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夕食には、サリナ姫、勇者3人の他に王子2人も同席した。
拓の土産で作った料理に舌包みを打ち、ヘビモスの肉を食べる時は誰しも無言で味わっていた。
何の肉かも分からず量も無いとなると、色々と試すわけにもいかないのは分かるが、拓としては残念だった。
後で、試すならどんな料理を考えるのか聞いてみる事にする。
拓も色々と試してみたが、美味しいのだが面白みが無く困っていた。
食事中の話題は地底湖での魔獣との戦いの話・・・と言うより、水上ボードの話。
「それって、魔導士なら運転できるんですよね。」
「乗ってみたい。」
「拓さんお願い。」
勇者3人が乗りたいと言ってくる。王子や姫も乗りたそうにするが、口に出す事はしない。
「今は寒いから夏になってからだよね。
一応、図面と実物は渡してあるから魔導士用と魔力の無い人用の両方を作れるよ。」
「良いの?ありがとう。」
拓の言葉に反応したのは、サリナ姫。
直ぐに国王が咳ばらいをしてサリナ姫を落ち着かせると
「拓殿、あの図面を使わせてもらって良いのか?」
「その程度なら問題ないです。魔道具は作ってもらわないといけませんが。」
「では魔導士用を3台と魔力の無い人用を4台作ることにしよう。」
・・・魔力の無い人用とは国王の分も入っているのだろうか?
デザートが出て来た所で拓が勇者3人にダンスレッスンについて聞いて見ると、
「ダンスって良いですよ。拓さんも楽しまないと。」
浩司が嬉しそうに話す。これは、ダンスが良いと言う顔ではない。
「由美ちゃんと里香ちゃんはどう?」
「楽しいですよ。今度、ドレスを作るんです。何色にしようかと楽しみで。」
「だよね。お姫様になった感じ。拓さんのお陰だよ。ありがとう。」
ダンスと言うより、ドレスと舞踏会そのものに憧れている感じだ。
女の子には憧れるシチュエーションなのだろう。
3人が喜んでくれるのなら拓としても休憩所を作った甲斐が有ったと思うが、自分の首は締まる。
女性でなく男に抱き付けるのなら気力もでるのだが・・・頑張るしかないか。
拓は何時も通り寄宿舎で寝泊まりさせてもらうのだが、その前にルドルフ料理長の元を寄らせてもらう。
「今日の料理はどうだった?」
「とても美味しかったです。所であの特別な肉なのですが、ステーキ以外の調理法は考えましたか?」
拓が聞くと、ルドルフ料理長は幾つか考えていた料理を上げてくれた。
但し、普通に肉が手に入らないので、試すわけにはいかないみたいだ。
「残りが少し有るので、作ってもらう訳にはいかないでしょうか?」
「・・・料理人の分まで用意してくれたんだ。その位は対応させてもらうぞ。」
「では、3種類作ってもらっても良いでしょうか?
食事をした後のなので、私とオリバー隊長、ルドルフ料理長とで分けて食べる感じでどうですか。」
オリバー隊長とルドルフ料理長は自分も食べて良いのかと驚いたが、ルドルフ料理長は肉を受け取ると直ぐに調理に取り掛かってくれた。
拓は調理する所も見せてもらい、出来上がった料理はアイテムボックスに保管し出来たてを保持していた。
見た目も美しい3種類の料理を食べてみると、どれも本当に美味しかった。
ヘビモスの肉を普通の料理に使うと、肉の旨味が勝ってしまい食材を合わせるのが難かったが、3品とも絶妙なバランスの味だった。
「拓殿、この肉はもう手に入らないのか?」
「それは、何とも言えません。機会が有って手に入るようなら、また持ってきます。」
ルドルフ料理長に礼を言って、調理場を後にした。
「拓殿、私にまで料理を食べさせて頂きありがとうございます。」
「喜んでくれたのなら良かったです。やはり、ルドルフ料理長の料理は素晴らしいですね。」
ルドルフ料理長のレシピを書き留めた用紙を見て、拓は満足そうにしていた。
拓の土産で作った料理に舌包みを打ち、ヘビモスの肉を食べる時は誰しも無言で味わっていた。
何の肉かも分からず量も無いとなると、色々と試すわけにもいかないのは分かるが、拓としては残念だった。
後で、試すならどんな料理を考えるのか聞いてみる事にする。
拓も色々と試してみたが、美味しいのだが面白みが無く困っていた。
食事中の話題は地底湖での魔獣との戦いの話・・・と言うより、水上ボードの話。
「それって、魔導士なら運転できるんですよね。」
「乗ってみたい。」
「拓さんお願い。」
勇者3人が乗りたいと言ってくる。王子や姫も乗りたそうにするが、口に出す事はしない。
「今は寒いから夏になってからだよね。
一応、図面と実物は渡してあるから魔導士用と魔力の無い人用の両方を作れるよ。」
「良いの?ありがとう。」
拓の言葉に反応したのは、サリナ姫。
直ぐに国王が咳ばらいをしてサリナ姫を落ち着かせると
「拓殿、あの図面を使わせてもらって良いのか?」
「その程度なら問題ないです。魔道具は作ってもらわないといけませんが。」
「では魔導士用を3台と魔力の無い人用を4台作ることにしよう。」
・・・魔力の無い人用とは国王の分も入っているのだろうか?
デザートが出て来た所で拓が勇者3人にダンスレッスンについて聞いて見ると、
「ダンスって良いですよ。拓さんも楽しまないと。」
浩司が嬉しそうに話す。これは、ダンスが良いと言う顔ではない。
「由美ちゃんと里香ちゃんはどう?」
「楽しいですよ。今度、ドレスを作るんです。何色にしようかと楽しみで。」
「だよね。お姫様になった感じ。拓さんのお陰だよ。ありがとう。」
ダンスと言うより、ドレスと舞踏会そのものに憧れている感じだ。
女の子には憧れるシチュエーションなのだろう。
3人が喜んでくれるのなら拓としても休憩所を作った甲斐が有ったと思うが、自分の首は締まる。
女性でなく男に抱き付けるのなら気力もでるのだが・・・頑張るしかないか。
拓は何時も通り寄宿舎で寝泊まりさせてもらうのだが、その前にルドルフ料理長の元を寄らせてもらう。
「今日の料理はどうだった?」
「とても美味しかったです。所であの特別な肉なのですが、ステーキ以外の調理法は考えましたか?」
拓が聞くと、ルドルフ料理長は幾つか考えていた料理を上げてくれた。
但し、普通に肉が手に入らないので、試すわけにはいかないみたいだ。
「残りが少し有るので、作ってもらう訳にはいかないでしょうか?」
「・・・料理人の分まで用意してくれたんだ。その位は対応させてもらうぞ。」
「では、3種類作ってもらっても良いでしょうか?
食事をした後のなので、私とオリバー隊長、ルドルフ料理長とで分けて食べる感じでどうですか。」
オリバー隊長とルドルフ料理長は自分も食べて良いのかと驚いたが、ルドルフ料理長は肉を受け取ると直ぐに調理に取り掛かってくれた。
拓は調理する所も見せてもらい、出来上がった料理はアイテムボックスに保管し出来たてを保持していた。
見た目も美しい3種類の料理を食べてみると、どれも本当に美味しかった。
ヘビモスの肉を普通の料理に使うと、肉の旨味が勝ってしまい食材を合わせるのが難かったが、3品とも絶妙なバランスの味だった。
「拓殿、この肉はもう手に入らないのか?」
「それは、何とも言えません。機会が有って手に入るようなら、また持ってきます。」
ルドルフ料理長に礼を言って、調理場を後にした。
「拓殿、私にまで料理を食べさせて頂きありがとうございます。」
「喜んでくれたのなら良かったです。やはり、ルドルフ料理長の料理は素晴らしいですね。」
ルドルフ料理長のレシピを書き留めた用紙を見て、拓は満足そうにしていた。
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