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第二章
ラヴィ•ランディエールの苛立ち
しおりを挟むラヴィは苛立っていた。
どうしてマリアは僕に堕ちないんだ•••
僕に堕ちない女はいない。
男だって僕が流し目を送れば頬を染める。
子供の頃から女に不自由した事がない。
俺が歩くと、女の方から寄ってくる。
まあ、今の女達も飽きちゃったしなぁ、、、彼女達も、そろそろ捨て時かな。
女なんて消耗品、そう思っていた。
ふと触れた時に流れ込んだ彼女の魔力
キラキラとしてパチパチと弾ける まるでシャンパンのような、、、僕を酔わせる不思議な魔力。
あんな魔力初めてだ。
僕の心を捉えて離さない、あの煌めきの魔力•••
もしかしたら彼女、本当は俺のことが好きなんじゃないのかな?
庶民出の侍女だから身分を気にしているのかも?
あの子と相愛になればもっと素晴らしい魔力を味わえる。
でも、ランディとの、親密さはなんだ!
あいつと付き合っているのか?
この前は手を握りあってたし•••
ダメだ、ダメだ、マリアは僕の物だ。
あの魔力を、吸って、舐めて、かじって、しゃぶって、、、、
ああ、考えただけでもゾクゾクする。
女の事でこんなに興奮したのは 初めての時以来だ!
そうだ、あの子を入れる檻を作ろう。
侍女の1人位いなくなっても そう騒がれはしないだろう。
僕だけの物にするんだ。そして、そして•••
あぁ、楽しみだ。
殿下も狙っているようだ
急がなくては!
あの娘の初めては僕のものだ。グズグズしていたら、誰かに犯れてしまう。
早く、早く、
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