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114生意気
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エチゴ屋を出た所で、店の方に呼び止められた。
「OZの皆さん、少し時間を宜しいでしょうか。エチゴの甥のティムと申します。」
「何の用でしょうか」
「出来れば、叔父のエチゴを皆さんの旅に連れて行ってくれないでしょうか。」
思わず、お互いの顔を見てしまった。
「叔父は、私の為に旅を諦めてしまいました。
本当は冒険者として旅を続けたかったのにも関わらず。
お願いです。叔父を一緒に連れて行ってくれないでしょうか。」
ティムさんって、奇麗なオーラをしている。
本気でエチゴさんの事を思っているんだろうな。
「ティム、何をしている。」
エチゴさんがティムさんを店の中に引き戻すと
「ティムが余計な事を言いまして、ご迷惑をおかけしました。」
「あの、エチゴさんは旅をしたくないですか。」
「拓さん、今の私は店を守っています。従業員も大勢います。
もう、身勝手な事が出来る立場ではありません。」
そう言って、エチゴさんは店に戻って行った。
家に戻っても、エチゴさんとティムの事が頭から離れない。
「拓ちゃん、エチゴさんの事が気になるか。」
「まあね。俺が40才の時って、立場とか気にした事が無かったんだ。
もちろん、エチゴさんは社長だから平で独身の俺とは比べようが無いし
この世界では気軽に旅をする訳にもいかないけどね。」
「本当は旅に行きたいと思っているんだろうな。そのバッグは3人の分か。」
「まぁ、一応・・・使わなくても、皆の予備として持っておいても良いしね。」
そんな事を言う浩司も、7人でのパーティ戦を検討し始めているのを知っている。
ガラやレオもエチゴさん達が入っても良いように色々と考えている。
「そうだ、新しい魔道具を作り上げたから浩司にパーティ戦を色々考えて欲しいんだ。ガラとレオは居間?」
「忘れてた。レオがお茶の用意が出来たって。」
「浩司、遅いぞ。イチャイチャしてたのか。」
ガラがニヤニヤしながら突っ込んでくる。
「ほら、2人とも席についた。お茶の準備も出来てるぞ。拓ちゃんは何を作ってたんだ。」
「そうそう、これを渡しておくね。レオ用に作ったから使ってみて。」
思った通りギャーギャー騒ぎ始めたが無理やり渡すことにした。
******(エチゴ)
「伯父さん、冒険を続けて下さい。もう、店を足枷にする必要はありません。」
「ティム、店や従業員、店に来るお客様はどうするつもりだ。」
「私なら大丈夫です。店の者も手伝ってくれます。
皆、伯父さんに鍛えられ、育てられてきた者達ばかりです。
獣人への偏見のない店としてやっていけます。」
「未だ早い、お前達だけでやっていけるほど甘くはない。
まだまだ偏見をもっている人間も多い。先頭に立つというのは命がけになる。」
「分かっています。ですから、私も店に命をかけると言っています。」
ティムの真剣な視線を受けたが、この話は一旦終わりにした。
この後の1週間は仕事に力が入らなかった。
私がこんな状態でも、皆は問題なく仕事をこなしている。
「店に命をかけるとはティムの奴も生意気に事を言うようになった。
本当に私の役目は終わったのかも知れないな。」
何時もの店でダリウスとアルを前に酒を飲んでいる。
「任せると言っても、エチゴさんが居なくなってはまだまだ困ると思いますよ。」
「そうですよ。辞めるんじゃなく、相談役が丁度良いのでは。」
そんな話をしている所にOZの皆さんがやってきた。
あからさまなタイミングにダリウスとアルを見ると視線を逸らす。
OZの皆さんは旅の話をする訳でもなく、新しい料理の話で盛り上がり
今度、料理を御馳走してもらう事になった。
「OZの皆さん、少し時間を宜しいでしょうか。エチゴの甥のティムと申します。」
「何の用でしょうか」
「出来れば、叔父のエチゴを皆さんの旅に連れて行ってくれないでしょうか。」
思わず、お互いの顔を見てしまった。
「叔父は、私の為に旅を諦めてしまいました。
本当は冒険者として旅を続けたかったのにも関わらず。
お願いです。叔父を一緒に連れて行ってくれないでしょうか。」
ティムさんって、奇麗なオーラをしている。
本気でエチゴさんの事を思っているんだろうな。
「ティム、何をしている。」
エチゴさんがティムさんを店の中に引き戻すと
「ティムが余計な事を言いまして、ご迷惑をおかけしました。」
「あの、エチゴさんは旅をしたくないですか。」
「拓さん、今の私は店を守っています。従業員も大勢います。
もう、身勝手な事が出来る立場ではありません。」
そう言って、エチゴさんは店に戻って行った。
家に戻っても、エチゴさんとティムの事が頭から離れない。
「拓ちゃん、エチゴさんの事が気になるか。」
「まあね。俺が40才の時って、立場とか気にした事が無かったんだ。
もちろん、エチゴさんは社長だから平で独身の俺とは比べようが無いし
この世界では気軽に旅をする訳にもいかないけどね。」
「本当は旅に行きたいと思っているんだろうな。そのバッグは3人の分か。」
「まぁ、一応・・・使わなくても、皆の予備として持っておいても良いしね。」
そんな事を言う浩司も、7人でのパーティ戦を検討し始めているのを知っている。
ガラやレオもエチゴさん達が入っても良いように色々と考えている。
「そうだ、新しい魔道具を作り上げたから浩司にパーティ戦を色々考えて欲しいんだ。ガラとレオは居間?」
「忘れてた。レオがお茶の用意が出来たって。」
「浩司、遅いぞ。イチャイチャしてたのか。」
ガラがニヤニヤしながら突っ込んでくる。
「ほら、2人とも席についた。お茶の準備も出来てるぞ。拓ちゃんは何を作ってたんだ。」
「そうそう、これを渡しておくね。レオ用に作ったから使ってみて。」
思った通りギャーギャー騒ぎ始めたが無理やり渡すことにした。
******(エチゴ)
「伯父さん、冒険を続けて下さい。もう、店を足枷にする必要はありません。」
「ティム、店や従業員、店に来るお客様はどうするつもりだ。」
「私なら大丈夫です。店の者も手伝ってくれます。
皆、伯父さんに鍛えられ、育てられてきた者達ばかりです。
獣人への偏見のない店としてやっていけます。」
「未だ早い、お前達だけでやっていけるほど甘くはない。
まだまだ偏見をもっている人間も多い。先頭に立つというのは命がけになる。」
「分かっています。ですから、私も店に命をかけると言っています。」
ティムの真剣な視線を受けたが、この話は一旦終わりにした。
この後の1週間は仕事に力が入らなかった。
私がこんな状態でも、皆は問題なく仕事をこなしている。
「店に命をかけるとはティムの奴も生意気に事を言うようになった。
本当に私の役目は終わったのかも知れないな。」
何時もの店でダリウスとアルを前に酒を飲んでいる。
「任せると言っても、エチゴさんが居なくなってはまだまだ困ると思いますよ。」
「そうですよ。辞めるんじゃなく、相談役が丁度良いのでは。」
そんな話をしている所にOZの皆さんがやってきた。
あからさまなタイミングにダリウスとアルを見ると視線を逸らす。
OZの皆さんは旅の話をする訳でもなく、新しい料理の話で盛り上がり
今度、料理を御馳走してもらう事になった。
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