370 / 586
370ダンス
しおりを挟む
会場は煌びやかだった。
国王、王族、勇者が入場すると大きな拍手で迎えられ、その後、拓とカーラが現れると更に大きな拍手が起きていた。
国王の挨拶が終わり、王子、勇者、拓、カーラが広間の中央へと進む。
拓の視界に心配そうなサリバン先生の姿が入っていた。
拓が自分に強化魔法を使うと、音楽が流れる。
無事に最後まで踊り終え、拓は内心ガッツポーズをして喜びながらカーラに向かい胸に手を当てお辞儀をする。
次に、今回初めて参加される貴族の女性が踊り始めるのだが
「本当は、私もこのタイミングで踊る予定でした。
正直、王族の方々と初めに踊らせて頂けるなんて信じられない体験です。
拓様、本当にありがとうございます。」
拓はカーラが未だ19歳だと言う事を忘れていた。
「では、次は初めて参加される女性として踊りましょうか。」
拓はカーラの手を引きフロアに出ると、もう一曲踊り始めた。
その後は、踊りたい方々が自由に参加できるようになっているのだが、
拓とカーラはフロアを外れ、サリバン先生に挨拶をすることに。
「サリバン先生、如何でしたでしょうか。」
「拓様、本当に素晴らしいダンスでした。良くぞここまで・・・おめでとうございます。」
「サリバン先生の指導のお陰です。今度、改めてお礼をさせてください。」
カーラはダンスの指導をして頂いた先生だと紹介されたが、少し涙目になるサリバン先生の姿と2人の会話の内容が理解できないでいた。
ダンスをしただけなのに、何故 涙目に?
その後はカーラが知り合いにダンスを申し込まれ拓から離れると、女性達がダンスの相手にと拓に声を掛けてくる。しかし、
「私はダリウス殿の代理としてカーラさんをエスコートしていますので、離れる訳にはいきません。」
全て断っていた。すると女性陣は次の獲物を求めて狩りを続ける。
親族にエスコートされて参加した女性や、エスコートする相手が居なく1人で参加した男性も多く
そういう人にとっては婚活パーティ会場になっていた。
その後、拓はカーラを何度かダンスをして、無事に舞踏会は終了。
拓はカーラを馬車に乗せると宿に向かう。
「カーラさん、今日は楽しめましたか?」
「とても楽しかったです。今日はありがとうございました。」
「それは良かったです。来年はダリウスさんと出席ですね。」
少しほほを染めるカーラを、可愛らしいと思う拓。
カーラを無事にダリウスの下へと送り届け、馬車をエチゴ屋に返し全てを終えることが出来た。
その日の夜は、他の貴族達が泊っている様な宿に宿泊する事にしたのだが
「拓様のお陰で、王都にも活気が出てきました。
こちらは、サービスでございます。ゆっくりとお寛ぎ下さい。」
部屋に案内されると、支配人が自ら挨拶をしワインや軽食が用意され、部屋に設置された魔道具から静かな音楽が流れる。
「ありがとうございます。丁度軽く食べたいと思っていました。」
拓が礼を言うと、支配人は部屋を後にした。
「なぁ、ガラ、レオ。軽く食べる前に踊ってみないか?」
部屋に流れる音楽に合わせて、拓はガラとレオとダンスを楽しんだ。
国王、王族、勇者が入場すると大きな拍手で迎えられ、その後、拓とカーラが現れると更に大きな拍手が起きていた。
国王の挨拶が終わり、王子、勇者、拓、カーラが広間の中央へと進む。
拓の視界に心配そうなサリバン先生の姿が入っていた。
拓が自分に強化魔法を使うと、音楽が流れる。
無事に最後まで踊り終え、拓は内心ガッツポーズをして喜びながらカーラに向かい胸に手を当てお辞儀をする。
次に、今回初めて参加される貴族の女性が踊り始めるのだが
「本当は、私もこのタイミングで踊る予定でした。
正直、王族の方々と初めに踊らせて頂けるなんて信じられない体験です。
拓様、本当にありがとうございます。」
拓はカーラが未だ19歳だと言う事を忘れていた。
「では、次は初めて参加される女性として踊りましょうか。」
拓はカーラの手を引きフロアに出ると、もう一曲踊り始めた。
その後は、踊りたい方々が自由に参加できるようになっているのだが、
拓とカーラはフロアを外れ、サリバン先生に挨拶をすることに。
「サリバン先生、如何でしたでしょうか。」
「拓様、本当に素晴らしいダンスでした。良くぞここまで・・・おめでとうございます。」
「サリバン先生の指導のお陰です。今度、改めてお礼をさせてください。」
カーラはダンスの指導をして頂いた先生だと紹介されたが、少し涙目になるサリバン先生の姿と2人の会話の内容が理解できないでいた。
ダンスをしただけなのに、何故 涙目に?
その後はカーラが知り合いにダンスを申し込まれ拓から離れると、女性達がダンスの相手にと拓に声を掛けてくる。しかし、
「私はダリウス殿の代理としてカーラさんをエスコートしていますので、離れる訳にはいきません。」
全て断っていた。すると女性陣は次の獲物を求めて狩りを続ける。
親族にエスコートされて参加した女性や、エスコートする相手が居なく1人で参加した男性も多く
そういう人にとっては婚活パーティ会場になっていた。
その後、拓はカーラを何度かダンスをして、無事に舞踏会は終了。
拓はカーラを馬車に乗せると宿に向かう。
「カーラさん、今日は楽しめましたか?」
「とても楽しかったです。今日はありがとうございました。」
「それは良かったです。来年はダリウスさんと出席ですね。」
少しほほを染めるカーラを、可愛らしいと思う拓。
カーラを無事にダリウスの下へと送り届け、馬車をエチゴ屋に返し全てを終えることが出来た。
その日の夜は、他の貴族達が泊っている様な宿に宿泊する事にしたのだが
「拓様のお陰で、王都にも活気が出てきました。
こちらは、サービスでございます。ゆっくりとお寛ぎ下さい。」
部屋に案内されると、支配人が自ら挨拶をしワインや軽食が用意され、部屋に設置された魔道具から静かな音楽が流れる。
「ありがとうございます。丁度軽く食べたいと思っていました。」
拓が礼を言うと、支配人は部屋を後にした。
「なぁ、ガラ、レオ。軽く食べる前に踊ってみないか?」
部屋に流れる音楽に合わせて、拓はガラとレオとダンスを楽しんだ。
33
あなたにおすすめの小説
男だって愛されたい!
朝顔
BL
レオンは雑貨店を営みながら、真面目にひっそりと暮らしていた。
仕事と家のことで忙しく、恋とは無縁の日々を送ってきた。
ある日父に呼び出されて、妹に王立学園への入学の誘いが届いたことを知らされる。
自分には関係のないことだと思ったのに、なぜだか、父に関係あると言われてしまう。
それには、ある事情があった。
そしてその事から、レオンが妹の代わりとなって学園に入学して、しかも貴族の男性を落として、婚約にまで持ちこまないといけないはめに。
父の言うとおりの相手を見つけようとするが、全然対象外の人に振り回されて、困りながらもなぜだか気になってしまい…。
苦労人レオンが、愛と幸せを見つけるために奮闘するお話です。
黒に染まる
曙なつき
BL
“ライシャ事変”に巻き込まれ、命を落としたとされる美貌の前神官長のルーディス。
その親友の騎士団長ヴェルディは、彼の死後、長い間その死に囚われていた。
事変から一年後、神殿前に、一人の赤子が捨てられていた。
不吉な黒髪に黒い瞳の少年は、ルースと名付けられ、見習い神官として育てられることになった。
※疫病が流行るシーンがあります。時節柄、トラウマがある方はご注意ください。
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
【完結】自称ヒロイン役を完遂した王家の影ですが、断罪パーティーをクリアした後に王太子がぐいぐい来ます。
竜鳴躍
BL
優秀過ぎる王太子×王家の影(失業)。
白い肌に黒髪黒瞳。小柄な体格で――そして両性具有。不出来な体ゆえ実の親に捨てられ、現在はその容姿を含め能力を買われて王家の影をしていたスノウ=ホワイト。男爵令嬢として王太子にハニトラを仕掛け、婚約者を悪役令嬢に仕向けて王太子への最終試験をしていたのだが、王太子は見事その試練を乗り越えた。これでお役御免。学園を退学して通常勤務に戻ろう――――――。
そう思っていたのに、婚約者と婚約解消した王太子がぐいぐい来ます!
王太子が身バレさせたせいで王家の影としてやっていけなくなり、『男子生徒』として学園に通うスノウとそんなスノウを妃にしたくてつきまとう王太子ジョエルの物語。
☆本編終了後にいちゃいちゃと別カップル話続きます。
☆エンディングはお兄ちゃんのおまけ+2ルートです。
侯爵様の愛人ですが、その息子にも愛されてます
muku
BL
魔術師フィアリスは、地底の迷宮から湧き続ける魔物を倒す使命を担っているリトスロード侯爵家に雇われている。
仕事は魔物の駆除と、侯爵家三男エヴァンの家庭教師。
成人したエヴァンから突然恋心を告げられたフィアリスは、大いに戸惑うことになる。
何故ならフィアリスは、エヴァンの父とただならぬ関係にあったのだった。
汚れた自分には愛される価値がないと思いこむ美しい魔術師の青年と、そんな師を一心に愛し続ける弟子の物語。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる