ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

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 地道にレベル30のダンジョンをひたすらクリアし続ける虎石と金剛寺。

 既にレア度★★★★☆のアイテムもいくつか手に入れ、鈍っていた体もキレを取り戻していた。
 虎石にとってはかつてのパーティーの仲間、そして、金剛寺にとっては婚約者の武者小路ナオコを取り戻したい一心で、がむしゃらにレベルアップをし続ける。

「くそー、もう今の装備ならレベル50くらいまでクリアできるんだろうが……
 なかなか近くにいいダンジョンがねェんだよなぁ……」
 高レベルのダンジョンは、日本国内にもそう数は多くない。

「そうだな……アキラ君たちが羨ましいよ。いつでもすぐに好きなレベルのダンジョンに冒険に行けるなんてな……
 まあ、そんなこと言ってても仕方ない。アキラ君のダンジョンはあの3人しか入れないんだ。
 それに……もう少し待っててくれ。今、色々と準備をしているところなんだ」
 虎石が意味深に言う。

「じゅ、準備? 何をしてるんだ?」

 ◇

 数日後、ダンジョン省に巨大な荷物が届いた。海外からのようだ。

「お、おい虎石、これはなんだ!?」
「ふふふ、やっと来たようだな……」

 包みを開けると、中には扉が入っている。
「おい、この扉は!?」
 驚く金剛寺。

「ああ! これは外国で全然使われていないダンジョンの扉を借りたんだ。なんと、レベル50のダンジョンの扉だ!」
「おお! レベル50!? やるじゃねェか、虎石!」
「大変だったんだぞ? 今は世界中でモンスター災害が発生しているからな。
 どの国も、有力な冒険者を育てることに必死だ。国の有するダンジョンは前よりも貴重なモノになってるんだ。
 この扉は政府がとんでもない資金を用意してくれたおかげで借りられたんだ」

「と、とんでもない資金!?」
「ふふふ、俺はつくづくダンジョン省に入って良かったと思ったよ……」
 ニヤリと笑う虎石だった。
「た、頼りになるぜ……」

「今、他の国ともダンジョンの扉のレンタル交渉をしている。近いうちにもっと上のレベルのダンジョンにも行けるようになるだろう」
「す、すげェな! いっそアキラのダンジョンみてェにズラッと扉を並べられるくらい集めてもんだな!
 よし、まずはこのレベル50のダンジョンをクリアしまくってやろう!」

 それからというもの、レベル50のダンジョンに潜り続ける2人はどんどん強くなっていった。
 そして、この扉は政府公認冒険者にも無料開放された。
 パス機能の効果は絶大で、冒険者全体のレベルが格段に上がっていった。

 世界中の冒険者がレベル100のダンジョン遠征、そしてモンスター災害に向け本気でレベルアップに取り組んでいた。

 そして、3ヶ月が過ぎた……
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