357 / 761
357新たなる目的地
しおりを挟む
2000年前、ムハンマの神殿にやってくる前の2人の事は何も知らなかった。
ただ、それぞれ酷い環境で生き抜いてきたのか、2人ともボロボロの状態だったらしい。
来る前の話も、一切せず、2人に従う人も無かった。
神殿の治安部隊で活動していたムーサーが、アブラム個人の専属護衛となった理由も分からない。
全てが始まりし場所については、以前に知らない事を確認したので、代わりに地図を見ながらリッチの知らない遺跡に印を付けてみた。
結構な数が上がったが、南の大森林の方に多くある。
大森林には『ガイア』という町の名前が記述されている。
「やはり、ガイアなのかな。
天地見聞録に書かれた『ガイアの門』『全てが始まりし場所』
大森林が怪しいよね。」
ただ、2000年前から大森林は凶暴な魔獣が居て、人が決して近付ける場所では無かったらしい。
そんな所に勇者達やアブラム、ムーサーが行ったとは考えにくい。
「安全に通れる道が有るんじゃないか。
地下道とか、魔獣が近寄らない仕掛けがあるとか。
地図には何も書かれていないなら、ガイアの門が開いた後に作ったとか。
もしかして、転移ゲートが有ったりしてな。」
転移ゲートなんて魔法世界の王道だが、グリムも知らないし、そんな文献すら見つけられなかった。
地下道とかの方が現実的だろうな。もう一度、地図を確認する。
「大森林周辺の遺跡を巡るとして、ざっと14ヶ所だね。
運が良ければ何か発見が有るかもしれない。」
今後について相談する為、OZのメンバーに浩司との話をすると
「そうか、ついにガイアに手を付けるのか。
俺達の準備は出来ている。何時でも出発可能だ。」
ガラの言葉にOZのメンバーが頷いていた。
色々と意見が出ると思っていたが、あっさりと同意してくれた。
「元々、OZは遺跡を回り、世界中の食事を楽しむ事が目的だからな。
今回は大森林の周辺の遺跡だろ。問題ない。
ついでに、4本指に一泡吹かせられるなら楽しそうじゃないか。」
ガラは楽しそうに言っているが、結構危険な話でもある。
「何か見つけられれば良いと思っているけど、安全第一だからね。
深追いせず、出来る範囲で動くだけにするつもりだけど良いかな。
只の遺跡観光で終わるかも知れないし、危険に陥るかもしれない。」
本当に分かっているのかな。するとレオが
「大丈夫だ。既に4本指とは戦うつもりでいる。
それに只の観光になっても、何か新しい食べ物に巡り合えるかもしれないしな。
それだけでも、行く価値が有ると思っているよ。」
と言ってくれる。4本指について何も無くても、新しい発見が有るかもしれない。
「どっちに転んでも良いじゃねぇか。このOZのメンバーでの旅なら喜んで参加させて貰うぜ。」
アルの言う通り、皆との旅なら楽しめるだろうな。
「多分、2,3ヶ月の日程になると思います。
ヨーゼフ殿の店で使用する食器作りは終わらせる必要が有りますね。
後は、ラグテルの町とブルネリ公爵、バラン将軍に有る程度の説明をしては如何でしょう。
その方が、安心して頂けると思いますよ。」
エチゴさんの言う通り、やる事を終わらせて、迷惑を掛けている人に説明をしてからだ。
周囲への説明は皆に任せ、俺は食器作りに集中する事にした。
ただ、それぞれ酷い環境で生き抜いてきたのか、2人ともボロボロの状態だったらしい。
来る前の話も、一切せず、2人に従う人も無かった。
神殿の治安部隊で活動していたムーサーが、アブラム個人の専属護衛となった理由も分からない。
全てが始まりし場所については、以前に知らない事を確認したので、代わりに地図を見ながらリッチの知らない遺跡に印を付けてみた。
結構な数が上がったが、南の大森林の方に多くある。
大森林には『ガイア』という町の名前が記述されている。
「やはり、ガイアなのかな。
天地見聞録に書かれた『ガイアの門』『全てが始まりし場所』
大森林が怪しいよね。」
ただ、2000年前から大森林は凶暴な魔獣が居て、人が決して近付ける場所では無かったらしい。
そんな所に勇者達やアブラム、ムーサーが行ったとは考えにくい。
「安全に通れる道が有るんじゃないか。
地下道とか、魔獣が近寄らない仕掛けがあるとか。
地図には何も書かれていないなら、ガイアの門が開いた後に作ったとか。
もしかして、転移ゲートが有ったりしてな。」
転移ゲートなんて魔法世界の王道だが、グリムも知らないし、そんな文献すら見つけられなかった。
地下道とかの方が現実的だろうな。もう一度、地図を確認する。
「大森林周辺の遺跡を巡るとして、ざっと14ヶ所だね。
運が良ければ何か発見が有るかもしれない。」
今後について相談する為、OZのメンバーに浩司との話をすると
「そうか、ついにガイアに手を付けるのか。
俺達の準備は出来ている。何時でも出発可能だ。」
ガラの言葉にOZのメンバーが頷いていた。
色々と意見が出ると思っていたが、あっさりと同意してくれた。
「元々、OZは遺跡を回り、世界中の食事を楽しむ事が目的だからな。
今回は大森林の周辺の遺跡だろ。問題ない。
ついでに、4本指に一泡吹かせられるなら楽しそうじゃないか。」
ガラは楽しそうに言っているが、結構危険な話でもある。
「何か見つけられれば良いと思っているけど、安全第一だからね。
深追いせず、出来る範囲で動くだけにするつもりだけど良いかな。
只の遺跡観光で終わるかも知れないし、危険に陥るかもしれない。」
本当に分かっているのかな。するとレオが
「大丈夫だ。既に4本指とは戦うつもりでいる。
それに只の観光になっても、何か新しい食べ物に巡り合えるかもしれないしな。
それだけでも、行く価値が有ると思っているよ。」
と言ってくれる。4本指について何も無くても、新しい発見が有るかもしれない。
「どっちに転んでも良いじゃねぇか。このOZのメンバーでの旅なら喜んで参加させて貰うぜ。」
アルの言う通り、皆との旅なら楽しめるだろうな。
「多分、2,3ヶ月の日程になると思います。
ヨーゼフ殿の店で使用する食器作りは終わらせる必要が有りますね。
後は、ラグテルの町とブルネリ公爵、バラン将軍に有る程度の説明をしては如何でしょう。
その方が、安心して頂けると思いますよ。」
エチゴさんの言う通り、やる事を終わらせて、迷惑を掛けている人に説明をしてからだ。
周囲への説明は皆に任せ、俺は食器作りに集中する事にした。
23
あなたにおすすめの小説
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
令和日本では五十代、異世界では十代、この二つの人生を生きていきます。
越路遼介
ファンタジー
篠永俊樹、五十四歳は三十年以上務めた消防士を早期退職し、日本一周の旅に出た。失敗の人生を振り返っていた彼は東尋坊で不思議な老爺と出会い、歳の離れた友人となる。老爺はその後に他界するも、俊樹に手紙を残してあった。老爺は言った。『儂はセイラシアという世界で魔王で、勇者に討たれたあと魔王の記憶を持ったまま日本に転生した』と。信じがたい思いを秘めつつ俊樹は手紙にあった通り、老爺の自宅物置の扉に合言葉と同時に開けると、そこには見たこともない大草原が広がっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる