ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

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 城の下の草原ではアキラと神が睨み合う。

 アキラは剣を握りしめる。
『ふむ、剣士か……ならワシも剣で相手をしてやろう』
 神が手をかざすと、何もない手の平に光が集まり黒い光の剣が現れた。
 神は剣を握り、何度か振り回す。

『剣を使うのは久しぶりじゃ。人間界へのトンネルはワシほどの魔力を持っておると準備に時間がかかる。
 それまで付き合ってもらおうかのぅ』

 異世界最強の力を誇る神がアキラの前に仁王立ちする。

「く……お前を倒せば……ダンジョンもモンスターも消えてなくなるんだな?」

『ふっ。ありえん話だが、そうだな。
 ダンジョンはあの女とワシの力で保たれておる。
 あの女の力ももう枯れたようだ。ワシの力がなくなれば10分とこの世界は持たないだろうが……まあ、そんなことはどうでもいいではないか?
 お前はここで殺されるんだからのぅ』

 神は地面を蹴り、アキラに襲いかかる。
「は、速い!」

 神の斬撃を『英雄の盾』で防ぐも、手が痺れる。
「なんてパワーだ……! 魔力だけじゃないのか!?」

『お前ら人間相手にわざわざ魔法など使うまでもない。
 人間界に行ったら、あちらの世界を滅ぼすためにも魔力を取っておきたいしのぅ』

「く、貴様……させるか!」
 アキラは神を剣で突く。

『おおっ!』
 スピードを最大限まで高めた能力アップアイテム、そして何千回とダンジョンをクリアしてきたアキラの剣は神も驚く力だった。

 アキラの攻撃を剣で受け止める神。一発一発が人間のレベルを遥かに超える斬撃だ。

『まさかここまでとは……!』
 超スピードの猛攻、神の剣にヒビが入る。

「くらえっ!」
 アキラは剣を振り下ろす。
『……ふん!』
 神は剣を手放しアキラに手をかざす。
 衝撃波がアキラを襲う。

「ぐわぁぁあ!」
 神まであと1歩まで迫ったアキラは吹き飛ばされ、草原を転がる。

「はぁはぁ……ぐっ……。はは、おい魔法は使わないんじゃなかったのか?」

『ふふ……まさかワシに魔法まで使わせるとは……
 人間ごときがここまでの強さとは……あの女が関係しているのはわかっているが驚いだぞ』

 神が手をかざすと無数の黒い炎が現れる。
『お前を舐めていた……もう遊びは終わりじゃ!』
 神が手を振ると、炎の波がアキラに向かい襲いかかる。

 目の前に迫る炎を前に、アキラは冷静だった。
 足を踏ん張り、剣を握る手に力を込める。
「うおおお!」
 アキラは迫り来る炎を真っ二つに斬り裂く。

『な、なんじゃと! ワシの炎を!?』
 アキラはそのまま炎の切れ目から神に向かい突進した。

 神は黒い炎を盾を作り、アキラの攻撃を防ぐ。
 前後左右からの斬撃に神の防御が追いつかない。

「くらえっ!」
『ザッ!』
 とうとうアキラの剣は神に届いた。
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