の男たちは扉の前と眼鏡の彼の後ろに分かれて立つ。執事がいれてくれた紅茶が全員分、テーブルの上に置かれたのを待っていたかのように、深碧色の制服に身を包んだ彼は口を開いた。

「初めまして、ロナ・バイアット様。私は第二騎士団副団長を務めております、ハリス・ジェンセンと申します。先程は感動の再会に水を差してしまい申し訳ありません」
「とんでもありません。こちらこそお恥ずかしい姿をお見せして申し訳ありませんでした」
「どうしますか、ウォーレン様。私から説明致しますか。それともご自分の口から説明しますか」
「自分の口から説明します」

    ハリスさんに尋ねられたウォーレンは、僕の手を両手で包み込みながら僕の目を見つめる。そして口を開き話し始めた内容は、要点をまとめるとこうだった。

    ウォーレンだけ団長室に来いと呼ばれたあの日、団長室に行くとセリーヌ嬢の父親でありアーバント家の当主と騎士団長がいた。そこで、セリーヌ嬢と婚約するよう当主から直接打診されたが、断ったらしい。
    しかし、一度当主を別部屋に移動させた騎士団長は騎士団の任務としてセリーヌ嬢と婚約するよう命じた。どうやらその頃、王太子派閥と第二王子派閥がカーティス様の命を狙うような不穏な動きを見せ始めていたが、アーバント家がその暗殺を引き受ける暗殺部隊を動かしているとの情報が入ったらしい。
    その他にもアーバント家には暗い噂が絶えずあり、しかしずっと確かな証拠が掴めずのらりくらりと躱されてきた。

    その証拠を掴むためにはアーバント家の内部に入り込む必要がある。使用人や御者に変装した騎士団員を送り込むことも可能だが、立場の低い人間ではアーバント家で動きづらい。手っ取り早くアーバント家の内部に深く入り込むためには、セリーヌ嬢と婚約するのが一番だと考えた。
    これらはアーバント家をずっと不信に思っていた公爵家や侯爵家から直接騎士団に要望があったことらしい。そのためには協力も惜しまないと。だからウォーレンとセリーヌ嬢の婚約が発表されても、いよいよ動き出しの合図だと捉えられていた。
    国の官僚や王族にはアーバント家と親しい者、近しい者がおり、どこから情報が漏れるか分からないため伏せられていたとのことだった。

    誰に密偵役をやらせるかだが、次期騎士団長候補でありセリーヌ嬢が兼ねてから婚約の打診をしていたウォーレンに白羽の矢が立った。彼ならセリーヌ嬢を手玉に取ることもでき、伯爵家の位につり合い、幸い婚約者も恋人もいないと思われていたからだ。
    この国で同性婚が認められていないこともあり、僕とウォーレンの関係はもちろん公言などしていなかった。騎士団の中でも気付いている人が片手で数える程度である。それを知らない上層部から婚約の打診を受けてくれないかと騎士団長を通してほぼ命令に近い形で頼まれたというわけだ。

    しかしそれを聞いても尚、ウォーレンは恋人がいるので任務だとしても別の人間と婚約するようなことはしたくない、別の人間にやらせてくれと最初は突っぱねた。ウォーレンがそう言うのを予期していたようで、騎士団長は取引を持ちかけてきた。

    第一騎士団の中から、北部の国境沿いに配置する騎士を何名か応援でほしいという打診に、僕の名前があがっていた。北部は王都から馬を走らせても二十日はかかるほど遠い場所にあり、一度行けば数年、下手したら十年は帰ってこれないと言う。
    ウォーレンは将来の騎士団長候補のため、王都からは決して離れられない。僕が北部に行くことが決まれば、離れ離れになるのは決定事項だった。もし今回の任務を引き受けてくれたら、僕をそのメンバーから外すと提案されたのだ。

「アーバント家の任務は事実だったけれど、北部の話はすべて騎士団長の嘘だった。そうとは知らず俺はロナと離れたくないがために提案をのんでしまった。本当に愚かだった。騎士団長は任務を逆手に取り、俺とロナを別れさせるつもりだったと監禁されているときに聞かされたよ。第三王子がこの国にいるかぎり、たとえアーバント家が使えなくなっても王太子は暗殺を企てるだろうからと。第三王子とロナがラディス国に行くまでは、安心できないからと」

    悔しそうに強い後悔を滲ませて表情を歪めるウォーレンの気持ちが、痛いほど伝わってくる。僕は彼の手の甲を擦り、気持ちに寄り添う。ウォーレンは苦渋の表情のまま、話を続けた。

    アーバント家の当主を団長室に呼び戻し、婚約を受け入れる主を伝えると彼は大層ご満悦に婚約証書を取り出してサインをするよう促した。その証書にはすでにセリーヌ嬢のサインが書かれており、あまりの用意周到さに危機感を感じたものの、ウォーレンはその場でサインをした。
    セリーヌ嬢が僕に言っていた、アーバント家でサインしてもらったというのは嘘だったということだ。
    最後にこの任務内容は決して他言しないこと、僕に悟られないようにすることなどが書かれた誓約書にサインをし、その日は解放された。

    しかしただの婚約ですむと思っていたその任務が、参列者を伴う結婚式まで含まれていたことを後から知ったウォーレンは、激怒して騎士団長に詰め寄る。
    しかし婚約を受けてもらえたことに舞い上がったセリーヌ嬢がすぐにでも結婚式を挙げたいとのことで、ウォーレンの知らないところで話がどんどん進んでいってしまい、もう後には戻れないと言われたのだ。
     ここで婚約解消を申し出たら暗殺部隊を突き止めることも、アーバント家にかかる数々の疑惑の証拠を掴むことも出来ない。任務に大きな支障が出る、そうなったら僕を北部に行かせる、などと脅迫のような言葉を並べられ、任務を放棄したくても出来なかったウォーレン。
    せめて、自分が別の人間と偽物とはいえ結婚式を挙げるところを恋人に見せたくないから、その日は僕に自宅待機命令を出してくれと意見する。
    すんなりとその意見は通ったかと思ったが、それはウォーレンを安心させるためであり、騎士団長は最初から僕が結婚式に来るよう画策していたんだろう。

    任務だとしても実際に結婚式を挙げるということは誓いの言葉やキスをしなければいけない。一度それが認められれば、ウォーレンはセリーヌ嬢と死ぬまで別れることが出来ない。
    団長から神父は偽物を用意するため婚姻は認められないから大丈夫だと言われていたが、ウォーレンは念のため神父役は自分で手配した。
    本当に団長が偽物を用意するつもりだったのか、はたまた実は本物を用意していて婚姻成立をさせるつもりだったのかは分からないが、偽物の神父だったことであの宣誓は認められていないことに、心底胸を撫で下ろした。
    
    しかしそうとは知らず誓いの言葉とキスを見てしまった僕の心は、まんまと団長の思惑通り、ズタズタに引き裂かれた。

    結婚式はセリーヌ嬢の要望により急に決まったことだったため、アーバント家には入らずしばらくは週末に通うことを条件に、ウォーレンは結婚式を行うことを承諾した。その週末にさっさと証拠を掴み終わらせてやろうと思っていたらしい。
    本来なら初夜となるはずの結婚式後は、結婚式が決まるより前に入っていた騎士団の任務があるからとさっさと切り上げ、僕が待っているはずの部屋に戻ると。
    そこはもぬけの殻であり、部屋中を引っ掻き回して暴れたと聞いたときは驚いた。

    暴れるウォーレンの元にやってきた騎士団長が僕をどこかへやったのだと思ったが、聞かされたのは僕が第三王子の元にいること。来るはずのない教会に来ていて、一番見られたくなかった場面を見られていたことを知る。
    僕に嫌われたと、失うかもしれないという絶望感に押し潰されそうだったが、すぐに蘭の宮に向かおうとしたところを騎士団長に薬をかがされ、意識を失ってしまう。そして目が覚めたら、アーバント家の地下にある牢屋のような場所だったという。

    騎士団長は、アーバント家を利用しながらウォーレンを隔離、そのまま僕とカーティス様をくっつけられれば王太子の最悪な思惑を阻止できる。
    監禁されているウォーレンの様子を見に行くことを口実にアーバント家の内部に入り込み調査も出来ることから、騎士団長にとって今回の一連の流れは一石二鳥だったということだ。

    王太子と騎士団長は三歳差であるものの、カーティス様と僕のように幼い頃から学友として付き合いがあった。王太子が国王になるのを支えていこうと思っていた彼は、王太子がずっと驚異にしていた第三王子の暗殺計画を止めたかったらしい。
    しかし王太子の意思は固く、このまま暗殺が実行されそれが明るみとなったら王太子を破棄されるどころか王族としての権限を失う。だから騎士団長は国王にも王太子の暗殺意思を言うことなく、秘密裏に動き、僕とウォーレンを別れさせ僕をカーティス様と共にラディス国に行かせようと画策したということだった。

「暴れて、暴れまくって、何とかロナの元に行こうとした。でも鎖は頑丈で監視も常に何人もいて、外には仲間であるはずの第一騎士団が何人かいた。逃げられないと絶望していたが、そこに今朝、第二騎士団を引き連れて、カーティス王子が姿を現した」
「…カーティス様が?」
「あぁ。認めたくないけど…悔しいほどに、かっこよかった。彼はロナのために俺を助けに来たと言ったんだ」
「僕のために…」
「そこは私から詳しくお話ししましょう。私が直接見たわけではなく、これは第二騎士団長から聞いた話ですが…」

    そう言ってハリスさんが口を挟み、話し始めた。
    

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