異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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157お祝い1

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今日の料理のメインは散らし寿司。やはりお祝い事にはこれが一番だ。
アークのハンスさんとダニエルさんも料理作りを手伝ってくれ、考えつくものを色々と用意してみた。
それとは別に浩司とガラが何かこっそり作り上げていたみたいだが、秘密だそうだ。
エチゴさんとアルも色々と料理を持ってきてくれ、他の人達も大量にお酒を持ってきてくれている。
しかし、お互いに話を通してなく、30人も居ないパーティなのに50人分はあろうかという大量の食事とお酒がテーブルに乗っている。

皆にお祝いを言われて、嬉しそうなレオ。
落ち着いた所で、改めてレオにお祝いの言葉を伝えたかったのだが…
ガラとアルが張り付いて飲みまくり近寄りがたい雰囲気になっていた。
ガラは長年連れ添った相棒として、アルは同じ獣人として本当に嬉しいみたいだ。
レオも2人の気持ちが分かってか、なすがままになっている。
他の人達も、3人での語らいを邪魔しない様に気を使っているみたいだ。

アークとクリームのメンバーはブルネリ公爵領で仲良くなったみたいで、話が盛り上がっていた。
クリームの女性陣、ロビンさんとジェニファーさんはエチゴさんやオリバーさんと楽しそうに話している。
この2人ってバラン将軍の時といい、もしかして中年オヤジ好き?
確かに2人はタイプは違うが、落ち着いていて、大人の貫禄と色気が有ると思うがどうなのだろう。
エチゴさんとオリバーさんは楽しそうに話してはいるが、娘を相手にしているようにしか感じられない。

少し落ち着いた所で、浩司がガラに声を掛けてコソコソと居間を出て行った。
2人が居間の入口の前に来た所で、指示されたように部屋の明かりを闇で覆い、少しづつ暗くしていく。
部屋の中が静かになった所で、俺が特別司会者

「皆さん、今回の出版のお祝いに、ガラと浩司が特別に準備したモノが有ります。
 レオは前に出て来てもらえる。」

レオに、挨拶をした場所に立ってもらうと

「では、どうぞ。」

入口が開けて、入ってきた2人に光が当たる様に調整する。
1辺が1mは有る箱をワゴンに乗せて運んでいる。デザートだとは思うけど何を作ったんだ。
レオを前まで運び、2人で箱の蓋をとる。

「「「お~~」」」

現れたのは色々な果物が乗った巨大なケーキだった。
中央には「レオ、料理本の出版オメデトウ!」との大きな文字。
浩司が俺に向かってウィンクをして親指を立ててきた。
レオが礼を言うと、照れ隠しかガラが赤い顔でレオの肩をバシバシと叩いている。
そんな中、クリームのメンバーが固まっていた。

「浩司さん、ガラさん、それって生クリームのケーキなの。」

ジェニファーさんが、おそるおそる聞いている。

「そうだ。後で皆に分けるんで楽しみにしててくれ。」

ガラの言葉を聞いてクリームのメンバーから歓声が。

「お前ら、ここはレオの祝いの場だぞ。落ち着け。」

リーダのジークさんが静かにさせたものの、言葉が嬉しそうな顔と合っていない。
他のメンバーは、この家でショートケーキを食べているので大きさに驚くだけだが、この人達って生クリームのケーキを腹一杯食べたくて、クリームというパーティー名にしたんだっけ。

「生クリームのケーキが食べれるなんて本当に運が良いわ。人生2度目の体験よ。」

「本当にそうね。こんなに美味しい食事だけでも凄いのに、生クリームのケーキが付くなんて夢のようよ。」

「夢なら覚めないで欲しいわ。」

声は小さくなったが、ロビンさんとジェニファーさんの盛り上がりは治まらない。
クリームの男性陣は無言だが、ケーキから目が離せないでいた。
ジークさんなんて傷のある厳つい顔で睨むように見ている姿は、視線の先がケーキとは思えない。
他にも、オリバーさんも目が離せないみたいだ。
そいえば、オリバーさんはバラン将軍の部下で国に属しているのに、何故ブルネリ公爵の使いをしているのだろう?
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