欲にまみれた楽しい冒険者生活

小狸日

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039特訓

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「俺達のパーティとして、魔獣討伐を行いながら連携の練習をしたいと思う。
 俺とレオが前衛、拓は後衛で魔法を使ってサポートだ。」

エチゴの護衛まで、魔獣退治を中心に行動をすることになったのだが、ガラからサポートへ多くの指摘がされる。

「拓、シールドを張るタイミングが早い。もっと近づけないと剣の攻撃が遅れる。」
「拓、攻撃のタイミングが遅い。前衛の攻撃に迷いが生じる。」

たまたま魔法が使えるようになった素人の拓が、ガラとレオの足を引っ張らない様にと食らいついていく。
魔力による精神力強化がされている為か、高い集中力でそれなりの対応は出来ているが目指す目標は未だ先だった。
宿に戻りガラとレオがマッサージをすると、そのまま寝てしまう。

「なぁ、ガラ。随分と厳しいが、拓のサポートなら既にBランク並みじゃないか。」
「まぁ、その位は有るだろうな。個人の魔導士としての能力なら軽くAランクだな。
 レオは、もうAランクの実力は有るぞ。」

レオの実力はガラの特訓も有るが、拓が行う魔力循環の効果が高い。
相手の攻撃を察知する能力が上がり、動きに余裕が出て来た。

「大体、拓は落ち人としてこの世界に来て2ヵ月位なんだろ。
 戦いも魔法もこの世界に来てからだろうし、十分過ぎないか。」
「いや、足らない。拓の実力なら、もっと上を目指せるはずだ。
 俺が魔法の指導が出来れば良かったんだが、こんな事しか教えられないからな。」

レオはガラをベットに押し倒しキスをする。

「本当に過保護だな。俺もパーティメンバーとして上を目指さないとな。」

カッコいいことを言いながらも、股間はテントを張って盛り上がっていた。
ガラが気付いて笑うと、顔を赤らめるレオ。
そのままレオの首に腕を回し引き寄せ、唇を合わせるとお互いの舌を絡める。

「その、このままやりてぇんだが。」
「そうだよな。拓をしごいて疲れさせたとなると、ちょっとな。」

寝息を立てて幸せそうに寝ている拓を見て笑い合い、そのほほを突いて反応を見ると今日は我慢して寝ることにした。

実際に拓に魔法を教えるのは魔導士でも難しい。
この世界の魔導士は大抵1種類の魔法を極めているが、拓はオールマイティーに強力な魔法が使える。
魔導士から教わるには多くの魔導士と知り合った方が良いのだが、2人にはそこまでの人脈はない。
元々、魔導士の存在自体が少なく、この町では銀バラの中級魔導士のニコラとクリスティーヌがトップだろう。
基本的な訓練法や知識は得たので、拓は自分で考えて改善している。
2人には拓が行ていることが凄いのかどうかも分かっていなかったが、魔導士が知れば驚く事だった。
ただ、暇が有れば空を飛ぼうとピョンピョンと飛び跳ねていて、凄い事をしていると思えなくても仕方ない。



昼食の時間になった所で、ガラが今日の特訓は終了とした。

「明日はエチゴさんの護衛冒険者の顔合わせ、明後日は移動だからな。体を休ませた方が良いだろう。
 何かやりたい事は有るか?エッチ以外の事で。」

ガラとレオの体を凝視していた拓は「エッ」と思わず声に出していた。

「未だ昼だぞ。体を休ませるつもりなのに、今からやってたら明日が辛いだろ。」
「だったら、3人でデートをしねぇか。」

レオが笑いながら拓の頭を叩く。
屋台で買い食いをし、露天商を眺めながら3人で歩く。
ただ、それだけなのに楽しく話が弾む。

「フレッシュジュースも売っているのか。せっかくだから飲もう。」

それぞれ好きなフルーツの飲み物を買って、噴水の淵に腰掛けて一口飲む。

「美味いけど・・・2人のジュースも冷たくするから貸して。」
「確かに、冷たい方が美味いな。」
「本当だな。拓が店を開いたら、バカ売れだな。」

始めの頃の魔法では丁度良く冷たく出来ずに、凍らせてしまっていただろう。
拓は自分の魔力操作に満足し、お互いのを飲み比べそれぞれの味を楽しんだ。
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