異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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074世代ギャップ

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テントの準備を終えると、浩司は今回の訓練で新しい攻撃パターンを考えると言うので

「浩司、ジェットストリームアタックをやろうよ。」
「???」

俺の提案は通じなかった。あの有名なアニメの攻撃を知らないとは・・・世代ギャップか。
夕方になっても話し込んでいるので、今夜の食事は俺が担当する。
ハンスさんとダニエルさんに手伝ってもらい、
今夜はピーグの肉と玉葱を甘辛に煮込んだピーグ丼をメインにポテトサラダと汁物を付けてみた。
しかし10人分の分量を間違えた様で、どう見ても作り過ぎた。
残っても、明日の朝食に食べれば良いだけだが。

「「いただきます」」

昨日から、浩司と俺がする仕草を気になったアークのメンバーに
他の生命の命を頂くこと、料理を作ってくれた人への感謝の気持ちを込めている
と説明したら、自然に全員が真似る様になった。
俺の料理もなかなか好評の様で、皆がガツガツと食べて行く。
皆の美味しそうに食べる姿を見ると本当に嬉しくなる。
味付けは問題ない様で、安心して俺も食事を頂くことにする。
今日は、練習試合でハードに動き、普段より腹が空いている。

「今日も元気だご飯が美味い。お代わり、お代わり」

ご飯を盛ろうと鍋の蓋を開ける・・・
牛肉の入った鍋の蓋を開ける・・・
ポテトサラダが入った容器の蓋を開ける・・・

「無い、ご飯も肉も、ポテトサラダも何も無い。」

思わず声を上げ後ろを振り返ると、マッチョ軍団が視線を外した。
作り過ぎと思っていたが、こいつら全部食べつくした。
マッチョ軍団に呆れていると

「拓殿もお代わりすると思い、取り分けておきました。」

ハンスさんとダニエルさんがピーグ丼とポテトサラダを渡してくれた。
その笑顔の後ろに後光が見える。
この2人、絶対に良い奥さんになれる。
アークって、この2人のお陰で成り立っているんじゃないだろうか。

食事の後は、また新しい攻撃パターンの検討会だ。
実際に試して調整を行う必要があるが、なかなか良い案が出来たと思う。
もう少し案を練りたいと言うが、俺は眠気に勝てず先に寝ることにした。


******(ロウガ)

夜間の警備をしながら今日の試合について考えていた。
OZは本当に低ランク冒険者のパーティーなのか?
前衛2人の息を合った攻撃と動きの無駄の無さ
初戦から、俺とアクセルの2段攻撃をかわす感知力。
それに後衛からの魔法攻撃。こちらの魔法攻撃が一切通じなかった。
拓殿だけでなく、浩司殿もあれだけの魔法を使っていながら全く疲れていない。
浩司殿の剣技は粗削りだが、最後のアクセルの剣を弾くとは筋は良い。
そして、拓殿が行った最後の気配遮断、一撃を喰らうまで気付かなかった。
剣術は全くの素人だが、暗殺者としての素質も有りそうだ。

「ロウガさん、対戦してみてOZの実力は如何でしたか。」

ニックさんが聞いて来た。

「見ての通りですよ。3試合目なんて俺達の完全な敗北です。
 あれで、対人は初めてと言うから恐ろしい。ギルドのランクなんて当てになりませんね。」
「確かにそうですね。特に浩司殿や拓殿はランクに興味が無いみたいですし、獣人はCランクにはなれない。
 今日の試合で考える事も多かったみたいで、さっそく新しい攻撃方法を考えていましたよ。」
「我々はもっと力を付けなければ、彼等の盾になるどころか、足手まといになってしまいますね。」
「皆さんが武としての盾を目指すなら、私は文としての盾を目指しますか。
 OZの皆さんはあまりにも自分の力を理解していないですから。」

その後は、町についたらどの様な家に住みたいのか等の話をしてテントに戻っていった。
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