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第八十八話【魂の記憶】中
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冬也はある武士の家の生まれだった。とはいえ、彼の家の主な仕事は農業だった。畑を耕し、年貢を納める平民と変わらない日々、戦があれば呼び出されるがそれ以外はのんびりとした日々を送っていた。
ある年日照りの所為で凶作が訪れ、彼の住む村は年貢を納められなくなった。このままでは自分たちの食べる分もなくなってしまう。
子供を身売りするしかないと大人達が相談するのを聞いた冬也は、親に内緒で一人嘆願書を作成しこの辺りを納める大名の行列へ突っ込んだのだ。
例え武士の家の嫡男であっても許されるとは思っていなかった。嘆願書を見て貰える保証もない、無礼打ちされるだろうとも思っていた。
それでも、何もしないよりはいい、自分が勝手に行きそのまま死ねば父や母にお咎めはいかないだろう。自分には幼い弟もいる跡取りの心配もいらない。
自分以外の誰も動けない状況で、一人気づかれないように家を出てきた。
「お聞きください!」
決死の思いどころか、死ぬ覚悟を決めて大名行列へ飛び出した冬也は予想通り、あっけなく取り押さえられた。
取り押さえられた衝撃で嘆願書も地に落ち、無残にもお供番達の足で踏まれてしまった。地に落ちた嘆願書を読んで貰えることはないだろう。
冬也が全てを諦めたその時、その嘆願書を拾い上げた人がいた。
小姓だと思われるその人物は、踏まれ土で汚れた嘆願書を広げ内容を読んだ。
「離しなさい」
「はっ」
彼の一言で、冬也を抑えていた者たちは手を引きその場に膝をついた。
「どういたした? 力仁」
籠の中から声が聞こえ、その場にいた者達はすぐさま膝をついた。そんな中、一人籠に近寄り状況を説明したのは先ほど嘆願書を拾い上げた小姓だった。
「お騒がせいたしまして申し訳ございません。どうやらご領地の事で、相談事があるようです。私が聞いて参りますので、殿は先へお進みください」
「そうか。ならば、そなたに任せる。見事納めてみせよ」
「承知いたしました」
そうして行列は何事もなく過ぎ去り、一人残すことに躊躇していた者達も先に行かせ、
後には冬也と小姓の彼だけが残された。
「さて参りましょうか?」
行列の姿遠くなった後、その場に跪いていた力仁は立ち上がり、ひれ伏した冬也に向かいそう微笑んだ。
「へっ?」
「見て欲しい物があるのでしょう? 現地を見なければ、現状を知ることはできません」
なにもかも信じられない事の連続だった。村の現状を実際にみた力仁は年貢の調整を行い、村人達が飢えないように手を回した。
これでなにも心残りはなくなった。自分はおそらく手打ちにされるだろう、そう思っていた冬也だが、嫡男でなくなる代わりに命を助けられた。
平民になるのかと思えばそうではなく、驚くことに力仁の下男として仕えることが決まったのだ。
それから冬也の命は力仁の物となった。傍に仕えれば仕えるほど、力仁に尊敬と敬愛の心が生まれ、仕えられたことをなによりも幸福だと思うようになった。
力仁は聡明で優しく、主君に深い忠誠を誓っていた。小姓頭でありながら、多くの人々の話に耳を傾け、領内を豊かにしようと日々努力していた。
日々忙しく働く力仁だったが、その生活は質素でけして贅沢をしているようには見えなかった。若くとも大名の傍に仕え、采配を握るわりに他の者と比べても質素な暮らしで、下男は冬也一人だった。
それを不思議だと思っていたが、力仁には不満な様子はなく、同じように他の小姓達も昼夜問わず働き、献身的な生活をおくっていた。
「まだお休みになられないのですか?」
「これが終われば寝ます。冬也は休みなさい。私に不寝番は必要ありません」
「ですが・・・・・・」
「なにかあれば、その度に起こします」
「かしこまりました」
それは彼らが従であるからだと知ったのはしばらくしてからだった。
従ならば、主である主君からの命があればそれで事足りるとされ、それ以上の褒美はいらないとされていたのだ。
小姓達は従ばかりで、その為主君からの言葉だけで大きな見返りなど求めず熱心に仕えていたのだ。
力仁も同じく、現状に満足し、大きな見返りがなくとも身を粉にして働くことになんの疑問も感じてはいなかった。しかし、力仁は従以外の者達には褒美が必要だと理解し、冬也にもちゃんと報酬を与えていた。
冬也はそれを実家に仕送りし、おかげで実家と村は豊かになったと聞く。
そのお金は力仁の少ない給金の中から出ていたとわかったときには、涙が出そうになった。
命を助け、嫡男から外したとは言え、家族との関わりを完全に禁じることなく、足りなかった教育も施してくれた。これほどの恩がありながら、冬也は少ない力仁の財も貰っていたのだ。
お返ししなければ、そう思いその後の給金も断ったのだが、力仁は頑として譲らず結局そのままになってしまった。
そんなある日、城主の跡継ぎが産まれた。孝真と名付けられたその子が産まれたことで、徐々に力仁は傍に控えることが少なくなっていった。
元々、傍に控えるよりも後ろで動くことが多かった力仁だが、たまの夜のお勤めの時は寝所に呼ばれ、お情けを頂戴していた。それが、小姓が増え回数が減り、更に子作りの時間が増え呼ばれることは少なくなっていた。それでも、妊娠中は呼ばれていたが、お子が産まれたことで完全に呼ばれることはなくなった。
「力仁様、お顔のお色が悪いようですが・・・・・・」
「では食事後に化粧を直します」
「ですが・・・・・・最近お食事の量も・・・・・・」
言いにくそうに述べた冬也に、力仁は穏やかな笑みを浮かべた。ゆっくりと食べていた箸を置き、冬也の方を向く。
「環境が変わったので少し食欲が落ちているだけです。すぐに元に戻ります」
「・・・・・・出過ぎたことを・・・・・・申し訳ございません」
「いえ、私の体調管理も貴方の大事な仕事です。これからも頼みます」
「はっ」
幼い頃より畑を耕してきた冬也とは違いすぎる体格の力仁の健康状態など、わかるはずもなく、笑みを崩すことなく食事を再開した彼に、それ以上強く言うことなどできなかった。
冬也の主な仕事は、力仁の傍に常に控え下男として様々な用事を受ける事だった。奥方がいる奥の宮には、入ることはできず常に庭先からご用を承っていた。
小姓達が住まう場には入ることはできるが、それも自由に歩ける物ではなく、常に力仁の指示の元動いていた。
そんな冬也が自由に動ける場所は下働きが多い、井戸の近くや馬屋だった。
「手伝おう」
「ありがとうございます」
奥の宮にも入ることのできない下働きの女性が、運んでいた水を冬也は受け取った。いがみ合ってなどいなくとも、個々の仕事の分担が決められていたこの場所では、関係のない者が手伝うのは珍しく、冬也は好かれていた。
とはいえ、冬也も別段優しい気持ちだけでやっていたのではなく、少しでも早く力仁の為に仕事を終えようとしていた結果だった。
「そうだ。よろしければいつも手伝ってもらっているお礼にこちらをどうぞ」
下働きの女性の一人にそう言われ差し出された物を、冬也は一端受け取った。なにかと思えばいくつかの小さなまんじゅうだった。
「いま、巷で話題の小まんじゅうです」
一口で食べやすそうな小まんじゅうを一つ、口に放り込めば、あっさりとした甘さが口の中に広がった。不意に、力仁の姿が脳裏に浮かんだ。確か茶菓子はいつもおいしそうに食べていたことを思いだす。
「ありがたくいただく」
こんな庶民の物をとは思うが、それを丁寧に包み直し懐にしまい、力也の元へと戻った。
「冬也ただいま戻りました」
「今日も水場は混んでいましたか?」
水場が混み、早く戻るために他を手伝っていることを知っている聡明な彼は、咎めることもせずにそう微笑みを浮かべた。
「はい、それでその・・・・・・」
思いついたものの、やはりこんな庶民の食べ物を渡すのは躊躇われ、口ごもっていると、不思議そうに聞き返された。
「何か?」
「実は下働きの女からこれを貰いました」
恐る、恐る、懐から紙に包まれた小まんじゅうを出せば、力仁は面白そうに笑みを浮かべた。
「良かったですね。大事にいただきなさい」
ただの報告だと思ったのだろう、微笑ましいものをみるようにそう言った。そんな力仁に
一度は仕舞いかけた冬也だが、もう一度広げ目の前に差し出した。
「お一ついかがですか? 既に毒味は済ませてあります。こちら城下で今話題だと聞きました。知っていて損はないかと・・・・・・」
早鐘を打つ心の臓の音を聞きながら、差し出したが力仁からは何も返事が返ってこない。ご機嫌を損ねてしまったのだろうかと思い、小まんじゅうを下げようとした時、力仁の手が小まんじゅうに伸びた。
傷一つない指が一つつまみ上げ、口へ運ぶ。
「・・・・・・甘い・・・・・・大変美味です。ありがとうございます」
短い沈黙の後に、そう笑みを浮かべた力仁はいつになく嬉しそうに見えた。
ある年日照りの所為で凶作が訪れ、彼の住む村は年貢を納められなくなった。このままでは自分たちの食べる分もなくなってしまう。
子供を身売りするしかないと大人達が相談するのを聞いた冬也は、親に内緒で一人嘆願書を作成しこの辺りを納める大名の行列へ突っ込んだのだ。
例え武士の家の嫡男であっても許されるとは思っていなかった。嘆願書を見て貰える保証もない、無礼打ちされるだろうとも思っていた。
それでも、何もしないよりはいい、自分が勝手に行きそのまま死ねば父や母にお咎めはいかないだろう。自分には幼い弟もいる跡取りの心配もいらない。
自分以外の誰も動けない状況で、一人気づかれないように家を出てきた。
「お聞きください!」
決死の思いどころか、死ぬ覚悟を決めて大名行列へ飛び出した冬也は予想通り、あっけなく取り押さえられた。
取り押さえられた衝撃で嘆願書も地に落ち、無残にもお供番達の足で踏まれてしまった。地に落ちた嘆願書を読んで貰えることはないだろう。
冬也が全てを諦めたその時、その嘆願書を拾い上げた人がいた。
小姓だと思われるその人物は、踏まれ土で汚れた嘆願書を広げ内容を読んだ。
「離しなさい」
「はっ」
彼の一言で、冬也を抑えていた者たちは手を引きその場に膝をついた。
「どういたした? 力仁」
籠の中から声が聞こえ、その場にいた者達はすぐさま膝をついた。そんな中、一人籠に近寄り状況を説明したのは先ほど嘆願書を拾い上げた小姓だった。
「お騒がせいたしまして申し訳ございません。どうやらご領地の事で、相談事があるようです。私が聞いて参りますので、殿は先へお進みください」
「そうか。ならば、そなたに任せる。見事納めてみせよ」
「承知いたしました」
そうして行列は何事もなく過ぎ去り、一人残すことに躊躇していた者達も先に行かせ、
後には冬也と小姓の彼だけが残された。
「さて参りましょうか?」
行列の姿遠くなった後、その場に跪いていた力仁は立ち上がり、ひれ伏した冬也に向かいそう微笑んだ。
「へっ?」
「見て欲しい物があるのでしょう? 現地を見なければ、現状を知ることはできません」
なにもかも信じられない事の連続だった。村の現状を実際にみた力仁は年貢の調整を行い、村人達が飢えないように手を回した。
これでなにも心残りはなくなった。自分はおそらく手打ちにされるだろう、そう思っていた冬也だが、嫡男でなくなる代わりに命を助けられた。
平民になるのかと思えばそうではなく、驚くことに力仁の下男として仕えることが決まったのだ。
それから冬也の命は力仁の物となった。傍に仕えれば仕えるほど、力仁に尊敬と敬愛の心が生まれ、仕えられたことをなによりも幸福だと思うようになった。
力仁は聡明で優しく、主君に深い忠誠を誓っていた。小姓頭でありながら、多くの人々の話に耳を傾け、領内を豊かにしようと日々努力していた。
日々忙しく働く力仁だったが、その生活は質素でけして贅沢をしているようには見えなかった。若くとも大名の傍に仕え、采配を握るわりに他の者と比べても質素な暮らしで、下男は冬也一人だった。
それを不思議だと思っていたが、力仁には不満な様子はなく、同じように他の小姓達も昼夜問わず働き、献身的な生活をおくっていた。
「まだお休みになられないのですか?」
「これが終われば寝ます。冬也は休みなさい。私に不寝番は必要ありません」
「ですが・・・・・・」
「なにかあれば、その度に起こします」
「かしこまりました」
それは彼らが従であるからだと知ったのはしばらくしてからだった。
従ならば、主である主君からの命があればそれで事足りるとされ、それ以上の褒美はいらないとされていたのだ。
小姓達は従ばかりで、その為主君からの言葉だけで大きな見返りなど求めず熱心に仕えていたのだ。
力仁も同じく、現状に満足し、大きな見返りがなくとも身を粉にして働くことになんの疑問も感じてはいなかった。しかし、力仁は従以外の者達には褒美が必要だと理解し、冬也にもちゃんと報酬を与えていた。
冬也はそれを実家に仕送りし、おかげで実家と村は豊かになったと聞く。
そのお金は力仁の少ない給金の中から出ていたとわかったときには、涙が出そうになった。
命を助け、嫡男から外したとは言え、家族との関わりを完全に禁じることなく、足りなかった教育も施してくれた。これほどの恩がありながら、冬也は少ない力仁の財も貰っていたのだ。
お返ししなければ、そう思いその後の給金も断ったのだが、力仁は頑として譲らず結局そのままになってしまった。
そんなある日、城主の跡継ぎが産まれた。孝真と名付けられたその子が産まれたことで、徐々に力仁は傍に控えることが少なくなっていった。
元々、傍に控えるよりも後ろで動くことが多かった力仁だが、たまの夜のお勤めの時は寝所に呼ばれ、お情けを頂戴していた。それが、小姓が増え回数が減り、更に子作りの時間が増え呼ばれることは少なくなっていた。それでも、妊娠中は呼ばれていたが、お子が産まれたことで完全に呼ばれることはなくなった。
「力仁様、お顔のお色が悪いようですが・・・・・・」
「では食事後に化粧を直します」
「ですが・・・・・・最近お食事の量も・・・・・・」
言いにくそうに述べた冬也に、力仁は穏やかな笑みを浮かべた。ゆっくりと食べていた箸を置き、冬也の方を向く。
「環境が変わったので少し食欲が落ちているだけです。すぐに元に戻ります」
「・・・・・・出過ぎたことを・・・・・・申し訳ございません」
「いえ、私の体調管理も貴方の大事な仕事です。これからも頼みます」
「はっ」
幼い頃より畑を耕してきた冬也とは違いすぎる体格の力仁の健康状態など、わかるはずもなく、笑みを崩すことなく食事を再開した彼に、それ以上強く言うことなどできなかった。
冬也の主な仕事は、力仁の傍に常に控え下男として様々な用事を受ける事だった。奥方がいる奥の宮には、入ることはできず常に庭先からご用を承っていた。
小姓達が住まう場には入ることはできるが、それも自由に歩ける物ではなく、常に力仁の指示の元動いていた。
そんな冬也が自由に動ける場所は下働きが多い、井戸の近くや馬屋だった。
「手伝おう」
「ありがとうございます」
奥の宮にも入ることのできない下働きの女性が、運んでいた水を冬也は受け取った。いがみ合ってなどいなくとも、個々の仕事の分担が決められていたこの場所では、関係のない者が手伝うのは珍しく、冬也は好かれていた。
とはいえ、冬也も別段優しい気持ちだけでやっていたのではなく、少しでも早く力仁の為に仕事を終えようとしていた結果だった。
「そうだ。よろしければいつも手伝ってもらっているお礼にこちらをどうぞ」
下働きの女性の一人にそう言われ差し出された物を、冬也は一端受け取った。なにかと思えばいくつかの小さなまんじゅうだった。
「いま、巷で話題の小まんじゅうです」
一口で食べやすそうな小まんじゅうを一つ、口に放り込めば、あっさりとした甘さが口の中に広がった。不意に、力仁の姿が脳裏に浮かんだ。確か茶菓子はいつもおいしそうに食べていたことを思いだす。
「ありがたくいただく」
こんな庶民の物をとは思うが、それを丁寧に包み直し懐にしまい、力也の元へと戻った。
「冬也ただいま戻りました」
「今日も水場は混んでいましたか?」
水場が混み、早く戻るために他を手伝っていることを知っている聡明な彼は、咎めることもせずにそう微笑みを浮かべた。
「はい、それでその・・・・・・」
思いついたものの、やはりこんな庶民の食べ物を渡すのは躊躇われ、口ごもっていると、不思議そうに聞き返された。
「何か?」
「実は下働きの女からこれを貰いました」
恐る、恐る、懐から紙に包まれた小まんじゅうを出せば、力仁は面白そうに笑みを浮かべた。
「良かったですね。大事にいただきなさい」
ただの報告だと思ったのだろう、微笑ましいものをみるようにそう言った。そんな力仁に
一度は仕舞いかけた冬也だが、もう一度広げ目の前に差し出した。
「お一ついかがですか? 既に毒味は済ませてあります。こちら城下で今話題だと聞きました。知っていて損はないかと・・・・・・」
早鐘を打つ心の臓の音を聞きながら、差し出したが力仁からは何も返事が返ってこない。ご機嫌を損ねてしまったのだろうかと思い、小まんじゅうを下げようとした時、力仁の手が小まんじゅうに伸びた。
傷一つない指が一つつまみ上げ、口へ運ぶ。
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