これは報われない恋だ。

朝陽天満

文字の大きさ
323 / 744
連載

406、食いちぎられた腕は

しおりを挟む

 魔物は最後のあがきとばかりに、まだ消えていない身体すべてを使って槍を繰り出すが、その槍はすべて前衛の人たちに叩き落され、その隙にユキヒラが『聖槍ホーリーランス』を繰り出しながら聖剣で魔物を半分にしたことで、とうとう魔物はすべての身体をキラキラと宙に舞わせ、消えていった。

 魔物が消えた跡に、コロンと黒い宝玉が転がる。でも、オランさんの手は残らなかった。



「オランの腕は……」

「アレの身体の一部になったのだろう」

「でも、オランさん! これからどうするんだよ!」

「どうもしない。まだ腕は一本ある。それで何とでもなるだろうし、村の周りの魔物ぐらいなら片腕でどうとでもできる」



 オランさんの腕が食いちぎられたことで、一番平然としているのはオランさんだった。

 ケインさんはアウアウ泣き叫び、ヴィデロさんは「くそっ」と吐き捨て、そして、ユキヒラはものすごく後悔した様な顔つきでオランさんのなくなった腕を見ていた。



「お前、聖騎士の。気にするな。お前のせいじゃない。俺がまだまだ未熟だったからこうなった」

「俺のせいだよ! 俺は死んでもまたすぐ復活するからいいんだよ! そしたらまた長光にでもマックにでも迎えに来てもらえるし! ……なのに、また」



 あの時みたいに、とユキヒラは誰にも聞こえないくらいの小さな声で呟いた気がした。

 きっとユキヒラの頭の中には、上半身のみだったオランさんが焼き付いて離れないんだろうと思う。



「いい。俺はあの失った手でそこにいるマックとヴィデロの身体を一度切り裂いてしまった。だからきっと人族を助けて失うということが運命さだめだったのだろう。あの時のマックの顔、ヴィデロの想い、すべてを感じて、俺は今も後悔している。人族を許せない気持ちも褪せてはいないのに、俺は人族を切り裂く爪を失ってホッとしてもいる。今もまだ二人がこうして一緒にいるのは、奇跡に近い。だからこれでいいんだ」



 オランさんは肘から先の半ばあたりからなくなった腕を見下ろし、静かにそう言った。腕の傷口は、魔物が消えても腕が戻らなかったと気付いたケインさんが泣きながら魔法陣で治している。

 皆がオランさんの言葉に息を呑み、俺とヴィデロさんの間を交互に視線を動かした。近くにいた雄太が、俺の背中にこつんと拳をぶつけたけれど、俺は少し視線を向けただけで何も言わなかった。だってあれは、とんでもなく苦い記憶だから。

 オランさんはゆっくりと瞬きをすると、口を開いた。



「それよりも、あの魔物を消し去ったことを喜ぼう。この島の脅威が一つ減ったということだ。皆、心から感謝する」



 ゆっくりとオランさんが頭を下げる。

 誰1人、やったね! なんて喜べなかった。



 腕がないのって、状態異常かな。腕が仮死状態っていうことも考えられる。

 俺は黙ってそんなことを考えていた。

 そして、徐に腰の短剣を抜き、構える。



「ユキヒラ」



 ユキヒラに一声かけると、ユキヒラも同じように聖剣を抜いた。



「お前らどうしたんだよ。もう戦闘は終わっただろ」



 ハルポンさんが戸惑ったように俺たちに声を掛けたけれど、俺とユキヒラは視界の隅に白く現れた文字を、同時に読んだ。



「我は求む。この世を慈しみ、愛し、護り抜いた者を。この剣、胸、心、すべての力を持ちて、復活のエールを叫ぼう。『融和聖杯ユニオンホーリーグラール』」



 俺とユキヒラの詠唱の声が重なり、聖剣がその調べに応えるように光り輝く。

 眩いほどの光が洞窟の中を満たし、ゆっくりと静まっていく。

 ググっとHP、MP、スタミナゲージが減って、残りわずか1となり、俺は立っていられなくなってその場にしゃがみ込んだ。



 光がすっかり消え去り、その光に焼かれて視力がなくなっていた視界を徐々に取り戻していく。俺はしゃがみ込んだままオランさんに視線を向けると、ユキヒラが辛うじて立ったまま、緩慢な動きでオランさんの腕に手を伸ばしていた。



「……ない。腕が」

「なんで……状態異常だろ、どう考えても……」



 辛うじて立っていたユキヒラも、がっくりと膝をつく。



「なんで戻らねえんだよ。腕がないなんてどう考えても状態異常だろ!」

「それは違う」



 ユキヒラの叫び声に、オランさんがゆっくりと首を振った。

 そして、残っている方の指を動かし、魔法陣を描く。

 弾かれた魔法陣は俺とユキヒラに飛んできて弾け、ギリギリだったゲージは少しだけ回復した。



「状態異常とは毒や睡眠、麻痺のことであり、四肢欠損はその枠には入らない。千切れた腕が消化や吸収をされた場合は、もうどんな魔法を使っても戻すことは出来ない。回復魔法も、回復のアイテムも、すべてはある物を治すものだ。ないものを作り出すということは、回復の枠を超えている」



 オランさんの言葉に、ユキヒラはしゃがみ込んだまま天を仰いで歯を食いしばった。

 ピロン、と通知が来る。けれど、全然嬉しくなかった。



「クエストクリア、だってよ。こんな状態なのにランクSってなんだよ一体……」



 ブレイブがクエスト欄を開いて唸る。

 俺ものろのろと手を伸ばし、クエスト欄を開いてみた。



『魔王の残滓を討伐せよ!



 南の最果て古の封印の祭壇の力が尽き、魔王の残滓が復活しようとしている

 封印を施した者と協力し、祭壇に封印されていた魔王の残滓を討伐しよう!



 タイムリミット:6時間



 クリア報酬:祭壇にまつられた聖遺物 黒の宝玉

 クエスト失敗:魔王の残滓を討伐することが出来なかった 南の平原の魔素汚染 大陸の歯車破損 カウントダウン開始



【クエストクリア!】



 魔王の残滓をちりも残さず殲滅した

 場の浄化により復活を阻止できた

 封印を施した者との親密度が上がった



 クリアランク:S



 クリア報酬:祭壇にまつられた聖遺物 黒の宝玉 獣人技術解放 転移魔法陣解放』





 オランさんが手を伸ばし、落ちていた黒の宝玉を拾った。



「これは……闇の魔法が入った物だ。これは、お前たちが使うといい」



 オランさんはその宝玉をハルポンさんに渡した。

 ハルポンさんはそれを受け取り、宙に視線を彷徨わせた。



「これ、中に『影人形シャドウパペット』とかいう魔法が入ってる。14分の0」

「14っていうと、2人足りなくない?」



 ミネさんが首を捻る。

 確かに、オランさんとケインさん、そしてユキヒラもあとから参戦したから、全員だと16人のはずだから。でも、それどう考えても闇魔法だよね。



「俺とマックはそれを覚えたらアウトな魔法だ。だからじゃねえ?」

「アウト?」

「ああ。聖魔法ってのは闇魔法を覚えた時点ですべての効力を失うんだよ。魔法自体発動しなくなるんだ。でもって聖剣は使えなくなるし、その魔法を覚えても俺にとっては何一ついいことがねえ。な、マック」

「はい。闇魔法だけは使っちゃいけないやつです」



 俺とユキヒラのいたって真面目な態度に、ハルポンさんは肩を竦めた。



「そりゃあ、難儀だなあ。んじゃ俺が覚えさせてもらうか。聖魔法なんてひとつも覚えてねえし」



 ハルポンさんはそのまま宙を指ではじき、黒の宝珠から魔法を覚えると、次、と横にいたミネさんに渡した。

 皆が次々魔法を覚えていく。

 ヴィルさんも習得すると、その宝玉をクラッシュに渡した。

 クラッシュも躊躇いなく宝玉から魔法を覚えたみたいだった。それをヴィデロさんに渡す。

 ヴィデロさんは少しためらった後、俺の方を見た。



「俺がこの魔法を覚えたとして、マックの横で使ったらマックの魔法の威力が衰えるとかそういうことはないか? 魔法知識があまりないから、その点だけ教えて欲しい」



 俺のことを考えて、覚えるのを躊躇ったらしい。ヴィデロさんのその視線に胸を打ち抜かれた俺。好き。

 でも魔法知識は俺もほとんどないんだよな。でもヴィデロさんが闇魔法を使う横で俺が聖魔法を使っても大丈夫だとは思うんだけど。

 と困っていると、ヴィルさんが少し目元を緩ませた。



「どちらかというと、この魔法の性質上、マックが魔法を使うと効果を消されるのは君の方だ。これは影の人形を使って攻撃させたり防御させたりする、手数を増やすタイプの魔法だ。だから、マックが範囲浄化を使うと一緒になって効果が消えてしまう。だから君の心配は杞憂だ。そんな状態でもよければ、いざというときマックを守れるし、手数もふえるが、覚えるか?」



 ヴィデロさんはヴィルさんの言葉を噛み締めているようだった。

 でも、ヴィデロさんが影とはいえたくさん増えるって。



「何そのパラダイス……最高だよね……」



 顔を覆って悶えていた俺の呟きはヴィデロさんまで届いてしまったらしい。

 ヴィデロさんはスッと宝玉を使って、それをケインさんに渡した。

 後ろで吹き出した雄太に、海里がそっと俺の代わりにパンチをかましてくれた。ナイス海里。そしてヴィデロさん可愛すぎる。好き。

 黒の宝玉を渡されたケインさんは、じっとそれを見て考えたあとに、そっと荷物の中にしまい込んだ。



「その祭壇の奥に、俺たちが大陸から持ってきた物が色々捧げられている。全て結界を維持するために置いたものだ。もういらないから、皆で使って欲しい」



 オランさんが壊れた祭壇の裏から箱を持ち出してきた。

 微かに魔法陣が掛かれたその箱のふたを開けると、中には武器とかアクセサリー、何に使うのかわからない器具が色々入っていた。

 そこでまたも長光さんの出番。

 長光さんはすべて鑑定をして、一つ一つを並べていった。



「大剣は高橋君しか使わないから、高橋君は大剣でいいか? 魔剣だ。このアクセサリーは常時魔素を吸収する、MP回復が早まるものだ。ミネ君か、ユイ君がお薦めだ」

「これ可愛すぎて似合わないから、ユイちゃん使ってよ。すっごく可愛くなるから」

「でもミネさん」

「私はもっといい物を貰うわ」

「この鏡は魔法を反射する魔具だな。これで盾を作ると魔法防御が格段に上がるものが作れる。ムコウダ君用だな。今度持ってくれば盾に組み込んでやるよ」

「ありがとう。隙を見て頼む」



 こんな感じで、ほぼアーティファクト級の物を次々皆が手にしていった。

 俺が手にしたのは、魔力を加えると文字が入れ替わる仕様の古い書物だった。こういうのどこかで見た事あるけど。

 内容は、魔力が通っているときは文字が並び変えられて封印の魔法陣が浮かび上がるという物。それ以外の時は、魔大陸の昔話のような物が描いてあるものだった。

 でも、この文字どこかで見た事がある気が。

 と考えて、ハッとしてインベントリから一冊の本を取り出した。



「同じ字だ……」



 フォリスさんの書いた『石の宴に獣は咆える』とその本を開いて並べてみると、綺麗な整った文字の癖が同じだということがわかる。



「それは、フォリスがジャル・ガーのために書いた防御の陣を施した書物だ。その陣は想いの深さでより強く作動するから、丹精込めて書いてくれた。マックがそれを手に入れること、きっとジャル・ガーも喜ぶと思う」

「フォリス?」



 ピクリとその名前に皆が反応する。

 そっか。皆あの本をゲットしてたんだ。

 一斉に俺を取り囲んで、並べられた本を見つめる皆。



「ってかなんで古代魔道語で書かれた原本がここにあるわけ?」



 ミネさんの言葉に、俺とヴィデロさんは顔を見合わせて苦笑した。



「そりゃ、原本提供者がマックだからに決まってるじゃん。早くジャル・ガーが獣人の村の監視に立たなくても良くなるように、マックが母さんに頼み込んで尽力したんだよ。知らなかったの?」



 クラッシュの何気ない返答に、皆が驚愕の表情を浮かべた。



「なんかもう、マックなら何でもありな気がしてきた」

「でもマックが一人でボス魔物を倒したなんて噂が立ったら、嘘だって一発でわかるけどな」



 ハルポンさんが呆れたような顔をして、雄太がニヤリと笑う。わかるよ。俺も自分のそんな噂が流れたら「どこのマックさんですか」って聞く。絶対。

しおりを挟む
感想 537

あなたにおすすめの小説

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~

黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。  ─── からの~数年後 ──── 俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。  ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。 「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」  そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か? まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。  この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。  多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。  普通は……。 異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。 勇者?そんな物ロベルトには関係無い。 魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。 とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。 はてさて一体どうなるの? と、言う話。ここに開幕! ● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。 ● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。

妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。

藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。 妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、 彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。 だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、 なぜかアラン本人に興味を持ち始める。 「君は、なぜそこまで必死なんだ?」 「妹のためです!」 ……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。 妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。 ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。 そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。 断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。 誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。

キュートなモブ令息に転生したボク。可愛さと前世の知識で悪役令息なお義兄さまを守りますっ!

をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
BL
これは、あざと可愛い悪役令息の義弟VS.あざと主人公のおはなし。 ボクの名前は、クリストファー。 突然だけど、ボクには前世の記憶がある。 ジルベスターお義兄さまと初めて会ったとき、そのご尊顔を見て 「あああ!《《この人》》、知ってるう!悪役令息っ!」 と思い出したのだ。 あ、この人ゲームの悪役じゃん、って。 そう、俺が今いるこの世界は、ゲームの中の世界だったの! そして、ボクは悪役令息ジルベスターの義弟に転生していたのだ! しかも、モブ。 繰り返します。ボクはモブ!!「完全なるモブ」なのだ! ゲームの中のボクには、モブすぎて名前もキャラデザもなかった。 どおりで今まで毎日自分の顔をみてもなんにも思い出さなかったわけだ! ちなみに、ジルベスターお義兄さまは悪役ながら非常に人気があった。 その理由の第一は、ビジュアル! 夜空に輝く月みたいにキラキラした銀髪。夜の闇を思わせる深い紺碧の瞳。 涼やかに切れ上がった眦はサイコーにクール!! イケメンではなく美形!ビューティフル!ワンダフォー! ありとあらゆる美辞麗句を並び立てたくなるくらいに美しい姿かたちなのだ! 当然ながらボクもそのビジュアルにノックアウトされた。 ネップリももちろんコンプリートしたし、アクスタももちろん手に入れた! そんなボクの推しジルベスターは、その無表情のせいで「人を馬鹿にしている」「心がない」「冷酷」といわれ、悪役令息と呼ばれていた。 でもボクにはわかっていた。全部誤解なんだって。 ジルベスターは優しい人なんだって。 あの無表情の下には確かに温かなものが隠れてるはずなの! なのに誰もそれを理解しようとしなかった。 そして最後に断罪されてしまうのだ!あのピンク頭に惑わされたあんぽんたんたちのせいで!! ジルベスターが断罪されたときには悔し涙にぬれた。 なんとかジルベスターを救おうとすべてのルートを試し、ゲームをやり込みまくった。 でも何をしてもジルベスターは断罪された。 ボクはこの世界で大声で叫ぶ。 ボクのお義兄様はカッコよくて優しい最高のお義兄様なんだからっ! ゲームの世界ならいざしらず、このボクがついてるからには断罪なんてさせないっ! 最高に可愛いハイスぺモブ令息に転生したボクは、可愛さと前世の知識を武器にお義兄さまを守りますっ! ⭐︎⭐︎⭐︎ ご拝読頂きありがとうございます! コメント、エール、いいねお待ちしております♡ 「もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!」書籍発売中! 連載続いておりますので、そちらもぜひ♡

【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました

  *  ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。 BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑) 本編完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 きーちゃんと皆の動画をつくりました! もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。 インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら! 本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

番解除した僕等の末路【完結済・短編】

藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。 番になって数日後、「番解除」された事を悟った。 「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。 けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。