欲にまみれた楽しい冒険者生活

小狸日

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406サブの惚気

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拓は王都に戻って来ると、直ぐにワンガ達の様子を確認しに行くと、ゴルゴとサブ、金狼がワンガの仲間の冒険者と訓練をしていた。
ワンガの呪いも完全に解け、ゴルゴやサブ、金狼達にも指導を行っている。
拓は少し離れてその様子を眺めていると、一休みしようとサブが拓の所へやって来た。

「開拓地はどうだった?」
「もう、問題ないみたい。もう、国の補助は必要ないんじゃないかな」
「安心できたか?」
「まあね。久しぶりにゆっくりと過ごせたよ。所で、ゴルゴさん達は何をしているの?」
「俺達にもクロイツ公爵から指名依頼が来てな。合同で魔獣の動向調査を行う事になったんだ。
 それで、動きの確認を行っていた。」

サブが「どうだ、すげぇだろ。」と胸を張って説明する。
ゴルゴとサブは実力も有るが、クロイツ公爵はサブの事を気に入っているので拓も納得の依頼だと思っていた。
そして、金狼はバラキエ公爵から開拓地の護衛の指名依頼を受けていた。
ジャイア子爵、ポップ子爵、ピスタ子爵の開拓地の方が安全に魔獣退治が出来る為、バラキエ公爵の開拓地の方に行く冒険者は少ない。

「金狼にも依頼か・・・」

拓には回りの人間が自分の影響で貴族と関わるのが良いのか判断付かなかった。

「ワンガさんがゴルゴさんまで指導を行っているんだ。」
「ワンガの兄貴の実力は頭一つ抜きん出ているからな。それなのに拓は決闘で勝っちまうんだから、スゲーよな。」

サブが拓を尊敬する眼差しで見るので、拓は何となく無頭痒くなり話題を変える。

「ちなみに、ワンガさんとのあっちの方の関係は続いているのか?」
「そうか、気になるか。拓ならそうだろうな。」

サブは思い出しているのか顔がニヤついている。
拓はその顔を見るだけで、3人の関係が続いているのかと思ったら

「ワンガの兄貴とはやっていない。
 兄貴と俺の夫婦の間にこれ以上は居られねぇってよ。
 兄貴と俺が夫婦だぞ。 
 ワンガの兄貴に言われて、最近は新婚生活みたいなんだ・・・覗きに来るなよ。」

拓の想像とは違うがサブは本当に幸せみたいだ。
拓は精力剤を渡そうとしたが、断られた。

「いや、最近の兄貴は激しくて、そんなものを使ったら俺の身体が持たない・・・覗きに来るなよ。」

サブのこの逞しい身体が持たないなんて、どれだけの事をしているのだろうか?
ここまで「覗きに来るなよ」と言うのは、拓に覗きに来て欲しいのだろう。
ゴルゴとサブの楽しい性生活の興奮剤になるのなら、拓としては行かないという選択肢は無かった。


特訓は少し早く終わりにし、今夜は拓を迎えて皆で飲みに行く事に。
拓はブルネリ公爵に今夜は遅くなるので、屋敷に戻らない事を伝える。
サブの期待を裏切るわけにはいかない。スラム街にテントを張るとしても今夜は徹夜になるかも知れないと期待を込めて・・・

ワンガ達冒険者の表情は明るく、楽しく飲んだ後 

「拓殿、もう少し話をしても良いだろうか?」

ワンガに誘われ2人で別の飲み屋へ移動すると、ワンガが深々と頭を下げた。

「拓殿、本当にありがとうございました。お陰で、この国で冒険者を続けていけそうだ。」
「それは良かった。何とか丸く収まったのかな。
 ブルネリ公爵とクロイツ公爵に礼を言っておかないといけませんね。
 ただ、何故バラキエ公爵が依頼をして来たのか分からないです。」
「依頼の内容に問題は無い。安心してくれ、しっかりと仕事をやり遂げて見せる。」

そして、少し間が有った後

「これだけの恩を返す事は出来ないが、良ければこの体を自由にして欲しい。」

ワンガが拓に提案してきた。
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