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341、他愛ない話もいいよね
しおりを挟む雄太の家では、雄太のお母さんが笑顔で俺とユイを迎え入れてくれた。
「健吾君、唯ちゃんいらっしゃい。雄太、飲み物持ってく? 健吾君は何かお菓子でも持ってって。何がいい? あ、そうだ唯ちゃん、この間すごく可愛いハンカチをいただいたんだけど、私にはどうも可愛すぎて使いづらいのよ。いらない?」
もういつでもここに嫁に来れそうだね、ユイ。嫁姑問題とか起きなそうなくらい仲良しっぽい。
微笑ましく見ながら、俺は雄太のお母さんにお菓子を貰った。
「これなんだけど」「わあ、可愛い」なんて言いあっている2人を放置し、雄太はさっさと冷蔵庫からペットボトルを取り出すと、「唯、先に行ってるな」と声をかけて俺を促した。
付き合いに年季が入ってますな、雄太君。そろそろユイを嫁に貰ってもいいんじゃないかい?
「もういつでも嫁に貰えるな」
「まあな。なんか馬が合うらしくて、ああなるとしばらくは2人で喋ってるから、俺らは退散するのが一番なんだよ。ところで健吾」
「ん?」
コップに注いだジュースを受け取りながら雄太のベッドに座る。
雄太も椅子に座って自分の分を注いだ。
「神殿クエストのクリア通知見たか?」
「あ、うん。見たよ。あの大陸の歯車って何だろうとか思ったけど。雄太何か手に入れた?」
「いや、あの何とか突破アイテムってのしか手に入れてねえ。結晶だろ。健吾は他のもん手に入れたのか?」
「俺の場合はサラさんが介入してきてその結晶以外の物を作らされたから」
「夢の蘇生薬な。でも何だそのサラさんの介入って」
「セイジさんがああなることを見越してて、助けるために俺とヴィルさんに接触したみたい」
雄太は少しだけ考えるそぶりを見せながら、コップを机に置いた。
そして小さく溜め息を吐いた。
「お前ら一体何なんだよ。何気に向こうの世界の重要人物化してねえ? あの上司も。あの上司はADO始めたばっかりなんだろ」
「でも多分ヴィルさんがいなかったらそもそもADOなんてゲームが出たかわからないんじゃないかな。向こうとこっちを繋ぐ通信って言っていいのかな。管理をしてるのはヴィルさんだし」
「健吾も運営に入るのか?」
「運営じゃないよ。それに俺のメインはご飯作りと雑用アシスタントだもん」
「なんか健吾、最近ちょっと変わったよな」
雄太がしみじみと呟いた。
え、俺、変わった?
そんなことないと思うけど。
と困惑していると、雄太がちょっとだけジト目で俺を見ながらお菓子に手を伸ばした。
「小学校の頃はお前さ、詰めが甘くて最後の最後に失敗するような感じだったじゃん。押しが弱いっていうか流されるままでいるから損するっていうか。俺、結構心配してたんだよそこらへん。将来だって変な会社に入ってやっすい賃金で使われるだけ使われるんじゃないかとか、幼心に思ってたんだよな。でもさ、最近の健吾はそのいざって時の失敗が減ったっていうかなんて言うか……」
雄太が口に出す言葉を、俺は呆然と聞いていた。
え、なにこれ。雄太ってそこまで俺を心配してくれてたんだ。
って、確かに最後に気を抜いて結構失敗とかしてたけど。それ、実は雄太に気付かれてたんだ俺。恥ずかしい。
雄太も言っていて気恥ずかしかったのか、横を向いて俺から視線を外した。
「なんか、健吾一人で大人になってる気がして、ちょっと悔しいっていうか……何言わせんだよ」
「雄太が勝手に言ってんじゃん。やめろよ、そんなこと言って照れるなよ、こっちまで恥ずかしくなってくるだろ。俺にはヴィデロさんという素敵な恋人がいるんだからな」
「照れてねえよ! ってか、多分それなんだよな。健吾、門番さんと付き合い始めてから変わったんだろうな。たまにすっげえ大人びた顔つきしてるから」
そりゃ、のほほんと生きてた前と違って、色々考えたりしてたから。
悩みは尽きないけど。
気を抜いたら一瞬で二度と会えなくなったりすることなんてざらなあの世界で、多分一番成長したのは、気持ちなんだよな。
錬金も調薬も失敗が激減したし。
何より、二度と目の前であんな姿を。
「って今日はこんな話をするためにとっ捕まえたわけじゃねえんだよ!」
「何自爆してるんだよ雄太。ってかもしかして俺をとっ捕まえるため待ち構えてた……?」
「それは偶然だけど! たまたま唯と一緒に映画行ってたんだよ。唯がどうしても見たいっていうから」
「ほほう、それはいいですなあ」
「いいだろ。映画自体は残念な感じだったけどな。健吾だってよく門番さんとデートしてるじゃねえか」
チラッと照れた顔をしていた雄太は、ユイとのことを揶揄うと途端にいつもの顔に戻った。照れないのかよ。
俺だって恋人自慢しちゃうもんね。
「だっていっつも会うのはADOの中だろ。リアルで会ったら取り合えず話とかしてえだろ。たとえそれがゲー……ADOの話だったとしても」
「まあ、わかる。ってか雄太の場合はアバターも同じ顔だから俺的には中で話すのもここで話すのも全く変わりないんだけど」
「お前はな」
たしかに、ADOを始める前はよくお互いの家に行き来してた気がする。今はお互い即帰ってギアを被ってるような状態だけど。
それは考えれば確かにちょっと寂しいかもしれない。うちの母さんも「たまには雄太君連れてきたらいいのに」なんて思い出したように言ってるから。
行き来しなくなったからって仲が悪くなったわけじゃないんだけど、親にはそう見えないらしくて。「まあ友達よりは彼女優先よね」なんて母さんなりに納得はしてるんだけど。俺だって雄太よりはヴィデロさん優先するよ。それに毎日遊ばないとつまらないなんて時期はとっくに過ぎたからなあ。
「報告ついでになんだけどな。俺と唯も大学進学決めたから。私立のここから通えるところ。そろそろ増田たちも結果出てると思う」
「そうだったんだ。おめでとう。これで心置きなくレベル上げ出来るな!」
「それな」
まさかの雄太の進学報告に、俺は思わず拍手を送った。お祝いに今度ジュース一本奢ってあげよう。でも待て、俺が就職決まった時は雄太は何も奢ってくれなかったぞ。ってことはお祝いは口だけでいいか。
そして俺は雄太の進学祝いを拍手だけでごまかすことにした。別に金欠なわけじゃないんだけどね。
友達がいのないやつ、なんかじゃない。これが漢の付き合いなんだ。
と拍手をしていると、唯が部屋に入ってきた。
そして俺たち二人の姿を見て、そっと開けたドアを閉めようとする。
「待て待て待て、唯、何出て行こうとしてるんだよ」
「だっていい雰囲気だったから、私邪魔しちゃったかなって」
口を押えてチラチラこっちを見ながらそんなことを言うユイに、俺はがっくりと肩を落としたのだった。
さすがユイ。
そこからはほぼ試練の話になって、流石にユイの試練内容に雄太がちょっとだけ頭を抱えていた。
「お前な、自分の彼氏の顔を魔法で破壊とか……」
「だって写真だよ。しかも一つでも逃すと試練失敗になっちゃうって最初に説明を受けたから、結構私も必死だったんだよ。誰の顔がついてても躊躇ってたら失敗になるんだから」
「そうだけどよ……増田の話聞いたか? ブレイブを倒すかブレイブの射る矢を全て叩き落すかしろって言われて全部叩き落す方を選んだらしいぞ。この違い……」
「増田君はだって海里みさとを倒さなくてもよかったってことでしょ。私だって撃ち落とさなくてよかったらそっちをとるってば。仕方ないの」
雄太のわざとらしい嘆きにユイが口を尖らせて反撃する。ううう、目の前で恋の駆け引きを見ている気分だ。
ってか、ミサトって誰。
初めて聞く名前をとりあえず聞いてみると、2人は停戦して説明してくれた。
その話によると。
海里みさととは、ブレイブの本名だった。あの俺より背の高い美人な増田の彼女を思い出す。ふええ、もしかして増田はゲームの名前、彼女の名前を使ってるんだ……なんてこった。
「何驚いてるんだよ。ブレイブだって、増田の名前が「勇樹」だから「ブレイブ」って名乗ってるんだぞ。知らなかったのか?」
「ほんとあの二人お似合いだよね」
「……知らなかったよ」
そこでニコニコしているユイさんと雄太君、実名で登録した二人もしっかりと似た者同士だから大丈夫。
「でも健吾君サラさんに会ったんだ。いいなあ。私も会ってみたい。絶対に魔大陸に助けに行こうね」
「すっごく豪快な人だったよ。ユイ、ちょっとその豪快さがサラさんと似てるかも」
「ほんと? ますます楽しみ。私頑張ってレベル上げるね」
「雄太をボコボコにできるくらいに?」
「おい健吾、やめろ本当にされそうだから」
「しないよお」
青くなって俺を窘める雄太は、普段ではあまり見ないような顔をしていてなかなかに楽しかった。もしかして、雄太もヴィデロさんといる俺を見てこんな気分を味わってるのかな。なんてふと思う。
久しぶりの他愛ない話はなかなかに楽しい。
2人と一緒にいても疎外感というのを感じないってのは、きっとユイの特性だと思う。雄太ほんとにいい子を捕まえたね。浮気したりしたらきっと容赦なく笑顔でボコボコにされる気がするけど。
「二人を見てたら俺もヴィデロさんの顔を見たくなっちゃった」
思わず呟くと、唯がワクワクした顔をしながら身を乗り出してきた。
「健吾君は門番さんのどこが好きなの?」
「筋肉だろ」
俺が答える前に雄太に答えられてしまった。でも、当たりだけど当たりじゃないよ。
でもなんで雄太まで俺が筋肉好きなの知ってるんだろう。
「筋肉もいいけど、あの胸筋も上腕二頭筋も、何より腹筋の割れ具合とかもう滅茶苦茶かっこいいけど、でもそれだけじゃないよ。性格とか、顔とか、声とか、あと笑った時とかほんと好き」
真顔で答えると、雄太は半眼になった。そしてユイは笑顔で「素敵だね」なんて答えていた。
ホントはもっともっと好きなところあるんだけど。もっと惚気ていいかな、と口を開こうとしたところで、雄太が何かを察したのか、そうだ、と机の上のノートパソコンを開いた。
もっと聞いて、俺のヴィデロさん惚気。沢山自慢したいんだけど。
雄太はパソコンをいじって、一つの掲示板を開いた。
そこに載っていたのは、「幻の限界突破神殿大捜索スレ」だった。
うわ、まだあの何気ない呟き一つの情報しか流れてないはずだったのに、知らない間にこんなに盛り上がってたんだ。
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