ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと

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第7話

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 ベッドの上で座禅をしていたこともあり、起きた時にはベッドの上に寝転がっていた。春ということもあり、暖かく布団を被らなくても風邪を引かなかった。

 昨日の瞑想の続きだ。魔力操作は手首まで操作することができれば、及第点のようだ。
(こんなことが求められるのなら、剣士にしておけばよかったな……)

 朝食を食べ、部屋に戻る。そして瞑想を再開した。昨日掴んだ感覚を思い出しつつ、その違和感を動かしていく。瞑想を始めてから半日が過ぎる。集中が切れると休憩を入れていたため、腕までは到達できていない。

 脇までは動かすことができる。だいぶ動かすことができる感覚を掴めてくるのだった。そして、三時間後には腕まで動かすことができるのだった。ただ、一瞬だったため、たまたまかもしれない。

 まぐれではないと証明するために何度も繰り返し行うのだった。何回か失敗したものの、動かすことができる。本当は指先まで行いたいが今はできないだろう。もっと成長してから行うつもりだ。これでやっとスキルが取れているはずだ。

「ステータス」

 ステータスの確認だ。スキルには新しく手に入ったものが表示されている。そこに書かれているのはきっと魔力操作のはずだ。だが実際は魔力操作ではなく気力操作のスキルが書かれているのだ。

「ん?」

 魔力操作は魔法使いの職業を経験したものが取ることができる。反対に気力操作は武器系統の職業だ。俺は初めて魔法使いになったため、武器系統の職業は触ってすらいない。その取得条件を満たしていない。

 職業になってすぐに魔力操作とかのスキルをとっていた方がいいと言われるのはこの気力操作と魔力操作が混在してしまうからだ。わからなくなるまでにとっていた方がいい。この経験から、サイトには優先順位が高めに書かれていた。

 欲しいのは魔力操作であり、気力操作ではない。慌てながら地面にクッションを引き、瞑想を開始する。
(違和感を探し出さないとな)
 体の内側に集中して、何か違和感がないかを探す。

 気力操作を手に入れたおかげか、気力をはっきりと認知できる。それがかえって邪魔に感じる。三十分後魔力らしきものを見つけた。塊を見つけたため、操作しようとしたがあまり動かなかった。これが魔力で確定だ。

 そして、一時間後には腕まで動かすことができるのだった。気力操作のコツと同じだったのだろう。きっとそうだ。そうに違いない。職業適性がないものを動かそうとしていたのだ。そりゃあ、時間がかかって当然だ。

 魔力操作のスキルが取れているのかを確認するためにステータスを再び開く。そこにはしっかりと魔力操作と書かれているのだった。
(本来ならもっと早く終わっていたのか……)

 やり切ったという気持ちと、ノルマを達成したという満足感、集中したことによる疲れ。この辺りが要因となり眠気に襲われる。疲れている体を動かしベッドで横になると一瞬のうちに夢の中に消えるのだった。
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