153 / 586
153偽者
しおりを挟む
「久しぶりだな。」
エチゴと拓が雑談をしているとクリームのメンバーがやって来た。
OZもクリームもエチゴの店には顔を出しているのだが、OZがテント生活を始めてからはすれ違いが続いてた。
「ホワイトジャックの噂を聞いているか。スラム街に仮面を付けて現れた後、偽物が出たらしいぞ。」
ジークの話では、ホワイトジャックを名乗る仮面を付けた白衣の男が現れ裕福層に金を取って治療を行ったが、痛みを麻痺させただけで治療にもなっていなかったらしい。
「で、実際の仮面はどんなのを使っているんだ?」
拓がアイテムボックスから取り出してクリームに見せた。
「センスの良い白い仮面を選んだのね。以前のより、ずっと良いわ。」
「これなら白衣にでも似合いそうね。偽物は黒い仮面を付けていたらしいわよ。」
多分、初めに使っていた魔除けの面が黒っぽいからだろう。
ジェニファーとロビンが褒めるので、拓が白衣と仮面を付けてポーズを取ったのだが
「そのポーズは止めた方が良いと思うわ。」「普通が一番よ。」
受け入れられることは無かった。
「それはともかく、サリナには本物の仮面を教えておいた方が良いな。」
「サリナ姫はホワイトジャックの事を知っているのか?」
「サリナっていうか、勇者3人かな。ホワイトジャックもアンディ・ジョーンズも落ち人だったら分かるよ。
と言うか、上級魔法を使うために思い付きで名乗ったのに意外と俺だってバレないな。
こうなってくると、今更お前だったのかと言われるのは恥ずかしいな。」
全員がその恰好をしてホワイトジャックを名乗り続ける方が恥ずかしいのではないかと思ったが、誰も口にはしなかった。
実際は、恥ずかしいで済む話ではないのだが・・・
「ガラ、レオ、今夜は宿に泊まっても良いかな。城の他にゴルゴさんにも忠告しておこうと思う。」
「分かった。3人分の部屋を取っておくから、一段落したら連絡をしてくれ。」
拓は、先ず登城してサリナ姫と勇者3人と会う事にした。
とりあえず、4人の前で拓はホワイトジャックの格好をしてみせる。
「これがホワイトジャックなのか。俺も何かやってみたいな。」
「白衣に仮面なんて聞いていたから、もっと変なのをイメージしていたわ。」
「ちょっと以外。マジでコスプレも良いかもしれない。」
「だろ。仮面は冒険者パーティを組んでいるガラとレオが用意してくれたんだ。」
とりあえず本物の姿を見せた後で、偽物が出てきた事を話した。
「その話は聞いています。既に何人もの貴族が被害に会っています。」
「本物は金を取って治療を行う事はないと伝えてもらうと言うのは・・・無理ですよね。」
拓としては、今更「ホワイトジャックは実は私です。」と言い出すのは止めておきたい。
サリナは、拓が高位の治癒魔法が使えると分かれば、面倒事に巻き込まれると考えていた。
結局本物のホワイトジャックが騙された貴族を治すしかないという結論になった。
ただ、ホワイトジャックを貴族が放置することは無いだろうと、サリナ姫と勇者3人も立ち合い近づく貴族を牽制を手伝う事にした。
後は、どうやってホワイトジャックを登場させるかだが・・・
エチゴと拓が雑談をしているとクリームのメンバーがやって来た。
OZもクリームもエチゴの店には顔を出しているのだが、OZがテント生活を始めてからはすれ違いが続いてた。
「ホワイトジャックの噂を聞いているか。スラム街に仮面を付けて現れた後、偽物が出たらしいぞ。」
ジークの話では、ホワイトジャックを名乗る仮面を付けた白衣の男が現れ裕福層に金を取って治療を行ったが、痛みを麻痺させただけで治療にもなっていなかったらしい。
「で、実際の仮面はどんなのを使っているんだ?」
拓がアイテムボックスから取り出してクリームに見せた。
「センスの良い白い仮面を選んだのね。以前のより、ずっと良いわ。」
「これなら白衣にでも似合いそうね。偽物は黒い仮面を付けていたらしいわよ。」
多分、初めに使っていた魔除けの面が黒っぽいからだろう。
ジェニファーとロビンが褒めるので、拓が白衣と仮面を付けてポーズを取ったのだが
「そのポーズは止めた方が良いと思うわ。」「普通が一番よ。」
受け入れられることは無かった。
「それはともかく、サリナには本物の仮面を教えておいた方が良いな。」
「サリナ姫はホワイトジャックの事を知っているのか?」
「サリナっていうか、勇者3人かな。ホワイトジャックもアンディ・ジョーンズも落ち人だったら分かるよ。
と言うか、上級魔法を使うために思い付きで名乗ったのに意外と俺だってバレないな。
こうなってくると、今更お前だったのかと言われるのは恥ずかしいな。」
全員がその恰好をしてホワイトジャックを名乗り続ける方が恥ずかしいのではないかと思ったが、誰も口にはしなかった。
実際は、恥ずかしいで済む話ではないのだが・・・
「ガラ、レオ、今夜は宿に泊まっても良いかな。城の他にゴルゴさんにも忠告しておこうと思う。」
「分かった。3人分の部屋を取っておくから、一段落したら連絡をしてくれ。」
拓は、先ず登城してサリナ姫と勇者3人と会う事にした。
とりあえず、4人の前で拓はホワイトジャックの格好をしてみせる。
「これがホワイトジャックなのか。俺も何かやってみたいな。」
「白衣に仮面なんて聞いていたから、もっと変なのをイメージしていたわ。」
「ちょっと以外。マジでコスプレも良いかもしれない。」
「だろ。仮面は冒険者パーティを組んでいるガラとレオが用意してくれたんだ。」
とりあえず本物の姿を見せた後で、偽物が出てきた事を話した。
「その話は聞いています。既に何人もの貴族が被害に会っています。」
「本物は金を取って治療を行う事はないと伝えてもらうと言うのは・・・無理ですよね。」
拓としては、今更「ホワイトジャックは実は私です。」と言い出すのは止めておきたい。
サリナは、拓が高位の治癒魔法が使えると分かれば、面倒事に巻き込まれると考えていた。
結局本物のホワイトジャックが騙された貴族を治すしかないという結論になった。
ただ、ホワイトジャックを貴族が放置することは無いだろうと、サリナ姫と勇者3人も立ち合い近づく貴族を牽制を手伝う事にした。
後は、どうやってホワイトジャックを登場させるかだが・・・
33
あなたにおすすめの小説
黒に染まる
曙なつき
BL
“ライシャ事変”に巻き込まれ、命を落としたとされる美貌の前神官長のルーディス。
その親友の騎士団長ヴェルディは、彼の死後、長い間その死に囚われていた。
事変から一年後、神殿前に、一人の赤子が捨てられていた。
不吉な黒髪に黒い瞳の少年は、ルースと名付けられ、見習い神官として育てられることになった。
※疫病が流行るシーンがあります。時節柄、トラウマがある方はご注意ください。
男だって愛されたい!
朝顔
BL
レオンは雑貨店を営みながら、真面目にひっそりと暮らしていた。
仕事と家のことで忙しく、恋とは無縁の日々を送ってきた。
ある日父に呼び出されて、妹に王立学園への入学の誘いが届いたことを知らされる。
自分には関係のないことだと思ったのに、なぜだか、父に関係あると言われてしまう。
それには、ある事情があった。
そしてその事から、レオンが妹の代わりとなって学園に入学して、しかも貴族の男性を落として、婚約にまで持ちこまないといけないはめに。
父の言うとおりの相手を見つけようとするが、全然対象外の人に振り回されて、困りながらもなぜだか気になってしまい…。
苦労人レオンが、愛と幸せを見つけるために奮闘するお話です。
突然の花嫁宣告を受け溺愛されました
やらぎはら響
BL
暁尚里(あかつきなおり)は赤貧ながらバイト先の黒崎(くろさき)の元で細々と働いていた。
黒崎はアルバナハルという、マナという世界人口の六割が使えるといわれる自然を操る超常能力者を多く輩出している南国の島に憧れていた。
その影響でアルバナハル語を話せる尚里。
ある日お使いを頼まれた本屋で、アルバナハルの軍事総司令官であるルキアージュに出会い、突然自分の花嫁だと告げられる。
さらに彼には今までの前世の記憶があると言われ、うさん臭さを感じる尚里。
他サイトでも発表しています。
【完結】僕は、メタルスライムに転生しちゃった。2
そば太郎
BL
僕は、平凡な男子高校生だったんだ。あの日までは・・・。
気がついたら、森の中にいて、何故かメタルスライムになっていた・・・。
え?
そんな僕が、三白眼のガチムチな冒険者のお嫁さんを手に入れた!さぁ、頑張って、可愛がるぞぉ♡♡♡⬅️今は、ここから少し先に進んだ未来♡♡ぐへへ、赤ちゃん出来ちゃった♡♡もちろん、スライム♡♡
※メタルスライムとは、攻撃が1しか入らず、しかもヒットの確率は限りなく低い。運良く倒すと。経験値が爆上がり!なスライム。しかし、主人公はちょっと特殊みたいで・・・。
⚠️赤ちゃんスライム産みましたし、現在進行形で孕んでいます♡♡
⚠️スライム×ガチムチ冒険者
ムーンさんでも投稿しています。少し題名変えてますけど。
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる