これは報われない恋だ。

朝陽天満

文字の大きさ
422 / 744
連載

505、聖魔導士(物理)じゃなかったのか

しおりを挟む
 

 魔魚はいきなり水鉄砲みたいな魔法攻撃を仕掛けて来たので必死で避ける。地面が切れてるから当たったら身体真っ二つかな?

 師匠可愛いなんて爪に見惚れてる場合じゃなかった。

 気を引き締めて刀で魔魚に斬りかかると、跳躍したヨシューさんが上からザクっと爪で魔魚のヒレを引き裂いた。

 横ヒレを使ってヨシューさんを攻撃する魔魚。その間に俺もえらの部分を刀で斬りつけた。

 頭上のHPは黄色。前の魔魚よりも確実に弱い。

 ヒレでバシッと叩かれたヨシューさんは少し離れると今度は詠唱し始めた。ようやく自分の職業を思い出したのかな。

 ひれでバシバシされてHPを削りながら刀で応戦していると、後ろから白いデカい球がいきなり飛んできた。

 その玉は魔魚に当たり、魔魚が変な声ともいえない音を口から発した。悲鳴かな。

 っていうか今の何。



 少しだけ離れてHPを回復するためにインベントリからハイパーポーションを取り出していると、ヨシューさんの詠唱が聞こえてきた。



「至高の神よ、その気高き神気で魔を打ち倒し給え、『聖球ホーリーボム』!」



 あ、ホーリーボムだったのか。俺が前に出したことあるボムより確実にデカいんだけど。俺のが手の平大だとして、ヨシューさんのは確実に直径1メートルくらいある。そしてそれがぶち当たるといきなりHPが減った。一気にHPバーが赤に突入する。



「おおー魔法効くな。マックも魔法出せば?」



 動きの悪くなった魔魚を見て、ヨシューさんが喜びながら俺にそんなことを振ってきた。



「ってか師匠爪攻撃は?」

「あれ、ヒレがバシッて痛えからやめた。食えるのかと思ったけど食える匂いがしねえから張っ倒す。ほら、短剣構えろって」

「確かにヒレ痛いですけど」



 仕方なく刀をしまって聖短剣を取り出して構える。そして手に聖魔法の本を携えた瞬間、何とも言えないヨシューさんの顔が目に飛び込んできた。



「まだ覚えてねえの……? 聖魔法、使ってるか……?」

「……極、たまに」

「使えよ! せっかく聖水茶飲んでるのに勿体ねえって前にも言っただろ!」

「すいません! 精進努力します! 至高の神よ、その気高き神気で魔を打ち倒し給え、『聖球ホーリーボム』!」



 話を誤魔化すかのように聖魔法を繰り出した俺に、ヨシューさんはジト目を向けてきた。猫のジト目は可愛いだけです。でもごめんなさい。これから頑張ります!

 二人で聖魔法を連発すると、程なく魔魚は光となって消えていった。途端に周りから拍手があがる。

 皆、ギャラリーと化していた。



「いやあ、助太刀しようと思ったけど、手を出さなくてよかったよ。二人とも聖魔法使いか」

「まあな。でも弟子はまだまだ詠唱も憶えてねえみてえだけど」



 スン、と鼻を鳴らしたヨシューさんに「すんませんした!」と頭を下げる俺。

 でも俺、薬師で錬金術師だから。聖魔導士じゃないから。どうせならユキヒラを弟子にしたらすごく優秀な弟子になりそうなものなんだけど。

 ほんとすいません。憶えます!



「まあまあ、こっちはもともと薬師だろ。俺もそうだが、二つの職を極めるのはかなり難しいんだよ。それよりも釣りしようぜ釣り」



 ヨシューさんの釣りの師匠プレイヤーは、ヨシューさんの肩をバンバン叩いてサッと釣り竿を持たせた。



「まあ、そうだな。精進努力するって言ってたもんな。その言葉を信じて釣りするか」

「そうそう。弟子は信じるもんだ」



 なだめすかして湖に連れていかれたヨシューさんにごめんなさい、と内心で頭を下げながら、俺もまたヨシューさんの隣に座って釣り竿を握りしめるのだった。

 ちなみにドロップ品は『魔魚の鱗』だった。





 その後俺は大物魚を釣り上げたものの、魔魚は結局その一匹しか釣り上げないで終わり、釣りの時間は過ぎ去っていった。

 ヨシューさんはかなり大量に魚をゲットしてホクホクしていた。

 さっきのスネ顔なんてどこに行ったのかわからないくらい上機嫌だった。



「また釣り来てえなあ」

「今度は他の所に行ってみます?」



 帰る用意をしていたヨシューさんがポツリと呟いたので、そう返すと、周りの人がぐわっとその言葉に食いついてきた。



「他にも釣り場ってあるのか!?」

「どこに!」

「俺も知りたい! 教えてくれ!」



 食いついた人たちは皆釣りガチ勢だったらしい。

 一人が地図を取り出したので、ここから比較的近いクワットロ南部の湖を教える。

 あ、でもそこを漁場にしている人がいるから、ちゃんと断るように言うと、皆頷いていい笑顔を浮かべた。顔に「明日行こう絶対行こう」と書かれている。

 さて帰ろうかな、とヨシューさんと手を繋ごうとすると、コースト村から来ていた村人さんが「帰るなら荷馬車に乗ってくか?」と声をかけてくれた。跳べば一瞬だし、と断ろうとすると、ヨシューさんが「ほんとか!? 乗っていいのか?」と早速荷馬車に乗りこんでしまったので、コースト村まではそれでガタゴト移動することになった俺たち。

 辺りは大分暗くなってきている。荷馬車には凍った魚がかなりたくさん載っていた。これを村で選定していいやつをセィに出荷するらしい。トレ街のギルド転移魔法陣には登録しているものの、そこまでは荷馬車で運ばないといけないから、凍らせるのは必須らしい。今までは凍らせながら荷馬車でセィ城下街まで必死で運んだらしい。でも月に数度しか納品できなかったものが、最近では数日に一度の頻度で納品できるようになったので、そのうち城下街の壁外にも回るくらいに納品できるんじゃないかと村人さんは誇らしげに教えてくれた。





 コースト村に着くと、ヨシューさんはお礼代わりに獣人の村に生えている木の実を渡して村人と別れた。

 そこからジャル・ガーさんの所に転移した俺たちは、ジャル・ガーさんに挨拶して獣人の村に足を踏み入れた。

 ヨシューさんは迷いない足取りでヒイロさんの家にまっすぐ向かって行った。



「ヒイロ! 俺も釣りして来たぞ! 見ろ、すっげえのが釣れたから!」



 ヨシューさんはヒイロさんに詰め寄ると、じゃじゃーんと大物を取り出した。一メートル超えの魚だ。

 ヒイロさんはパカっと口を開けて、ヨシューさんの釣果を見ていた。



「……ちっ」



 ヒイロさんの口から舌打ちが聞こえたのは気のせいだったんだろうか。

 その後ヒイロさんはにんまり笑ってヨシューさんを褒め称えた。



「すっげえなヨシュー。俺でもそんなデカいのは釣れなかったよ。今回は俺の負けだ」

「ほんとか!? やった、俺の勝ちだ!」

「ああ。もちろん、勝者のヨシューは負けて項垂れてる俺に魚を恵んでくれるんだろ?」

「そうかヒイロは負けて悔しいのか! はははもちろん恵んでやるとも! 勝者である俺がな!」



 有頂天でそんなことを宣言したヨシューさんに、ヒイロさんは口元を手で隠してほくそえんでいた。魚ゲットの言質を取ったようだ。さすがヒイロさん。

 いつの間にやら言いくるめられて、ヨシューさんのメートル超え魚は半分ほどがヒイロさんの手に渡った。

 残った魚を見て、ヨシューさんはしまったという顔をしたけれど、今更返せとも言えないらしく、少しだけ悔しそうな顔をしていた。



「ありがとな、ヨシュー。魚で俺元気出た。さすが親友だな」



 そして絶妙なタイミングで持ち上げるのも忘れないヒイロさん流石。

 と感心していると、「というわけで料理作ってくれ」と二人に魚を差し出された。



「何がというわけなんですか」

「師匠をねぎらうのが弟子だろ」

「そうだそうだ。だから作って、弟子」

「この間新しく出来上がったアイテムのレシピ教えるから」

「とっておきの攻撃聖魔法教えるから」

「仕方ないなあ」



 一番転がされてるのは俺だった。

 ヒイロさんの家でデカい魚を刀で捌いて、またしてもひたすら料理を作った俺なのだった。





しおりを挟む
感想 537

あなたにおすすめの小説

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~

黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。  ─── からの~数年後 ──── 俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。  ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。 「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」  そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か? まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。  この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。  多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。  普通は……。 異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。 勇者?そんな物ロベルトには関係無い。 魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。 とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。 はてさて一体どうなるの? と、言う話。ここに開幕! ● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。 ● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。

妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。

藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。 妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、 彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。 だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、 なぜかアラン本人に興味を持ち始める。 「君は、なぜそこまで必死なんだ?」 「妹のためです!」 ……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。 妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。 ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。 そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。 断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。 誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。

キュートなモブ令息に転生したボク。可愛さと前世の知識で悪役令息なお義兄さまを守りますっ!

をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
BL
これは、あざと可愛い悪役令息の義弟VS.あざと主人公のおはなし。 ボクの名前は、クリストファー。 突然だけど、ボクには前世の記憶がある。 ジルベスターお義兄さまと初めて会ったとき、そのご尊顔を見て 「あああ!《《この人》》、知ってるう!悪役令息っ!」 と思い出したのだ。 あ、この人ゲームの悪役じゃん、って。 そう、俺が今いるこの世界は、ゲームの中の世界だったの! そして、ボクは悪役令息ジルベスターの義弟に転生していたのだ! しかも、モブ。 繰り返します。ボクはモブ!!「完全なるモブ」なのだ! ゲームの中のボクには、モブすぎて名前もキャラデザもなかった。 どおりで今まで毎日自分の顔をみてもなんにも思い出さなかったわけだ! ちなみに、ジルベスターお義兄さまは悪役ながら非常に人気があった。 その理由の第一は、ビジュアル! 夜空に輝く月みたいにキラキラした銀髪。夜の闇を思わせる深い紺碧の瞳。 涼やかに切れ上がった眦はサイコーにクール!! イケメンではなく美形!ビューティフル!ワンダフォー! ありとあらゆる美辞麗句を並び立てたくなるくらいに美しい姿かたちなのだ! 当然ながらボクもそのビジュアルにノックアウトされた。 ネップリももちろんコンプリートしたし、アクスタももちろん手に入れた! そんなボクの推しジルベスターは、その無表情のせいで「人を馬鹿にしている」「心がない」「冷酷」といわれ、悪役令息と呼ばれていた。 でもボクにはわかっていた。全部誤解なんだって。 ジルベスターは優しい人なんだって。 あの無表情の下には確かに温かなものが隠れてるはずなの! なのに誰もそれを理解しようとしなかった。 そして最後に断罪されてしまうのだ!あのピンク頭に惑わされたあんぽんたんたちのせいで!! ジルベスターが断罪されたときには悔し涙にぬれた。 なんとかジルベスターを救おうとすべてのルートを試し、ゲームをやり込みまくった。 でも何をしてもジルベスターは断罪された。 ボクはこの世界で大声で叫ぶ。 ボクのお義兄様はカッコよくて優しい最高のお義兄様なんだからっ! ゲームの世界ならいざしらず、このボクがついてるからには断罪なんてさせないっ! 最高に可愛いハイスぺモブ令息に転生したボクは、可愛さと前世の知識を武器にお義兄さまを守りますっ! ⭐︎⭐︎⭐︎ ご拝読頂きありがとうございます! コメント、エール、いいねお待ちしております♡ 「もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!」書籍発売中! 連載続いておりますので、そちらもぜひ♡

【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました

  *  ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。 BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑) 本編完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 きーちゃんと皆の動画をつくりました! もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。 インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら! 本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

番解除した僕等の末路【完結済・短編】

藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。 番になって数日後、「番解除」された事を悟った。 「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。 けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。