エキゾチックアニマル【本編完結】

霧京

文字の大きさ
12 / 331

第五話【【豹変】】中

しおりを挟む
「へぇ、やけにすぐ応じるなと思ってたら。ビデオ使ったセルフやってたのか」
「はぁっ……相手…なかなかっ…見つかんなくて…」
「で、実際に反応しなかったのはなんで?」
「……わかんない…」

 いや、本当は予想がついている。画面越しの時は一人きりだった。Domの反応を見ることもなく、自分の反応をみられることもない。だからこそ、Sub性にすべてをゆだねることができた。

「ふーん、まあ生身には興味ないってのはたまにいるからわかるけど、目の前に俺がいるのに画面の向こうの声聞くのは納得できねぇな」
「なら…ビデオ止めて…」

 お座りの状態で動けなくなっている力也には、テーブルの上に置かれたリモコンに手が届かない。
気に食わないと言うなら、早く消して欲しい。

「何言ってんだよ。せっかくできあがってんのにやめるわけねぇじゃん」

 Dom性を刺激された冬真が止まる筈もなく、持ち上げた荷物を再びその場に置くと、力也の前にしゃがみ目をあわせた。

「力也、セーフワードは?」
「マイルド」
「よし、じゃあせっかくだからなぞってみるか」
 
 セーフワードの確認を終えた冬真は、その場に立ちあがりベルトを外しチャックを下ろした。

「Lick」【舐めろ】

 画面の向こうと同じように命じた冬真のコマンドに逆らうことも考えられず、力也は口で冬真の下着を噛み下へと下ろした。
 すでに緩く立ち上がっているモノに舌を這わせ、丹念に奉仕をしていく。丹念に舐めた後、口の中に先端を滑り込ませ唇を使いしごき上げる。

「無理な時は俺をたたけ」

 
そう言った瞬間、冬真が力也の頭を両手で押さえた。逃げ場などない状態で、喉の奥まで硬さと太さを増したモノを突き入れた。

「ぐはっ…」

 いつもより勢いよく突かれ、一気に喉の奥まで入った性器は通常では入らない奥深くに押し入り、境目を犯していく。
 息苦しさに、生理的な涙と涎を止めどなく流していると、冬真がニヤリと笑った。

「まだまだいけるよな」

 まるで玩具のように、力也の頭を強引に動かしながら、片足を上げた。そして既に硬くなっている力也の性器をズボンの上から踏みつけた。

「んっ!!!」

 踏みつぶすほどの力はくわえず、それでいてギリギリの力加減でいたぶる。
 力也の脳内はあっという間に苦痛と快感に支配され、冬真のことしか見えなくなっていた。

「(もっと…もっと…)」

 耳からはいまだ消されていないビデオの声と、確かに興奮している冬真の息遣いが入り、目の前にあるのは映像などではないしっかりとした質感を持った性器。
 喉の奥を使われる感覚も、ズボン越しに与えられる足の感触も、すべてが現実。
 画面越しでは感じられなかったグレアも、いつにも増して強く、冬真からの支配欲を全身で感じた。

「(気持ちいい)」

 ぼんやりとする頭で、そう思いながら、支配される快感に身を任せる。

「出すぞ」

 やがて、そう吐き捨てるように言った冬真が容赦ない力で喉の奥深くに性器を突き入れた。鼻先に冬真の下の毛が触りほとんど顔をうずめる様になりながらも中に出された精液は、開けっ放しの喉奥に入り込む。
 それと同時に、故意だろうか偶然だろうか踏みつけていた足に力が加わり、その刺激で力也も達していた。

「力也、口開けて」

 やっと離され、息を整えていれば容赦なくそう言われ力也は大きく口を開けた。
 口の中に残っていないことに満足気に頷いた冬真は足を外し、にっこりと笑みを浮かべた。

「GoodBoy」【よくできました】

 いつもPlayの終わりに聞いている言葉だが、今日はそれで終わるはずなどなく冬真は更にコマンドを重ねた。

「すっかり汚れちゃったな力也UP」【立て】

 ガクガクと小刻みに震える足でそれでも冬真のコマンドに従い立ち上がった。

「脱がしてやるよStrip」【脱げ】

 荒い息は落ち着くことを知らず、ドクドクと鳴り響く心臓は聞こえてしまうのではないかと言うほどで、指先さえもうまく動かすことが出来ない。
 それでもタンクトップだけだった上は簡単に脱ぐことができ、次に力也はズボンに手を伸ばした。カチャカチャとベルトを外せばそれだけでサイズのあっていなかったズボンは下へと落ちた。

「前から思ってたけど、サイズまちがってんじゃねぇの」
「丁度いい…サイズない…から…」

 細身でありながらしっかりと筋肉がついた力也の体型は既製品では、ピッタリするものがない。だから緩めのズボンをベルトで止めていた。

「まあいいや、もう一枚」
「はい」

 いつもの軽口ではなく、Subらしい反応を見せながらも、力也はスポーツビキニタイプの下着も脱いだ。

「又たってるじゃん。復活はえーな」

 ただ裸を見られるだけなら何ともなかっただろう、しかし冬真の瞳と言葉は力也の羞恥心を煽るためのもので、奥深くにしまい込まれた羞恥心を駆り立てた。
 それはDomである冬真も同じでそらされた視線と日焼けはいない肌が赤らむ様に喉を鳴らした。

「力也、Present」【晒せ】

 どこをとは言わなかった。しかし、力也はくるりと後ろを向き秘部を冬真に向け左右の尻たぶを広げた。
しおりを挟む
感想 30

あなたにおすすめの小説

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

世界で一番優しいKNEELをあなたに

珈琲きの子
BL
グレアの圧力の中セーフワードも使えない状態で体を弄ばれる。初めてパートナー契約したDomから卑劣な洗礼を受け、ダイナミクス恐怖症になったSubの一希は、自分のダイナミクスを隠し、Usualとして生きていた。 Usualとして恋をして、Usualとして恋人と愛し合う。 抑制剤を服用しながらだったが、Usualである恋人の省吾と過ごす時間は何物にも代えがたいものだった。 しかし、ある日ある男から「久しぶりに会わないか」と電話がかかってくる。その男は一希の初めてのパートナーでありSubとしての喜びを教えた男だった。 ※Dom/Subユニバース独自設定有り ※やんわりモブレ有り ※Usual✕Sub ※ダイナミクスの変異あり

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

ふたなり治験棟 企画12月31公開

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

処理中です...