ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

文字の大きさ
158 / 182

158

しおりを挟む
 3ヶ月後、レベル100のダンジョンへの出発まで1ヵ月を切っていた。
 富士山地下に眠るレベル100の扉の発掘工事も着々と進んでいる。

 現在は、モンスター災害が以前より増えていた。
 政府公認冒険者の活躍で、何とか被害を最小限に抑えられているが非常に危険な状態だった。

 そして、もう一つ、大きな問題が……
 それはダンジョンアイテムの能力を使い、悪事を働く犯罪者が増えたことだ。
 以前よりも、ダンジョンアイテムが能力を発揮するようになった人間界。
 異世界とのトンネルがどんどん広がってきている証拠だ。
 スピードアップアイテムを使い、ひったくりをする者。
 攻撃力アップアイテムを使っての暴力事件など、警察でも手に負えない犯罪が増えていた。

 レベル100のダンジョン遠征を直前に迎えて、人間同士が争うと言う状況に困っていたが、それもすぐに解決した。

 ◇

『ピーピーピー A町で強盗が現れた。対応を頼む』
 アキラのスマートフォンにダンジョン省からの要請が来る。
「強盗か…… まったく、なに馬鹿なことをやってるんだか……」
「最近増えてきましたね。ダンジョンアイテムを犯罪に使うなんて」
「A町ですか。それじゃあ、私行ってきますわ」
「お願いね、まどかちゃん。私はここから手伝うわ」

 窓からまどかが飛び立つ。まどかの背中には羽根が生えている。
 強盗の元を空を飛び向かう。

「さてと……んー、加減しないと炭になっちゃいますからね……
 優しく優しく……」
『ビュン ビュン ビュン』
 花子は空に向け数本の炎の矢を放つ。
 炎の矢はA町の方へ自動で向きを変え、突き進む。

 ◇

 時計店から高級時計を盗む強盗たち。
「へへ、これを売り捌けばとんでもねぇ金になるぜ!
 このダンジョンアイテムはスゲェな!」
 力の能力アップアイテムをつけた強盗。
 店のシャッターを簡単に引きちぎり盗みを働いた。

「ん? アレはなんだ……?」
 空を見上げる強盗たち。空から炎の矢が向かって飛んでくる。
 矢は彼らの体に降り注ぐ。
「ぐわぁ! あ、熱ぃ!! 死ぬぅ!」

 突然、体が燃え出し、ジタバタと転げ回る強盗たちのところへまどかが到着する。

「あ、あれは天使!? お、俺たちのお迎えに来たのか!?」
 背中に大きな白い羽根を生やしたまどかをあの世からの使いと勘違いする強盗たち。
 しかし、もちろんこの羽根はまどかのダンジョンアイテムだ。
『大天使の羽根 レア度★★★★★』
「まったく……早く盗んだ物を返しなさい!」

 ダンジョンアイテムで犯罪を犯す者が現れたが、所詮、ダンジョンアイテムの扱いは素人の犯罪者たち。
 政府公認冒険者の圧倒的な力で取り締まりを行い、今では犯罪をするものも少なくなってきた。
 監視の目が光る中、犯罪などできるわけないと気づき始めたのだ。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~

華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』 たったこの一言から、すべてが始まった。 ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。 そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。 それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。 ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。 スキルとは祝福か、呪いか…… ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!! 主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。 ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。 ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。 しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。 一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。 途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。 その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。 そして、世界存亡の危機。 全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した…… ※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。

スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~

名無し
ファンタジー
 主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

異世界へ行って帰って来た

バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。 そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

処理中です...