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第六十九話【【お世話】】後
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夕飯を食べ、部屋に戻ると、力也をベッドに座らせ冬真も横へと座った。
「力也、もういいよな?」
「やっぱ我慢してたのか」
さきほど急に話題を変えたときからなんとなく、そんな気がしていた。あの場には他の二人も居たため、冬真は我慢していたのだろう。
「いいよ」
そう言えば、痛くないように気をつけながらも冬真は力也をしっかりと抱きしめた。ためていたものを吐き出すような大きなため息と共に、愛情のこもったグレアが力也を包み込む。
「嫌いになれないって言ってくれて、すごく嬉しかった。ありがとう」
「それもう聞いたよ」
「いいじゃん。何度も言いたいし」
あんな言葉だけでこれほど喜んでくれると、かえってこちらの方が照れくさくなってしまう。いい子、いい子と頭をこすりつけるように褒められ、お返しと言うように顔をこすりつける。
二人がまるで動物のようなじゃれ合いをしながら二人きりの時間に浸っていると、不意にドアがノックされた。
「はい!」
「冬真、グレア」
「ヤバッ」
返事を返し立ち上がろうとした冬真は、その力也の言葉にダダ漏れになっていたグレアを引っ込めた。他に人がいないからいい気になって、いつもより多めにだしていた気がする。
「とうくん、りっくん、マコだけど」
「すみません、グレア漏れてました?」
部屋の外まで漏れていたかと思いながら、ドアを開け謝ると、マコは少し赤い顔で苦笑を浮かべていた。
「ちょっとね。ごめんね、ラブラブしてるとこ」
「いえ、すんません。あてられちゃいました?」
「直じゃなきゃ俺は大丈夫だから、そうじゃなくてこれ持ってきたんだよ」
そう言いながら、マコが見せたのはお湯とタオルだった。
「さすがに、りっくんお風呂入れないでしょ?」
「ありがとうございます。後でもらいにいこうかと思ってました」
「ありがとうございます。マコさん」
お湯とタオルを受け取り、お礼を言うと、マコは冬真を避けるようにしながら部屋の中を覗き込んできた。
「他にも欲しいものがあったら、とうくんに言ってね」
「なにからなにまでありがとうございます」
「いいよ、りっくんは大事な仲間だもん。じゃあ、おやすみ」
そう言うと部屋に入ることはせずに、下の階へ降りていったマコを見送り冬真は部屋のドアを閉めた。
「よし、じゃあ、体拭いてやるよ」
「自分でやるってのは?」
「却下」
わかりきった返事に、聞いただけだった力也は仕方なそうに服を脱いだ。お湯でタオルを濡らし、程よい温度にする冬真に背を向けた。
「こんなとこまで怪我してるじゃないか」
「え?」
「赤くなってる」
「そうなんだ」
力也の背中には落ちたときに打ったのだろう、赤い痕がいくつも残っていた。そんな痛々しい背中を痛くないように優しく拭いていく。
「痛くねぇ?」
「うーん、ちょっと熱い?」
「怪我の所為だろ」
程よい温度の筈なのに、ところどころ余計に熱く感じるところがあると思ったら、そこが赤くなっている部分らしい。
「よし前向け」
そう言われ、今度は前を晒すと冬真は先ほどと同じように、タオルを濡らし肩から腕を拭いていく。
「痛いとこあったら言えよ」
そう言いながら、肩から腕におり、指を一本一本指先まで拭いていく。やがて左手が終わると同じように右手も拭いた。
傷口を刺激しないようになるべく丁寧に拭いてくれる暖かさと優しい手の感触が気持ちいい。
「んっ」
そう思っていたら、布がピアスをしてない方の胸へと触れた。思わず出てしまった声に、ニヤリと笑みを浮かべると冬真はタオルでそこを撫でる。
「冬真、そこそんな拭かなくていい」
「じゃあ、次はこっちか」
そう言うと今度はより敏感な、ピアス穴がある方に触れられ、力也の体が震える。
「そういえば、ピアスどうした?」
「レントゲン撮ったから取った。財布の中」
「そっか、また後でつけるか」
頷けば、タオルはもっと触って欲しそうな乳首を離れ、下へと移動し腹をゆっくりと撫でた。
「力也、立ってる」
「だって・・・・・・」
「体拭いてるだけなのに、期待した?」
耳元で囁かれると、いっそ羞恥心が湧き上がり、思わず顔を両手で隠す。
「このままじゃ拭けないから、脱がすぞ」
頷けば、下着が下ろされていくのがわかる。足下まで下ろされた下着は、そのまま足から抜かれ横へと避けられた。
(あーあ、すっかりその気になってんな)
まだ完全じゃないものの、立ち上がり、震える性器へ軽く息を吹きかければ、大きく体が震えた。その可愛い様子に、いじりたくなるのを抑え、どうしようかと考える。
このままにするわけにもいかないから、抜くしかないだろう。問題は、今まで体力を使い切るようなやり方しかしていなかったことで、物足りないと言われそうなことだ。
(まぁ、そこは言い聞かせるしかないか)
早く構ってほしそうな、そこに布で軽く触れる。それだけでピクピクと震える様子に、いたずら心が沸く。
「力也、俺が拭きやすいようにわざと立たせてんの?」
「違う」
「じゃあ、なんだ? せっかく純粋にお世話しようとしてる俺を誘惑してるのか?」
「嘘だ」
「嘘じゃないって、ほら俺は拭いてるだけだろ?」
「嘘つき!」
首を振り不満の言葉を漏らす、力也の様子に、仕方ないなと苦笑する。
「力也、セーフワードは?」
「マイルド」
「よし、力也Look」【見ろ】
Playの合図に、気分が切り替わったのか、力也はそろりそろりと手を外した。すっかり上気した顔の色欲にまみれた瞳は、立ち上がり主張をする自分自身の性器を捕らえた。
「ほら、立ってるだろ?」
「立ってる」
「触って、いじめてって言ってるみたいだろ?」
「言ってる」
先ほどまでとは違い、あっさりと肯定してしまった力也に、冬真は笑みを浮かべた。素直というか、単純というか、いや冬真からすれば愛らしいになるのだろう。
「拭くだけで我慢できる?」
「できない」
我慢できると言うかと思えば、否定してきた事に、更に愛おしさが増す。我慢しろと言えば我慢するだろう力也が甘えている。
「じゃあ、おねだりできるよな?」
そう聞けば、こくりと頷くと晒せと命じた訳でもないのに、足を大きく広げた。
「お願い冬真、気持ちよくして」
「Good Boy」【よくできました】
その甘えたおねだりに、冬真は足の付け根へキスを落とした。何度か位置を変えキスを落とし、唇でたどるようにしながら、付け根の二つの膨らみを唇で挟む。
「手、手でいいから・・・・・・」
「うん? 嫌か?」
「汚い」
川に落ちた後は医者に止められ、シャワーも浴びていない。それなのに、やっと体を拭いてもらえる途中でこれではどうしても気になってしまう。
「汚くない。力也も俺のやってくれるだろ? それと同じ」
羞恥心の為か、尚も戸惑いを浮かべる様子に愛情と支配を込めたグレアを放ち、舌先で舐めあげる。
(少しキツイ方がいいか)
余計な考えを奪うため、少しだけ歯を立てれば、力也の体がビクビクと震えた。息が荒くなり、力が抜けたのを確認し立ち上がるそれを、手で支えるようにして舐めあげる。
「あっ・・・・・・」
わざと音を立て、舐めれば、恥ずかしそうな吐息が漏れる。吐息だけではなく、先端から先走りも漏れ始めた。
あまり時間をかけて、体力を削るわけにはいかないだろうと、両手で包み込むようにしながら、先端を舐める。
舌先であふれ出た先走りを舐め、まだあふれるそこに舌先を押しつけるようにして舐める。包み込む両手を上下させれば、どんどん堅くなり止めどなく、先走りが漏れる。
「とうまぁ」
「うん? いきたい?」
そろそろ限界かなと思う頃に、名前を呼ばれ尋ね返せば、力也は快感にうるんだ瞳で頷いた。
「口と手どっちがいい?」
「手」
「わかった」
口を離し、しっかりと両手でつかむと上下に強くこすりあげる。止まることなく漏れる嬌声に誘われるように、先端をグリッと強めに押す。
「イけ」
「あぁぁー!」
噴射するように、勢いよく達したそれを更に絞り出すように、止めることなく上下に動かす。
「まってイってる。イってるから」
「ああ、ヤバいぐらい気持ちいいだろ?」
止めようと伸ばす手にキスを落とし、鈴口を強く刺激すれば、先ほどの勢いはないもののもう一度力也は達した。
(これで大丈夫かな)
ここまですればゆっくり眠れるだろうと、両手を離し、お湯とタオルに手を伸ばす。正直、もっとかわいがりたいのはあるが、今最優先なのは体を治すことだ。
そんな冬真の様子に気づいたのだろう、まだ足りないと言うように、力也がしなだれかかってきた。
「こら、邪魔すんなよ」
「もっと・・・・・・足りない」
すりすりと体全体をこすりつけるようにする力也の様子に、困ったなと苦笑を返す。
今まで、体力を使い切るような激しい物しかしてきていなかった所為か、物足りないらしい。
しかし、体力を削って治りが遅くなることだけは避けたい。それに、あまり体温を上げるのも危険だろう。
そう考えるも、力也はねだるように体をこすりつけて、体重をかけてくる。
「冬真の欲しい、ちょうだい」
「それはだめ」
「欲しい」
「だーめ、治るまでおあずけ」
そういえば、力也の瞳に涙が浮かびこぼれ落ちる。甘やかしの成果がここで出たのか、こちらの庇護欲を誘うような、懇願の瞳に目が離せなくなる。
「あーもう、仕方ないな」
そのおねだりに冬真が勝てる筈もなく、そう言えば力也の瞳は一気に歓喜の色へ変る。
「入れるのはダメだけど、一緒に気持ちよくなろう」
「一緒に?」
どこかぼんやりと繰り返す様子に、サブスペースはいるかなと思いつつ、頬へキスをしながらベッドに押し倒す。
「そう、こうして俺とお前のを一緒にしてこする。できるか?」
ズボンをずらし、堅くなっている自分の性器を取り出し、力也のにそわせて力也の両手をそこへ誘導する。
「できる」
「やってみろ」
そういえば、力也は二本を両手で包み込み、まるで一人でする時のようにしごいた。
「そうそう、うまいうまい」
褒めながら、顔にキスをすれば嬉しいのだろう、しごきあげる手がどんどん早くなっていく。
「冬真、一緒に・・・・・・」
それが何を示しているか言われずともわかり、了承を伝えるようにキスで唇を塞げば、その次の瞬間力也は達した。同時に、冬真も達し、握りしめる手からは吐き出した二人分の物があふれ出した。
「気持ちよかった。Good Boy」【よくできました】
そう褒めれば、力也の体からは力が一気に抜け、どこかうつろに見えるぼんやりとした表情へと変る。
「サブスペースはいったな」
丁度いいからこのまま、残りも拭いて寝かしてしまおうと、握ったままだった力也の両手を外させ、頭の方へ移動させる。
「そのままにしてろよ」
そうして、何一つ隠すことなくさらけ出した力也の体をタオルで綺麗に拭いていく。
「よし、これでいいな」
ひっくり返し尻や背中ももう一度拭き、すっかり綺麗にした冬真はあることに気づいた。
いつの間にか、力也は寝息をたて眠ってしまっていたのだ。
「おやすみ、力也」
その様子に苦笑し、まだつけたままだったCollarを首から外すと、首筋へキスを落とした。いい夢を見て、ぐっすり眠り早く回復できるように願いをこめて。
「力也、もういいよな?」
「やっぱ我慢してたのか」
さきほど急に話題を変えたときからなんとなく、そんな気がしていた。あの場には他の二人も居たため、冬真は我慢していたのだろう。
「いいよ」
そう言えば、痛くないように気をつけながらも冬真は力也をしっかりと抱きしめた。ためていたものを吐き出すような大きなため息と共に、愛情のこもったグレアが力也を包み込む。
「嫌いになれないって言ってくれて、すごく嬉しかった。ありがとう」
「それもう聞いたよ」
「いいじゃん。何度も言いたいし」
あんな言葉だけでこれほど喜んでくれると、かえってこちらの方が照れくさくなってしまう。いい子、いい子と頭をこすりつけるように褒められ、お返しと言うように顔をこすりつける。
二人がまるで動物のようなじゃれ合いをしながら二人きりの時間に浸っていると、不意にドアがノックされた。
「はい!」
「冬真、グレア」
「ヤバッ」
返事を返し立ち上がろうとした冬真は、その力也の言葉にダダ漏れになっていたグレアを引っ込めた。他に人がいないからいい気になって、いつもより多めにだしていた気がする。
「とうくん、りっくん、マコだけど」
「すみません、グレア漏れてました?」
部屋の外まで漏れていたかと思いながら、ドアを開け謝ると、マコは少し赤い顔で苦笑を浮かべていた。
「ちょっとね。ごめんね、ラブラブしてるとこ」
「いえ、すんません。あてられちゃいました?」
「直じゃなきゃ俺は大丈夫だから、そうじゃなくてこれ持ってきたんだよ」
そう言いながら、マコが見せたのはお湯とタオルだった。
「さすがに、りっくんお風呂入れないでしょ?」
「ありがとうございます。後でもらいにいこうかと思ってました」
「ありがとうございます。マコさん」
お湯とタオルを受け取り、お礼を言うと、マコは冬真を避けるようにしながら部屋の中を覗き込んできた。
「他にも欲しいものがあったら、とうくんに言ってね」
「なにからなにまでありがとうございます」
「いいよ、りっくんは大事な仲間だもん。じゃあ、おやすみ」
そう言うと部屋に入ることはせずに、下の階へ降りていったマコを見送り冬真は部屋のドアを閉めた。
「よし、じゃあ、体拭いてやるよ」
「自分でやるってのは?」
「却下」
わかりきった返事に、聞いただけだった力也は仕方なそうに服を脱いだ。お湯でタオルを濡らし、程よい温度にする冬真に背を向けた。
「こんなとこまで怪我してるじゃないか」
「え?」
「赤くなってる」
「そうなんだ」
力也の背中には落ちたときに打ったのだろう、赤い痕がいくつも残っていた。そんな痛々しい背中を痛くないように優しく拭いていく。
「痛くねぇ?」
「うーん、ちょっと熱い?」
「怪我の所為だろ」
程よい温度の筈なのに、ところどころ余計に熱く感じるところがあると思ったら、そこが赤くなっている部分らしい。
「よし前向け」
そう言われ、今度は前を晒すと冬真は先ほどと同じように、タオルを濡らし肩から腕を拭いていく。
「痛いとこあったら言えよ」
そう言いながら、肩から腕におり、指を一本一本指先まで拭いていく。やがて左手が終わると同じように右手も拭いた。
傷口を刺激しないようになるべく丁寧に拭いてくれる暖かさと優しい手の感触が気持ちいい。
「んっ」
そう思っていたら、布がピアスをしてない方の胸へと触れた。思わず出てしまった声に、ニヤリと笑みを浮かべると冬真はタオルでそこを撫でる。
「冬真、そこそんな拭かなくていい」
「じゃあ、次はこっちか」
そう言うと今度はより敏感な、ピアス穴がある方に触れられ、力也の体が震える。
「そういえば、ピアスどうした?」
「レントゲン撮ったから取った。財布の中」
「そっか、また後でつけるか」
頷けば、タオルはもっと触って欲しそうな乳首を離れ、下へと移動し腹をゆっくりと撫でた。
「力也、立ってる」
「だって・・・・・・」
「体拭いてるだけなのに、期待した?」
耳元で囁かれると、いっそ羞恥心が湧き上がり、思わず顔を両手で隠す。
「このままじゃ拭けないから、脱がすぞ」
頷けば、下着が下ろされていくのがわかる。足下まで下ろされた下着は、そのまま足から抜かれ横へと避けられた。
(あーあ、すっかりその気になってんな)
まだ完全じゃないものの、立ち上がり、震える性器へ軽く息を吹きかければ、大きく体が震えた。その可愛い様子に、いじりたくなるのを抑え、どうしようかと考える。
このままにするわけにもいかないから、抜くしかないだろう。問題は、今まで体力を使い切るようなやり方しかしていなかったことで、物足りないと言われそうなことだ。
(まぁ、そこは言い聞かせるしかないか)
早く構ってほしそうな、そこに布で軽く触れる。それだけでピクピクと震える様子に、いたずら心が沸く。
「力也、俺が拭きやすいようにわざと立たせてんの?」
「違う」
「じゃあ、なんだ? せっかく純粋にお世話しようとしてる俺を誘惑してるのか?」
「嘘だ」
「嘘じゃないって、ほら俺は拭いてるだけだろ?」
「嘘つき!」
首を振り不満の言葉を漏らす、力也の様子に、仕方ないなと苦笑する。
「力也、セーフワードは?」
「マイルド」
「よし、力也Look」【見ろ】
Playの合図に、気分が切り替わったのか、力也はそろりそろりと手を外した。すっかり上気した顔の色欲にまみれた瞳は、立ち上がり主張をする自分自身の性器を捕らえた。
「ほら、立ってるだろ?」
「立ってる」
「触って、いじめてって言ってるみたいだろ?」
「言ってる」
先ほどまでとは違い、あっさりと肯定してしまった力也に、冬真は笑みを浮かべた。素直というか、単純というか、いや冬真からすれば愛らしいになるのだろう。
「拭くだけで我慢できる?」
「できない」
我慢できると言うかと思えば、否定してきた事に、更に愛おしさが増す。我慢しろと言えば我慢するだろう力也が甘えている。
「じゃあ、おねだりできるよな?」
そう聞けば、こくりと頷くと晒せと命じた訳でもないのに、足を大きく広げた。
「お願い冬真、気持ちよくして」
「Good Boy」【よくできました】
その甘えたおねだりに、冬真は足の付け根へキスを落とした。何度か位置を変えキスを落とし、唇でたどるようにしながら、付け根の二つの膨らみを唇で挟む。
「手、手でいいから・・・・・・」
「うん? 嫌か?」
「汚い」
川に落ちた後は医者に止められ、シャワーも浴びていない。それなのに、やっと体を拭いてもらえる途中でこれではどうしても気になってしまう。
「汚くない。力也も俺のやってくれるだろ? それと同じ」
羞恥心の為か、尚も戸惑いを浮かべる様子に愛情と支配を込めたグレアを放ち、舌先で舐めあげる。
(少しキツイ方がいいか)
余計な考えを奪うため、少しだけ歯を立てれば、力也の体がビクビクと震えた。息が荒くなり、力が抜けたのを確認し立ち上がるそれを、手で支えるようにして舐めあげる。
「あっ・・・・・・」
わざと音を立て、舐めれば、恥ずかしそうな吐息が漏れる。吐息だけではなく、先端から先走りも漏れ始めた。
あまり時間をかけて、体力を削るわけにはいかないだろうと、両手で包み込むようにしながら、先端を舐める。
舌先であふれ出た先走りを舐め、まだあふれるそこに舌先を押しつけるようにして舐める。包み込む両手を上下させれば、どんどん堅くなり止めどなく、先走りが漏れる。
「とうまぁ」
「うん? いきたい?」
そろそろ限界かなと思う頃に、名前を呼ばれ尋ね返せば、力也は快感にうるんだ瞳で頷いた。
「口と手どっちがいい?」
「手」
「わかった」
口を離し、しっかりと両手でつかむと上下に強くこすりあげる。止まることなく漏れる嬌声に誘われるように、先端をグリッと強めに押す。
「イけ」
「あぁぁー!」
噴射するように、勢いよく達したそれを更に絞り出すように、止めることなく上下に動かす。
「まってイってる。イってるから」
「ああ、ヤバいぐらい気持ちいいだろ?」
止めようと伸ばす手にキスを落とし、鈴口を強く刺激すれば、先ほどの勢いはないもののもう一度力也は達した。
(これで大丈夫かな)
ここまですればゆっくり眠れるだろうと、両手を離し、お湯とタオルに手を伸ばす。正直、もっとかわいがりたいのはあるが、今最優先なのは体を治すことだ。
そんな冬真の様子に気づいたのだろう、まだ足りないと言うように、力也がしなだれかかってきた。
「こら、邪魔すんなよ」
「もっと・・・・・・足りない」
すりすりと体全体をこすりつけるようにする力也の様子に、困ったなと苦笑を返す。
今まで、体力を使い切るような激しい物しかしてきていなかった所為か、物足りないらしい。
しかし、体力を削って治りが遅くなることだけは避けたい。それに、あまり体温を上げるのも危険だろう。
そう考えるも、力也はねだるように体をこすりつけて、体重をかけてくる。
「冬真の欲しい、ちょうだい」
「それはだめ」
「欲しい」
「だーめ、治るまでおあずけ」
そういえば、力也の瞳に涙が浮かびこぼれ落ちる。甘やかしの成果がここで出たのか、こちらの庇護欲を誘うような、懇願の瞳に目が離せなくなる。
「あーもう、仕方ないな」
そのおねだりに冬真が勝てる筈もなく、そう言えば力也の瞳は一気に歓喜の色へ変る。
「入れるのはダメだけど、一緒に気持ちよくなろう」
「一緒に?」
どこかぼんやりと繰り返す様子に、サブスペースはいるかなと思いつつ、頬へキスをしながらベッドに押し倒す。
「そう、こうして俺とお前のを一緒にしてこする。できるか?」
ズボンをずらし、堅くなっている自分の性器を取り出し、力也のにそわせて力也の両手をそこへ誘導する。
「できる」
「やってみろ」
そういえば、力也は二本を両手で包み込み、まるで一人でする時のようにしごいた。
「そうそう、うまいうまい」
褒めながら、顔にキスをすれば嬉しいのだろう、しごきあげる手がどんどん早くなっていく。
「冬真、一緒に・・・・・・」
それが何を示しているか言われずともわかり、了承を伝えるようにキスで唇を塞げば、その次の瞬間力也は達した。同時に、冬真も達し、握りしめる手からは吐き出した二人分の物があふれ出した。
「気持ちよかった。Good Boy」【よくできました】
そう褒めれば、力也の体からは力が一気に抜け、どこかうつろに見えるぼんやりとした表情へと変る。
「サブスペースはいったな」
丁度いいからこのまま、残りも拭いて寝かしてしまおうと、握ったままだった力也の両手を外させ、頭の方へ移動させる。
「そのままにしてろよ」
そうして、何一つ隠すことなくさらけ出した力也の体をタオルで綺麗に拭いていく。
「よし、これでいいな」
ひっくり返し尻や背中ももう一度拭き、すっかり綺麗にした冬真はあることに気づいた。
いつの間にか、力也は寝息をたて眠ってしまっていたのだ。
「おやすみ、力也」
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