33 / 40
第1章 守護龍の謎
第33話 自分の心配をしたらどう?
しおりを挟む
「なに言ってんだよ……。俺たちのことは放っといてくれよ。もう俺は……」
『いいから聞きなさい。フラウがいなくなったら必然的にウチが守護龍に戻らなきゃいけなくなる。そんなの御免だから。……それにこいつはドラゴンじゃない。人間ごときがドラゴンの姿をしてるのは尚更許せない』
俺が返事をする間もなく、アイシアは猛然とゴットフリートに向かっていった。
「グルァアアッ!!」
「グルルオオッ!!」
お互いがぶつかり合い、凄まじい衝撃波が巻き起こる。
「グギィヤァアアッ!!」
「グルォオオ!!」
両者一歩も譲らず、激しく戦っている。しかし、アイシアの方が優勢なようだ。ゴットフリートの攻撃を紙一重でかわし、隙を見ては強烈な一撃をお見舞いしている。
「すごい……」
思わず感嘆の声を上げてしまう。それほどまでにアイシアの戦いぶりは見事だった。さすがはフラウの姉ちゃんだ。
ゴットフリートはたまらず距離をとって魔法を唱える。
無数の魔法陣が浮かび上がり、そこから一斉に炎弾を発射してきた。
『フラウ、ロイ、よく見てなさい。──これがドラゴンの戦い方よ!』
アイシアはこともあろうにその魔法の中に正面から突っ込んだ。身体に当たって爆ぜる炎をもろともせずにゴットフリートに肉薄すると、その首筋に噛み付いて引き倒す。
「グギャアアッ!?」
悲鳴を上げる奴の首筋からは血が滴り落ちていた。だが、まだ息があるようで、必死に立ち上がろうともがく。
アイシアはそんなことお構いなしに再び組み付くと、今度は尻尾で何度も殴りつける。
「グルォオオ!!」
「グルルルッ!!」
そして、とどめとばかりに渾身の力を込めて頭突きをかました。
「ガハッ!?」
「グルッ!?」
両者はもつれ合ったまま倒れ込み、ゴットフリートはそのまま動かなくなった。どうやら気絶したらしい。
『ふぅ……なんとかなったみたいね』
「ありがとう。助かったよ」
『礼なんていらないわ。……ただ、1つだけ約束してほしいことがあるんだけど』
「なんだ?」
『これから先もフラウのことを大事にしてあげて。それだけで十分だから』
「ああ、わかった」
俺は力強く答える。それを聞いて満足そうな表情を浮かべたアイシアに、いつの間にか人間の姿になったフラウが近寄った。それに呼応するように、アイシアも人間の姿になる。
「姉様……私、姉様のことを誤解していました。……てっきり私たちのことが嫌いだったのかと」
「そんなわけないじゃない。……確かに最初は印象最悪だったけどさ」
「じゃあどうして……」
「大切な妹を守りたかった。──そんな理由じゃだめ?」
2人は互いに見つめ合って笑った後、抱き合っていた。俺は邪魔をしないように静かにその場を離れる。
アイシアの救援は予想外だったとはいえ、そのお陰でゴットフリートを倒すことができた。だが、肝心の女神にはたどりつけていない。
女神を倒さない限り、俺たちの目的は果たされないのだ。
「…………」
フラウはもう限界だろう。アイシアも先程の戦闘でかなり傷を負っているようにも見える。俺は少しずつ魔力が戻りつつあるとはいえ、この状況で女神と戦えるのか怪しかった。
一度退くか? そう考えた時だった。倒れていたはずのゴットフリートがゆっくりと起き上がったのだ。
「──っ!」
まずいっ! 俺は慌てて身構えるが、フラウたちは違った。2人とも俺の前に立ち塞がり、身構える。
「お前ら!」
「ロイは私が守ります……!」
「ウチだって負けられないのよ……。ここで退いたらウチの存在意義が無くなるから……!」
2人を睨みつけながら、瀕死のゴットフリートは笑った。
「ククク……。まさかこれほどまでとはな……。貴様らの強さを見誤っていたようだ……。しかし、この程度で女神様を倒せると思っておるのか?」
「……」
「……」
フラウは黙ってゴットフリートの言葉に耳を傾けていたが、やがて口を開いた。
「……私は諦めません。必ず女神を倒してみせる……!」
「不遜な輩め。女神様の力の前に屈服するがよい! クククク、フハハハハァッ!!」
ゴットフリートは突然気が狂ったような笑い声を上げると、どこからか大きな水晶玉のようなものを取り出して天に掲げた。
「女神ソフィア様! 我ら敬虔なる下僕に代わって邪龍どもを滅してくだされ!」
すると、空が急に暗くなったかと思うと、上空に大きな魔法陣が浮かび上がる。そして、そこから何かが姿を現した。
「あれは……」
それは人の形をしていた。全身が神々しく輝いており、その金髪からは天使のような羽が生えている。
『──あたしは女神ソフィア。矮小なるものよ、頭を垂れ服従するがいい』
澄んだ美しい声で、そいつは言った。その言葉を聞いただけで、体が震えるような感覚に襲われる。
これが本物の神の威圧感なのか……!?
『今すぐ降伏すれば命だけは助けてやるわ』
「……ふざけんじゃねぇ!!」
俺は叫ぶ。
「何が女神だ!! 偉そうなこと言ってるくせに、やってることは無茶苦茶じゃねえかよ!?」
「そうよ! お前のせいでフラウは邪龍に仕立てあげられて、封印させられたんでしょ!」
「……ロイと姉様の言う通りです。あなたは間違っています。あなたに人間の神を名乗る資格はない!」
3人同時に言い放つと、女神ソフィアは不愉快げに眉根を寄せた。そして、吐き捨てるように呟く。
『愚か者共め……』
「あぁ!?」
『身の程知らずも甚だしい。──あたしは人間に富と力を与えて魔物から守り、対価を受け取っているだけ。その何が悪いというの? むしろ、世界に混沌と破滅をもたらすあんたたちの方がよっぽど危険な存在よ』
「違う……私たちはそんなことを望んではいない……!」
『ならば何故、あたしを倒そうととするの? 人間に祝福を与えているこのあたしを……』
「それは……世界を救うためです! あなたは信じるもののみを救い、歯向かうものは消す。……恐怖で人々を支配しているだけです!」
『そう、それが答えね』
女神ソフィアは冷めた口調でフラウに告げると、再び俺たちに向き直った。
『──ならば容赦しない。消え去りなさい!』
「来るぞ!」
俺は咄嵯に叫んだ。直後、女神ソフィアは手を掲げる。
『──光覇!!』
その瞬間、凄まじい光の奔流が襲ってきた。俺はフラウを抱え込むようにして庇う。
「ぐぅっ!」
激しい痛みに襲われながらも、龍装甲を展開して俺はなんとか耐え忍ぶ。やがて光が収まると、俺は顔を上げた。
「フラウ! アイシア!」
フラウは無事だった。しかし、アイシアの姿がない。俺は慌てて辺りを見回すと、少し離れたところで横たわる彼女の姿が見えた。
「アイシア!」
俺は駆け寄ると、抱き起こす。どうやら気を失っているだけのようだ。俺はほっと胸を撫で下ろす。
「──ロイ、後ろ……!」
「え?」
フラウの声で振り向くと、そこに女神ソフィアがいた。
『ふっ、馬鹿ね。仲間の心配よりも自分の心配をしたら?』
「しま──」
俺は慌てて防御姿勢を取るが、間に合わない。次の瞬間、俺の体は後方に吹き飛ばされていた。
「ロイ!」
「ぐはぁっ!」
俺は背中から壁に激突する。
「かはっ……」
俺は血を吐き出すと、そのままずるりと床に倒れ込んだ。視界の端には、フラウが必死の形相でこちらに向かってくる姿が見える。
だが、もう遅い。俺は死を覚悟した。
『いいから聞きなさい。フラウがいなくなったら必然的にウチが守護龍に戻らなきゃいけなくなる。そんなの御免だから。……それにこいつはドラゴンじゃない。人間ごときがドラゴンの姿をしてるのは尚更許せない』
俺が返事をする間もなく、アイシアは猛然とゴットフリートに向かっていった。
「グルァアアッ!!」
「グルルオオッ!!」
お互いがぶつかり合い、凄まじい衝撃波が巻き起こる。
「グギィヤァアアッ!!」
「グルォオオ!!」
両者一歩も譲らず、激しく戦っている。しかし、アイシアの方が優勢なようだ。ゴットフリートの攻撃を紙一重でかわし、隙を見ては強烈な一撃をお見舞いしている。
「すごい……」
思わず感嘆の声を上げてしまう。それほどまでにアイシアの戦いぶりは見事だった。さすがはフラウの姉ちゃんだ。
ゴットフリートはたまらず距離をとって魔法を唱える。
無数の魔法陣が浮かび上がり、そこから一斉に炎弾を発射してきた。
『フラウ、ロイ、よく見てなさい。──これがドラゴンの戦い方よ!』
アイシアはこともあろうにその魔法の中に正面から突っ込んだ。身体に当たって爆ぜる炎をもろともせずにゴットフリートに肉薄すると、その首筋に噛み付いて引き倒す。
「グギャアアッ!?」
悲鳴を上げる奴の首筋からは血が滴り落ちていた。だが、まだ息があるようで、必死に立ち上がろうともがく。
アイシアはそんなことお構いなしに再び組み付くと、今度は尻尾で何度も殴りつける。
「グルォオオ!!」
「グルルルッ!!」
そして、とどめとばかりに渾身の力を込めて頭突きをかました。
「ガハッ!?」
「グルッ!?」
両者はもつれ合ったまま倒れ込み、ゴットフリートはそのまま動かなくなった。どうやら気絶したらしい。
『ふぅ……なんとかなったみたいね』
「ありがとう。助かったよ」
『礼なんていらないわ。……ただ、1つだけ約束してほしいことがあるんだけど』
「なんだ?」
『これから先もフラウのことを大事にしてあげて。それだけで十分だから』
「ああ、わかった」
俺は力強く答える。それを聞いて満足そうな表情を浮かべたアイシアに、いつの間にか人間の姿になったフラウが近寄った。それに呼応するように、アイシアも人間の姿になる。
「姉様……私、姉様のことを誤解していました。……てっきり私たちのことが嫌いだったのかと」
「そんなわけないじゃない。……確かに最初は印象最悪だったけどさ」
「じゃあどうして……」
「大切な妹を守りたかった。──そんな理由じゃだめ?」
2人は互いに見つめ合って笑った後、抱き合っていた。俺は邪魔をしないように静かにその場を離れる。
アイシアの救援は予想外だったとはいえ、そのお陰でゴットフリートを倒すことができた。だが、肝心の女神にはたどりつけていない。
女神を倒さない限り、俺たちの目的は果たされないのだ。
「…………」
フラウはもう限界だろう。アイシアも先程の戦闘でかなり傷を負っているようにも見える。俺は少しずつ魔力が戻りつつあるとはいえ、この状況で女神と戦えるのか怪しかった。
一度退くか? そう考えた時だった。倒れていたはずのゴットフリートがゆっくりと起き上がったのだ。
「──っ!」
まずいっ! 俺は慌てて身構えるが、フラウたちは違った。2人とも俺の前に立ち塞がり、身構える。
「お前ら!」
「ロイは私が守ります……!」
「ウチだって負けられないのよ……。ここで退いたらウチの存在意義が無くなるから……!」
2人を睨みつけながら、瀕死のゴットフリートは笑った。
「ククク……。まさかこれほどまでとはな……。貴様らの強さを見誤っていたようだ……。しかし、この程度で女神様を倒せると思っておるのか?」
「……」
「……」
フラウは黙ってゴットフリートの言葉に耳を傾けていたが、やがて口を開いた。
「……私は諦めません。必ず女神を倒してみせる……!」
「不遜な輩め。女神様の力の前に屈服するがよい! クククク、フハハハハァッ!!」
ゴットフリートは突然気が狂ったような笑い声を上げると、どこからか大きな水晶玉のようなものを取り出して天に掲げた。
「女神ソフィア様! 我ら敬虔なる下僕に代わって邪龍どもを滅してくだされ!」
すると、空が急に暗くなったかと思うと、上空に大きな魔法陣が浮かび上がる。そして、そこから何かが姿を現した。
「あれは……」
それは人の形をしていた。全身が神々しく輝いており、その金髪からは天使のような羽が生えている。
『──あたしは女神ソフィア。矮小なるものよ、頭を垂れ服従するがいい』
澄んだ美しい声で、そいつは言った。その言葉を聞いただけで、体が震えるような感覚に襲われる。
これが本物の神の威圧感なのか……!?
『今すぐ降伏すれば命だけは助けてやるわ』
「……ふざけんじゃねぇ!!」
俺は叫ぶ。
「何が女神だ!! 偉そうなこと言ってるくせに、やってることは無茶苦茶じゃねえかよ!?」
「そうよ! お前のせいでフラウは邪龍に仕立てあげられて、封印させられたんでしょ!」
「……ロイと姉様の言う通りです。あなたは間違っています。あなたに人間の神を名乗る資格はない!」
3人同時に言い放つと、女神ソフィアは不愉快げに眉根を寄せた。そして、吐き捨てるように呟く。
『愚か者共め……』
「あぁ!?」
『身の程知らずも甚だしい。──あたしは人間に富と力を与えて魔物から守り、対価を受け取っているだけ。その何が悪いというの? むしろ、世界に混沌と破滅をもたらすあんたたちの方がよっぽど危険な存在よ』
「違う……私たちはそんなことを望んではいない……!」
『ならば何故、あたしを倒そうととするの? 人間に祝福を与えているこのあたしを……』
「それは……世界を救うためです! あなたは信じるもののみを救い、歯向かうものは消す。……恐怖で人々を支配しているだけです!」
『そう、それが答えね』
女神ソフィアは冷めた口調でフラウに告げると、再び俺たちに向き直った。
『──ならば容赦しない。消え去りなさい!』
「来るぞ!」
俺は咄嵯に叫んだ。直後、女神ソフィアは手を掲げる。
『──光覇!!』
その瞬間、凄まじい光の奔流が襲ってきた。俺はフラウを抱え込むようにして庇う。
「ぐぅっ!」
激しい痛みに襲われながらも、龍装甲を展開して俺はなんとか耐え忍ぶ。やがて光が収まると、俺は顔を上げた。
「フラウ! アイシア!」
フラウは無事だった。しかし、アイシアの姿がない。俺は慌てて辺りを見回すと、少し離れたところで横たわる彼女の姿が見えた。
「アイシア!」
俺は駆け寄ると、抱き起こす。どうやら気を失っているだけのようだ。俺はほっと胸を撫で下ろす。
「──ロイ、後ろ……!」
「え?」
フラウの声で振り向くと、そこに女神ソフィアがいた。
『ふっ、馬鹿ね。仲間の心配よりも自分の心配をしたら?』
「しま──」
俺は慌てて防御姿勢を取るが、間に合わない。次の瞬間、俺の体は後方に吹き飛ばされていた。
「ロイ!」
「ぐはぁっ!」
俺は背中から壁に激突する。
「かはっ……」
俺は血を吐き出すと、そのままずるりと床に倒れ込んだ。視界の端には、フラウが必死の形相でこちらに向かってくる姿が見える。
だが、もう遅い。俺は死を覚悟した。
54
あなたにおすすめの小説
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
空月そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
追放された荷物持ち、【分解】と【再構築】で万物創造師になる~今更戻ってこいと言われてももう遅い~
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーから「足手まとい」と捨てられた荷物持ちのベルク。しかし、彼が持つ外れスキル【分解】と【再構築】は、万物を意のままに創り変える「神の御業」だった!
覚醒した彼は、虐げられていた聖女ルナを救い、辺境で悠々自適なスローライフを開始する。壊れた伝説の剣を直し、ゴミから最強装備を量産し、やがて彼は世界を救う英雄へ。
一方、彼を捨てた勇者たちは没落の一途を辿り……。
最強の職人が送る、痛快な大逆転&ざまぁファンタジー!
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる